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2014年11月の調査に続き世界企業番付「GLOBAL500」2014年版(米経済誌フォーチュン)に掲載された500社の企業サイトを、当社が独自に調査しました。その結果、レスポンシブデザインに対応する企業が35社増加しました。また新たにレスポンシブデザインに対応した企業の約4割がスマートフォン専用サイトをレスポンシブデザインに変更。同年4月調査から11月調査の期間では、スマートフォン専用サイトからレスポンシブデザインへの変更が約3割であったことから、レスポンシブデザインを選択する傾向がさらに顕著になったことがわかりました。
世界主要企業サイトのマルチデバイス対応状況
世界主要企業サイトのマルチデバイス対応状況と対応方法(第1回、第2回、第3回調査との比較)
マルチデバイス対応は、2013年11月の調査から連続して増加。ほぼレスポンシブデザインの増加によるものであることが分かった。
世界主要企業サイトの地域別マルチデバイス対応状況と対応方法内訳
欧州、北米を除く地域では、マルチデバイス対応率は4割に満たない。
レスポンシブデザインがアジア、欧州、北米で増加、欧州、北米では過半数を大きく上回る。アジアでは、前回に続きレスポンシブデザインが大きく増加し、今後欧州、北米と同様に、スマートフォン専用サイトを逆転すると見られる。
世界主要企業サイトの国別マルチデバイス対応状況と対応方法内訳(対象企業が10社以上ある国)
国別のマルチデバイス対応率は、前回に続きアメリカ、オランダが最も高く7割を超え、スイス、ドイツが続く。
レスポンジブデザインはフランス、イギリス、オランダ等欧州各国で割合が高い。前回からの増加率は、中国、日本、ドイツが高かった。
スマートフォン専用サイトの割合は、中国、韓国で高く、増加率も高いことがわかった。
世界主要企業サイトの業界別マルチデバイス対応状況と対応方法内訳
マルチデバイス対応は13業界中12業界で増加、特に化学・素材/複合企業が著しく増加した。通信/複合企業/建設・不動産・その他サービスでマルチデバイス対応率が高く、通信/複合企業は約8割に達した。
レスポンシブデザインは、ほぼ全業界で増加、特に化学・素材/運輸は前回比200%を超えた。対応率内訳では、複合企業/医薬が高い。スマートフォン専用サイトは大半の業界で減少または横ばいとなり、レスポンシブデザインがマルチデバイス対応の主流として定着したことが伺える。
レスポンシブデザインとは
PC、タブレット、スマートフォンなど、様々なデバイスに最適化したWebサイトを、単一のファイルで実現する制作手法。デバイスごとに専用サイトを制作する必要がないため、更新作業の簡略化や更新漏れの防止が期待できるほか、検察エンジン等への内容が重複した異なるURLの出現を防ぐことができる。
- 世界主要企業マルチデバイス対応調査2015年5月版
- 調査内容:フォーチュン(FORTUNE) 「GLOBAL500」2014年版に掲載された企業の公式サイトのレスポンシブ/スマートフォン対応状況
- 調査方法:PC/スマートフォンによる目視調査
- 調査期間:2015年5月12日~5月15日
- 調査対象サイト数:500サイト
世界主要企業マルチデバイス対応調査2015年5月版の詳細データは、以下のサイトで公開しています。
http://at21.jp/web/topic/topic19.html
国内主要企業マルチデバイス対応調査2015年5月版を6月4日に公開予定です。
株式会社あとらす二十一
http://at21.jp/
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