居酒屋明日のモバイルほろ酔い語り

■Twitterの可能性のカギは“検索”

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■Twitterの可能性のカギは“検索”

M子「ふーん、でも、なんでTwitterがいま流行ってるのか、ここまで話を聞いてもぜんぜんわかんないですねえ」

筆者

「それはねえ、やっぱり実際に使ってみないと!」

M子「使ってもイマイチ」

筆者

「そう言われるとなあ……ただ、おもしろさがわかるには、運も必要かな。どんな人をフォローして、どんな人からフォローされるかってことが重要かも」

M子「なんか、SNSとかだと、流行り過ぎてて、たまにあんまり話をしたくない昔の知り合いからメールとかもらっちゃうんですよね。それが嫌でいまはSNSとかやってないんですけど」

筆者

「そういう話あるよねえ。特に女性は」

M子「Twitterも、そういう意味では絡みづらいかも」

筆者

「とはいえ、Twitterをビジネスに活用しようという風潮も増えて来ているんだよ」

M子「たとえば?」

筆者

「たとえば、大手PC通販のDELLなんかは、Twitterでキャンペーンを展開して、2年で300万ドル(3億円)の売り上げを達成した、なんてのはけっこう大きなニュースになったね」

M子「へー。でもそれって、大手企業の2年間の売り上げとしては少ないんじゃ…」

筆者

「まあそうだけど。でも、ネットマーケティングの世界では、こうした新しいメディアに飛びつく層を早期に取り込めたことは成功だと言えると思うんだよね。他にもユーザーからの意見を直接吸い出したりといったことに使われたりしている」

M子「ユーザーのつぶやきを企業が直接見ることができたら、確かに便利ですね」

筆者

「Twitterで今後益々伸びてくるのは検索だと思うんだよね。Twitterの発言を検索したり、見せかたを変えたりすると、非常に大きな情報が得られると思うんだ。そういう意味では、Twitterで話題になっているキーワードだけ抜き出す『Buzztter』(バズッター)なんて言うサービスも生まれているよ」

Buzztter
『Buzztter』の画面イメージ
TweetMeme
『TweetMeme』の画面イメージ

M子「流行りのネタを探すのに良さそうですね」

筆者

「それと、TwitterでつぶやかれているWebページだけをジャンル別に抜き出すサービス『TweetMeme』(ツィートミーム)なんかもおもしろいね」

M子「これは英語しかないんですねえ」

筆者

「はてなブックマークされた記事が自動的に投稿される『TwitterBot』もあるよ」

M子「これはなにげに便利かも。っていうか、RSSリーダーで良くないですか?

筆者

「ま、そうなんだけど。RSSリーダーってイマイチ流行ってないじゃない? その理由はいくつかあると思うんだけど、まず、フィードの登録とRSSの消化っていうのが、ちょっとしたストレスになってると思うんだよね」

M子「Safariに未読が溜まると、罪悪感が出ますよね。いまもう気にしてないですけど」

筆者

「そういう、『まだ見てないの?』という強迫型メディアから、『暇なら見る?』という適当型メディア時代がシフトしてるのかもしれない、と思うんだよね」

M子「はー、なるほど」

筆者

「案外、今後はWebコンテンツは形を喪って、Twitterみたいなマイクロコンテンツの流通が主流になるかもしれないよ」

M子「うーん、よくわかんないけど、まずはTwitterをちゃんと使え、ということですか」

筆者

「そういうことにしておこうか。生活のあらゆる情報がTwitterに入力されて、Twitterで生活が完結できる日も遠くないかも」

M子「それはとりあえず、かなりイヤな日なんですけど」

筆者

「でも、うちの会社なんかは、自作の社内Twitterを2年前から導入してるんだけど、同僚のつぶやきを見てると、けっこう発見があっておもしろいよ。そういう、グループウェア的な展開とかも今後はどんどんやっていくんじゃないかなあ」

M子「ページビューなんかよりもTwitterでどのくらいフォローされてるかが重要になったりして」

筆者

「アメリカの田舎では、ミュージシャンがレコード会社に売り込むときに、Facebookのファン数や、Twitterのフォロワー数を持ってくらしいよ」

M子「結局、情報を流通させるための仕組みってことですもんねえ」

筆者

「Twitterが登場してもう2年以上経つけど、いままたブレイクするってことは、そろそろ本物かもしれないなって思うね!」

その十一!  とにかくTwitterを楽しむ方法を見つけてみるべし

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