サイバーエージェントが効果的な検索連動型広告文を自動生成する「極予測TD」を提供開始

AI活用して数億超の全ての検索キーワードに応じ、広告配信効果を事前予測して自動生成

インターネット広告事業のサイバーエージェントは、AI(人工知能)で効果のある検索連動型広告のテキストを自動生成するサービス「極予測TD(キワミヨソクティーディー)」の提供を始める、と5月22日に発表した。広告文を自動で作る「広告テキスト自動生成AI」と、配信効果を事前予測する「効果予測AI」(5月15日発表)を組み合わせて運用する。

これまでの検索連動型広告は、継続的な広告テキストの変更や改善施策は一部の重要なキーワードだけにしかできなかった。「極予測TD」では新開発の「広告テキスト自動生成AI」で数億を超える検索キーワード全てに自動で検索連動型広告のテキストを自動生成し、キーワードごとに品質スコア(QS)を向上させる施策を継続的に実施する。

従来の広告自動生成システム「AITD」より精度の高いシステムを目指して、AI研究開発組織の「AI Lab」とAI事業本部で開発してきた。さらに全ての検索キーワードで「効果予測AI」を併用し、現在配信中で最も効果が出ている既存テキストと新テキストの効果予測値を競わせ、予測値が既存1位より上の新テキストだけを納品し、広告配信する。

同社は、5月15日に提供を始めた広告効果があった場合だけクリエイティブ制作費が必要になるサービス「極予測AI(キワミヨソクエーアイ)」と今回の「極予測TD」の提供を通じて、広告クリエイティブの多様性と予測精度をさらに向上させる研究を進め、広告効果の最大化を追求していく。

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