アウンコンサルのSEO市場規模予測、2008年は約130億1000万円で29%の成長

SEM(検索エンジンマーケティング)のアウンコンサルティングは、検索エンジンマーケティングの手法、SEO(検索エンジン最適化)の市場規模予測を1月7日発表した。2008年のSEOの国内市場規模は約130億1000万円で、前年の試算を上回る29.3%の成長を記録した。SEOの認知、理解向上によって大手企業だけでなく、中小企業もSEO業務を専門業者に委託したことが要因。試算は、報道資料やレポートによる動向調査や、業界関係者へのヒアリング、同社の独自調査などで収集した情報を基に行った。

市場規模の内訳をみると、成功報酬型で業務委託を行うアウトソーシングの流れが加速し、アウトソーシングが前年比65%増の44億6千万円に達した。外部に委託しないで企業内でSEO業務を完結させるインハウスは、書籍や有料セミナーのニーズに加え、ディレクトリ登録などリンク対策の重要性の認識が進んだことから前年比18%増の67億5000万円。インハウスはアウトソーシングに比べて商材単価が低く中小企業が中心だったが、大企業でもインハウスの傾向が見られるようになってきた。また、外部業者が製作したソフトを自社サイトに適用するツールのカテゴリーも、簡便性から前年比9%増の18億円となった。

今後については、2009年のSEO市場規模を155億円と予測。2012年には230億円規模に成長すると見ている。アウトソーシングは、今後も大企業を中心に継続的な発注が進み、2011年まで年間10~20%程度の成長が続くと試算。また、海外展開を図る企業や訪日外国人の増加などで、多言語でのSEO サービスの利用が高まると予想。モバイルでも企業サイトの増加や検索精度の向上などの環境面・技術面の整備に伴って、SEOニーズが高まる、という。

アウンコンサルティング
http://www.auncon.co.jp/

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