NECがデジタルサイネージ事業を強化し統合ブランドを「PanelDirector」として展開

コンテンツ作成支援からサービス提供まで各メニューを月額使用料で順次提供開始

NECは、デジタルサイネージ事業強化のため、統合ブランドを「PanelDirector(パネルディレクター)」として、デジタルサイネージ・サービスソリューションの提供を開始する、と7月1日発表した。PanelDirectorは、同社の顔認識や視認効果測定などの技術を活かし、コンテンツ作成支援から配信、サービス提供までを行うデジタルサイネージトータルサービスソリューションのブランド。簡易設置用一体型から数千台の大規模システム可能な端末提供、配信基盤、ネットワーク提供、プロモーション・コンテンツ作成支援、業種向け専用サービス構築・運用など、ニーズに合わせたソリューションメニューを月額使用料で7月から順次提供開始する。

同社独自の顔認識技術や高精度の視認効果測定技術を活用した進化するコンテンツ提供が可能なことが特長。さらに視聴者の年齢層、性別、滞留時間やディスプレイとの距離などコンテンツへの興味の度合いを高い精度で測定収集する「視認効果測定サービス」、測定結果の分析を踏まえた効果的なコンテンツ作成を支援する「プランニングサービス」をオプションで提供する。コンテンツ企画(Plan)、コンテンツ表示(Do)、視認効果測定(Check)、測定結果分析や改良案検討(Act)といったPDCAサイクルで継続的にコンテンツの改善を図る仕組み作りを支援する。

ラインナップは、サイネージ配信基盤、端末提供、プロモーション・コンテンツ作成支援、業種向け、ネットワーク提供の各サービス。サイネージ配信基盤は、デジタルサイネージを利用するために必要なパネル管理、配信管理、コンテンツ管理、スケジュール管理、システム運用監視などの基本機能を提供。端末提供では、汎用ディスプレイから専用端末まで各種端末を用意。プロモーション・コンテンツ作成支援としては、視認効果測定、プロモーション企画、コンテンツ作成支援などをオプションで提供する。

業種向けでは広告、ホテル、学校、病院、公共、金融など業種ごとの使用シーンでニーズの高い専用アプリケーションサービスを提供。ネットワークサービスは、同社のIT・ネットワーク技術や運用ノウハウによって各通信事業者のサービスから最適な組み合わせの回線サービスを提供し、機器のレンタル、監視・運用・保守をカバーする。

PanelDirectorは、Panelに表示されるコンテンツを効果の高いコンテンツにDirect(方向付け)し、デジタルサイネージで企業の競争力やノウハウを強化するサービスソリューションの意。同社は、PanelDirectorで今後、商品の評判や人・物の動線分析情報、温度・天気などの情報との連携によるコンテンツ強化、NGN、WiMAX、LTEなど最新のネットワーク特性に合わせたコンテンツの配信提案を進めていく考え。

NEC
http://www.nec.co.jp/

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