この記事は、書籍『ひらめきが加速する 企画エクササイズ』の内容を、Web担当者Forum用に抜粋してオンライン版として公開するものです。
脳内脂肪を燃やす
発想の新体操68本!
企画のもとになるアイディアは日常の関心事から生まれてくるもの。そのアイディアと消費者ニーズが重なったときに、企画は成立します。プランナー「くぼたつ」こと久保田達也による、企画を立てるプロセスで実践する方法を「発想」「共有」「表現」「思考」「分析」の5章立てで紹介。いますぐできる脳のトレーニングを68プログラム用意しました!
『~ひらめきが加速する~企画エクササイズ』
- ISBN978-4-8443-2461-4
- 1,659円(税込)
- 久保田達也 著
今のアイディアだけに
頼らない
「昔はよかった」と先輩がよく言います。では元にもどしてみましょう。
昔のとおりにやってみると、意外な発見があるのです。これは、最近よく言われている方法です。昔使っていた道具のほうが、少し不便だけど、使い回しができると再評価されて、昔の道具を使う人が増えているのです。昔のシステムはちょっと回りくどいのだけど、これを使うことによっていろいろな副産物が生まれるし、結果もよくなる。そういうことはたくさんあるのです。
問題解決手法というのは、知識の集約型で、昔のよいところはどんどん取り上げればよいのです。アイディアがすぐれていると思ったら、どんなことでも取り入れて、既成概念にとらわれないことが重要です。
本章では、問題があって、原因を追求し、どんな対処をしたらよいのかということを勉強してきましたが、これだけ文明が発達してくると、それぞれの解決策は、すでに蓄積されているものです。それらにもう一度目を通してみると、意外な答えが見つかるかもしれません。
アイディアは、まったく新しいというほうが少ないのです。今の情報だけに頼らないで調べていき、そこから謙虚に受け止め、新たなる再発見をしていきましょう。温故知新で、昔のよいものを取り上げていくことが、問題解決手法における解決案の見出し方でもあるのです。
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