アドビが「Adobe Commerce Cloud」と「Magento Commerce」を「Adobe Commerce」に統一

買収後の統合を一層推進、オープンソース版のブランディングとサポートはこれまで通り

米国アドビ日本法人のアドビは、米国本社が「Adobe Commerce Cloud」とライセンス版「Magento(マジェント) Commerce」の2つのデジタルコマースブランドを「Adobe Commerce」として正式に統一すると4月21日に公表した、と5月10日発表した。Magento Commerceはオープンソースの電子商取引プラットフォームで、米国アドビが2018年5月に買収した。

Magento Commerceは米国Magentoが開発し、世界の多くの電子商取引サイトで利用されている。米国アドビの買収によって、さまざまな業種へのサービスが可能になった。米国アドビは買収後、製品のロードマップを加速させ、営業、マーケティング、製品の各チームを同社のマーケティングソリューション「Adobe Experience Cloud」事業部に編入した。

今回さらに統合を進めるため、現行の2つのブランドをAdobe Commerceのブランドに統一する。Magento Commerceには無償のオープンソース版と有償版があり、統合するのは有償版。オープンソース版のブランディングとサポートはこれまでと変更はない。世界的なMagentoコミュニティの組織「Magento Association」と基本方針は引き続きサポートする。

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