Dropboxが動画の共同作業をサポートするツール「Dropbox Replay」のベータ版を公開

使い慣れた編集ツールと連携、動画の保存・共有から視聴、承認のプロジェクト管理も

オンラインストレージサービスの米国Dropbox(ドロップボックス)の日本法人、Dropbox Japanは、動画のコラボレーションツール「Dropbox Replay」のベータ版を公開した、と10月21日に発表した。Dropboxへの動画の保存や共有のワークフロー(業務の流れ)に組み込んで使える。分散したチームメンバーの質問やリクエストなどフィードバック(評価)の収集や管理、対応が1カ所ででき、動画を使った共同作業がスピードアップする。

動画に注釈やコメントを書き込んでフィードバック

Dropboxやパソコン上の動画を簡単に追加して高画質なプレイヤーで視聴する。ワンクリックでリンクを作成してチームメンバーやクライアントと人数制限なしで動画を共有できる。共有相手にDropboxアカウントは不要。動画フレーム(静止画像の1コマ)単位でコメントや注釈を残せるので、指摘対象を正確に把握できる。ライブレビュー機能で参加者全員が同じ場面を同じタイミングで視聴する試写室をバーチャルに再現できる。

フレーム単位のフィードバックを参照しながら動画を編集

コメントは動画のバージョンごとに保存され後から確認でき、解決済みのフィードバックにマークを付けて対処漏れをなくせる。映像クリエイターが使い慣れた動画編集ソフトの「Adobe Premiere Pro」や「Design DaVinci Resolve」、アプリの「LumaFusion」やクラウドの「WeVideo」と連携する拡張機能も用意。動画のアップロードやフィードバックの確認を編集ツールから直接でき、ソフトやアプリを何度も切り替える必要がない。

バージョン管理が可能

動画制作のプロジェクトの進捗を管理する機能も備える。プロジェクトフォルダで目的のファイルをすぐに見つけることができ、Replayのリンクを関係者に共有して承認を求めることができる。承認を得るために動画を圧縮してメールに添付する手間はない。ステータス設定でレビューが必要か、作業進行中か、承認が済んだかが一目で分かる。過去のバージョンを管理しながら新しいバージョンをアップロードすることができる。

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