架空のアパレルメーカー「リラアパレル社」を舞台にしたマンガ(登場人物紹介)と、
中国ECを豊富にてがけたセールス・インチャイナ株式会社のスタッフによる解説の2本立てでお届けします。
日本でEC(ウェブ担当)の経験がある人が、中国人(中国在住)をお客さんとするECを日本の会社から立ち上げ、実現し、成功に導く。そのために必要な知識をお届けしていきます。
架空のアパレルメーカー「リラアパレル社」の中国EC進出を進める長谷川佳子の挑戦を描くマンガと、中国ECを豊富にてがけたセールス・インチャイナ株式会社のスタッフによる解説の2本立てで、楽しみながら学んでいただけます。
マンガの登場人物とストーリー
長谷川 佳子
中堅女性カジュアルアパレルメーカー「リラアパレル社」に勤める。本ストーリーの主人公。32歳。
熊木 隆介
大手アパレル商社から5年前に独立。「リラレディス」ブランドを有するリラアパレル社の代表取締役社長。50歳。
佐々木 保
佳子の部下。社歴2年の25歳。
宮崎 愛
佳子の部下。社歴1年の23歳。
長谷川佳子は元服飾デザイナーで、現在は自社製品の売れ行きチェックのための小売店廻り、製造元の中国提携工場との折衝発注業務などを主な業務としている。
5年前、「自分の力を試したい」と独立を決意した現社長の熊木とともに大手アパレル商社を退職し、熊木が起業した「リラアパレル社」に入社した。
長谷川佳子は、20数名いる社員のなかで社長熊木にもっとも信用されているスタッフである。
リラレディス社は女性カジュアル分野において、自社ブランド「リラレディ」を5年間でそこそこ有名なブランドに仕上げた。一時は人気女性紙に何度も取り上げられるような人気もあり、小売店舗も全国各地に開店していったが、2008年の冬あたりから、急激に売り上げ、利益ともに下がってきた。日本国内での売上件数が伸びない、中国提携工場の仕入れ値が上がってきて今までのような利益が取れなくなってきたことや、業界全体の低価格合戦が原因であることは分かっているが、現状では打開する手立てがない。
手詰まり感、焦燥感を感じている社長の熊木隆介は、自社ブランド「リラレディス」の中国での販売を決意する。そして熊木が中国市場への切り込み隊長として任命したのは、もちろん一番信用している長谷川佳子である。
長谷川佳子は、現状受け持っている顧客をすべて部下の佐々木保、宮崎愛に任せ単身中国へ乗り込み、自社ブランド「リラレディス」の市場開拓を進めていく。「リラレディス」、そして長谷川佳子は中国で成功するのか否か!