mediba、スマートフォン実態調査で「Android」と「iPhone」ユーザーに大きな差

Androidユーザーは実用アプリを中心ダウンロード、アプリ内広告にも肯定的

KDDIのポータルサイト「au one」を中心に広告・リサーチ事業などを展開するKDDI系のmedibaは、スマートフォンの利用実態と広告意識に関する調査を実施し、結果を2月3日発表した。「Android」搭載端末ユーザーと「iPhone」ユーザーを比較したところ、両者の間に大きな差が見られた。Android端末ユーザーは、デジタルリテラシーが高いとされる20~49歳男性の比率が高く、実用アプリを中心ダウンロードし、アプリ内広告に対して肯定的だった。

ユーザーの男女比は、Android端末が男性82%、女性18%、iPhoneはそれぞれ51%、49%。Android端末は圧倒的に男性が多かった。平均年齢はAndroid端末が35.3歳、年代は男性20~34歳が35.3%、同35~49歳が32.1%で、この2つの層だけで7割近くになる。iPhoneは平均年齢32.1歳、年代は女性20~34歳が30.6%と最多で、男性35~49歳の20.3%と続く。

ダウンロードしたことがあるアプリのジャンルは、Android端末が天気(71.2%)、ゲーム(67.7%)、ニュース(66.6%)の順なのに対し、iPhoneは、ゲーム(88.4%)、写真・画像加工(58.8%)、グルメ・レシピ(56.1%)。Android端末ユーザーはiPhoneユーザーと異なり、天気、ニュースといった実用性アプリのダウンロード率が高かった。

アプリ内広告については、広告が気にならないとする層がAndroid端末は無料アプリで25.1%、有料アプリで19.8%だったが、iPhoneはそれぞれ19.9%、14.6%。Android端末ユーザーの方がiPhoneユーザーより広告をポジティブに考えていた。

調査は、スマートフォンを利用する15~59歳の男女を対象に、スマートフォンのアプリ内広告枠からアンケートサイトに誘導する方法で2010年10~11月に行った。Android端末ユーザー697人、iPhoneユーザー301人が回答した。

mediba
http://www.mediba.jp/

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