サイバーエージェントとNTT Comが業務提携して「次世代スマート広告プラットフォーム」提供

小売流通企業のDX推進を支援、アプリや店頭のサイネージを広告媒体に活用して新たな収入源に

山川 健(Web担 編集部)

2021年8月27日 7:02

インターネット広告事業のサイバーエージェントとNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、小売流通企業のDX(デジタル変革)推進に向けた業務提携を結んだ、と8月26日発表した。両社の強みを生かして「次世代スマート広告プラットフォーム」などのソリューションを展開。小売流通企業のアプリや店頭サイネージなどを広告媒体に活用し、広告を小売流通企業の新たな収入源にする。

小売流通企業の広告事業への参入が世界で注目される一方、国内で進んでいないことから、両社が提携して収益化を支援する。小売流通企業は同プラットフォームを導入すると、必要なノウハウやリソースの不足が解消できる。実施する事業は①「顧客の購買体験」をデジタル活用で向上させる小売流通企業のDX推進②アプリ・店頭サイネージなどを活用した新たな広告事業収入の確立。

業務提携のイメージ

①は、AI(人工知能)を使って商圏や購買履歴などのデータから顧客の興味・関心や生活シーンに合わせた最適な広告を配信して顧客の購買体験を向上させるなど、各種DXソリューションを提供する。②は、小売流通企業のアプリや店頭のサイネージなどに最適な広告を配信し、小売流通企業が広告事業収入を得られるビジネスモデルを創る。両社は同プラットフォームの提供拡大を目指す。

両社の役割
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