Webページの表示をわざと遅くしたらCVRはどうなる? ありえないA/Bテストの結果大公開

ユーザーによってわざと表示を遅くするという禁断のA/Bテストを実施したところ、本当に1秒遅くなるごとにCVRが約0.8%低下する結果が得られました。「Webページの表示が遅くなるとCVRが○%下がる」よく耳にするフレーズですが、なかなかお目にかかれない実証データを紹介します。
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「Webの表示が遅くなるとCVRが低下する」は本当?

Webの表示速度についてよく耳にするフレーズを、自社のブログサイトで実際に検証してみました。

訪問ユーザーを次の5つのセグメントに分け、ページの表示までにわざと待ち時間を設けます。

  • 待ち時間 4秒
  • 待ち時間 3秒
  • 待ち時間 2秒
  • 待ち時間 1秒
  • 待ち時間なし

例えば待ち時間なしの場合、一瞬だけローディング画面が表示されますが、目的のコンテンツがすぐに表示されます。

待ち時間4秒の場合は次の通りです。

 

それぞれのセグメントで、ページの精読率(ページの半分以上、スクロールされたか)をコンバージョンとして計測しました。

待ち時間が1秒長くなるごとに精読率が0.8%低下・4秒で約3.8%の差

結果として待ち時間が伸びるとCVRが低下する関係は、当社のブログにおいても成立しました。

待ち時間が1秒のびるとCVRが約0.8%ずつ低下

実験について詳しくは当社のブログ記事をご覧ください。

Webの表示が速ければ収益が改善する。身をもって確かめた禁断のA/Bテスト大公開

憶測よりデータを

ユーザーをないがしろにする実験で不快に感じるかもしれません。しかし当社にとっても重要なテーマであるため、憶測ではないデータを収集すべく、約2週間の期間限定で断行しました。

しかし多くの企業にとっても表示速度の改善、あるいは速度の維持に対して投資効果が不透明です。そのため対応が後回しになり、現実的にユーザーは待たされ続けています。

あなたの会社でもこのようなA/Bテスト、一考の価値はないでしょうか。

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