確定申告の時期となり、国税庁の詐欺サイトが急増の可能性?【詐欺ウォール調べ・2023年12月度】

携帯キャリアを装う詐欺サイトが増加、Amazonのフィッシングも倍増。

セキュリティソフト「Internet SagiWall」(詐欺ウォール)を提供するBBソフトサービスは、2023年12月度のインターネット詐欺リポートを発表した。詐欺ウォールを利用しているユーザーのアクセス数値を集計し、詐欺サイトの動向を分析した内容となっている。

SoftBankの詐欺サイトが2023年12月に急増

それによると、2023年12月における「詐欺ウォールによる詐欺サイト検知数」は527万9,699件で、前月から140万件近く減少した。

詐欺サイト検知数リポート推移

フィッシングサイトをブランドで見ると、「Softbank」18.66%が1位。「Amazon」12.67%がそれに続いた。また8位に「au」3.11%が入り、通信キャリアを装う詐欺の拡大が目立った。SoftBankは2023年9月以降の報告数は少なかったが、12月に入り急増。フィッシングサイトのランキングでも1位となった。

その他では、定番の「えきねっと」「ETC利用照会サービス」も引き続き上位だ。マイナポイントやマイナポータルのフィッシング詐欺の増加が目立つ。

フィッシングサイトブランドランキング

カテゴリ別で見ると、通信キャリアを装う詐欺がほぼ20倍に増加。ECサイト、ポータルサイト、株・証券サイトも増加傾向が見られる。またAmazonも実数ベースで倍増している。さらに確定申告の時期が近づいているため、国税庁の詐欺サイトなどが増加する可能性があるという。

フィッシングサイトカテゴリ別構成比
(5ポイント以上上昇したカテゴリ:黄色、5ポイント以上減少したカテゴリ:灰色)

調査概要

  • 【調査対象】公的機関などから提供された詐欺サイトURL
  • 【調査方法】詐欺ウォールを利用しているユーザーのアクセス数値を集計(Windows版:3.3.0 / macOS版:3.5.0 / Android版1.7.0 / iOS版3.2.0.4。および以上)
  • 【調査時期】2023年12月6日、12月15日 
  • 【調査URL数】計166件
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

インフィード広告
広告の種類。ネイティブ広告の 1 種。コンテンツが時系列に表示されるタイムライン ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]