トレジャーデータの「TREASURE CDP」に顧客の行動を元にした予測リードスコアリング機能を追加

トレジャーデータは、「TREASURE CDP」に顧客の行動を元にした予測リードスコアリング機能を追加すると2/14発表した。

トレジャーデータは、カスタマーデータプラットフォーム「TREASURE CDP(トレジャーシーディーピー)」に新たに、顧客の行動をもとに、見込み顧客の特定を機械学習で自動化する「予測リードスコアリング」機能を追加すると2月14日に発表した。

新機能について、米国トレジャーデータ社最高技術責任者(CTO)太田一樹氏から説明があった。

米国トレジャーデータ社最高技術責任者(CTO)太田一樹氏

新機能の予測リードスコアリングとは?

多くのビジネスにおいて、2割のロイヤル顧客が売上の8割を上げている。にもかかわらず、ロイヤル顧客とそうでない顧客へ均等に労力を割かざるを得ない状況に企業は置かれている。

「TREASURE CDP」には、オンラインデータだけでなくオフラインのPOSデータや入店データも保存できる。こういった膨大なデータから、コンバージョン済みのデータをAIが学習し、予測モデルを生成し、コンバージョンする可能性のある顧客を自動的に予測できるようになる。

新機能の予測リードスコアリングをまとめると次の通りだ。

  • コンバージョン済みのデータを元にプログラムが機械学習する
  • スコアリングモデル(切り口/評価軸)を自動的に作成する
  • リード情報をスコア化し、未来にコンバージョンする可能性の高い見込み顧客を予測できる
解説図:予測リードスコアリング

さらに、太田氏はエンタープライズレベルセキュリティを強化するとも発表した。

解説図エンタープライズレベルセキュリティを強化する

新機能追加の背景

「TREASURE CDP」に新機能を追加するに至った背景を米国トレジャーデータ社最高経営責任者(CEO)芳川裕誠氏は次のように述べた。

米国トレジャーデータ社最高経営責任者(CEO)芳川裕誠氏

過去15年でFortune500にランクインした企業のうち約52%が入れ替わっている。彼らに共通するのは、デジタルから得られるデータを活用した顧客体験を提供しているかいなかだ。

現在、120兆件以上もの顧客データをトレジャーデータは預かっている。データを保管するだけの「DMP」ではなく「CDP」というカスタマーデータプラットフォームとして、データをさらに、顧客エンゲージメントを理解に活用できるようにしていくことが必要だ。

今まで、顧客にまつわるデータ(ヒトデータ)とIotなどから生まれるデバイスデータ(モノデータ)は別々に保管されていた。それらを統合することで、ビジネスイノベーションが起こると考えている。そのためエンタープライズ向けのソリューションを強化していく。そのひとつとして、予測リードスコアリングを新機能として追加したのだという。

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