サイカ、テレビCMやオンラインの広告効果を統合分析する「マゼラン」を正式リリース

最適な予算配分を提案する機能を備え、各種データはリアルタイムで分析可能

統計テクノロジーのサイカは、マーケティング担当者向けの統合分析ツール「XICA magellan(サイカマゼラン)」を9月20日に正式リリースした。同社は統合分析ソリューションの開発・推進において2016年3月に電通と業務提携しており、同ツールはSMBCコンシューマーファイナンスやDMM.comラボなど一部の企業に先行導入されていた。

同ツールは、統計分析の手法を駆使することにより、リスティングやディスプレイなどのオンライン広告だけでなく、ソーシャルメディアや動画、さらにテレビやラジオ・雑誌などcookieでは追い切れないオフライン広告まで、あらゆるマーケティング施策のプロモーション効果を総合的に可視化できることが特徴。

バラバラのデータを統合し、データ同士の影響度を可視化できる
バラバラのデータを統合し、データ同士の影響度を可視化できる

プレスリリースや競合の状況、天候などの外部要因を分析に取り込むこともでき、マーケティングにかかわるさまざまなデータの関係性を見ながら正しいカスタマージャーニーを把握可能。リスティング広告やFacebook広告などの各種データはAPI接続によって自動的に収集され、リアルタイムで分析が行われる。

統合分析によって導かれた各広告施策の効果をもとに、プロモーション予算の最適な配分案を算出する機能も備える。配分案は、日々の運用に落とし込むための予実管理ダッシュボードで提供される。これにより、全体最適の観点で費用対効果の最大化を支援する。

ダッシュボード画面のイメージ
ダッシュボード画面のイメージ

契約はプロジェクト単位で、年間契約の一括払い。利用料金は同社へ問い合わせとなるが、2016年中に申し込むとツールを利用する前に必要な2か月間の導入支援サポートが無料となる。

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