確定申告の時期となり、国税庁の詐欺サイトが急増の可能性?【詐欺ウォール調べ・2023年12月度】
携帯キャリアを装う詐欺サイトが増加、Amazonのフィッシングも倍増。
2/16 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
セキュリティソフト「Internet SagiWall」(詐欺ウォール)を提供するBBソフトサービスは、2023年12月度のインターネット詐欺リポートを発表した。詐欺ウォールを利用しているユーザーのアクセス数値を集計し、詐欺サイトの動向を分析した内容となっている。
SoftBankの詐欺サイトが2023年12月に急増
それによると、2023年12月における「詐欺ウォールによる詐欺サイト検知数」は527万9,699件で、前月から140万件近く減少した。
フィッシングサイトをブランドで見ると、「Softbank」18.66%が1位。「Amazon」12.67%がそれに続いた。また8位に「au」3.11%が入り、通信キャリアを装う詐欺の拡大が目立った。SoftBankは2023年9月以降の報告数は少なかったが、12月に入り急増。フィッシングサイトのランキングでも1位となった。
その他では、定番の「えきねっと」「ETC利用照会サービス」も引き続き上位だ。マイナポイントやマイナポータルのフィッシング詐欺の増加が目立つ。
カテゴリ別で見ると、通信キャリアを装う詐欺がほぼ20倍に増加。ECサイト、ポータルサイト、株・証券サイトも増加傾向が見られる。またAmazonも実数ベースで倍増している。さらに確定申告の時期が近づいているため、国税庁の詐欺サイトなどが増加する可能性があるという。
調査概要
- 【調査対象】公的機関などから提供された詐欺サイトURL
- 【調査方法】詐欺ウォールを利用しているユーザーのアクセス数値を集計(Windows版:3.3.0 / macOS版:3.5.0 / Android版1.7.0 / iOS版3.2.0.4。および以上)
- 【調査時期】2023年12月6日、12月15日
- 【調査URL数】計166件
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