アスクルの2021年5月期連結業績は、売上高が前期比5.4%増の4221億5100万円で過去最高を更新した。
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2021年5月期業績
セグメント別の売上高は、BtoB事業が前期比4.9%増の3451億9200万円、BtoC事業は同8.3%増の685億8800万円、ロジスティクス事業とその他は同5.1%増の83億円。
BtoB事業は、中小企業の顧客を中心に手指消毒液やマスク、使い捨てグローブやパーティションなどの感染対策商品に対する需要が増加、売上高は堅調に推移した。
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BtoB事業の売上高と営業利益
また、eコマース需要の増加による梱包資材などのMRO商材、取扱商材数890万アイテム超のロングテール商材の売上高も伸長した。
BtoC事業では、「サイバーサンデー」「超PayPay祭」といったソフトバンクやヤフーとの連携強化により販促策で成長性が加速。このうち「LOHACO」の売上高は、前期比8.7%増の528億5800万円だった。
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BtoC事業の売上高と営業利益
ロジスティクス事業とその他では、エコ配が連結から外れた影響を、当期から新たにグループ会社となった西湘運輸の連結効果および3P事業の伸長によりカバーし、増収を達成した。
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ロジスティクス事業・その他事業の売上高と営業利益
2022年5月期の連結売上高は、前期比1.9%増の4300億円を予想している。BtoB事業の売上高は前期比1.8%増の3513億円、BtoC事業の売上高は同2.3%増の702億円、ロジスティクス事業とその他の売上高は、同1.6%増の85億円を計画している。
なお、増減率は2021年5月期から「収益認識に関する会計基準」等を適用したと仮定した場合の前期比となる。
アスクルは2022年5月期から2025年5月期の4年間の経営方針として、中期経営計画を策定した。中期経営計画の最終年度である2025年5月期には、連結売上高5500億円、連結営業利益率5%、連結株主資本利益率(ROE)20%の実現をめざす。
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オリジナル記事:アスクルのBtoB売上は4.9%増の3451億円、「LOHACO」などBtoC売上は8.3%増の685億円
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