企業サイトのWebユーザビリティ、評価ランキング1位は前年に続き「KDDI」【トライベック調べ】
トップ5には変化無し。一方6位以下でB2B企業が躍進するなど、大きな変動が見られた。
2020/1/31 11:00 調査/リサーチ/統計
トライベック・ストラテジーおよび子会社のトライベック・ブランド戦略研究所は、「Webユーザビリティランキング2020企業サイト編」を発表した。全15業界・150サイトについて、5つの評価軸(全99評価項目)で評価を行っている。
5つの評価軸(全99評価項目)
- アクセス性
- サイト全体の明快性
- ナビゲーションの使いやすさ
- コンテンツの適切性
- ヘルプ・安全性
なお、今年度の調査では、ターゲット別サイトやLPが増えていることを受け、「検索エンジンでの表示をリッチにし、サイト流入の前から情報の分類を明示することで、よりユーザーに選択のしやすさを提供できているか」「自動応答などのAIを用いたお問い合わせ・FAQを安心して利用できるか」といった項目を追加したとのこと。
トップ5には変化無し、一方6位以下に大きな変動
調査の結果、1位~5位の企業は前年と同様、1位「KDDI」、2位「UQコミュニケーションズ」、3位「大同生命」、4位「au」、5位「中外製薬」となった。一方、6位以下の顔ぶれは大きく変わり、6位「日本通運」、7位「日本電産」というB2B系企業が大きくジャンプアップした。
スコアで見ると、全体の平均点は71.57点(2019年:70.69点)で前年より上昇。これに対し、KDDIは90.58点と高スコアをマークしている。全体的にスコアが上がっており、1位から150位までの点差も縮まりが見られたという。こうした変化は、各社がサイトのUX/CXに注力していることの表れと言えるだろう。
同社の分析によると、CXファーストのユーザビリティ設計、快適なアクセスに向けた取り組みの結実、サポート強化に向けたAIなど新技術のさらなる導入拡大、といった動向が見られたという。
調査概要
- 【調査対象】「総合電機・ITサービス」「精密機器・電子部品」「情報通信」「機械・部品メーカー」「自動車・自動二輪」「医薬品」「化学・繊維・印刷」「鉄鋼・金属・材料」「銀行・クレジットカード」「証券・保険」「商社・流通・小売」「食品・飲料・生活用品」「建設・不動産・住宅」「鉄道・運輸」「電力・ガス・エネルギー」の全15業界において、売上上位の国内主要企業
- 【調査期間】調査は2019年9月上旬から11月下旬にかけて実施しました。
- 【調査方法】トライベック・ブランド戦略研究所のユーザビリティアナリストが、3人1組のチームでサイトを評価
- 【対象企業・ブランド数】150サイト
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