マーケティングオートメーション(MA)市場規模は2016年度は6割増の108億円、今年度は5割増の予測【ITR調べ】

ITRはマーケティングオートメーション(MA)の市場規模推移および予測を発表した。

ITRはマーケティングオートメーション(MA)を提供するベンダー26社への調査に基づく、市場規模の推移と今後の予測を発表した。

2016年度(2017年3月期)の市場規模は107億7,000万円で、前年度から60.7%増と大きく伸長した。ITRではこの背景として「同製品・サービスを導入した企業の成功事例が増えたことで、ベンダーの訴求力が高まった」と指摘している。

2021年度には現在の2.5倍に。BtoC向けが牽引

マーケティングオートメーション(MA)市場の今後について、2017年度は前年度比50.4%増の162億円、2021年度には270億円まで成長すると予測している。

またITRではこの市場を、法人間で行われる取引のマーケティング活動を支援する「BtoB向け」市場(グラフの濃い青)と、法人と個人消費者の間で行われる取引のマーケティング活動を支援する「BtoC向け」市場(同、薄い青)に分けて算出している。

2015年度の2016年度の比較では、BtoB向け市場の56.7%増に対し、BtoC向け市場は同63.1%増となり、BtoC向けがより大きく成長。今後も同じ傾向が続くと予測している。

ITRの三浦竜樹シニア・アナリストは「マーケティングオートメーション(MA)は、デジタルマーケティング施策の効果をより高めるため、従来のメールやWebコンテンツだけでなく、Web接客やLINEなどの新たなチャネルへの対応ニーズが高まっています。また、AI/機械学習を活用したセグメンテーションの精度向上や、顧客に最適なサービスを最適なチャネルで提供するパーソナライゼーション機能が強化されるなど、市場はさらに活性化していくものと見られます」とコメントしている。

調査概要

  • 【調査対象】マーケティングオートメーション(MA)を手がけるベンダー26社
  • 【調査方法】対面調査(直接訪問による聞き取り)
  • 【調査時期】2017年10月~12月
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