ブランディングオートメーションスタートアップのZeBrandが日本向けサービス提供を開始
ブランディングのオートメーションプラットフォーム事業の米国ZeBrand(本社・ニューヨーク)は、AI(人工知能)と独自のアルゴリズムを用いたブランディングサービスの一部を、日本企業向けに日本語サポートで始める、と8月31日に発表した。ブランディングのステップを簡易化して、日本からグローバル展開を目指すスタートアップや中小企業、大企業の新規事業部門向けにサービスを展開する。
日本語版Webサイトで日本語フォントの選定や、海外経験のあるブランドストラテジストやデザイナーによるブランドコーチングサービスを行う特別パッケージを用意した。ブランド戦略からブランドDNA構築フレームワーク、企業文化や独自性の創出、デザインやブランドガイドラインまで生成する。コーチ陣による45分間の1on1オンラインセッションなど、包括的なブランディングプロセスのサポートを日本語で提供する。
既存の紙やPDFのブランドガイドラインをオンライン化するブランディングのDX(デジタル変革)も支援。オンラインブランドガイドラインでは独自のアルゴリズムでロゴやフォント、写真、カラーパレットなどのブランディング要素の最適な組み合わせやデザインを自動生成する。ブランドアセットマネジメントでは、ロゴやフォント、Webサイトテンプレート、各種SNS、Zoomで利用可能なアイコンや画像ファイルなどを一元管理する。
ZeBrandは、フォントメーカーのモリサワの新規事業から2019年10月にスピンオフして米国で設立したスタートアップ。一部の大企業だけがエージェンシーを通じて利用してきたブランド戦略構築からアセット管理などのサービスを、ブランディングやデザインの知見とテクノロジーを掛け合わせて提供してきた。世界5万5000以上の起業家やスタートアップ、中小企業、大企業の新規事業を支援し、今後は日本の国内需要にも応えていく。
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