ネット広告のブランドセーフティ担保ソリューションを40か国語対応、インテグラル・アド・サイエンス

地域によっては最大8.6%の広告が「不適切なコンテンツ」だと判断されたコンテンツと並んで表示される可能性

安田英久(Web担 編集統括)

2017年5月10日 20:36

米インテグラル・アド・サイエンス(IAS)は、オンライン広告のブランドセーフティのために同社が提供するソリューションが40か国語に対応したことを5月10日に発表した。

同社のブランドセーフティーソリューションは、オンライン上に潜むリスクのあるコンテンツや不適切なコンテンツへの広告掲載を防ぎ、ブランドを保護する包括的なソリューションとして2009年に開発された。

広告掲載面の品質を検証することで、企業の出稿する広告が不適切なコンテンツにあわせて掲載されることをブロックするもので、プログラマティック・バイイングにおいても、あらかじめターゲットに設定した層に対して効果的にリスクを取り除くことができるとしている。

同社のサービスでは、データサイエンスやエンジニアリング、言語の専門知識をもとに、次のようなコンテンツ分類それぞれに対して、「低」「中」「高」「最高」の4つのリスク基準を設けている。

  • アダルト
  • アルコール
  • ギャンブル
  • ヘイトスピーチ
  • 違法ダウンロード
  • 違法薬物
  • フェイクニュース
  • 不快な表現

同社が2016年の下半期に行った調査では、地域によっては最大8.6%の広告が「不適切なコンテンツ」だと判断されたコンテンツと並んで表示される可能性があったことを明らかにしている。

同社では、今回アラビア語からベトナム語まで40か国語に対応したことにより、インターネットユーザーの99%近くをカバーできるようになり、複数の国や言語で広告キャンペーンを展開する企業のマーケティング担当者に役立つとしている。

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