グループサイトやサテライトサイトからコンバージョンにつなげる ―― リマーケはドメインをまたぐ
リマーケティングはドメインをまたぐことが可能
自社サイト以外に、グループサイトやサテライトサイト(メインのサイトとは別に運営されている細分化されたサイト)を持っているなら、シナリオ設計の対象範囲に、それらのサテライトサイトも検討に入れたい。リマーケティングは、ドメインをまたいで活用することが可能だからだ。
例えば、ECサイトとは別に情報サイトがある場合、おそらく情報サイトからECサイトに誘導する導線を用意しているはずだ。Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを利用していれば、情報サイト経由での流入がビジネスに貢献しているかどうかも可視化できる。
そんな導線を補完するために、リマーケティングを活用できる。情報サイトの特定のページにリマーケティングタグを設置し、広告のリンク先URLをECサイトの特定のページに設定することで、情報サイトの訪問者をECサイトへ集めることができるのだ。
明確な目的を持って設置する
グループサイトやサテライトサイトを活用する際に特に注意したいのは、やみくもにリマーケティングタグを設置すればいいというものではないということだ。トラフィックが多いサイトがあるからという理由でリマーケティングタグを設置すると、ターゲットユーザーのリストがあいまいなものになってしまう。法則82で述べたように、「誰に」「何を」見せるべきかがぶれてしまわないように気を付けたい。
情報サイトを見たユーザーをECサイトに誘導する
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- 寳 洋平、岡本 典子、齊藤 康祐 著
- ISBNコード
978-4844332695 - インプレス
(書籍詳細情報)
この記事は、書籍 『新版 SEM:リスティング広告 Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』 の内容の一部を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。
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