noteが全職種にAIコードエディタ「Cursor」導入、非エンジニアも開発への参加が可能に

マーケティング、人事、カスタマーサクセスなどあらゆる職種の社員がAIと共に開発に挑戦

小島昇(Web担編集部)

7:01

メディアプラットフォーム「note」を運営するnoteは、12月から全社員がAIコードエディタ「Cursor(カーソル)」を自由に利用できる新制度を導入したと12月8日に発表した。エンジニアの開発職だけでなく、マーケティングや人事、カスタマーサクセスなどあらゆる職種の社員が、AIと共に開発に挑戦できる環境を整えた。業務効率化に加えて新たなアイデアやサービスの創出につなげるとしている。

noteがAIコードエディタ「Cursor」を自由に利用できる新制度を導入

Cursorは、PC上の任意のファイルやフォルダに対してAIエージェントが自律的にタスクを実行できるAIコードエディタ。複雑な作業を分析・処理できる。マーケティング分野ではデータ分析ツールから取得したデータを読み込ませて基本的な集計や仮説の抽出を自動化でき、アイデア出しなども効率的に実行できる。労務では複数の社内規定をもとにした社員からの問い合わせ回答案を作成できる。

カスタマーサクセスでは記事データの分析・レポート化、フィードバック資料を自動生成でき、編集・コンテンツ制作では記事作成前の情報収集や参考資料の作成に活用できる。noteは新しい技術を使って課題を解決できる環境が重要と考え、非エンジニア職も参加する社内ハッカソンを定期的に開催。メルマガ作成ツールなど業務課題を解決するアプリを短時間で開発してきた。AIエージェントの活用方法に関する教育プログラムも提供する。

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