トランスコスモスが手がける通販ブランド「日本直販」は2月5日から、「ラムちゃん等身大フィギュア」のテレビ通販を始めた。
「日本直販」の顧客層は60代以上が中心。インフォマーシャル型などのテレビ通販では、高齢者向けの健康グッズやサプリメント、生活雑貨、日用品などが売れ筋となるケースが多く、テレビショッピングでフィギュアを販売するのはめずらしい。
今回、トランスコスモスが高齢者層にフィギュアを販売するのには、綿密に設計された戦略がある。
「ラムちゃん」は、週刊少年サンデー(小学館)で1978~1987年の間に長期連載された人気マンガ「うる星やつら」(作:高橋留美子)のヒロイン。テレビ化もされ、「うる星やつら」のファンは多い。
50~60代のシルバー世代はマンガやアニメに触れて育った世代で、アニメなどに対する拒否反応は少ないとトランスコスモスは判断。
また、アニメやマンガのグッズはネット通販で販売されることが多いが、テレビ通販ではあまり見かけることはない。こうした背景をもとに、テレビを頻繁に視聴し、資産を多く持つシルバー世代に向けて高価格帯のフィギュアを販売することにした。
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100万円もの価格で販売する「ラムちゃん等身大フィギュア」
販売価格は100万円。限定50体の限定販売。
「日本直販」はもともと、テレビショッピングの総通が展開していた通販ブランド。2012年に総通が民事再生法の適用を申請したところ、トランスコスモスが新設子会社(トランスコスモスダイレクト、後に日本直販に商号変更)を通じて通販事業を譲り受けた。
トランスコスモスは2015年、日本直販を吸収合併した。
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オリジナル記事:「日本直販」が100万円の「ラムちゃん等身大フィギュア」をTV通販、シニア層に向け販売
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