電通の「ジャパンブランド調査」で日本の好きなところは「伝統文化」「食」「自然」

好意度が最も高いのはベトナムと台湾、日本でやりたいことの1位は「日本食を食べる」

電通は、顧客企業のマーケティング活動支援を目的に毎年実施している「ジャパンブランド調査」の2015年の結果を6月22日発表した。日本に対する好意度が最も高い地域は2年連続のベトナムと、前年5位の台湾だった。日本の好きなところ(複数回答)は「伝統文化」「食」「自然」の順となった。日本でやりたいことの1位は「日本食を食べる」で「自然・景勝地観光」「史跡・歴史的建造物観光」と続いた。

日本への好意度が高いベトナムは好きなところが「日本人の勤勉さ」、台湾は「日本食」だった。日本食を食べることに興味がある層の購入・飲食意向は「寿司」「刺身」「天ぷら」「ラーメン」のスコアが高かった。日本で行きたい場所は「東京」がトップ。東アジアでは「北海道」や「沖縄」が東京を上回るケースもあった。興味・関心がある日本の物事は「日本食」「旅行」「温泉」など観光関連が多い。

一方、サブカルチャーやコンテンスに関するスコアが大きく下がり、前年に年トップ3に入っていた「日本のファッション」がアジアを中心にダウンし、今回はトップ10入りしなかった。日本が優れている製品カテゴリーは「自動車、バイクなどの輸送機器」や「TV、オーディオなどのAV機器」だが、日本製品で興味がある分野は「医薬品」「化粧品」などで、従来の強みとは異なるカテゴリーが上位に来ていた。

調査は中国(北京・上海)、香港、韓国、台湾、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、豪州、米国、カナダ、ブラジル、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシアの20~59歳の中間所得層以上にインターネットで4月17~27日に行った。サンプル数は各200で計4000。今回は前年の18ヵ国・地域から対象を増やし、設問内容も広げた。調査の詳細を顧客企業に提供する。

電通
http://www.dentsu.co.jp/

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