野村総研、テレビ番組についての視聴実態調査で「録画を含めた視聴」はリアルタイム視聴の約1.21倍
ジャンル別で録画視聴の割合が高いのは海外ドラマで2.04倍、日本のドラマは1.63倍
2014/4/22 23:51 調査/リサーチ/統計
野村総合研究所(NRI)は、3月、国内の5エリアを対象に、地上波とBS放送のテレビ番組についての視聴実態調査を実施。4月22日調査結果を発表した。リアルタイム視聴に加え、録画して後から見る分を加えた「録画を含めた視聴」の割合は、録画をしないリアルタイム視聴の1.21倍であることが分かった。ジャンル別では、録画視聴する人の割合が高いのはドラマで、海外ドラマは2.04倍、日本のドラマは1.63倍だった。調査は3月3~16日に、北海道、関東、中京、関西、九州に居住する男女に対し、インターネットを利用して実施。有効回答数は5089だった。
録画を含めた視聴の割合が高いのは、ドラマのほかアニメ(1.75倍)と映画(1.74倍)だった。録画せずリアルタイムで見る割合が高いのはスポーツ(1.11倍)、情報番組(1.06倍)、ニュース(1.02倍)だった。性別、年代別では録画している割合に大きな差はなかった。また、エリア別でも大きな差はなかった。地上波とBS放送を比較すると、録画を含めた視聴の比率がBS放送では2.02倍と高かった。ジャンルとしてはアニメが3.53倍、映画が2.89倍と高い数値となった。日本のドラマは1.65倍で地上波と同程度の水準だった。録画した番組を、タブレットやパソコンなどテレビ受像機以外の機器で見る割合は4.9%で、タブレットやパソコンなどで録画番組を楽しむライフスタイルが徐々に広がっていることが分かった。
野村総合研究所
http://www.nri.com/jp/
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