SalesforceがSlackの新機能発表、AIエージェント向け新UIで統合し、業務を効率化

CRMデータをAIが操作するビジネス基本システムに統合、会話型UIと目的特化AIで活用

CRM(顧客関係管理)ソリューション事業の米国Salesforceは、ビジネス用チャットツール「Slack」の新機能を9月16日(米国時間)に発表した。企業が持つ知識やデータ、AI(人工知能)エージェント、アプリ、自動化機能を、AIが操作するビジネスオペレーティングシステム(ビジネスの基本システム)に統合する。SlackとSalesforceのデータを統合した会話型インターフェースで、目的に特化したAIエージェントと協力して作業できる。

SlackでSalesforceのCRM業務を遂行でき、AIもサポートしてくれる

日本法人のセールスフォース・ジャパンが10月3日に公表した。「Agentforce in Slack」はAIエージェント向け新ユーザーインターフェース(UI)によってSlack上でデータと会話したり、インサイト(洞察)を得たり、タスクを実行したりできるようになる。Adobe、Anthropic、Cohere、Perplexityなどのパートナー企業が提供するAIエージェントやAIアシスタントを、Slackに特化した安全なUIを介してやり取りできる。

SalesforceのCRMレコードから、商談やケース、カスタムオブジェクトなどのCRMデータを安全に取得し、対応するSlackチャンネルに表示する。CRMデータとSlack上の会話を橋渡しする統一された環境で進捗状況を追跡したり、知識を共有したり、顧客をサポートしたりできる。Slackの機能強化には、検索と自動化に特化したAI機能や、あらゆるユースケースや事業部門の生産性を向上させるテンプレートが含まれている。

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