まとめ
まとめ
「商売はパクられて一人前」という格言があり、これには2つの意味があります。同業者が認めるほど優れているアイデアであることと、同じ位置で立ち止まってはいけないという戒めです。
他者から真似された時点ですでに右足を前に踏み出し、それがキャッチアップされたとしても左足がさらに前に来ていれば追いつかれることはありません。三ノ宮は残念ながら立ち止まっていました。あるいは踊り場で足を止めて大人の階段を値踏みしていたのかも知れません。それは数字を追いかけるだけの鈴木部長への意識下での抵抗だったのかもしれません。
思春期は忘れた頃にやってきます。そして「俺は頑張っている」という「甘え」を他人に押しつけることも……。みんな頑張っているんですよ。
次号はいよいよ最終回。萌絵と会えるのもあと1回です。あ、三ノ宮にも。
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この記事の筆者
原作:宮脇睦(みやわき・あつし)
プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。制作、営業の双方の現場を知ることからWebとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、『月刊宝島』などに寄稿。
作画:牧岡ちかひで
元はお堅い経理マン、初めて応募した新人漫画賞で佳作受賞。まぐれ当たりが人生の分かれ道、脱サラして漫画家に人生軌道修正。一般、広告からお色気まで森羅万象、この世のすべてを漫画にするのが秘めたる野望。「子作りからあの世まで」をモットーに、地図の無いマンガ街道をただ今邁進迷走中!!