日経BPコンサルが主要自治体サイトのユーザビリティ調査、新潟県が1位を獲得

RSS利用による新着情報配信などでインタラクティブポイントが増

マーケティング・リサーチの日経BPコンサルティングは、主要な自治体65サイトのユーザビリティ(使い勝手)を評価した「都道府県・政令市サイト ユーザビリティ調査」を実施、その結果を2月22日に発表した。それによれば、最も使いやすいサイトは新潟県で、100点満点中85点を獲得した。また、総合スコアの全体平均は58.49ポイントで前回と比べて1.5ポイント向上した。政令指定都市が都道府県の平均を上回っているが、その差は0.56ポイント。前回3.03ポイントと比べ、大きく差が縮まる結果となった。

調査ではトップページの使いやすさ、ナビゲーションの統一、音声ブラウザ対応、サイト利用者との接点、個人情報保護方針などについて5つの診断軸を設け、細目を含め計59項目を審査した。調査期間は2009年11月中旬から2010年1月中旬。

総合スコアは1位が新潟県で85点、2位が京都府で80点、3位が佐賀県で80点、4位が静岡県で79点、5位が名古屋市で77点だった。
各カテゴリの全体平均では、サイト利用者との接点に関する「インタラクティブ」の得点が10点満点中8.62ポイントと飛びぬけて高く、前回調査時と比較して0.86ポイント増で伸び幅も最も大きかった。一方、個人情報保護方針に関する「プライバシーとセキュリティ」は4.95ポイントと低い水準で、前回より0.17ポイント低下した。インタラクティブではRSSなどの整備による新着情報配信の普及がポイント増につながったという。

調査結果の詳細は、2月24日に報告書として同社から発売された。価格は5万2500円(税込)。

日経BPコンサルティング
http://consult.nikkeibp.co.jp/

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