CMS「Movable Type」の新バージョン「8」のソフト版出荷とクラウド版提供を開始

シックス・アパート、これまでの「7」継承しながら機能の強化・改善などを実施

ブログ・CMS(コンテンツ管理システム)と関連サービス事業のシックス・アパートは、同社のCMSプラットフォーム「Movable Type」の新バージョン「Movable Type 8」のソフト版出荷とクラウド版提供を11月1日に始めた、と同日発表した。大幅な刷新ではなく、これまでの「7」継承しながら機能の強化・改善を行うとともに役割を終えた機能を廃止した。

新機能・改善点は、共有プレビュー機能、ブロックエディタ機能、管理画面の多要素認証機能など。共有プレビュー機能は、従来のプレビュー機能を強化し、社内外の関係者による確認を容易にした。CMSのアカウントがなくても共有プレビューリンクから閲覧でき、コンテンツを編集・再保存しても同じリンクで見られる。閲覧用のパスワードも設定可能。

ブロックエディタはブロックを組み合わせるように見出し、本文、画像要素が編集できる機能。内容やデザインに応じてサイトごとに独自の「カスタムブロック」も作成可能。コンテンツを制作する際に複雑なHTMLを書くことなく、簡単に意図通りの表現が実現する。管理画面の多要素認証機能はサインインのセキュリティ強化が目的。2要素認証に対応する。

Movable Type 8 は長期間の継続利用を想定。クラウド版は3カ月に1回リリースし、機能追加や機能改善を実施する。ソフト版のリリースは1年ごとで、2年に1回LTS(長期サポート)版を提供する。ライセンス体系は7と同じとなり、価格の変更もない。ソフト版は1インストール・ユーザー無制限で9万9000円(税込み)、クラウド版は月額5500円(同)からなど。

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