イタリアの広告技術企業MAFが日本法人設立、オファーウォール「MyChips」事業展開

ポイ活市場の拡大やポイントサービスの競争激化を受けて新たなリワード広告を提案

山川 健(Web担 編集部)

2024年8月13日 7:01

イタリアの広告技術企業、MAFは、日本法人のMAF Japanを7月末に設立した、と8月9日発表した。広告案件を通して自社のユーザーにポイントが付与できる導入型広告チャンネル(オファーウォール)「MyChips」の事業を展開する。日本でのポイント活用(ポイ活)市場の拡大や、ポイントサービスの競争激化を受け、新たなリワード広告を提案する。

リワード広告は、広告視聴やアプリのダウンロードなどの条件を満たすと、ポイントをはじめ報酬(リワード)が発生する広告。MyChipsは、ポイントサービスを導入・強化を進める企業向けのシステムで、さまざまな企業のポイ活戦略を支援する。大手経済圏の共通ポイントとの提携だけでなく、独自ポイントを使う場合に利用しやすい設計という。

企業が自社サービス内にバナーやアイコンを追加することで連携可能なソリューションを提供。ユーザーIDがあるメディアやアプリを運営していれば容易に導入できる。自社のポイントシステムがなくてもMyChipsを利用するとポイント機能の追加が可能。広告主から広告費を得ながらユーザーにポイントを付与するため、付与の負担も抑えられる。

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

今日の用語

エコーチェンバー
「エコーチェンバー」(Echo Chamber。エコーチャンバー)とは、「似たような意見・思想を持った人たちがコミュニティを形成した結果、意見が偏ってしまう現象」を指す。もともとは音響用語で、録音などで残響が強く残る“残響室”の意味だった。 SNSなどで自分と似たようなユーザーや好ましいと感じるユーザーばかりをフォローした結果、目にする投稿が世間一般・全世界で肯定されている意見と思い込んでし 用語集 を見てみる