セミナーでは、まず、ドイツ最高の研究機関であるマックスプランク協会が設立した創薬支援ベンチャー Lead Discovery Center(LDC)の事業開発部長マティアス・シュタイン=ゲルラッハ氏が同社による創薬支援について講演。実際の事例をもとに、創薬分野での起業には複雑な課題が存在するが、適切なパートナーを見つけることで克服できると話しました。
続くパネルディスカッションでは、日本を代表するベンチャーキャピタル(VC)4社(Beyond Next Ventures、ファストトラックイニシアティブ、AN VENTURES、京都大学イノベーションキャピタル)のベンチャーキャピタリストと中山教授、シュタイン=ゲルラッハ氏がパネリストとなり「日本におけるVCの活動とVC主導によるカンパニークリエーションの実際について」をテーマに討論を展開。「日本のアカデミアの基礎研究のレベルは米国と遜色ない。違いはビジネスを視野に入れているかどうか」、「事業化に向けては、とにかくいろいろな人の話を聞いてみることが大事である」などの意見が出されました。