マクロミルが「Amazon Ads」で「タグレス広告効果測定ソリューション」を提供開始

「Amazon DSP」と「Fire TV広告」でAmazon Adsとマクロミルのサーバーを連携して計測

小島昇(Web担編集部)

2022年5月16日 7:01

マーケティングリサーチ事業のマクロミルは、広告効果の計測で一般的なタグ設定せずに計測する「タグレス広告効果測定ソリューション」を「Amazon Ads(広告)」で提供する、と5月12日に発表した。国内のAmazon Adsで、「Amazon DSP」(ブラウザとアプリ)と、「Fire TV広告」でタグレス計測が可能になる。Amazon Adsとマクロミルのサーバーサイドで連携して計測する。

 

Amazon Adsは、ディスプレイ広告や動画広告をAmazonサイト内外に向け配信できるサービス。Fire TV広告は、ストリーミングメディアプレーヤーのFire TV画面のUI上に表示される広告配信サービス。マクロミルが保有するアンケートパネルで広告への接触判定をした上でアンケートを実施できるので、Amazon DSPとFire TV広告でブランドや商品の認知が高まったかを調べる「ブランドリフト効果」を検証することができる。

広告の計測・解析に用いるタグの設置や、「3rd Party Cookie」を利用したデータ取得がプライバシー保護の高まりで難しくなり、効果の高い持続的なマーケティング活動のためには、従来の手法に代わる広告効果測定が必要になっていた。マクロミルは、Amazon Adsのタグレス広告効果計測ソリューションだけでなく、今後も時代に即してプライバシー配慮を前提とした広告効果測定手法を模索し、開発していく。

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

今日の用語

エコーチェンバー
「エコーチェンバー」(Echo Chamber。エコーチャンバー)とは、「似たような意見・思想を持った人たちがコミュニティを形成した結果、意見が偏ってしまう現象」を指す。もともとは音響用語で、録音などで残響が強く残る“残響室”の意味だった。 SNSなどで自分と似たようなユーザーや好ましいと感じるユーザーばかりをフォローした結果、目にする投稿が世間一般・全世界で肯定されている意見と思い込んでし 用語集 を見てみる