マネーフォワードが「マネーフォワード AI確定申告」(β版)提供、申告内容を自動生成

初のAIネイティブプロダクト、AI-OCRが領収書を自動解析、判定理由も明示して安心感も

小島昇(Web担編集部)

7:03

クラウド会計サービスのマネーフォワードは、AI(人工知能)を活用して確定申告を作成する「マネーフォワード AI確定申告」(β版)を11月25日から提供を始めると同日発表した。同社初のAIネイティブプロダクトで、AIがユーザーに代わって必要書類の内容を解析して申告内容を作成する。申告内容のチェックと書類提出だけで確定申告を完結できる新しいユーザー体験を提供する。


『マネーフォワード AI確定申告』(β版)を提供開始

領収書をアップロードすると「AI-OCR」が読み取り、生成AIが申告内容のデータを自動で作成する。取引ごとに「交際費」や「交通費」などのカテゴリを表示して判定理由を確認できるので、会計知識に不安でも判定のロジックを理解しながら申告準備できる。トライアルで無料提供のβ版では領収書の自動読み取り・申告内容の自動作成の「AIおまかせ領収書整理」機能と、AI解析結果の表示、収支や純利益の自動計算が利用できる。

AIが申告作業の大部分を担い、従来プロセスを劇的に効率化する。確定申告の初心者や会計知識に自信がなくても簡単に楽に終わらせられるので、心理的負担や作業時間を大幅に削減できる。今後は源泉徴収票、保険料・医療費控除書類に対応し、金融サービスとの連携機能も追加する。なお、確定申告書の作成機能は含まれていないので、確定申告書の作成・提出は「e-Tax」や「マネーフォワード クラウド確定申告」などの利用が必要になる。

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