夏本番直前! 激戦区「缶入りレモンサワー」で連想されたブランド1位は?【ネオマーケティング調べ】
「エボークトセット調査」(想起集合調査)で商品・ブランド名の上位を確認。
2021/7/2 16:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
ネオマーケティングは、「缶入りレモンサワー」をテーマにした“エボークトセット調査”の結果を発表した。缶入りレモンサワーを月に1回以上飲用している1,000人を対象に調査を実施している。
エボークトセットとは、「想起集合(Evoked Set)」のこと。生活者はさまざまなブランドを知らず知らずのうちに分類し、頭の中で類型化しており、「○○を買おう!」を思ったときに、実際には「すべての該当商品から」ではなく「頭の中のセット」から選んでいることが多い。「エボークトセット調査」は、個別ブランドではなく、こうしたセット=エボークトセットそのものに焦点を当てた調査となっている。
エボークトセットでは、段階に沿ってブランドが大きくわかれる。
- 前提 入手可能集合(すべてのブランド)
- 認知 知名集合(知っているブランド、○○と聞いて思い浮かぶブランド)
- 興味 処理集合(よく知っているブランド)
- 行動 想起集合(○○を買う際に選択肢に入るブランド)
- 推奨 推奨集合(他人に勧めるブランド)
トップ3ブランドについて、消費者の持っているイメージが明らかに
今回の調査では、「缶入りレモンサワー」カテゴリーにおけるエボークトセットでは、知名集合・推奨集合では「コカ・コーラ檸檬堂」が1位に、想起集合では「キリン氷結」が1位となった。ブランド3位としては「サントリーこだわり酒場のレモンサワー」がランクインしている。
これらのブランドをあげた理由を、ユーザーローカルのテキストマイニングツールで分析し、ワードクラウドで表すと、「檸檬堂」は、商品名にも入っている「レモン」というワードの出現率が高いとともに、「選べる」というワードが出現している。アルコール濃度の数値ではなく「カミソリレモン」「鬼レモン」といった商品名で商品バリエーションを表示していることが、「キリン氷結」との差別化につながっていると考えられる。
調査概要
- 【調査対象】缶入りレモンサワーを月に1回以上飲用している人
- 【調査方法】ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式でエボークトセット調査を実施
- 【調査期間】2021年5月19日~21日
- 【有効回答数】1,000人(性年代ごとの回答割合を加味した上で回収割付。一部男性20代と女性70代を補填)
- 【グラフの表記方法】
- 青グラフ:それぞれのブランドにおける回答総数を表示。知名集合・想起集合・推奨集合、それぞれにおいて集計。
- 黄グラフ:それぞれのブランドが第一想起された回答数を表示。知名集合・想起集合・推奨集合、それぞれにおいて集計。
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