日本テレビ放送網の持ち株会社、日本テレビホールディングス(HD)は、日本テレビ系列の基幹局、札幌テレビ放送、中京テレビ放送、読売テレビ放送、福岡放送の4社が2025年4月1日に経営統合する、と11月29日発表した。4社の持ち株会社となる「読売中京FSホールディングス(FYCSHD)」を設立する。系列のネットワーク体制の強化を目的にしている。
FYCSHDは4社の共同株式移転で設立し、4社それぞれに100%ずつ出資する形となる。現在は、日本テレビの持ち分比率が札幌テレビ30.0%、中京テレビ24.5%、読売テレビ16.1%、福岡放送16.9%だが、FYCSHDには日本テレビHDが20.0%以上出資する。FYCSHDは資本金1億円で日本テレビタワーに置き、社長には日本テレビHDの石澤顕社長が就任する。
人口減少やメディアの多様化、ライフスタイルの変化など民間放送事業を取り巻く環境が厳しさを増す中、4社はFYCSHDの下で各局の個性を生かしながら、規模のメリット拡大や効率化を進め、経営基盤を安定させる。併せて、新事業への積極的な投資や海外でのビジネス展開など、放送エリアやテレビの枠を超えた事業拡大と持続的な成長を目指す。
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