そのまま会議に出せる!Facebookネタ:タイムラインの新レイアウト、リーチ数減少の真相など
本連載の特徴 「Facebookの仕様がまた変わっている!」「いつの間にこんな機能が?」……そんなWeb担当者をフォローすべく、最新のFacebookネタを厳選して紹介していく(月1回連載)。
記事内容のポイントをまとめたPowerPointファイルは、自由に転載・コピー・共有・配布できます。会議の資料として、社内の勉強会で、部内の情報共有に、ぜひご自由にお使いください。
※PowerPointファイルの最終ページに記載されている「利用上の注意」に従ってください。
今回の内容
- Facebook、タイムラインの新たなレイアウトをテスト導入中!
- Page Post Adのモバイルでの表示形式が変更!
- App Centerに検索機能を追加、アプリ検索連動型広告への第一歩か?
- Facebookページにグローバル化対応ページが登場
- 原因はエッジランクだった……Facebookでのリーチ数減少の真相があきらかに!!
- 知って得する!Facebook小ネタ集
ネタ1Facebook、タイムラインの新たなレイアウトをテスト導入中!
Facebookは米国時間10月31日に、タイムラインの新たなレイアウトのテストを開始しました(現時点では一部ユーザーのタイムラインのみ)。
新レイアウトによる変更点
- 投稿コンテンツの掲載幅が広がります。
- 投稿コンテンツはすべて左側に1列で表示されます(アクティビティや友達の表示はこれまで通り右側になります)。
ブランド・企業のFacebookページへの影響
現在は、一部のユーザー向けに新ページレイアウトでテスト中とのことです。ただ、テストの結果次第では、個人のタイムラインで反映、その後企業ページにも反映されることも考えられます。
※参照元サイト:CNET JAPAN Inside Facebook
ネタ2Page Post Adのモバイルでの表示形式が変更!
日本時間11月9日より、スマートフォンにおけるFacebook広告「Page Post Ad」の表示形式が変更されました。
Facebook広告「Page Post Ad」とは?
利用目的 | 投稿に対するエンゲージメント向上/新規ファンの獲得 |
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特長 | 広告上で投稿に対するアクション(いいね!、コメント、シェア)ができるとともに新規ファンの獲得にも活用できる。 |
表示対象 | 過去の投稿 |
掲載個所 | PC→右側の枠&ニュースフィード モバイル→ニュースフィード |
今回の変更点
今回の変更対象は、スマートフォン上での見え方のみとなります。変更前と変更後の広告のキャプチャを参照してください。
※PC画面における表示方法の変更は、今のところありません。
変更による影響
- いいね!、コメント、シェアをたくさん集めることができ、投稿のエンゲージメントが上がりやすくなります。
- ファンになる動線がわかりにくくなったため、ファンの獲得率が低下し、ファン獲得単価が2~3倍程度に上昇している例もあります。
ファンの獲得単価高騰への考えられる対応
- まずは、新しいPage Post Adにおけるファン獲得単価の推移を確認します。
- その結果を受けて、スポンサー記事等、他の広告種類への予算配分変更などを検討します。
ネタ3App Centerに検索機能追加,アプリ検索連動型広告への第一歩か?
Facebookは米国時間11月1日、キーワード検索機能をApp Centerに追加しました。
検索機能の追加による影響
これまでは、カテゴリを選択してアプリを探していましたが、検索機能の追加により、手軽に目的のアプリを探せるようになりました。
導入される検索連動型広告サービス
Facebookが近い将来App Centerにて、検索連動型広告サービスの提供を開始することもあり得るかもしれません。その場合、広告主は広告を表示させたいキーワードを選定、オークション方式で入札し、最高額を入札した広告を優先的に表示する、というリアルタイム入札方式を採用すると考えられます。
検索連動型広告を使ってできること
たとえば、カメラ編集アプリを提供している広告主は、ユーザーが“カメラ”と検索したときに、無数のカメラ編集アプリのなかから、最上位に自社アプリを表示させ、ユーザーにインストールを促せます。
※参照元サイト:ITmedia
ネタ4Facebookページにグローバル化対応ページが登場
Facebookは米国時間10月17日に、言語の違うファンを持つブランドや企業向けに、Facebookページのグローバル化対応を発表しました。
Facebookがグローバル化対応ページを用意した経緯
- Facebookの抱えていた課題
これまでのFacebookページは、制作された言語で表示されており、海外のファンが見てもページの内容がわからない状態でした(日本語で制作された場合、日本語でのみ表示されるため)。
- その解決策
グローバルページを用意して海外のユーザーが来ても母国語に翻訳して表示できるようにしました。
※何カ国語まで翻訳できるかは、未確認
グローバルページと各国ページの関連性
グローバルページにより統合される項目
- ファン数
- URL
- ページインサイト
どんなときに使うのか?
- 世界中に顧客がいるものの、日本語のFacebookページしか運営しておらず、今後海外向けのFacebookページを検討している場合。
- 各国にFacebookページが存在しており、ファン数を統合して多く見せたい場合。
グローバルページを作成することによるメリットとデメリット
- メリット
ファン数が多いページと見せられる(表向きはファンが多い=人気のあるページと思わせられる)。
各国のFacebookページの制作や運用にかかる作業を削減できる。
- デメリット
グローバルページ単体のインサイトが確認できない。
※グローバルページのインサイトでは、各国のFacebookページの数値をすべて含んで確認できるようになる。
申請方法
「広告ソリューション: お問い合わせページ」より問い合わせが可能。
※参照元サイト:TechCrunch
グローバルページを活用した事例
ネタ5原因はエッジランクだった……リーチ数減少の真相があきらかに!!
9月後半から国内外で多発していたFacebookページのリーチ数落ち込みについて、海外SNSニュースサイトにて、その原因となる“エッジランク計測アルゴリズム”の変更に関する解説がありましたので、ご紹介します。
突然のリーチ数減少
9月20日より世界的に減少していたFacebookページのリーチ数に関して、米国最大手マーケティングコンサルタントOglivyは、「Facebookが9月20日にエッジランクのアルゴリズムを変更した」と報告しました。
原因はエッジランク計測アルゴリズムの変更
今回のアルゴリズム変更で、投稿コンテンツのエンゲージメントがさらに重要視されるようになったとのことです。そのため、エンゲージメントの低いページのリーチ数が下がる一方で、エンゲージメントの高いページのリーチ数は伸びる傾向にあるそうです。
そもそもエッジランクとは?
ニュースフィード上に流れてくるコンテンツを選定するFacebook独自のアルゴリズムです。親密度(Affinity Score)、重み(Weight)、時間(Time)の3要素から構成されています。エッジランク計測の結果ユーザーにとって重要でないと判断された投稿は、ニュースフィードには流れない仕組みになっています。
より重要視されるユーザーとのエンゲージメント
リーチを下げないために、これまで以上に投稿のエンゲージメントを企業のFacebookページは意識する必要があります。これまで投稿してきたネタを振り返り、エンゲージメントの高かった投稿の傾向を分析し、その要素を今後の投稿に取り入れていくことが、リーチを高めるための1つの対応策になると思います。
※本調査データ
さまざまな規模のファン数を持つ3,000のFacebookページを対象に、米国時間9月20日の前後1週間のリーチを計測。
※参照元サイト:Inside Facebook Simply Zesty メンバーズコラム
ネタ6知って得する!Facebook小ネタ集
Facebookモバイルで「シェアボタン」機能を追加
PCのシェア機能と同様、ユーザーはモバイル上のシェアボタンを押すことで、友達やFacebookページの投稿をシェアできるようになりました。シェア機能はすでにFacebookモバイルアプリ、モバイルブラウザともに導入済みです。
※参照元サイト:Tech Crunch
「Facebookページのフィード」
ユーザーがいいね!を押したページのみを表示できる新機能「Facebookページのフィード」がニュースフィード左側に導入されました。
クリック後のページでは、いいね!を押したページからの最新投稿がページに表示され、友達の情報は表示されなくなります。
『そのまま会議に出せる!Facebookネタ』連載3回目でしたが、いかがでしたでしょうか? 本コラムでは、今後もFacebookを中心とした最新かつ重要な情報を発信していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
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