法人向け「サポートコンテンツ」のために必要不可欠なもの
法人向け「サポートコンテンツ」のために必要不可欠なもの
これまでの内容を踏まえて必要な要素を洗い出してみました。自社のサイトと見比べて漏れがないか確認してみてください。
- 法人向けサイトのサポートの位置付け:「守りの営業」が担うべき役割。
- 履歴の管理:「個人の履歴」ではなく「企業対企業の履歴」が管理できるとベスト。
- アカウントの管理:「管理者アカウント」に紐づけたユーザー管理が理想的。
- 商品情報の提供:すでに導入している商品に付随する情報、企業の担当者にとって便利な情報が入手できる。
- 稟議書類の補足資料:企業の担当者の負荷を軽減させるサポートサービスと位置付ける。
利用者が欲しい情報を探しやすくするために
法人向け企業サイト「サポートコンテンツ」のKPI
守りの営業としての成果・効果の測定や業務の効率化などがカギです。
顧客満足度
アクセス解析などで各機能の利用頻度を検証するとともに、定期的にアンケート調査を実施することが有効です。各企業向けのサイトからのアクセス状況やアンケート結果を定量的な数値として時系列で検証していきます。業務効率
営業担当部署における、「守り」の業務にかけている工数と「攻め」の業務にかけている工数を比較します。複数の社員に対して1週間ないし1か月の業務時間を観察して、双方が占める時間の合計を施策実施前後で比較します。営業メンバーは、攻めの営業(新規開拓やクロージング)に時間をかけたいのが本音だといえるので、Webサイトで守りの営業が効率よく実現できるのであれば、営業部署の協力を仰ぐことも可能になります。契約件数
営業数字という意味では、法人向けサイト経由で更新された契約件数、購入された契約件数などが取得できると、より営業担当部署との連携がスムーズになるといえます。サポートコンテンツからの直接売り上げを見込めるでしょう。
法人向けサイト「サポートコンテンツ」のためのチートシート
- 全体の流れを振り返って確認したい
- これから企画書を書くときの参考にしたい
- 社内の会議で参考資料として配布したい……など
そんな時にはこのPDFを印刷して活用してください。記事の内容を凝縮してA4 1枚のチートシートにまとめて、さらに自社用にも書き込めるようにしています。
これで法人向けサイトについての3部作は終了です。消費者向けサイトとはまったく異なるユーザーへのアプローチ方法、Webサイトが担うべき役割をご理解いただけたでしょうか。次回は、自社のパートナー企業に対するWebサイトの在り方を考えていきましょう。
ソーシャルもやってます!