■で、Twitterって、おもしろいの?
■で、Twitterって、おもしろいの?
M子「そもそも、これってなにがおもしろいんですか?」
「うーん、知人の近況を手軽に把握できることかな?」
M子「でも、それってmixiでもいっしょじゃないですか?」
「いや、mixiって、日記でしょ? 一日に何回も書くのは抵抗があるじゃん。それに比べてTwitterは、その瞬間の気持ちや状況を1行でつぶやくから簡単なんだよね」
M子「その瞬間の状況?」
「たとえば、お腹が空いた、とか」
M子「そんなの別に知りたくなくないですか?」
「けど、誰となしに『お腹が空いた〜』って言ってしまうことあるでしょ? けど、周りに人がいなかったら、独り言になってしまって、すごく寂しいじゃん」
M子「うーん、言いませんけど」
「そういうときに、『お腹が空いた〜』ってTwitterにつぶやくと『あ、僕も…』『私も!』みたいに誰かが共感してくれることがあるんだよね。そういうときが、けっこう楽しい」
M子「へぇ、あれかな。宛先のないメールみたいな感じ? ケータイの」
「ああ、そういう感覚は近いと思う」
M子「なるほど、この人たちの書き込みは、誰ともなしに書かれたメールなんだ」
「そうやって、複数のユーザーとやりとりするようになってくると、けっこう、自分の近況や心境を書いていくのも楽しくなってくるんだよね」
M子「ふーん。でもそれってmixiやブログとどう違うの?」
「ブログは、やっぱり、ちょっとまとまった文章になるから、身構えるじゃない。書くほうも読むほうも。それに比べて、Twitterはすごく気軽に始められるんだよね。『あー、お腹空いたなぁ』から始めてもいい」
M子「たしかに。日記とか書くのって昔から苦手だったしなあ」
「まずは始めてみるといいよ」
■筆者の複数アカウント使い分け術とは
M子「清水さんもTwitterをやってるんですよね。名前を教えてくださいよ」
「実は、アカウントを複数持っているんだよね」
M子「え? どういうこと?」
「僕は、かなり昔から使ってて、使い方も固定されてきていたんだけど、最近、またTwitterが流行しているらしくて、新しい読者が増えて来たんだ。そこで、アカウントを複数にして使い分けてるんだよね」
M子「そこまでするんですか?」
「うん。ちなみに一般用が『@shi3z_japan』、ふだん使ってるのが『@shi3z_now』、海外用が『@shi3z』って感じで3つある」
M子「海外用?」
「iPhoneの仕事や、昔の知人など海外で英語しか読めない友達や、iPhoneのアプリを使ってくれているユーザー向けに海外用アカウントを取ったんだ」
M子「へー。なにが違うの?」
「僕が英語でつぶやきを書いてるだけ」
M子「えー、英語できるんですか?」
「いや、できないけど。まあ、練習かな。これが一番フォロワーが少ない(笑)」
M子「フォロワーって?」
「僕のTwitterを登録してる人」
M子「他の2つは?」
「@shi3z_nowはふだん使う用で、これはほんとに『お腹空いた』とかを書いてる。@shi3z_japanはメインで、もう少し役立つ情報とか、絞って書いてる」
M子「なんで日本語が2つもあるんですか?」
「もともと1つだったんだけど、僕の発言って長いし多いから、フォローしてる人が少ないと僕の発言で画面が埋まっちゃうらしいんだよね。それで、鬼のように書く用(@shi3z_now)と、ときどき重要なことだけ書く用(@shi3z_japan)に分けたワケ」
M子「どれが一番、読者が多いんですか?」
「@shi3z_japanかな。一番古いし」
M子「んー、じゃどれにしようかな」
「最初は@shi3z_japanと@shi3z_nowを両方フォローして、『これは多過ぎる』と思ったら@shi3z_nowを外すと良いよ」
M子「@shi3z_nowを登録すると良いことあるんですか?」
「うーん、僕がお腹が空いたタイミングがわかる(笑)」
M子「あ、そこですかさず電話すればいいんだ」
「そうだね、暇そうなときに電話をもらえば、出るだろうね」
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この記事の筆者
清水 亮
株式会社ユビキタスエンターテインメント
代表取締役 兼 CEO
電気通信大学在学中に米Microsoft Corp.の次世代ゲーム機向けOSの開発に関わり、1998年末に株式会社ドワンゴ入社。1999年に同社で携帯電話事業を立ち上げる。2002年退社し、米 DWANGO North America Inc.のコンテント開発担当副社長を経て2003年独立。2005年、独立行政法人情報処理推進機構により、天才プログラマー/スーパークリエイターとして認定される。
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