Facebook、買い物へとスムーズに移行できる新型広告「コレクション」発表、日本でも数か月以内に利用可能

世界各国で順次展開され、日本でも数か月以内にすべての広告アカウントで利用可能になる

池田真也(Web担 編集部)

2017年3月27日 16:10

Facebookは3月23日(米国時間)、新しい広告フォーマット「コレクション」を提供開始した。世界各国で順次展開され、日本でも数か月以内にすべての広告アカウントで利用可能になる。

コレクション広告は、商品を見つけやすくするメインビジュアル(動画または静止画)と、その下に表示される4枚の商品画像によって構成される広告フォーマット。広告がタップされるとフルスクリーン表示に切り替わり、最大50枚の商品画像を表示してWebサイトやアプリに誘導できる。

コレクション広告
コレクション広告の掲載イメージ。画像はアディダスの先行導入事例

また、Facebookはフルスクリーンで展開される広告フォーマットの効果について、より詳細な情報を提供するための新指標「アウトバウンドクリック」のテストを数週間以内に開始する。Facebook内から、最終的にFacebook/Instagram以外のサイトやアプリに移動した回数を計測することで、より正確な広告効果測定を実現する。

コレクション広告は、すでにアディダス、トミー ヒルフィガーといったブランドが導入しており、動画と商品カタログを組み合わせた広告によって成果を上げている。

アディダスは、Z.N.E.シリーズの新作および関連商品の販売促進にコレクション広告を活用し、5.3倍の広告費用対効果(ROAS)を達成。また、トミー ヒルフィガーも、昨秋のキャンペーンでコレクション広告を活用し、広告費用体効果を2.2倍向上させたという。

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