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電通デジタル 馬場建至 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(3)話はディープな分析の内容へ

5 years 3ヶ月 ago

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第一回のお相手は、電通デジタル社で提案型ウェブアナリスト育成講座第4期卒業生の馬場建至氏。

 

『提案型ウェブアナリスト育成講座について』をテーマに話していたのですが、話はディープな分析の内容へ。せっかくなのでほぼノーカットでお届けします。ウェブ解析に携わっている方、必見の内容となります!

 

進行役はエスファクトリー ウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。

 

馬場建至(ばばたけし) 2014年 ウェブ解析士マスター取得。2016年電通デジタル入社。部門の分析スキル向上を担い、部門内の分析レポートの監修や分析の社内教育を行う。2019年提案型ウェブアナリスト育成講座四期修了。

 

f:id:ryuka01:20200731234013p:plain


育成講座を無事に卒業された馬場さん

 

分析からのマシンガントーク

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain井水:お二人にとって分析とは?

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain小川:当たり前だと思ったことが、数字で可視化され、しっかり言語化されるところは大事ですね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain馬場:分析には、本質的なものと先鋭的なものがあると思っています。

例えばデータの見方など、言葉自体は変わっているかもしれないけど、普遍的なものってありますよね。そういうのは卓さんの本や講座を見て、一点集中しています。他も見るんですけど、音楽と同じで、最終的には卓さんのところに帰ってきます。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainデータから気づきを発見して、改善するっていうのは、10年前もやっていたし、10年後もやっているんだなっていう気がしますね。ツールとかは変わっていくかもしれませんけど。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain一方で、先鋭的なものもキャッチアップするようにしています。

例えばITP問題でこれからcookieベースのアナリティクスツールが使えないとか分析の精度が落ちていくだったり、AIを使ったターゲティングも、じわじわと現実化されつつありますよね。

 

こういった先鋭的なツールや最先端の情報は、今、私が会社の所属している部門でグループを横断したユニットでキャッチアップするようにしています。

 

「アナリティクスユニット」という名前なんですけど、アナリティクスに興味がある人やアナリティクスに強い人が集まった約30人で構成されたチームがあるんです。

 

ダッシュボードに強い人がいたりとか、GAに詳しい人、タグマネに詳しい人、AAに詳しい人、ECに強い人、データベースに強い人とか詳しい人など、たくさんいるんですね。

 

slackでいろんな情報を流してくれるので、情報のキャッチアップはそこでするようにしています。逆にボクの方でも、アナリティクスにまつわる情報をキャッチアップして、ユニットのみんなに情報をシェアするようにしています。

 

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain情報の取捨選択は大事だよね。例えばAIの情報も9割くらいは自分の本業に生きないじゃないですか。情報が入りすぎると、焦る感じになりますよね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainそうなんです、それが人生相談をした頃の私ですね(笑) いろんな情報が入ってきて、(私どうしよう)となっていましたね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain自分に役立つかどうかっていう軸は大事だよね。あとは、手を動かせるものについては、自分で手を動かすといいんだよね。例えばデータポータルなら自分で使ってみて、これは使えるな・使えないって。そうすることで、自分にとって生きた情報になるので。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain卓さんのSNSでみたんですが、Google Tag Managerの実装あったじゃないですか。アンケートを出して、GAでとれちゃうやつ。これ楽そうですわーという投稿の後、すぐにご自分でやって出しちゃって。

 

 

 

小川:夜22時くらいにand,aさんが公開されたnoteの記事をみて、おもしれーなーと思って、時間があるからやってみて、30分後には実装していましたね。

 

note.com

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain「もうやってる!」って驚きましたね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain楽しいし、やっておきたいなーって思ったからね(笑)

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain楽しいって思える感覚がすごいなって思います。

そういえば、次回提案型の講座っていつですか?

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain今5期生が5-9月で開催しているんで、6期生は10月から始まる予定です。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainこの間、提案型ウェブアナリスト育成の講座を話していると、受けたいっていう人がいましたね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainありがとうございます。馬場さんと同期のMさんも社内で薦めてくれて、その会社から一名、5期生として来ていますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainやっぱり提案型というだけあって、提案の幅が拡がりますからね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainみんなやり方が違って、みんないいというスタイルなので、私自身学ぶところがありますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainコンセプトダイアグラムもだいぶん身についたかなっていう感じがします。あとは15個のレポートもよかったですね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain知るか知らないかっていうのは、結構あるからね。私も自分の分析の型があるので、みなさんのレポートを見るとこういうのもありなんだなって思いますね。

他の人のレポートを見る機会ってなかなかないし、それが自分よりもできる人のレポートとなると、さらに見る機会が少ないからね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain例えば、詳細ページのCV数・CV率みたいなところは、PCとスマホで見たりするんですけど、詳細ページを何回見たらCV率って変わるんだっけというのは、やり方を学べてよかったですね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain詳細ページを2個見た人・5個見た人・10個見た人で、CV率はどれくらい変わるんだっけというヤツですね。基本は上がるんだけど、どこが境目だったかを確認して、そうすることでレコメンドを実装する理由づけにもなりますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainコホート分析を入れるレポートは結構あるけど、ちゃんとにわかってやっている人は少ないと思いますね。6月にやった施策と7月にやった施策は、残存率が違うんですよとか。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain15個のレポートに入っていたヤツね。コホート分析って典型だと思うけど、あれをみても施策が出てこないんですよね。残存率が先週いくつで、今週いくつだったという数値だけみると、あとは例の「業界の平均を教えてください」ってなっちゃうんですよね。(笑)

 

馬場さんが話したとおり、集客施策によって残存率が変わるか、月によって変わるか、見たページによって変わるかというのがあると、次の施策に活かしやすくなりますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainフォームの1つ前のページを見るとかも勉強になりましたね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainあれ私も好きですね(笑)

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain分析としては、キラーパスじゃないですか。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainBtoBの場合は特にね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainフォームの前のページは、それを見てコンバージョンしたくなった人たちだから、そこを見ればいいんじゃないっていうのは刺さりましたね。

 

あとは、GAはマクロ的なものしかみれないので、ユーザーエクスプローラーはミクロ的に見られるのがいいですよね。講座ではセッション1は切っていいとか、10とか20の人を見ようというのが刺さりました

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain最近、他の方に分析をお願いすることがあって、その人が行っていていいなぁと思ったのが、5人くらいにインタビューしているんですよね。例えば注文住宅に興味がある人っていうのでソーシャルで集めちゃて、まずはオンラインのフォームで答えてもらうんですよね。

 

それで20分くらい電話して、データから見えづらいところ、例えばさっきのキラーパスのところだと、その理由を聞いちゃう。データでは、なんでキラーパスかという部分までは見えてこないので、そういう定性的なものを取り入れてもいいんじゃないかと思いますね。ユーザーの気持ちまで聞くという意味で。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain特に定量に興味がないクライアントさんだと、刺さると思うんですよね。数字の羅列の資料を嫌がる人もいるので、そういう人は定性がいいですね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain分析自体は定量でも定性でも、どちらでも良いかなと。大切なのは1つでも多くのインサイト(知見)を得て、それを分かりやすく伝える事かなと。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainレポートに定量で書くと怒られちゃうんだよーという話もあるので、そういった場合、見た目はデザイナー的な資料にして、メモ機能のところにデータを入れたら?という話をしていますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain講座でもそういう資料を作っている人がいましたね。皆さんの個性が出るところでもありますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainあとは、広告ってどういう風に評価すればイイんだろうっていうのが、代理店に降りてくることがあるわけですよ。そういう場合はアトリビューション分析が好まれますよね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain自分たちの効果を少しでも上乗せできるからね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainお客さんから、コンバージョンに結びつかなかった広告をどう評価して、どう上司に報告すればいいんだろうという話がくることがありますね。

講座では、アトリビューション分析は「最初の流入元」だけを見ていれば問題ないと思うよ。3回目でコンバージョンした人がいたとして、途中の2回目にリスティングをあてようとしても、そういうことができるわけじゃないじゃない。

それなら、最初と最後でいいんじゃない、という話はすごく勉強になりました。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainポイントは2つあって、施策が打てないっていうのが一つと、あとはユーザーが最初と最後くらいしか覚えていないというのもありますからね。最初ってまだ潜在層だから大事だけど、2回目、3回目って覚えてないですよね。

 

最後は上司に確認してお問合せフォームを入力するだけなので、CV時の訪問はページを見ないことも多い。コンバージョンに貢献したコンテンツは何かって見たときに、セッションだけではわからないですね。そのためにもユーザーエクスプローラーを見ておくといいですよね。

 

また、コンバージョン後の動きも見るようにしていますね。例えばECサイトで購入した後に詳細やFAQを見ている人は、とりあえず購入したんだけど、いつ届くんだっけとか、なにか不安に思っていることがあるかもしれないと考えられますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainそれも講座でおっしゃっていましたよね。実はコンバージョンした後のほうがユーザーは訪問して、調べているんだよって。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainユーザーに不安があるなら、コンバージョンする前に解決できたほうがいいじゃない。

 

レポートをセッションで見ていると、コンバージョンした後に色々みていたとしても、その内容がコンバージョンに貢献しているように見えてしまう。そういう点では分析は誤った判断をしがちですよね。

 

さいごに

 

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainお二人の話を聞いているだけで勉強になります。正直なところもっと聞いていたいのがすでに1時間半近くたってしまったので、そろそろまとめに入らせていただきます。

馬場さんが提案型ウェブアナリスト育成講座を薦めるとしたら、どんな人ですか。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain私みたいに、自分の型がないという人やウェブ解析士のマスターを取るような人に薦めたいですね。ウェブ解析士マスターも教えられるようになるので、それもいいですけど、卓さんの講座では、提案力や分析力を磨いて、自分の型をしっかり学べる場だと思います。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainウェブアナリティクスに取り組んでいる方で、他に相談出来る人が社内にいない、あるいは、「さらなる実践的な知見を求めたい人にオススメしたいです。

私だけではなく同期の皆さんからも学べることが多いかなと。私自身も教える側ではありますが、毎回たくさんの学びをいただいております


f:id:ryuka01:20200731230553p:plain本日はありがとうございました。

 

▽井水よりコメント

分析の第一線で活躍している二人の会話は、近くで聞いているだけでとても刺激的で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。社内で分析の話ができる相手がいない方も多いかと思いますが、そんな方にもぜひ聞いてもらいたいです。



▽次回、6期生(2020年10月~2021年2月)の募集が来週より開始いたします!

happyanalytics.co.jp

2020年8~9月のセミナー

5 years 3ヶ月 ago

こんにちは。HAPPY ANALYTICS広報担当の井水朋子です。

小川の直近の活動をお知らせさせていただきます。

※2020年8月4日時点の情報です。 詳細はリンク先をご確認の上、お申込みください。

(時系列)

■1.「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」 出版記念オンラインリレーセミナー Vol.04 データを活用したWeb改善セミナー

監修した本の出版記念セミナーに、ゲスト出演します。

イベント名 「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」
出版記念オンラインリレーセミナー Vol.04
~データを活用したWeb改善セミナー~
日時 8月 7日 (水曜日)
時間 19:30~21:30
場所 オンライン
費用 無料
主催 株式会社 へノブファクトリー
ステータス 満席

conversion04.peatix.com

 

 

■2.Markezine Academy「Googleアナリティクス実践講座~基本操作編」

これまでオフラインで1日で行っていた講演を、オンラインで2日に分けて行います。こちらはGoogle アナリティクスの基本操作や用語学ぶ基礎編となります。

分析改善編は9月 8日 (火曜日)

イベント名 Markezine Academy
「Googleアナリティクス実践講座~基本操作編」
日時 8月 20日 (木曜日)
時間 13:00~16:00
場所 オンライン
費用 59,400円
主催 株式会社翔泳社
ステータス 受付中

event.shoeisha.jp

 

 

■3.【1日で学ぶ実践webマーケティング実務】Googleアナリティクス徹底活用ワークショップ

かなり盛り沢山な内容でお送りする1日集中コース。Googleアナリティクスの基礎から改善、ソーシャルメディア分析まで。

オンライン版とオフライン版、両方ありますのでお好みの方で!

 

イベント名

【1日で学ぶ実践webマーケティング実務】
Googleアナリティクス徹底活用ワークショップ

日時 9月 1日 (火曜日)
時間 9:30~17:00
場所 株式会社セミナーインフォ内
MAP https://www.seminar-info.jp/entry/pages/access2
費用 60,000円
主催 株式会社セミナーインフォ
ステータス 受付中

seminar-info.jp

 

 

■4.Japan マーケティング Week 夏セミナー プログラム ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法

東京ビッグサイトで行われる大規模イベント内で行われるセミナープログラムです。社内で分析や改善を実現するための重要なポイントを1時間でお話しいたします。

イベント名 Japan マーケティング Week 夏セミナー プログラム
ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法
日時 9月 3日(木曜日)
時間 10:00-11:00
場所 東京ビッグサイト 南展示棟
MAP https://www.sp-world.jp/ja-jp/visit/access.html
費用 5,000円
主催 リードエグジビションジャパン(株)
ステータス 受付中

www.sp-world.jp

 

■5.Japan マーケティング Week 夏セミナー プログラム ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法

インテックス大阪内で行われる大規模イベント内で行われるセミナープログラムです。内容は「4」と同様になります。

イベント名 Japan マーケティング Week 夏セミナー プログラム
ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法
日時 9月 11日(金曜日)
時間 12:20-13:20
場所 インテックス大阪
MAP https://www.sp-world-kansai.jp/ja-jp/visit/access.html
費用 5,000円
主催 リードエグジビションジャパン(株)
ステータス 受付中

www.sp-world-kansai.jp

 

■6.第21回 無料 解析相談&アナログゲーム大会

半日かけて、無料の解析相談&アナログゲーム大会を行います。初めての方でもお気軽にご参加ください。

イベント名 第21回 無料 解析相談&アナログゲーム大会
タグ 無料,ゲーム,
日時 9月 5日 (土曜日)
時間 10:00~18:00
場所 東京都中央区銀座1-19-12 銀座グラスゲート2F スペース銀座 ※舘田珈琲焙煎所の2階
MAP https://www.space-ginza.jp/#section-52
費用 無料
主催 株式会社HAPPY ANALYTICS
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

www.facebook.com

 

■7.宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座

今のところ会場での実施となります。 万が一変更の場合は、実施1週間前までを目途に申込者様へご連絡がいくそうです。清水誠さんと一緒に行っている、Googleアナリティクス×コンセプトダイアグラムの講座となります。

イベント名 宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座
日時 9月 7日 (月曜日)
時間 10:00~14:00
場所 宣伝会議セミナールーム(新青山東急ビル 8 階)予定
費用 42,900円
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

www.sendenkaigi.com

 

■8. Markezine Academy「Googleアナリティクス実践講座~分析改善編」

8/20基本操作編の続きです。分析や改善案の考え方を紹介します。片方だけ受講することも可能です。

イベント名 Markezine Academy「Googleアナリティクス実践講座~分析改善編」
日時 9月 8日 (火曜日)
時間 13:00~16:00
場所 オンライン
費用 59,400円
主催 株式会社翔泳社
ステータス 受付中

event.shoeisha.jp

 

 

■9.【講演】宣伝会議:Googleアナリティクスを活用した分析・改善提案・レポート作成手法@札幌教室

3/16延期分です。札幌での開催となります。無事に開催になれば良いですね。

イベント名 【講演】宣伝会議:Googleアナリティクスを活用した分析・改善提案・レポート作成手法@札幌教室
タグ 宣伝会議,札幌,アナリティクス,
日時 9月 28日 (月曜日)
時間 14:30~18:00
場所 宣伝会議 北海道本部
MAP https://www.sendenkaigi.com/class/venue-list/map-sapporo.php
定員 30名
費用 42,900円
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンク「札幌教室」よりお申込みください

www.sendenkaigi.com

電通デジタル 馬場建至 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(2)提案型ウェブアナリスト育成講座について

5 years 4ヶ月 ago

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第一回のお相手は、電通デジタル社で提案型ウェブアナリスト育成講座第4期卒業生の馬場建至氏。

 

1つ目のテーマ『ウィズコロナの働き方』に引き続き、2つ目のテーマは『提案型ウェブアナリスト育成講座について』。提案型ウェブアナリスト育成講座は実際のところどんな講座なのか。第一線で分析に従事する二人の対話から、今後どんなスキルが求められ、どんなスキルアップをすべきなのかを探ります。

 

進行役はエスファクトリー社のウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICSの広報の井水朋子が務めます。

 

馬場建至(ばばたけし) 2014年 ウェブ解析士マスター取得。2016年電通デジタル入社。部門の分析スキル向上を担い、部門内の分析レポートの監修や分析の社内教育を行う。2019年提案型ウェブアナリスト育成講座四期修了。

 

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育成講座での改善提案レポートプレゼン中の馬場さん

 

馬場さんの社内での役割とスキル

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain井水:馬場さんはどんなことを会社から求められているんですか?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain馬場:電通デジタルでは、アナリティクス領域を活性化させることを求められています。

活性化っていうとすごく壮大に聞こえるかもしれませんが、要は1人でも多くのマーケターやサイト分析できる人を増やすことに従事しています。もう少し言うと「アナリティクス領域の底上げ」「定量的観点からの提案を増やす」みたいなことですね。 

それからこれはハッピーアナリティクスさんと似ているというか、小川さんがいるからこそ思うのは、アナリティクスを使って一人でも多くの人を幸せにすることを心がけています。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain小川:実際社内ではどんなことをしているんですか?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain勉強会のほかに、分析レポートの監修もしています。あと、最近では、小川さんの講座でも触れた、分析レポートの前の、KPI設定の重要性やPDCAについても啓蒙しています。

 

 

焼肉屋にて

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain提案型ウェブアナリスト育成講座を知ったきっかけは何ですか?

 

提案型ウェブアナリスト育成講座 小川卓が主催し、講師を務める少人数・対面式の講座。全10回からなり、ビジネス貢献に必要な5つの力(設計・仮説・分析・施策・提案)を身に着ける。卒業生同士のコミュニティも活発で、分析の現場で活躍する人材が集っている。

 

happyanalytics.co.jp

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain私、実は卓さんに人生相談したんですよ。

 

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainえっ!?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainそれまで卓さんとは一回か二回、会合でお話ししたくらいで対面で話したことはなかったんですが、私がその頃ちょうどこの先の人生に悩んでて、前厄もあり(一同笑)

断られるの承知で、Facebookでちょっと悩み聞いてくれませんかってダイレクトメールしたら、すぐに返事きて。秘書の工藤さんがランチの予約をしてくれて、で、新橋で焼肉おごってもらいました(笑)

 

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainえっ!?

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainちょうどこの建物の向こう側かな(笑)

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainその時に色々人生相談して、その時点では提案型募集していたのすでに知ってたんですよ。それで卓さんに会ったら尚更行きたくなって。ランチのあと会社に戻ってすぐに部長にいきたい!って言いました。

 

 

受講した理由


f:id:ryuka01:20200731225643p:plain行きたかった理由は自分のスキルアップも目的ですが、私が率先して行くことで卓さんの知識を習得して会社のチームや部署に還元できると思ったんですよね。部署のアナリティクス領域の活性化につながるんじゃないかなと。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain馬場さんは当時もウェブ解析士マスターで詳しかったんだよね。

(編集注:一般社団法人ウェブ解析士協会が提供する上位の資格で、ウェブ解析士を指導できる)

 

www.waca.associates

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainそうですね。確かにウェブ解析士マスターだったので、概念的なことは身についていたし、ウェブ解析士の型も学べたんですけど、現場で身につく型がもっとほしかったんですよね。

自分の型がなかったんだと思います。だから、レポートや提案の依頼がきたら、その度に一から作り直さないといけないのがきつかったですね。

クオリティーのムラという意味でもストレスを感じていたので、それを改善できるんじゃないかなと思ったのがきかっけですね。

 

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainウェブ解析士の資格を取得したのはいつですか?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain10年くらい前ですね。2010年とか。当時は楽天のディレクターで、メルマガでPDCAをまわしていましたね。ディレクターは調整役という側面が強くて、何か専門的なスキルで自分にエッジをかけたいという想いがふくらんできました。

 あとは、もともと教師になりたい、人に教えたいという気持ちがあったので、当時分析を教えていた卓さんみたいになりたいと思っていて、それでウェブ解析士をとりました。

 

講座の動画を書き起こして、自分のものにしています

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain講座はどうでしたか?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainよかったですよ。提案の幅が増えたし、いろんな人の提案を見れたのもよかったですね。あとは、卓さんの提案型ウェブアナリスト育成講座の卒業生だというと、社内も社外も食いつきもよかったですね。仕事も確実に増えました。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainそういえば、他の卒業生も営業資料に入れていたのを見たことがあります。奥さんの友達の会社に提案に卒業生が行ったらしく、その友達からうちの奥さんに「これ旦那さんじゃない?」ってLINEでメッセージ来たという(笑)

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain昨日の社内勉強会はGoogleアナリティクス上級編だったんですけど、講座の準備のために、2週間くらい前から卓さんの講座の動画を見返して復習しましたね。

人から見たら気持ち悪いって言われるかもしれませんけど、動画の内容を自分で書き出して、自分のものにしています。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain憑依するみたいなヤツね(一同笑)でも、それは私もウェブ解析士マスターをとった時にやりましたよ。その型を入れないといけないからね。1.25倍速で聞きながら、文字起こしました。なかなか大変ですよね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainそうですねー。でもそれをしっかり取り入れたいなーと思ったので。社内では馬場式と言ってますが、小川式と言っても過言ではないですね。

 

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain四期生ってどうでした?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainもちろん123期素晴らしい先輩がいますが、私は4期でよかったと思います。4期みんな仲良いんですよ。未だにLINEとかしてますよ。

講座中はみんな忙しいのに、一生懸命勉強してたと思います。今だから思うのはもう一回集まって一緒に勉強したいですね。めちゃくちゃ良いチームになるんじゃないですかね。私一人の力はたいしたことないですが。

 

 

社内に馬場式を浸透させて、業種別の型も作っていきたい

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain自分のキャリアに満足していますか?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain私は教える側につきたいですね。ハッピーアナリティクスが好きすぎて、ハッピーアナリティクスの名刺をとりたいって思ったりしますけど(一同笑)

卓さんの講座の動画を文字起こしして、そのままだとパクリになるので、15個のレポートを自分でやってみるんですよ。自分なりに追加して、それを何回か繰り返すんです。

ランディングページをみたときに、流入元で分けるんだよという手法を教えてもらうとしたら、それに追加してデバイス別を入れていく。そうやってオリジナリティを出しています。

 

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain馬場式は社内に浸透していますか?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain浸透している部分もあればこれから浸透させないといけない部分がありますよね。

あとは分析で業種別の型を作りたいっていうのはありますね。例えばECの分析で重要なポイントがあって、ある程度型を作っておけば、また新たにECの依頼が来た時に、その型をベースにできるというのはあります。そこからクライアントや自分のオリジナリティを出していくというのはありますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainそれはできそうですね。大変そうですけど。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainあとは、お客さんに改善の提案をさっと出せるようになりたいですね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainどうやって事例を増やしていくかっていうのはありますよね。

まず改善の提案をうまく出すには、自分の引き出しにどれだけ入っているかが重要になりますね。あとは、お客さんに質問された時に、いかに素早く出せるかが重要ですね。

特に会話で「このランディングページってもっとイイ改善ありませんか?」「同業他社って何やっているんですか」「直帰率は平均何%ですか?」とか聞かれたときに、いかに自信ありげに出せるかが大事だよね。私のLIVE分析でもその場で提案を出すのをやっているけど、引き出しの数が大事になってくるね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainお客さんの前で、ウッと止まるか止まらないかは、まさに引き出しの数ですよね。たまに空っぽの時があるんで。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain私もそういうときはありますよ。そういうときに、ないものはないって言えるかどうかも大事になってくるね。

 

あとは、最近のサイトのUIってどこにいっても似たり寄ったりになっていますね。ある程度完成度が高いところの依頼がくるので。そういう時にも使える改善の引き出しは持っておきたいですね。講座でもありましたが、普段からストックしておくっていうのが大事ですよね。

 

そういえば先月、改善案の引き出しを増やすためのサイトをリリースいたしました!

happyanalytics.co.jp

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain楽しみですね~

(編集部注:インタビュー当時はまだ未リリースでした)




「話はディープな分析の内容へ」に続く >

※8/5公開予定 

電通デジタル 馬場建至 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(1)ウィズコロナの働き方

5 years 4ヶ月 ago

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第一回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第4期卒業生で、電通デジタル社の馬場建至氏。

 

最初のテーマは『ウィズコロナの働き方』。ウィズコロナが長期化する中、ウェブマーケティング界隈の人はどのように働き、何を見据えているのか。ウェブ解析の最前線で活躍する二人の対談から、新しい働き方のヒントを探ります。

 

進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。

 

馬場建至(ばばたけし) 2014年 ウェブ解析士マスター取得。2016年電通デジタル入社。部門の分析スキル向上を担い、部門内の分析レポートの監修や分析の社内教育を行う。2019年提案型ウェブアナリスト育成講座四期修了。

 

f:id:ryuka01:20200731225541p:plain



2020年7月16日、新橋の某オフィス。再開のあいさつと、(コロナ禍のためお渡し出来ていなかった)小川卓さんから馬場建至さんへ育成講座の卒業バッジを渡すところから始まりました。馬場さんは小川さんが開催している、ウェブアナリスト育成講座の4期生です。

ソーシャルディスタンスを保ちながらも、和気あいあいとした雰囲気で対談が始まりました。

 

コロナ禍での働き方の変化

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain馬場:今日は4か月ぶりに新橋に来ました。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain小川:御社は今も在宅勤務ですか?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain基本はリモートで働いています。どうしても出社しないと仕事ができない人や、家では仕事がしづらい環境の人などもいて、社員の何%までなら会社に来ていいよということで出社人数を制限したうえでやっています。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainいつ頃から在宅でしたか?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainそうですね、2月くらいから騒々しくなってきて、割と早い段階で、2月の下旬には在宅勤務になりましたね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain在宅勤務はスムーズにいけましたか?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain私はもともと在宅したい派だったので、気持ち的には「おっしゃー」という感じでしたね(笑)

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainお客さんとの打ち合わせとかはどうでした?

 

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain最初はあったんですけど、その後は世の中もざわつきはじめて、一切なくなりました。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainそういえば、PCや席などの環境は自分で用意しましたか?

 

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainホームセンターに行って、机と椅子は買いましたね。座骨神経痛が再発したのは、コロナ禍の唯一のデメリットでした。(笑)

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain私はもともと自宅で働いているもんで、机と椅子だけは気合いれて買いました。10年くらい使っていますけど、いいですよ。こんな感じです!

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ちなみに、やりとりするツールは何を使っていますか?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain完全にslackですね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainブレストや大勢の会議はやりづらくなったなと思います。slackでやるしかないのかなーと。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain対面だと自然にできるキャッチボールがしづらくなりましたね。コンプライアンスさえ守っていれば、アイデアとかで出るととにかくまずはチャレンジしてみようっていう性格なので。

対面だろうがなかろうがあまりそこは関係ないような感じでした。小川さんは、実際、このコロナ禍で仕事は変わっていないですか?

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain仕事は全然変わっていないですね。移動時間が減った分、稼働時間が増えて、時間単価は少し下がっちゃっいましたね。売り上げは大丈夫ですが(笑)

既にいくつかの新規案件は、オンラインでやりとりしてまだ、実際に一回も会っていないところがあります。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain私は今まで会社に行くとなると往復3時間くらいかかっていたんですね。その3時間を稼働時間に充てて、その中で休憩をとりながらやっている感じですね。

朝息子が小学校に行ったら私も仕事を始めて、息子が小学校から帰って宿題を終えたら、私も仕事も終える感じですね。一緒にごはんを食べて、一緒にお風呂を入って、そのあとゲームでもやって、みたいなのはイイなと思います。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainオン・オフはできるタイプですか?私は一切できないタイプなんだ(笑)

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainできないですね(笑) slackの通知がくると気になります。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainChief Analytics Officerを勤めているUNCOVER TRUTH社は夜何時以降はメンションつけない発言しないというルールを用いてましたね。

後、面白いと思ったのは、クライアント先のslackで、それぞれ名前の横にアイコンを付けることで在宅か会社にいるかがすぐに分かるという方法ですね。

 

 

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain井水:ほかに何か変化はありましたか?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainめちゃくちゃ朝型になりますね。めだかに餌あげて(笑)

植木に水あげて、ちょっと一息したら仕事ですね。楽しくやっていますよ。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain会議がくっついて入っちゃうと、ちょっときついよね?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainそうですね。1回の会議は30分位ですか?

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain今は1時間とっておいて、早く終わったらラッキーというスタイルでやることが多いですね。

 

 

ウェビナーの良さと難しさ

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain馬場:この間もウェビナーされていましたけど、どうですか?

 

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain小川:講師側はやりづらいね。反応がわからないから。これ聞いているの、聞いていないの、楽しんでいるの、楽しんでいないの…みたいなのがどうしてもわからないね。

もちろん投票のしくみとか、チャットとかの機能は使うけど、それでも、反応は見づらい。

でも参加者はすごく多いね。地方で物理的に難しい人や、仕事をしている傍らラジオ代わりに聞く人とかいるんじゃないかな。そういった意味では良い側面もいっぱいある。

ただ、参加者は2倍になっても、BtoBの成約は、落ちているようですね。営業ができないから。本来なら終わった後名刺交換とかをしてお困りのことがありますか?とかできないじゃないですか。ウェビナーだと、退出ボタンを押すだけだからね。

まぁ弊社はそういう感じのセミナーはしていませんが…役員先などはいろいろ模索されていますね。

 

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain井水:馬場さんもウェビナーをすることはありますか?

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain実は、私も昨日社内向けにやったんですよ。やっぱり増えていて、100人くらいは集まりましたね。

私はウェビナーの方が楽なんですよ。相手の反応を見なくていいから(一同笑)

うなずいてくれる人よりも、顔をしかめて聞いている人の方が気になっちゃうタイプなので、そういう人を見なくて済むというのは、気が楽です。全然ストレス感じませんね。

コンペや提案、分析レポートの報告なども、一方的に話せばいいと思うので、楽です(笑)

ただ、雑音はきついですね。誰か一人マイクをオフにし忘れちゃって、雑音が入ると、途端に話しづらくなるのを感じました。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainそれは違和感が出るね。例えば宣伝会議さんでオンラインセミナーやりますけど、開始前の5分、10分で「これしちゃだめだよ、あれだめしちゃだめだよ」と動画を流していますね。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plainそれは大事ですね。これからウェビナーは増えるんでしょうか。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain両方になると思いますよ。みなさんウェビナーの方が集客できるというのはわかってきていると思うので、

テーマに合わせて集客目的かリテンションやクロージング目的でやるかでオンラインとオフラインを使い分けをしていくのが理想的なんじゃないかなと思います。

 

ただ1つ言えるのは、「ながら聞き」を前提にした資料作成と会話の仕方が講師としては必要なのかなと思っております。

 

f:id:ryuka01:20200731225643p:plain目的はリードにしたいけど、認知だけで終わってしまうのがウェブのセミナーの課題ではないかと思います。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainそこをどう突破するかですね。



「提案型ウェブアナリスト育成講座について」に続く >

(明日公開)

 

<小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第12号の配信

5 years 4ヶ月 ago

f:id:ryuka01:20200511093427p:plain

メルマガを配信中!

この記事では8月2日に配信されるメールマガジンのちょい出しを。

 

www.mag2.com

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

foomii.com

 

というわけで中身をちょいだし!

 

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■【PickUPニュース】
GAFAに対する下院司法委員会の公聴会のやりとり
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Google, Facebook, Amazon and Apple Face Difficult Questions from House Judiciary Committee

www.socialmediatoday.com

グーグル、フェイスブック、アマゾン、アップル(いわゆるGAFA)のCEOに対して
独禁法に関する聴取が2020年7月28日に米国で行われました。世界を代表する4社のCEOが一堂(といってもオンライン)に会し5時間半に渡るヒアリングが行われました。

 

司法委員会も130万以上のドキュメント・何百時間もインタビューを行った上での公聴会ということで、様々なやりとりがなされました。

 

非常に興味深い内容でしたので、今回はPickUpニュースとして質疑応答の中身などを中心に紹介いたします。

 

全5時間半の内容は動画で公開されています。

www.youtube.com

 

 

最初に各CEOから5分間のオープニングコメントがなされました。
以下で読むことができます

Apple TimCook

https://docs.house.gov/meetings/JU/JU05/20200729/110883/HHRG-116-JU05-Wstate-CookT-20200729.pdf


Alphabet(Google) Sundar Pichai

https://docs.house.gov/meetings/JU/JU05/20200729/110883/HHRG-116-JU05-Wstate-PichaiS-20200729.pdf


Amazon Jeff Bezos

https://docs.house.gov/meetings/JU/JU05/20200729/110883/HHRG-116-JU05-Wstate-BezosJ-20200729.pdf


Facebook Mark Zuckerberg

https://docs.house.gov/meetings/JU/JU05/20200729/110883/HHRG-116-JU05-Wstate-ZuckerbergM-20200729.pdf

 

4人ともアメリカへの愛国心をアピールしたり、自社製品が消費者や中小企業にとってどのようなメリットがあるのかを語っています。4人とも、一般的に信じられていることとは裏腹に、実際には激しい競争に直面しており、成功が保証されているわけではないと主張が見受けられます。

 

例えば、Jeff Bezosは、アマゾンの事業が米国の小売市場全体の4%未満であること、また、ウォルマートやターゲットのような、アマゾンが太刀打ちできないサービスを提供している競合他社との競争にますます直面していることを伝えています。

 

この辺り面白いのはどの企業も「自分たちの会社は思っているほど独占的でもないし、稼いでいない」と言っている所ですね。株主向けとは違うメッセージングがされているのが印象的です。

 

(以下略)

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本メルマガは月2回配信しており、海外のウェブマーケティングに関するニュースを取り上げています。上記内容以外にも、ニュースヘッドライン(数行解説)やQAコーナーなども用意されています。

 

月額550円/月(税込み)で、初月は無料です。今月登録いただくと、今月の過去配信メルマガ(上記内容含む)も読むことができます!

 

www.mag2.com 

情報収集のお供によろしければぜひぜひ。

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

foomii.com

 

 

小川卓×清水誠の対談 これからの分析で必要な事とは

5 years 4ヶ月 ago

こんにちは。アパレル、旅行業界のデータアナリストとして活動している花輪です。

現在の分析を過去から振り返り、これからはどのような分析が必要になっていくのか。

清水さんと小川の対談をお届けします。

 

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(左)清水誠さん (右)小川卓さん

  

小川 卓

ウェブアナリストとしてリクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパン等で勤務後、独立。複数社の社外取締役、大学院の客員教授などを通じてウェブ解析の啓蒙・浸透に従事。株式会社HAPPY ANALYTICS代表取締役。

主な著書に『ウェブ分析論』『ウェブ分析レポーティング講座』『マンガでわかるウェブ分析』『Webサイト分析・改善の教科書』『あなたのアクセスはいつも誰かに見られている』『「やりたいこと」からパッと引ける Google アナリティクス 分析・改善のすべてがわかる本』など。

 

清水 誠

Webビジネス歴24年。UXとIAの分野を開拓後、楽天やWebCrewなどの事業会社においてIT・UX・アナリティクス活用による改革を推進。2011年に渡米し、Adobe Analytics(SiteCatalyst)の企画・開発・啓蒙に携わる。2014年に帰国し独立。コンセプトダイアグラム提唱者。

執筆・セミナー多数。2008年文部科学省アドバイザー委員。2014年Web人賞受賞。

 

著書 『コンセプトダイアグラムでわかる[清水式]ビジュアルWeb解析』『サイトサーチアナリティクス アクセス解析とUXによるウェブサイトの分析・改善手法』(監訳) 『商談に結びつける 売上をあげるためのBtoBデジタルマーケティング入門』(共著)

 

 今までの分析

 (小川)Googleアナリティクスは、セッション単位の分析が多かったと思うのですけど、そもそも何故セッション単位なのでしょうね。

 

(清水)セッションの30分というのはWebアプリ開発の昔の名残ですよね。Webサーバー上でユーザー単位のデータを保持する期限を30分にするのがデファクトスタンダードだっただけ。

 

(小川)Googleアナリティクスの登場が2006年頃で、それ以降ずっと、セッションが分析の単位になっていますね。

 

課題

 (小川)でも現在はタブブラウザや複数ウィンドウを使うのが主流になりました

 

(清水)ブラウザのタブって消すのをためらうので、20や30は何週間も開きっぱなしですよねー(笑)

 

(小川)何週間はすごいですね(笑)。タブを行き来したり、リロードしたりするとセッションが切れて、サイト外にカウントされてしまったりと本来のユーザーの動きがよくわからないというのがありますよね。

 例えば、訪問で1回目〜3回目までは情報収集しにきて、4回目に上司に確認をとってから問い合わせをしてきた場合、4回目の訪問は、サイト訪問していきなり問い合わせをするような見え方になってしまうので、ユーザーの本来の動きが見えにくいですよね。そうすると正しい施策が取りづらいという課題が出てきますよね。

 

(清水)分析の考え方が広告の効果測定にだいぶ引きずられましたね。Googleアナリティクスも最近になってようやくユーザ視点のコホート分析やユーザーエクスプローラーなどが追加されましたが、まだ告効果測定ツールの域を出ていません。次のFirebase(App+Web版)は、ユーザー分析を飛び越えて行動データ収集装置になりそうですが。

 

(小川)ABテストでUIを変えてみたりしてもコンセプトダイアグラムでいうと、ユーザーの態度変容までは変えることができないですよね。

 

(清水)元々買いたい人が買いやすいような操作性の改善に終始してしまっている傾向があります。ボタンは何色が押しやすいのかなど。

 

(小川)それでいうと、コンバージョンしない(買おうと思っていない)ユーザーの9割以上にはあまりささらなそうですよね。やはりボタンだけでは難しいですよね。

 昔はサイトがあるだけで良かったので、使いづらいサイトが多く点在していて、同業他社と比較しながらABテストを行って対応していたのでUIで対応できる時代だった。

  

(清水)これからはユーザーをどう導き、どう変容させていきたいのかをベースとして分析していく時代になってきた。今までの小手先のテクニックは通用しなくなってきて、解析ツール依存になるのではなく、本来のユーザーのことを考えてマーケティングしていく必要があります

 

(小川)そこでカスタマーアナリティクスという考え方が出てきたんですよね。

 

(清水)昔はユーザーエクスペリエンス(UX)、ここ数年はカスタマーエクスペリエンス(CX)という考え方がベースになっています。「カスタマーアナリティクス」は既に本が出ていて、その本では、WEBの解析だけではなくて、定性的なリサーチや統計的なデータ処理など、ユーザー理解のための幅広い手法が取り上げられています

 

Customer Analytics For Dummies (English Edition)

Customer Analytics For Dummies (English Edition)

  • 作者:Sauro, Jeff
  • 発売日: 2015/01/16
  • メディア: Kindle版
 

 

何故カスタマーアナリティクスなのか

 (小川)何のためにカスタマーアナリティクスをやるのか?

 

(清水)従来の分析は企業視点のパフォーマンス分析でしかなく、いくら緻密に分析したところで、顧客の理解が深まりません。

例えば、保険やクレジットカードのような金融業界は集客の効率改善が頭打ちになっていますよね。そこで、SEOやコンテンツマーケティングに手を出してみても、アクセスが増えた、くらいしか分からない。

 

(小川)ユーザー軸だと、アクセスやコンバージョンが少ないサイトでも活用できる可能性があり、コンバージョンをした後の動きって意外と大事で、購入完了後は、意外とサイトに戻ってきている。購入後、どのくらいで配達されるのかなど気になって戻ってきているケースがありますよね。

 

カスタマーアナリティクスによって何が変わるのか

 (清水)長い目でみると、納得した上でコンバージョンしてもらうことがベストですよね。ユーザーの納得レベル段階的に分かれると思うんです。例えば

・自分に本当に必要だという納得

・解決の方向性としての納得

・このお店や商品なら自分にとってベストだという納得

 

(小川)カスタマーアナリティクスを実際に取り組もうと思ったらどこから手をつけたら良いのでしょうか?

 

(清水)まずは仮説を洗い出すため、ユーザーエクスプローラーのような個人を追う探索型の分析をして、得られた顧客の行動パターンに基づいてCXの質や変化を表す指標やKPIを定義することから始めると良いと思います。その指標は、タグマネージャーやアナリティクスをカスタマイズして取得するか、別のツールのデータと統合する必要があります。

さらに、データをわかりやすくビジュアライズする、全データに適用して検証する、オーディエンスを作成して広告やリマーケに活用する、コンテンツ制作やサイト改善につなげる、などが続きます。

 

(小川)最初に仮説を作った上で取り組むことが大切で、ただユーザーをみていただけだとあまり意味がないですよね。それができていない企業が多いというのは、何が原因なんでしょうね。

 

(清水)企業側で自力で行うのはまだ難しいと思います。ツールがまだ昔の企業視点から抜けきっていないので、一般的なノウハウや標準機能に惑わされず、かなり強い意志を持って上手く使いこなす必要があります

 

(小川)一度やり方や考え方含め外部から入って、そのノウハウを自社に取り入れて、協力できれば良さそうですよね。カスタマーアナリティクスをやると良いことをまとめると2つありそうですよね。

 

  1. 本質的な課題解決ができること。UI改善で頑張ってきたけど、小手先では限界がある。
  2. 規模が小さいサイトでも使うことができること。数件で新しい気づきを見つけることができる。

 

(清水)あとはもう一つ、社内が変わるという点もあります。デザイナーや制作部門がUIUXを提案しても利益への貢献を示せないというような状況では、ユーザー軸の分析をすることで、UXやCXに投資する根拠を示すことができ、ユーザー視点が大事だと社内の雰囲気が変わってきますよね。

 

(小川)少しでも多くの企業やサイトに取り組んでほしい考え方ですよね。本日はありがとうございました!

 

(清水)ありがとうございました!

 

 そんな清水さんとHAPPY ANALYTICSがリリースした新サービスがこちらになります!

 

 

「アナリティクスによるCX (Customer eXperience) 向上サービス」

ROIやCVRといった企業のパフォーマンス測定を効率の改善につなげるだけで事業が成長する時代は終わりました。顧客が主役の時代においては、顧客一人ひとりを理解し、良質の体験を提供するために、デジタルのあり方を考え直す、データを活用する、社内フローを見直す等、あらゆる努力や改革を進める必要があります。

 

そこで、顧客理解のためのデータ統合とプロファイリング、個人単位の特性の可視化、セグメント定義、接客やMAツールとのデータ連携、デジタル施策の改善提案までを一気通貫でサポートするサービス「アナリティクスによるCX向上サービス」を、HAPPY ANALYTICS 及び 清水誠が提供開始しました。

 

詳しくはこちらのページをご覧ください

HAPPY ANALYTICS×清水誠「アナリティクスによるCX (Customer eXperience) 向上サービス」|株式会社HAPPY ANALYTICS

【参加ルポ】ポストコロナを生き抜くためのSNS活用&分析事例セミナー

5 years 4ヶ月 ago

こんにちは、マーケティング大好き・井水朋子(イミトモ)です。
今日は、先日赤坂で開催されましたSNS活用&分析セミナーの参加ルポをお届けします。

 

普段はGoogleアナリティクスに関する講演や執筆が多い小川卓さんですが、今回はSNSにフォーカスしたセミナーということで、個人的には相当ワクワクしてのぞみました。

共催される株式会社BESの田中千晶さんは、SNSに精通しているとのことで著書も多数。期待に胸が膨らみます。

 

こんな方にオススメ

・ポストコロナですべきことを知りたい

・SNSの活用法を押さえておきたい

・集客をSNSで補いたい

・時間ができたので、今こそSNSを勉強しておきたい

・SNSで投稿しているけど、分析をしたことはない



  1. SNS運用術(田中千晶さん)
  2. SNS分析術(小川卓さん)

という流れでルポをお届けしたいと思います。

 

 

 

 

SNS運用術

 

SNS運用術は、SNSの著書も多数でお馴染み、株式会社BESの田中千晶さん。

なんと、シリコンバレー界隈の企業に直接足を運んで情報を仕入れていた時期もあるのだとか。

今では各企業の積極的なSNS活用法をレクチャーされています。



田中さん「みなさん、BtoBで活用されますか?BtoCで活用されますか?」

 

会場のみなさんが挙手した結果、BtoCが多数でしたが、講義ではどちらでも活用できるように教えてくださいました。

 

Twitter、FACEBOOK、Instagramの3つのSNSに触れましたが、それぞれ印象に残ったところをシェアさせていただきます。

 

ニュース性・拡散性抜群のTwitter

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情報が拡散するしくみや心理を紹介していただき、自分の知らなかった事例を多く教えていただきました。


PUSH型の営業術も

TwitterでPUSH型の営業術もできるようで、ダイレクトメッセージを活用するそうです。

 

テレアポや飛び込みなどの営業を行っている部隊が、Twitterに営業の場を移したイメージですね。

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まずはオンラインで軽く話すというのも、コロナ禍にあった提案ですね。

営業マンにより対面での営業が限られるまさにこの時期、営業マン部隊はTwitterを活用するといいかもしれませんね。

 

そして、このTwitter活用、企業アカウントはもう古いそうです。

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たしかに、私が個人的にTwitterでつながっている方も、個人アカウントで活用している方が多くいます。全従業員で取り組むとは、驚きでした。

 

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営業職の人は、全員でTwitterに取り組む理由がここにあるんですね。

 

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私も前職の会社でテレアポを経験したことがあったのですが、TwitterのDMだからこそリーチできる層が一定数いるのではないかと想像できました。

 

Twitterで営業ができる人材の市場価値が高まりますね~。


ライブ動画が熱いFacebook

匿名性や拡散性が高いTwitterと比べると、実名で信頼性が高いFacebook。

中でも今HOTなのが「ライブ動画」です

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コロナ禍の影響を受けた企業が多い飲食業界ですが、お酒のテイクアウトをライブ動画したお店の事例を紹介。



動画というと、作成するのが大変なイメージを持っていませんか?

ハイ、私もその一人でした。

 

『ライブ動画』では、作りこんでいないリアルな感じがいいのだとか。上のスライドでは、飲食店がお酒を販売する模様をそのまま動画として配信し、ECに流しています。

 

これでいいの?!

 

と思いますが、実は結構細かい工夫が隠されています。

 

  • 途中から見た人にも内容が伝わるように、手書きテロップを入れるという配慮
  • コメントを素早く返信するスタッフを別で用意
  • おまけなど、購入者が喜ぶことをしている

 

自宅にいる時間が増え、SNSに接触している時間が増えていからこそ、このような取り組みを始めてみるといいかもしれません。

 

リポストでつながるInstagram

Instagramは、ユーザーの投稿をリポストしてつながることができます。リポストとは、TwitterでいうRT、FACEBOOKでいうシェアと同じような機能です。

 

下のスライドでは、フォロー&リポストのキャンペーンを行うことで、投稿1時間後には100近くのいいねを獲得しました。

 

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ストーリーズでは時間限定を特別感の演出に

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複数の媒体を掛け合わせるワザ

Facebookの非公開グループとTwitterを活用することで、コミュニティを作ることもできます。

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SNSの分析術

 

SNSの分析術は、ウェブアナリストとしてお馴染みの小川卓さん。

でも今回はGoogleアナリティクスではなく、SNSの分析です。

 

「分析といっても、いきなりデータを見てはダメですよ」

 

というのは、小川卓さんのGoogleアナリティクスセミナーでしばしば聞かれる言葉ですが、SNSのセミナーも分析の前に確認すべき大事なことからでした。それが次の『役割』です。

 

ソーシャルメディアの9つの役割

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これを見て「え、こんなにあるの・・・」と思った方や「これは中小企業には真似できない」と思った方もいるのではないでしょうか。

 

セミナーでは、名古屋のソファー製造販売会社の事例を紹介しながら、9つの役割について紹介していました。

 

「流行にNo,普遍にYES」というNOYESさんは、この時代を踏まえた提案になっているのがナイスですね。

www.ny-k.co.jp



セミナーではTwitterの紹介をされていました。

 

 

https://twitter.com/sofa100NOYES

 

ライトな感じで、

・リニューアルした商品のお知らせ

・販売開始のお知らせ

・販売開始後のお知らせ

をそれぞれ伝えています。(購買・アクション決定の後押し)

 

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ユーザーからの連絡や質問には、公開の場でやり取りしているのが好印象です。(顧客サポート)



次に、同社は「ファン化」の取り組みでは

ー3年以上ご愛用いただいた方の写真投稿でクッションプレゼントー

 

なるほど、買って終わりではなく、買ってからお付き合いを始めることを提案されているんですね。(購買・アクション後のファン化)

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製造会社ならではの製造工程も載せています。(ブランディング)

ソファーへの愛着が増しますね。

 

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子供向けの活動も、同社のターゲット層に共感されそうですね。(CSR活動)


NOYESさんに関するスライドを4枚みただけにもかかわらず、NOYESの魅力が伝わってきました。

このブログの読者の方の中には、NOYESさんのようにすでにファン作りを始めている方もいれば、これから始める方もいるかと思います。

 

役割を軸に考える目標設定

その1:自社で活用する際に、どの役割の優先順位が高いかを整理する。

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その2:役割に応じた指標を確認する。

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その3 指標をもとに、目的と目標を決める。

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目標やKPIを増やすためにはすべきことは2つ。

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母数を増やすために見るべきことは3つ。

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それぞれの管理画面から確認しておきたいですね。



以上、考え方としては、とてもシンプルですね。

TwitterでもFacebookでもInstagramでもLINEでも共通して使える考え方なのがありがたい。変化が多いソーシャルメディアの中でも、普遍の部分ですね。



では、Googleアナリティクスでは、どのような数値を見ておいたほうが良いかを紹介いたします。

 

ソーシャルメディア分析で見るべきGoogleアナリティクスのポイント

Googleアンリティクスで見るべき項目は3つ。

 

その1:ソーシャルからの流入数とコンバージョン数を確認

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※自社投稿だけを区別するときは、パラメーターを活用すれば可能です。

 

その2アシストコンバージョンを確認

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間接的な成果も、しっかり把握しておきたいですね。

 

その3 ソーシャルで人気のランディングページを確認

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ソーシャルの人気記事は、自然検索の人気記事とも異なる点が面白いですね。

 

というわけで、以上3つの見るべき項目でした。



Googleポータルのレポートで自動化も可能とのことで、HAPPY ANALYTICSの例が紹介されていました。

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※データポータルに関してはこちらの記事もおすすめです。

analytics.hatenadiary.com

 

また、セミナーの後半ですが、ソーシャルメディア上の情報収集をする具体的な方法やサービスを紹介していました。ネタを集めるために役立つTIPSが色々ありました。



昨今の情勢を踏まえて、どのようにソーシャルメディアを活用すべきか

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ユーザーとの接点を保ちながら、安心感を確認しあっていきたいですね。具体例もいくつか紹介されていました。

 

 

開園しながらも、ディスタンスという安心を届けていますね。

 

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安全を自社の言葉で表現するとはどういうことか。

 

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おうち時間を楽しんでもらいたいという気持ちも素敵ですね。



ソーシャルメディアを活用する事で、ユーザーに「忘れられない」「愛される」「安心してもらえる」ようになりたいですね。



ソーシャルメディアの活用と分析について、このブログを読んだ方が一つでもヒントにしていただけたら幸いです♪

 

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後日談

今回登壇してくださった田中千晶さんとHAPPY ANALYTICSの小川さんからコメントをいただきましたので、紹介します。

 

 

株式会社BES 田中様コメント(全文)

 

セミナーにご参加いただきました皆様、そして小川様、井水様、この度はありがとうございました。

今回のセミナーではBtoB・BtoCどちらの企業様にもお役立ちいただけるような内容をお伝えしました。コロナの感染再拡大に伴い、まだまだ先行き不安な時期が続きますが、そんな今だからこそ費用対効果の高いSNSを活用していただきたいと思います。

何かお困りのことなどございましたら、いつでもご相談ください。

改めまして、この度は誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

 

株式会社BESでは、SNS人材の育成を行われています。興味のある方はチェックしてみてくださいね。

snsschool.net

 



株式会社HAPPY ANALYTICS 小川卓コメント(全文)

 

普段はあまり講演テーマとしては取り上げない「ソーシャル」をテーマにお話しさせていただきました。共催のご提案をいただいた田中様のおかげです。ありがとうございます!

また参加いただいた皆様にも本当感謝しております。分析と情報収集の考え方についてお伝えさせていただきましたが参考になりますでしょうか?ソーシャルメディアの質は量を増やし学んでいくことで上がるものだと信じております。

ぜひ、今まで以上にソーシャルメディアで皆さんのサービスの良さや特徴、想いをぜひ伝えてあげてください。皆さんの投稿を見るの楽しみにしています!

 

 

お二人の包み込むような雰囲気とコメントに、ひたすら頭が下がります。私もこの春にTwitter(@imizutomoko)を始めたばかりなので、心新たに頑張ろうと思いました。

https://twitter.com/imizutomoko

 

最後にHAPPY ANALYTICS社のソーシャルを紹介して終わりたいと思います。スタッフが更新していますので、よかったらフォローしてくださいませ。

 

★Twitter

HAPPY ANALYTICS社のTwitter

https://twitter.com/happy_analytics

小川卓のTwitter

https://twitter.com/ryuka01

 

★Facebook

HAPPY ANALYTICS社のFacebookページ

https://www.facebook.com/happyanalytics

 

小川卓のFacebook

https://www.facebook.com/ryuka01

 

このブログを読んだ感想などもいただけるとうれしいです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

ハッピーアナリティクス!!

<小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第11号の配信

5 years 4ヶ月 ago

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7月7日に配信されるメールマガジンの内容です。

 

www.mag2.com

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

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というわけで中身をちょいだし!

 

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-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
■【PickUPニュース】
YouTube動画のクリック率や視聴時間はレコメンドされやすさに影響する?
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

前回のメールマガジンでFacebookの広告表示ロジックについて取り上げましたが、
今回はYouTubeのレコメンドロジックと数値の見方について紹介していきます。
こういった考え方で動画がオススメされているのか!という事が分かります。

 

実際の説明動画はこちらからご覧いただけます。

・Better Understand How Your Videos Are Getting Discovered - How Important are CTR and AVD?

www.youtube.com

 

今回はこちらの内容をある程度翻訳してみましたので、紹介します。

 

レコメンドの順位やオススメされるかは、何十もあるシグナル(順位付けに使われる指標)のうち以下2つを重視しているとのこと。

 

1つが「CTR(クリック率)」。動画が表示されたときにクリックされる割合ですね。
もう1つが「AVD(Average Video Duration=平均視聴時間)」。動画が見られた時間。
それぞれの指標に関しての考え方や懸念に対しての方針などの説明が続きます。

 

まずレコメンドの動画の「クリック率(CTR)」がどう影響しているかについて言及しています。

再生回数が多い皆さんが作った人気の動画ほどCTRが低くなる傾向があるとのこと。

 

理由として

「配信数の多い動画は、最終的にはより多くの視聴者に表示されるため、
あなたのコンテンツは、あなたやあなたの作品をあまり知らない多くの人に表示されることになる」
とのこと。


確かにこれは納得感ありますね。リスティング広告とかでも似たような傾向があるかと思います。逆にニッチな動画で(対象に刺さる動画であれば)、CTRが高くなるという事も意味しています。

 

(以下略)

==================

 

本メルマガは月2回配信しており、海外のウェブマーケティングに関するニュースを取り上げています。上記内容以外にも、ニュースヘッドライン(数行解説)やQAコーナーなども用意されています。

 

月額550円/月(税込み)で、初月は無料です。今月登録いただくと、今月の過去配信メルマガ(上記内容含む)も読むことができます!

 

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情報収集のお供によろしければぜひぜひ。

 

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【イベント開催の詳細】「~ゆるっと法人化して4年目~ HAPPY ANALYTICSの3年半と今後に向けて」@7月30日

5 years 4ヶ月 ago

 

f:id:ryuka01:20200707103352p:plain

 

HAPPY ANALYTICSは2020年7月に5期目を開始いたしました。

今までを振り返りつつ、今後に向けてどんな取り組みを行っていくのか。
そういった内容を発表するオンラインお喋り会の場を設けました。

 

【日時】2020/07/30 (木) 19:30 - 21:00

【費用】無料

【場所】ZoomのURLをご案内いたします

 

お話する詳細に関しては、イベントページをご確認いただければと思いますが

ha2020.peatix.com

 

本ブログでは読者向けにもう少し濃い内容を書いてみようかなと。

という事でまずは「お話しする内容」の詳細版です。

 

 

お話しする内容(詳細版)

HAPPY ANALYTICSとは

何故この名称になり、会社を設立したのか。そのあたりの経緯(まぁ別に深くてイイ話があるわけではないですが 笑)をまずはお話します。MissionやVisionなども決めたのでそのあたりの紹介も。

 

そして各期の主な出来事や変化を紹介していきます!法人化・主なイベント・育成講座開催の経緯・スタッフ募集など。毎期を100点満点で振り返りっていきます。

 

「体制」で見るHAPPY ANALYTICS

メインスタッフである工藤さんと飯村君との出会いなどについてお話をします。

 

お二人と一緒にお仕事始めたのは会社設立よりも何年も前でした。飯村君は、まだ大学院生の頃でした。工藤さんはリクルート在籍時に一緒にお仕事した経験があり、秘書をFacebookで募集した時に申込いただいたのがきっかけでした。今回はお二人にもツッコミ役として参加いただきます。

 

そして去年末にスタッフを一気に増やしましたが、その背景や現在皆さんがどういった仕事をしているのかを紹介いたします。また育成講座卒業生のコミュニティもあり、どんな内容を話しているのか、先月行われたオンライン飲み会の様子なども公開。

 

こういった体制を作っていく中で、「社員を雇わない理由」「コミュニケーションをする上でのポイント」「効率化のために取り組んだこと」などの裏側についてもお話しします。

 

「システム」で見るHAPPY ANALYTICS

HAPPY ANALYTICSでは様々なSaaSを使っています。Salesforce / Pardot / Kibela / Moodle/ Slack / Wordpress / Piwigo / Notion / Trello など約20種類。

 

それぞれの使い分け・連携・活用について紹介いたします。

 

また以前記事にもしましたが、HAPPY ANALYTICSで利用しているGoogleデータポータルについても解説いたします。少人数でも割と良い感じに出来るよ!というところをお伝えできれば。

 

使いきれていなかったり、失敗談も沢山あるので(進行中)そのあたりもオープンにお話しできれば。

 

「数値」で見るHAPPY ANALYTICS

アナリストというお仕事をしているので、自社の様々な数値を取得したり、見たりしています。

 

売上・コスト回りも公開。内訳や時系列での変化もお話しいたします。またお金周り以外では業務内容や時間の内訳についても見ていきます。Salesforce内で作っているダッシュボード例などもお見せ出来れば。

 

私自身もどこまで数値出していいのかよくわかりませんが(笑)、フリーランスや1人~数人で独立している方向けの何かしらベンチマークになれば良いかと思い、取引先に関する情報以外は基本オープンでお話しいたします。


今後のHAPPY ANALYTICS

5期目に入ったHAPPY ANALTYICS。今後のウェブマーケティングのトレンドも加味して、目指す方向性をお話しいたします。KPIと定性面の話がメインに。

 

後は新しいサービスリリースの案内等いくつか告知があるのでそのあたりを紹介する予定です!(絶賛準備中…)

 

後は、以下のようなお話もします 。

 

こんな事もやるよ

・いただいた質問に関してはQAコーナーで全ての質問にお答えします。「それはお話しできません」みたいな回答もあるかもですが(汗)、回答は致しますので、バシバシお寄せください。なので終了時間は延長するかもですが、途中参加・途中退室でOKです!

 

・19時開場、19時半開始ですが、19時~19時半に「夏」をテーマに何かやる予定なので、時間がある方は少し早めに参加いただけたら嬉しいなと!

 

イベント実施しようと思った経緯 

特に複雑な理由があるわけではないですが、

1)自社オンラインイベントをやってみたかった(今後のためにも)

2)ちょうど4期をまとめる上で、何かモチベーションが欲しかった

3)似たような境遇の方に何か役立つ情報提供できるかも!

という感じです。

 

イベント説明ページに書いておりますが、ゆるっとしたイベントになりますので「このイベントでしっかり勉強せねば!」と気合入れなくても大丈夫です(笑)

 

無料で参加可能、キャンセル連絡等も不要なので、気軽にぽちっとお申込みいただけば。

 

ha2020.peatix.com

 

それでは、当日オンラインでお会いできるの楽しみにしておりますー!

寄稿「Google アナリティクス 基礎の基礎 第三回」(オンラインセミナー)に参加してきました!

5 years 4ヶ月 ago

 こんにちは。アパレル、旅行業界のデータアナリストとして活動している花輪です。

 

https://data-analyst.jp/

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アナリティクスアソシエーションが主催する「Google アナリティクス 基礎の基礎 第三回」(オンラインセミナー)に参加してきました!
講師はウェブ解析の第一人者として多数の著書、講演にご活躍の小川 卓氏です。

 

a2i.jp

 

セミナーは基礎の基礎というタイトルになっており、Google Analyticsの初心者の方はもちろん、中級者、上級者の方でも初心に帰る意味で、とても良いセミナー内容になっておりました。個人的な意見も交えながらご紹介させていただきます。

  

今回のオンラインセミナー参加者は、なんと600名以上の申し込み、最大440名ほどが同時視聴されておりました!セミナーの内容は、「サイト内改善につながるユーザーの可視化」を以下3つの機能でご説明されておりました。

 

ユーザーを知るための3つの機能!

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こちらの3つは、分析をする上で必ずといって良いほど通る内容です。

それでは順にご紹介させていただきます。

 

 

1 「ページ間の移動をみるナビゲーション機能」について

こちらは指定したページの前後の動きを見ることができる機能になっています。

 

例えば、気になるページの前後ってどのページからきて、どのページへ移動しているのか、離脱しているのか気になりますよね。私は自分の制作したページは必ずみておりました。また、画面内に複数のリンクが設定しているページに対して、どのリンクが押されているのか。なども気になるかと思います。

 

そういった方のための解決機能が、ナビゲーションサマリーになります。

 

Google Analyticsから見るには、行動→サイトコンテンツ→すべてのページを選択し、表示された画面の中央少し上にタブ(エクスプローラ)と記載のある右のナビゲーションサマリーというメニューを選択すると見ることができます。

 

f:id:ryuka01:20200704175728p:plain

 

真ん中にある現在の選択範囲から調査対象ページを選択します。

画面を真ん中に分けて左側が1つ前の動き、右側が1つ後の動きがみられます。

 

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私もこの機能を利用すると意外なページから来ているな。意外な方向に遷移するんだな、やっぱり想定通りの動きだった等、ページ前後のユーザーの行動を理解する上で大変役立つ機能だと思っています。

 

ただ見るだけでなく、デバイス別のセグメントをかけることで、より深い分析も紹介されていました。

 

調査対象ページが同じでも、デバイス別に見るとモバイルの方がデスクトップより1つ後の動きに行く率が高かったり、逆にデスクトップの方がモバイルより高かったりと1つのページに対して、デバイスが違う場合、次につながる行動が違って見えたりします。

 

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セミナー参加者にナビゲーションサマリーを利用したことがある、ないのアンケートが行われました。

 

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半数以上の方が、今回のセミナーでナビゲーションサマリーを知り、私としてはこちらの機能だけでもセミナー参加の意味はあったと思っております。

 

2 「ユーザーの行動を深掘りするイベント機能」について

 

サイト内に動画があった場合、再生ってされているのか?また、縦長の画面だった場合、どこまでスクロールがされているのか?

 

と思ったことはないでしょうか。そのユーザー行動を可視化できる解決方法がイベント機能になります。

 

ただしイベント機能の実装は、コードの実装やタグの設定が必要なため、初心者にはハードルが高く、私も実装まではしたことがないので、どのようにしたら良いか悩んだことがありました。

 

そのような時は、制作会社やエンジニアの方に相談してみましょう。ただ、設定や実装についても自分で知りたい。やってみたい。という方にはこちらの書籍をオススメします。小川さん自身の本にはなりますが、初心者の方でも理解しやすい本になっており、一度書店で手にとってみても良いと思います。

 

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GoogleAnalyticsから見るには、行動→イベント→上位のイベントを選択し、設定したイベントを選択すると詳細に見ることができます。

 

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例えば、動画の場合、全体の再生時間を100%とした時に、どの程度(何%)まで再生がされているのか?といったことがイベントを設定すると取れるようになります。

 

また、動画を再生されている人の方が問合せや資料のダウンロードをする人が多い少ないなどの次なる分析に利用することもできます。

 

イベントはユーザーの行動(アクション)を知る上で、大変よく使う機能です。実装や設定は、少しハードルはありますが、イベントの見方は是非覚えておいたが方が良いと思います。

 

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上の画像は昔の小川さんで可愛らしい姿をされていますよね。大変貴重な写真です。

こちらはホームページに掲載されています。小川氏の経歴や趣味なども動画に収まっているので、この機会に覗いてみてください。ちゃんとイベント計測されるようです。

 

happyanalytics.co.jp

 

イベント機能の話に戻りますが、特に覚えておいた方が良いことは2つになります。

 

・ページ閲覧以外で取得したい情報を整理する。

・ユーザーの興味関心や態度変容を知るために活用する。

 

ちなみにイベントの利用率は約50%でした。

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3 「好きな項目を選んでみるカスタムレポート機能」について

 ・日毎に重要な数値がまとまった表をみたい。

 ・どの曜日と時間の訪問が多いのかみたい。

 

こちらの解決方法は、カスタムレポート機能になります。

 自分で作成したカスタムレポートは、他の方へも共有することができます。

ただし、型のみでデータは共有されないのでご注意ください。

 

GoogleAnalyticsから見るには、カスタム→カスタムレポート→新しいカスタムレポートを選択し、作成することができます。

 

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いきなりカスタムレポートを初めから自分で作るのは難しいと思います。そういった方のために、既存のカスタムレポートを利活用することをおすすめします。

 

小川さんより共有いただいたカスタムレポートの一例(曜日時間レポート)

 

https://analytics.google.com/analytics/web/template?uid=DZI2jkM7RESN7djiZ2VAxw

 

Google Analyticsへの反映方法は、Google Analyticsにログインした状態で上記URLをクリックします。

次に反映したいビューを選択し、作成を押します。そうするとGoogle Analyticsにカスタムレポートが反映されます。反映後、編集してカスタマイズすることも可能です。社内で共有するデータがある場合など、とても便利です。是非活用してみてください。

 

カスタムレポートの利用率は約2/3とイベントより少し高めでした!

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最後にどのサイトでも使える改善案のお話がありました。

「ページを構成する上で、ユーザーの気持ちを元に担当者の考えたコンテンツを用意する。」

 私もこのような考えで、ページを構成していましたが、実はこれだけでは50点!とのことです。

 

それ以上の点数を取るには、さらに読み終わった後のユーザーの気持ちを想像し、コンテンツを用意することが大事とのことです。なるほどです。

ページを構成する上で大事なのは、必要なコンテンツを作り、ユーザーが読み終わったとのことも考えた次の案内をのせるとのことです。

 

ウェブサイトは「水族館」であれ!と最後に小川さんはおっしゃられていました。

水族館は、薄暗くどこに進んで良いかわからない。そのため、ある程度の順路は用意しておかなければならい。行き止まりは作らないで欲しい。とユーザーは思いますよね。

 なので、水族館として自社サイトが機能しているかの確認は、セミナーでご紹介した3つの機能が活用できます。

 

感想

最初から最後まで初級者向けの内容にはなっておりましたが、実際にGoogle Analyticsをどうやって自社サイトで見れば良いのかと悩んでいる方は多くいると思います。

 

まずはGoogle Analyticsをどのようにみていけば良いのかとその悩みの解決策の1つとして今回のセミナーはとても意味のある内容だったかと感じました。

<小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第10号の配信

5 years 4ヶ月 ago

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7月7日に配信されるメールマガジンの内容です。

 

www.mag2.com

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

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というわけで中身をちょいだし!

 

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■【PickUPニュース】:政治と排除の関係
 Facebookの広告掲載ボイコット と インド政府による中国アプリ排除
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コロナやプライバシー、Black Lives Matterや米国大統領選挙。
国同士での紛争。これらの影響によりソーシャルメディアが大きな転機にいます。

今回はこういった動きがどういう影響を与えていえるか。二つのケースを紹介します。


●1:Facebookの広告掲載ボイコット

Facebook特にやり玉に挙がっており、広告掲載のボイコットが始まっています。
実際に何が起きているのか、そしてそれに対してFacebookはどのように対応していくのか。

さて、その話をする前に、Facebookがタイムラインに
広告を出すルールを公開しているので、こちらをご覧ください。

 

How does Facebook decide which ads to show people?

www.facebook.com


どういったロジックでユーザーに表示される広告が決まっているかが公開されました。
大きく分けて2つの要素があり
1)広告配信側が設定したターゲットに基づいて配信
2)複数の要素に基づいたオークション形式で配信する内容を決定

 

(以下略)

=====

 

本メルマガは月2回配信しており、海外のウェブマーケティングに関するニュースを取り上げています。上記内容以外にも、ニュースヘッドライン(数行解説)やQAコーナーなども用意されています。

 

月額550円/月(税込み)で、初月は無料です。今月登録いただくと、今月の過去配信メルマガ(上記内容含む)も読むことができます!

 

www.mag2.com 

情報収集のお供によろしければぜひぜひ。

 

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2020年7~8月のセミナー

5 years 4ヶ月 ago

小川卓のセミナー・無料相談会など



こんにちは。HAPPY ANALYTICS広報担当の井水朋子です。

小川の直近の活動をお知らせさせていただきます。

※ 2020年7月3日 時点の情報です。 詳細はリンク先をご確認の上、お申込みください。

(時系列)

■1. 宣伝会議:データマーケター育成講座

6月4日に開講した育成講座。全9回のうち5回目。テーマは「ウェブサイトの改善方法を知る」

イベント名 宣伝会議:データマーケター育成講座
タグ 宣伝会議, データマーケター,東京
日時 2020年7月2日 (木曜日)
時間 19:00~21:00
場所 オンライン
定員 50名
費用 99,990円(全8回)
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 終了

lp.sendenkaigi.com

 

■2.宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座

東京教室です。オンラインも受講可能になりました。

イベント名 宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座
タグ 宣伝会議
日時 2020年7月6日 (月曜日)
時間 14:50~17:50
場所 東京都港区南青山3丁目11番13号 新青山東急ビル8階 宣伝会議セミナールーム / オンライン
MAP http://www.sendenkaigi.com/class/venue-list/map-tokyo2.php
定員  
費用 42,900円
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付終了

www.sendenkaigi.com

 

■3.「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」 出版記念オンラインリレーセミナー Vol.01 ~~デザイン改善でCVをあげる~~

監修した本の出版記念セミナーに、ゲスト出演します。

イベント名 「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」 出版記念オンラインリレーセミナー Vol.01 ~~デザイン改善でCVをあげる~~
タグ  
日時 7月 8日 (水曜日)
時間 19:30~21:30
場所 オンライン
定員 100名
費用 無料
主催 株式会社ヘノブファクトリー
ステータス 満席

peatix.com

 

■4.「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」 出版記念オンラインリレーセミナー Vol.02 ~~「ABテスト実績から分かった改善tips~~

監修した本の出版記念セミナーに、ゲスト出演します。

イベント名 「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」 出版記念オンラインリレーセミナー Vol.02 ~~「ABテスト実績から分かった改善tips~~
タグ  
日時 7月 15日 (水曜日)
時間 19:30~21:30
場所 オンライン
定員  
費用 無料
主催  株式会社 UNCOVER TRUTH
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

 

conversion02.peatix.com

 

■5.ポストコロナを生き抜くためのSNS活用&分析事例セミナー

 

イベント名 ポストコロナを生き抜くためのSNS活用&分析事例セミナー
タグ  SNS, Facebook, Instagram, Twitter,
日時 7月 16日 (木曜日)
時間 12:00~16:00
場所 東京都港区赤坂3丁目12-7ストークビル3F
MAP  
定員 25名
費用 無料
主催 株式会社BES 及び 株式会社HAPPY ANALTYICS
ステータス 満席

analytics.hatenadiary.com

■6.宣伝会議:編集ライター育成講座

 

イベント名 宣伝会議:編集ライター育成講座
タグ  編集ライター
日時 7月 18日 (土曜日)
時間 13:00~15:00
場所  東京都港区南青山3丁目11番13号 新青山東急ビル8階 宣伝会議セミナールーム
MAP  http://www.sendenkaigi.com/class/venue-list/map-tokyo2.php
定員  120名
費用  176,000円 (全40回)
主催 株式会社宣伝会議
ステータス  下記リンクより、お申込みください。

www.sendenkaigi.com

 

■7.「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」 出版記念オンラインリレーセミナー Vol.03 ~~「仮説」から成果に繋がる施策を生み出すコツ~~

監修した本の出版記念セミナーに、ゲスト出演します。

イベント名 「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」 出版記念オンラインリレーセミナー Vol.03 ~~「仮説」から成果に繋がる施策を生み出すコツ~~
タグ  
日時 7月 29日 (水曜日)
時間 19:30~21:30
場所 オンライン
定員  
費用 無料 
主催 アウモ株式会社
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

 

conversion03.peatix.com

■8.【自主イベント】~ゆるっと法人化して4年目~ HAPPY ANALYTICSの3年半と今後に向けて

 

イベント名 【自主イベント】~ゆるっと法人化して4年目~ HAPPY ANALYTICSの3年半と今後に向けて
タグ  
日時 7月 30日 (木曜日)
時間 19:30~21:30
場所 オンライン
定員  
費用 無料
主催 株式会社HAPPY ANALYTICS
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

peatix.com

■9.「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」 出版記念オンラインリレーセミナー Vol.04 ~~データを活用したWeb改善セミナー~~

監修した本の出版記念セミナーに、ゲスト出演します。

イベント名 「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」 出版記念オンラインリレーセミナー Vol.04 ~~データを活用したWeb改善セミナー~~
タグ  
日時 8月 7日 (金曜日)
時間 19:30~21:30
場所 オンライン
定員  
費用  無料
主催  株式会社S-FACTORY
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

conversion04.peatix.com

 

■10.【講演】 MZA「Googleアナリティクス実践講座~基本操作編」

オンラインです。 これまで1日で行っていたものを2日に分けます。
分析改善編は9月 8日 (火曜日)13:00~16:00

イベント名 MarkeZine「Googleアナリティクス実践講座~基本操作編」
タグ 初心者, Google アナリティクス 
日時 8月 20日 (木曜日)
時間 13:00~16:00
場所 オンライン
定員  
費用 59,400円
主催 株式会社翔泳社 
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

event.shoeisha.jp

2020年6月に掲載された記事

5 years 4ヶ月 ago

 

 こんにちは。ハピアナ広報担当の井水朋子です。

先月、小川が執筆した記事や、小川が登場した記事をまとめて紹介します。

 

~ラインナップ~

  1. 監修した「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」が2020年6月29日にマイナビ出版より発売されます!
  2. 小川ゼミナールでウェブ解析の研究をしよう!2020年1Q発表会レポート
  3. 「ポストコロナを生き抜くためのSNS活用&分析事例セミナー」を2020年7月16日(木)に開催いたします
  4. 小川卓さん「2020年のウェブ解析と施策はどうなっていくのか? ~ユーザー軸の解析進化と、改善のために取り組んでいくべきこと~ 」書き起こし
  5. 第4期(2020年3月期)のふりかえり~企業研修の増加、2名の採用、ウェブ解析コンサル開始、東京オフィス開設など~
  6. Zoom利用のポイントは?ウェブマーケティングのプロに聞いた結果
  7. 「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス分析・改善のすべてがわかる本 改訂版 が2020年7月18日発売となります

(※順不同) それではお楽しみください!

■1.監修した「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」が2020年6月29日にマイナビ出版より発売されます! 

この本に関連するセミナーも開催予定です。#コンバージョンを上げる本

 

  • 媒体名:リアルアナリティクス
  • 公開日:2020/06/04

 

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■2.小川ゼミナールでウェブ解析の研究をしよう!2020年1Q発表会レポート

一般社団法人 ウェブ解析士協会で始まりました「小川ゼミ」に関する寄稿記事です。

 

  • 媒体名:リアルアナリティクス
  • 公開日:2020/06/05

 

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■3.「ポストコロナを生き抜くためのSNS活用&分析事例セミナー」を2020年7月16日(木)に開催いたします

セミナー当日に話す内容や、株式会社BESさんと共催することになった経緯に触れています。

 

  • 媒体名:リアルアナリティクス
  • 公開日:2020/06/05

 

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■4.小川卓さん「2020年のウェブ解析と施策はどうなっていくのか? ~ユーザー軸の解析進化と、改善のために取り組んでいくべきこと~ 」書き起こし

6/11のセミナー内容の書きおこし記事です。
小川と一緒に登壇した窪田さんがその場で公開し、あまりの早さにTwitter上で話題になりました。

 

  • 媒体名:窪田望さんのnote
  • 公開日:2020/06/11

 

note.com

 

 

■5.第4期(2020年3月期)のふりかえり~企業研修の増加、2名の採用、ウェブ解析コンサル開始、東京オフィス開設など~

ウェブアナリスト育成講座 第3期卒業生 増子さんの記事です。

 

  • 媒体名:WEBLE
  • 公開日:2020/06/15

 

weble.tokyo

 

 

■6.Zoom利用のポイントは?ウェブマーケティングのプロに聞いた結果

メルマガのQ&Aをまぐまぐニュースで取り上げていただきました。

 

  • 媒体名:MAG2NEWS
  • 公開日:2020/06/26

 

www.mag2.com

 

 

■7.「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス分析・改善のすべてがわかる本 改訂版 が2020年7月18日発売となります

今回の改訂にあたり、変更内容を紹介しています。ページ数はなんと50ページ増えています。

 

  • 媒体名:リアルアナリティクス
  • 公開日:2020/06/29

 

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【聴講レポ】小川卓が生放送で1ヶ月間の施策結果を振り返り!「SchooのテキストメディアをLIVE分析【第3回】」

5 years 5ヶ月 ago

こんにちは、冨樫です。今回もセミナーの聴講レポートをお届けします。

 

今回ご紹介するのは、以前レポートをお届けしたスクーのオンライン授業の続き、LIVE配信で決めた施策を実際に実行した結果を生放送で検証する最終回です。リアルな数値データを見ながら施策結果を厳しく確認していく様子はとても刺激的でした!リアルタイムで視聴できなかった皆様に少しでも雰囲気が伝われば幸いです。

 

それでは、聴講した際に「おもしろい!」と感じた部分や、実際に業務に役立てられそうな点など、私個人の感想を交えながら全体の内容をかいつまんで紹介したいと思います。

 

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講座の内容

テーマ「SchooのテキストメディアをLIVE分析

  • 第1回「サイトに関するヒアリング」4月13日(月) 開催済み (聴講レポート / 公式レポート
  • 第2回「サイト内の改善」5月13日(水) 開催済み(聴講レポート
  • 第3回「一ヶ月で数値に変化はあったのか生放送で検証」6月17日(水)開催済み ←今回レポートするのはこちら

 

 

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* 当日はLIVE配信を行っておりましたが、現在スクーさんのサイト上で全3回とも録画授業として公開されています。

 

schoo.jp

 

LIVE分析の対象となったサイト

  • PENCIL(https://pencil.schoo.jp/
    • 株式会社Schoo(スクー)が運営。学びのための生放送コミュニティであるSchooの授業内容を中心に届けるオウンドメディア。
    • 視聴者向けに立ち上げたが、今後は幅広い読者層を獲得したい。訪問者と回遊を増やすことが今回の目的。

 

講座の雰囲気・参加メンバー

  • 講師はウェブアナリストとして著名な小川卓さん
  • 前回までと同様に小川さんが解説をしつつ、PENCIL運営から2名・Schooの司会進行役として1名の計4名のセッション形式で進行 
    • 古瀬さん(写真左下): スクー取締役COO、スクーのオペレーション全般、マーケティングユニットを管轄
    • 青野さん(写真右下): スクーのマーケティングユニット所属、PENCILのディレクション・グロース担当
    • 中田さん(写真左上): 「受講生代表」としてSchooの講義の司会進行を担当
  • 受講者はテキストチャットでLIVE配信に参加、タイムライン上でコメントや質問が可能
  • 進行役の方が質問をピックアップして紹介、講師が解説や回答を挟んでくれるので一連の流れがスムーズ

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当日の講義の様子。左側のタイムライン上で質問やコメントなど受講者からの発言も活発。 前回までの講義の受講者が多く、施策結果を楽しみにしているなど人気の高さが伺えた。


現状の再確認(前回の振り返り)

講座の始まりは、前回までの振り返りから始まりました。

本講座の最後に小川さんが「改善プロジェクトの8つのポイント」の1つとしても触れていましたが、社内外のプロジェクトでも前回の話し合いから時間が経ってしまうとどうしても細部を忘れがちです。思い出してもらって参加者の認識を合わせる、大事ですね!

 

受講者である私自身、前回の聴講から1ヶ月ほど時間が開いてしまっていたので、冒頭で改めてキャッチアップできて良かったです。自分の業務においてもこのステップを忘れないよう心がけようと思いました。

振り返った内容は下記のとおり

  • Pencilの役割、今後の方向性の再確認
  • 改善案一覧

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1回目でLIVE分析し、2回目で施策を決定、そして3回目となる今回までの間に決めた改善案を実行している前提で施策結果の振り返りを行う流れなのですが…印象的だったのは、きちんと施策を実行してくださったことへの感謝の言葉を添えていたこと

 

実行しないことには結果は出ませんが、通常業務の合間をぬってコストやリソースを割いて実行するのは大変なことです。社内で担当が分かれたり、クライアント側にお願いする場合などは、意識的に一声かけることを忘れないようにしようと思いました。

 

小川卓、渾身の改善施策の結果は!?

それでは本編のご紹介をしてまいります。

 

前提として、今回の施策は全て6月2日に本番反映されており、講義当日は6月17日なので約2週間の結果となります。少し期間は短いように思えますが、この時点での結果を包み隠すこと無く公開しておりました。

 

施策をよかったもの・今一つだったものに分けると、下記のとおりとなりました。詳細は講義の録画視聴で確認してみてくださいね。(当日の資料ダウンロードURLも紹介されているので必見です!)

 

よかったもの!

  • 「Pencilとは?」ページ追加
  • 2列表示(デスクトップ)
  • Meta Description修正 離脱率
  • おすすめ系記事の執筆
  • 記事終わりにおすすめ紹介

 

今ひとつだったもの...

  • 横幅拡大(デスクトップ)
  • タイトルと見出し入れ替え

 

改善案の中のひとつ、Pencilとは?ページの追加に関しては、ページの内容を決める過程で社内でかなり熱い議論が為されたとのことでした。このサイトにかける想いを再確認していく中で「“学びたい”を刺激するメディア」という素晴らしいキャッチフレーズが生み出されていました。

 

この話を聞き、施策を通じて自分たちのサービスを改めて見つめ直し、そこで得られる気づきとても大切だなと感じました。私たちは、忙しい日々の業務の中で、つい何のための・何を大切にしてサービスを提供しているのかということを忘れがちです。こういった機会に、考え直したり・関わる人の認識を合わせたりすることこそ、今後の大きな発展に繋がる一歩なのだなと感じました。

 

さて、気になる結果ですが、この施策は上記に記載したとおり結果として「よかった」という結果が出ております。

 

2週間という短い期間ではありましたが、[「Pencilとは?」を閲覧したユーザーのサイト内行動は、見ていないユーザーと比較すると格段によいものだというリアルな数値が出ておりました。直帰も離脱も下がっており、閲覧ユーザーの平均ページビューは3.6倍!PVのランキングでも10位に入っていました。

 

このページを見てもらうことでユーザー行動が向上することが分かれば、その次にやるべき施策も見えてきそうですよね。今後に続く改善のきっかけとなった気がします。

 

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改善傾向にある結果も施策・指標毎に「たいへんよくできました」「よくできました」と評価を分け、 厳しめ採点していく小川さん。受講生からは「容赦ない分析」との称賛?の声も。

 

LIVE配信で小川さんが実際の数値を見しながら検証していく中で特に印象的だったのは、結果的には数%アップした施策についても厳し目の評価をしていることです。

 

自分が主体となって実施した施策結果をまとめる際にやってしまいがちなのが、結果をよく見せるようにしてしまうことです。ダメだったらダメ、思ったより良くはならなかった!と潔い評価をし、それを今後に活かすことが大事だなと改めて気が引き締まりました。

 

受講生の皆さんからも「小川先生、厳しい!」「容赦ない分析」というようなコメントがありつつも、皆心に染みたんじゃないかなぁと思って見ておりました。

 

さて、小川さんのセミナーで紹介され、数々の実績をあげてきた「記事終わりにおすすめ紹介」という改善ですが、今回の施策にも含まれておりこちらは明らかなる改善効果を見せておりました。

 

テッパンの改善策はこのメディアでも健在、もはやテキストメディアなら必須なんじゃないかと思う導線ですね!できているようで、実はできていない(間違っている)こともあるので、気になる方は是非この授業動画を視聴して内容を再確認してみてくださいね!

 

サイト全体への影響は?狙い通り本体サイトに送客できた?

次に講義で話された内容は、下記の2点。

  • サイト全体の閲覧状況
  • Schooへの送客

その場で小川さんがGoogleアナリティクスの実際の画面を開き、リアルタイムで数値を見ながら分析していきます。1回目同様に、数値を確認しながら担当者に確認しながら分析を進めていきます。

 

ヒアリングしながら分析することのメリットは、担当者に例えばとある日だけアクセスが跳ね上がっている日を見つけたらその日に何があったのかを確認しながら進められることですね。

 

今回は、ニュースメディアに記事が取り上げられ大量に流入が増えた期間がありましたので、それをあえて除外しての分析を行っておりました。確かに、外部要因で思いがけず増えたアクセスは再現性がなく、改善施策の正当な評価のためには除いて考えたほうがよさそうです。

 

全体として見ると、サイト内の動きは改善しており離脱率が下がる等の数値でも実際に見てとれました!Schooへの送客は何と1.5倍に!その反面で、集客はまだこれからで、今後伸ばせる可能性があるということもおっしゃられていました。

 

個人的には、施策そのものの結果(良かった悪かった)よりも、実施してみて得られた気づきに着目し次に繋げる視点が良いなと思いました。

 

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このパートの終わりで受講者からの質問を取り上げるシーンがあったのですが、


「期待されていた効果が出ていなかった場合、どうされていますか?
 例えばクライアントから『何かしら良い影響があった指標がないのか?』と聞かれた場合、どう回答されてますか?」

という問いに対し、小川さんはきっぱりと「ないです」と返答していました。

 

期待していた効果が出なかったことに対し、会社や上司に報告するために「こちらの指標で見たら上がっている雰囲気が…」などと答えたり言い訳を用意したりしても、よいことは何もないと断言されています。

 

そこから学んだことによる議論をすること、そこから次への提案をすることが大事とのことでした。

 

皆さんも、この発言を聞いてハッとするところが少なからずあるのでは無いでしょうか?私は自分に少し心当たりがあり耳が痛い思いをつつも、しっかりとこの考えを心に留め置こうと決意した次第です。。

 

改善プロジェクトを進める上での8つのポイント

最後のパートでは、この講義全3回を通し、こういった改善プロジェクトを進める上での重要なポイントの振り返りがありました。

 

  1. 意思決定者を巻き込む
  2. 事前ヒアリング
  3. 会議は共有の場ではない
  4. 説明時に都度「まとめる」
  5. 複数の選択肢から意思決定させる
  6. 前回の振り返りを行う
  7. 質問は復唱する
  8. 小さくても良いので成果を

 

それぞれの解説が気になる方は、この講義の録画授業やDL資料をチェックしてみてくださいね!

 

ここで特に印象的だったのは、いかに意思決定者を巻き込み当事者意識を持ってもらうかという話。提案した複数の改善案の中から、いいと思うものを選んで決めてもらうこともこの一環で、効果がでると自分が選んだものだから結果が気になるというのも納得いく話です。

 

この自分事化できていることの現れとして、この講義を通してのPENCILのおふたりの感想は、とても前向きでより一層自分たちのメディアをグロースさせていく想いにあふれるものでした。

 

青野さんの感想:

いい機会をいただけて楽しかった。

今後も数字を見つつ、学んだことを活かして改善をかさねたい!

 

古瀬さんの感想:

積み上がりでサイトがよくなる感覚を改めて感じることができた。

組織の中での学びのプロセスがこれからの持続的成長を生むんじゃないかと思う。

チームで進めていくプロ説に対する学びが沢山あった!

 

中田さんの感想:

「当事者にする」というのは凄く実感している。

PENCILの担当でも施策実行者でも無いけど、関わることにより当事者意識が生まれた。

結果が出たら自分のことのように嬉しかったりして、分析のことだけでなく社内で色んな人を巻き込んでいく「巻き込み力」「コミュニケーション力」についても学ぶことができた!

 ※皆様の感想は一部を抜粋してご紹介しております。]

 

巻き込み力については、3回を通して参加されていた受講者の皆さんも「結果はすごく気にしてくださったりしていた」とのことで、愛着を持って自分事のように考えてくださっていたとのことでした。

 

今後も色々な人を巻き込みながら、より愛される良いサービスに成長することを予期させる講義の終わり方となっておりました。

 

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笑顔で締めくくる登壇者の皆さんと、愛あるコメントが多くみられた受講者の皆さん。(個人情報の兼ね合いで全てお見せできないのが残念!)色々な人を巻き込み、すでにここにワンチームが生まれていました。

聴講レポートは以上です。

 

オンライン開催でありながら受講者も巻き込みつつ進行し、とても活気のあるよい内容でした。また機会があればぜひ受講したいと思いました。

 

録画視聴できますので、皆さんも是非視聴してみてくださいね!

 

SchooのテキストメディアをLIVE分析(録画授業を無料公開中)

schoo.jp

【変更や追加内容を紹介】「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス分析・改善のすべてがわかる本 改訂版 が2020年7月18日発売となります

5 years 5ヶ月 ago

2017年にソーテック社より発売した書籍『「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス分析・改善のすべてがわかる本」』の改訂版が7月18日に発売されることになりました! Kindle版も書籍版の発売日かその周辺出るかと。

※最新のGAのロゴアイコン &「改訂版」と書いてあります。

 

 

前回出した書籍はおかげさまで好評をいただき、複数回の増版や好意的なレビューを数多くいただけました。ありがとうございます!

 

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という事で、ソーテック社からお声がけいただき改訂版を出すことになりました。「ウェブ分析論」「現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書」に続く改訂版の発売となります。

 

 

まずは簡単に本書の紹介

 

左下に位置するこの書籍ですが、「Googleアナリティクス」を使いこなすための一冊となっております。

今回の改定によりもう少し右(中級者~上級者)に寄りましたが、Google アナリティクスの基本的な操作や用語を理解している方が、分析を行うために具体的に何を行えばよいのか?をまとめた一冊となっております。

 

特徴としては、画面やレポートの使い方ではなく、「分析したい内容」での逆引きとなっていることです。

 

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上記のように「これ知りたい!」という事に対して「こういうに見るとよいよ!」という流れになっております。

 

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これが50種類くらいある感じです。

 

他にも改善施策の考え方や、GA・GTMの詳しい設定方法(それぞれ30ページずつ)が載っています。

 

 

改訂版での変更点

50ページほど分析事例を中心にページ数が増えました。驚異の480ページ(汗)

・業種別のイベントやカスタムディメンションの設定例も業種を増やして増量

・既存の事例も最新化して見直しました

・(当然ですが)画面のレイアウト、GA/GTMの設定回りに関しては全て2020年6月の最新の状態にアップデートしました。正直、これが一番大変だった。3年も経つとかなり変わりますからね

・(当然ですが)リファレンスなどの情報もアップデート。Google アナリティクスにの日本語公式コミュニティ無くなってしまいましたからね…

・説明不足だった部分もかなり補修しました。前回と今回で担当編集が変わりましたので、また違う視点でチェックしてもらえるのは有難いですね!

 

というわけで、新規追加から細かい部分まで変更がたくさん入りました。改めてチェックしていて思ったのは(自画自賛ですが)かなり充実した内容になっているなーと。よく3年前に自分これ書いたなと思いました(笑)

 

様々な分析ノウハウが詰め込まれていたし、意外とマニアックな部分まで詳しく書いているし、操作説明もかなり具体的です。

 

どんな人に向いているか?

一言で言えばGoogle アナリティクスで「分析」をしたい方!全てが対象にはなります。

 

もう少し詳しくお伝えすると

 

・Googleアナリティクスを活用して自社サイトやクライアントのサイトの課題点を洗い出したい

・Google Tag Manager や Google アナリティクスを自ら設定してデータを計測したい

・Google アナリティクスのデータを集計するだけではなく、もう1歩先を学んで気づきを発見出来るようになりたい

・ウェブアナリティクスを今後自分の武器にしたい人

 

という形でしょうか。経営層向けとかではない事は間違いないです(汗)。現場で自ら分析をする人向けに完全に寄せています。

 

 

既に本書(=改訂版じゃない方)をお持ちの方は買い替えるべきか?ということに関してですが、「現在も本書を使っていただいている方」は是非オススメしたいです!画面が変わっていることへの対応ストレスも減るし、新しい分析事例も追加されております。特にGA/GTM設定回りに使っていただいている場合はかなり楽になるかなと。

 

逆に「時々しか見ていない」とか「今は読んでいない」とかの場合は、今すぐ買わなくても大丈夫です。またがっつり分析するぞ!となった時にぜひ手にとっていただければ嬉しいです。

 

 

 

というわけで、改訂版発売のお知らせでした!

【寄稿レポ】小川も登壇した「明日からウェブ解析~デジタルマーケの最新動向~」に参加しました!

5 years 5ヶ月 ago

こんにちは。フリーランスで、企業様の企画運営や保守、ウェブ関連のセミナー講師をしております師岡(もろおか)です。

 

さくらインターネットが運営する「TECH PLAY」主催のイベント「明日からウェブ解析~デジタルマーケの最新動向~」

techplay.jp

 

 本来は、2月に予定されていたセミナーでしたが、コロナの影響で5月11日に開催となりましたが、当日は165名が受講されていました。

 

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今回は、3名のセミナーです。

 

1.小川 卓さん

2020年のウェブ解析と施策はどうなっていくのか?

~ユーザー軸の解析進化と、改善のために取り組んでいくべきこと~

 

2.山田 明裕さん

Search Consoleを活用したコンテンツ改善TIPS

 

3.窪田 望さん

さようなら、まぐれ当たり。

再現性高いマーケティングをするために必要なユーザー理解とは?

 

1.小川 卓さん 2020年のウェブ解析と施策はどうなっていくのか? ~ユーザー軸の解析進化と、改善のために取り組んでいくべきこと~

 

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私は、ウェブ解析関連でも仕事をしているので、どう変わるのかドキドキしながら聞いてました。

【2020年変化その1】セッションへの脱却 ユーザー軸での分析

 これから相手にしていくのは、訪問ではなく「人」である。

複数のデバイスを使っていたり、タブブラウザであったりとか、いろいろな概念の中で「セッション」というのは、あまり大切ではなくなってきている。(後ほど説明があります)と言われて、私自身、少しはセッション数を気にしていたので「えー」っと驚きました。

 

人単位で見るポイントと

・セッションでなく、ユーザー単位で分析を行う

・ユーザーに対して、施策を行う

・ツール環境も整っている

 ユーザーエクスプローラーで一人ひとりのデータを見る。

 

オススメpointは、

CVした人だけのデータを見る。CVした人たちは、何時何分にページをみて、どのタイミングで申し込みをしようと思ったか。以外に大切なのが、CVした後にどんな動きをしているのか?

 

ユーザーの事を知る、ユーザー単位でデータを知る事が重要です。

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■セッションのダメなところ

・訪問回数や検討状態、サイトの理解度合いによってユーザーの利用動向は変わる

・コンバージョン訪問時に下調べはすべて終わっている

・セッションの切れるタイミングが行動的に不自然

 

【2020年変化その2】ITP/3rd Party Cookie規制の流れとそれを意識したウェブ解析

・Safariは、他のブラウザと違う動作をする

・3rd Party Cookieによる影響は解析的

・プライバシーの影響で取得できる情報が減少している

 

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ITP以外とITPに分けましたが、ユーザーの新規の割合やリピートに影響が出てきます。

ですので、セグメントは、きちんと作っておいた方がよいです。

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Chromeのプライバシー対策やGoogle アナリティクスで取得出来なくなってきたデータについての話もありました。

分析側としては、取れるものだけでやっていくということは変わらない。サイト内の動きが追えれば、ある程度は何とかなる。

 

【2020年変化その3】分析や施策の自動化が進んでいく

こちらに関してもいくつかの具体的な事例が動画で紹介されていました。

 

こんな世界の中「どう変化に対応すればよいのか?」ウェブマーケティングに関わっていく上で、5つの力を伸ばす必要があります。

5つの力については、以下の記事をご覧ください!

 

analytics.hatenadiary.com

 

 

アナリティクスのツールが使えますではなく、データ設計、分析に足りえるようなデータを取得するなど。ただしこの部分は、アナリティクスとマーケターと開発と三位一体になってやらないといけないので、橋渡しするなどのコミュニケーション力が必要となります。

 

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知識や情報が本当に必要かを判断することが必要。すべて覚えることは、難しいです。

1人でやるのではなく、チームで出来るのであれば、チームで取り組んでいただいた方がよいです。

 

2.山田 明裕さん Search Consoleを活用したコンテンツ改善TIPS

山田 明裕さんの「Search Consoleを活用したコンテンツ改善TIPS 」セミナーが始まりました。 私は、「Search Consoleを活用した」したセミナーは、なかなか無いので楽しみにしていました。セミナーは、

 

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Search Consoleの画面を見せて、このサイトは何のサイトだと思いますか?からはじまります。機密のデータなので、かなりぼかしています。チャット機能をつかって、続々と回答がきていました。

「振袖 レンタル」「振袖 購入」

などキーワードに非常に特徴がありました。

 

回答は、振袖のレンタルと販売を行っている会社でした。

 

■改善のために注力するポイント 

注目すべき点は、掲載順位が低い(検索結果の順位が低い)けれども表示回数が多いキーワード。掲載順位は低いが、Googleは、「振袖のレンタルと販売を行っている会社」のサイトときちんと認識してくれています。

 

掲載順位の低い「振袖 購入」のキーワードでさらによいコンテンツを作るともっとよい見え方がしてくるのではないでしょうか。

 

こちらの会社のSearch Consoleをさらに深く見てみると、「総絞り振袖」とか、「辻ヶ花着物」などのキーワードが出てきます。これらは染めの技法です。最初の打ち手としては、こういった箇所を強化するという案が出てきました。

 

また上記のサイトに関して、地域を強化するための方法も紹介されました。

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コンテンツをどんなに充実させても、実店舗を持っているそれほど充実していないサイトには勝てません。店舗を持っているだけで、信用度は上がると感じます。

 

画像対策に関しても「altタグに店名等をしっかり入れる」「画像内にも店名を入れる事で覚えてもらえる可能性がある」という実践的なTIPSが紹介されていました。これは早速チャレンジしてみたいですね。

 

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「振袖」のサジェストキーワードすべてのデータを、カテゴライズして、マップにします。トップページは、このURLで「振袖」「振袖 購入」を狙います。(既存のコンテンツを当てはめていきます)

 

どこが足りていて、どこが足りていないか確認する事ができ、無いページは、新しいコンテンツをつくります。これを、すべてのキーワードでおこない、すべてのページが検索流入になる(SEO対策)ようにします。ノイローゼになりそうなので、あまりお勧めはしませんとの事でした(笑)

 

3.窪田 望さん さようなら、まぐれ当たり。再現性高いマーケティングをするために必要なユーザー理解とは?

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多くのウェブの施策は、「実際やってみたらうまくいった」でも、まぐれ当たりで再現性がなかった。じゃあ、どういう風にすれば再現性を高めていけるか

 

私は、会社のビジョンの紹介が非常に心に響きました。

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最近コロナがあり、オンラインになりました。

そのためビジョンの作成をしなおしました。「ウェブマーケティングを通じて、その先にいるユーザーが、生まれてきてよかった」という仕事ができたらいいなという風に思って、出来た新しいビジョンです。

 

■9割の経営者は数字に基づいた改善をしてほしいが、対応できるウェブ制作会社は1割しかありません。

 

なぜかというと「数字に基づいた改善」が重要なのは、だれしも理解しているものの、地道な改善は非常に大変です。

・仮説立案が大変

・統計の知識が必要

・ウェブ改善の専門家を雇うのが大変

・レポートづくりが大変

色々な大変な事があります。

 

↑こういう時に使うのがA/Bテスト。

伸びている会社は、A/Bテストを実施していることが多いです。

 

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上記の事を説明すると、「大きな改善をしないといけないですよね」と言われるのですが

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小さな改善をいっぱいすることの方が、大きな改善をすることよりも大事だ

 

これを証明するような事例がいくつか紹介されました。「ホットメールを開いた時に別タブで開くテスト」「検索エンジンの色を統制色と処理色でABテストした事例」などなど。どれも興味深いものばかりでした!

 

例えば以下の事例では

 

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何をしたら、良い結果になったでしょうか?

 

答え ドン

【難易度を簡単にした】

作り手は、難しい事=おもしろい と考えてしまうのですが、

すべてのユーザーは、必ず初心者から始まる

という原則を忘れてしまいがちです。

 

 

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<事例>Dropboxでチーム機能を使っていない時のエンプティーステート

・個人的に使っているよ

・社内では共有していないよ

 

というときは、画面は、下記のようになります。

 

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「Dropboxを仕事でも使いませんか?共有すると便利ですよ」と言っている画面になっています。

 

<クイズ>Gmailがやっている初期画面における工夫とは?

 

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答え ドン

【受信メールが0という状態を作らないようにした】

受信メールをひらいて一切メールがない状態を想像してみてください。

すごく悲しくなりますよね。

(俺 友達いないんだ・・・って感じの気持ちになったり)

Gmailは、最初に3通送ってくれます。

 

他にも購読課金の価格帯の見せ方を実験して「価格実験」などのデータも興味深かったです。相対性が大切という話は色々なシーンに利用に出来そうです。

 

 

そして特に印象に残ったのが「不便益」の話です。

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ページスピードって大事ですよね。もしページのスピードが遅いならば「改善しましょう」って言われると思います。

 

しかしこれは、あえて行列に並ばせる体験!すぐに使わせてくれません。

あなたは、アプリを使う前に962人が待っていますと表示する。

 

これだけ人気だから、すごいものなのじゃないのかなっていう風に感じてもらうための作戦です。インスタグラムで拡散されて流行っている事例です。

 

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不便益カード、ある意味マーケティングの手口になってきています。

新しいA/Bテストを考えるときに役立ててください。

 

 

Booking.comの事例

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・データを意見より重視する

ブッキングドットコムの取締役の名言があります。

「私はもしデータが正しいというならば、ピンクのヘッダーも受け入れる」

こんな文化を背骨(せぼね)で持っていました。

 

・実験を民主化する

実験というのは、コストがかかります。htmlとcssできれいでまとめられていれば、実験もしやすいですが、デザインがされ過ぎていれば、文字を変更するのにも工数がかかるとなると、実験ってやりづらいですよね。

 

・好奇心を育てましょう

自分たちの実験を新人でもできるよ。大幅に下がってしまった場合は、時間を制限して、その瞬間にやめさせるっていうことをやりました。そうすることによって好奇心を育てられます。

 

我々はA/Bテストをするときも、ウェブマーケティングをするときも小川さんが言っていた設計力が大事。

それはなぜか?

 

1セッションは誰かの人生

ウェブ解析はn数へのおもてなし

 

の原理原則を忘れてはいけません。

 

私たちの理念は、「生まれてきて、よかった」なのでA/Bテストをするときも、ウェブマーケティングをするときも忘れないでおきましょう。

 

感想

セミナーは、お一人30前後のお時間でしたが、とても濃厚で色々な角度のお話が聞けて勉強になりました。

 

実は、このあと30分以上の質疑応答もありました。講演内容に関してより突っ込んだ質問や、2020年以降SEOがどう変わってくるか?施策を進める上でのポイントなど多岐に渡り役立つ情報も多かったです。

 

今後の開催も期待したいところですね!

小川卓が「データアーキテクト(データ整備人)を”前向きに”考える会」に登壇

5 years 5ヶ月 ago

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「データアーキテクト(データ整備人)を”前向きに”考える会」はフリーのデータアナリストであるしんゆうさんが主宰する無料イベントです。

今回は4回目の開催であり、その参加者はなんと576人という超人気イベント!

 

このイベントの趣旨としては

データを整備・抽出・加工したりダッシュボード作ったりとエンジニアとアナリストの間にある「誰かがやらないと別の誰かが困るのに、なぜか誰もやりたがらない役割」であるデータアーキテクト(データ整備人)のスキル・ノウハウ・キャリアなどについて、恨みつらみではなく”前向き”に考えようという会です。

出典:connpass, 第4回 データアーキテクト(データ整備人)を”前向きに”考える会

 

とのこと。

 

小川卓や私を含めウェブアナリストの皆さんは、必要なデータを選別するためのヒアリング、データの取得設計、実装、取得データの加工、取得データを活用した解析といった作業を行っています。

 

このように常日頃からデータを取り扱う我々ウェブアナリストにとっても非常に興味深い内容であろう「データアーキテクト(データ整備人)を”前向きに”考える会」に小川卓が登壇しました!

 

今回はウェブアナリストの前は飛行機の整備士をやっていたので「整備」という言葉にもグッと来ている提案型ウェブアナリストの福田がお送りします。(すみません!どうでも良いですね!)

 

 

 

どうやって「データを整備すると良いことがある」を周りに伝えるか:しんゆうさん

 

speakerdeck.com

 

しんゆうさんがご経験されてきた中で、刺さりやすい「データ整備をすると良いことがある」の伝え方を発表されました。

 ウェブ解析の意図や重要性を伝えるのに苦労する、というウェブアナリストの命題と重なる部分がありますね。

 

話を伝えるべき人は実際に困っている問題意識がある人で、

データを整備する

データが使いやすくなる

意思決定の正確さと速さの向上に繋がる

 

というフローを伝えるのが良さそう、ということでまとめています。

 「意思決定の正確さと速さの向上に繋がる」というのは担当者としても上司や経営陣にアピールしやすく予算を取るときにも助けになるキラーセンテンスなのではないか、と感じました。

 

データ整備に必要な「実装設計書」の作成とコミュニケーション事例:小川卓

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小川卓の発表は「実装設計書」の作成とコミュニケーション事例について。

私も提案型ウェブアナリストの時に小川卓からGoogle Tag ManagerやGoogle Analyticsの実装設計書の作り方を習いました。

 

小川卓が以前より言っているのが

「分析の質は取得しているデータの質に依存する」

ということです。

 

これは当り前のようで本質を突いている名言なのではないかと思います。

 

そもそもアナリストやマーケターが分析をしようとしたときに、必要なデータが取得できていなかった場合や、取得していたデータの信頼性が十分ではなかった場合などはそのデータから導き出された分析結果や改善提案で成果を出すことは難しいでしょう。

 

これら取得しているデータの質を担保するために小川卓が利用しているのが「実装設計書」です。実装設計書の役割としては以下のものが挙げられます。

 

  • データの取得目的の整理
  • 実装や設定以来のベースとなる
  • 何を取得しているかを把握できる

 

ドキュメントとして残しておくことで、運用開始後の確認や共有などでも役に立ちそうですね。

 

小川卓が実際に作成した実装設計書のサンプルがこちらで公開されているので、ご興味がある方はぜひご覧いただければと思います。

 

また、小川卓の過去記事で「アクセス解析に取り組んでいる私が、目指すべき役割は「interpreter」であるべき…というお話」でも今回のデータ整備人に通じる内容が語られているので、深堀りしたい方はぜひこちらもご覧ください!

 

analytics.hatenadiary.com

 

 もう一度、表計算ソフトを愛でる:高比良めぐみさん

speakerdeck.com

 

BIツールが充実している現在においても表計算ソフトは強力!という発表でした。

 

表計算ソフトの使いどころとしては

  • 単発のデータ加工に

手元にあるデータを少し加工したりサンプルデータを作る場合などに表計算ソフトは便利

  • アウトプット先として

分析環境構築初期段階やBIツール導入前の一時的なアウトプット先として使いやすい

  • データソースとして

ビジネスユーザーが直接インプットするマスターデータとして有効

 

小川卓もGoogleデータポータルなどのBIツールを鬼のように使いこなしていますが、やはりExcelを使っていることも多々あり、その使い方は上記の①②③に該当するような内容でした。

 

便利なツールが数えきれないくらい乱立している時代ですが、ベストプラクティスを見つけていきたいですね!

 

スキル0が曖昧な領域を埋めるために人の流れを整備した話:山崎 隆弘さん

speakerdeck.com

日々の分析に必要なデータを格納する「データ管理者」と格納してもらったデータをもとに分析をする「データ活用者」との間に曖昧な領域がある、という定義から始まりました。

 

この曖昧な領域は、データの流れが多くの人の協力で成り立っており、さらにこの曖昧な領域を担う人はビジネス側とエンジニア側の両方の観点が必要であるという点から、周囲を巻き込むことが必要不可欠とのことです。

 

周りを巻き込んで「曖昧な領域」を埋めるために山崎さんが行ったステップは三つ

  • データに関わるすべての人と関係性を築く
  • 関係性ができた人に依頼してもらうように促す
  • 依頼をしてくれた人が「曖昧な領域」を埋められるようにする

 

なんと半年間で約70人の関係者全員とランチに行き関係を作っていったそうです!

これは今回のテーマである「曖昧な領域」を埋めるという目的だけではなく、そのほかの多くの仕事でも参考になる内容ですね!とても勉強になります。

 

embulk, digdagを用いたデータ基盤構築:土川 稔生さん

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私にとっては初耳であった「embulk」と「digdag」というデータ整備に活用できるツールを使ったデータ整備のお話です。今回の登壇者の中では一番テクニカルなお話だったのではないでしょうか。

 

embulk:オープンソースのバルクデータ転送ツール

digdag:タスクの実行、スケジューリング、モニタリングをするためのツール

 

github.com

github.com

 

 

取得したデータをembulkにインプットし、加工、それをBigQueryに出力する。これを

digdagでスケジューリングして実行するとのことです。

最初の構築は苦労するかもしれませんが、全て自動で出力される状態に持って行ければ属人化もしないし、工数をずっと減らせるのでとても魅力的ですね!

 

未来を変える! Withユーザー志向:成瀬エールさん

speakerdeck.com

成瀬さんが提唱するWithユーザー志向とは

「設計/開発する側の都合ではなく、実際に利用する人たちと共にデータの整備や活用をしていく考え方」

です。

 

一般的にデータを活用するユーザーは“与えられた環境の中だけ”の発想で運用や改善を行うことになりがちなので、その限界をデータ整備人が壊していこう!というお話です。

 

そのためにはデータ整備人がデータ活用者とのオープンな関係を構築し、データ活用者のこと(現状の運用方法や活用方法など)を知り、またデータ活用者にはデータを知ってもらう機会を増やすということが重要になってきます。

 

その結果、データ活用者は新たな知識で刺激を受け、こういうこともできそうだ、といった気づきなどから未来を良くする行動を起こしやすくなる、ということです。

 

日の目を見ることは少ない「データ整備人」ですが、皆さんのお話を聞いていると、かっこよく思えてきました!

 

業務データ整備における課題と対応について:和田怜さん

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ITトレンドの移り変わりに伴ってクライアントサーバー、PCサーバー、クラウドなど社内でシステムが散在しがちになり、さらに日本ではシステムの導入時にカスタマイズをする企業が多いため、データ整備が複雑化しているとのことです。

 

具体的な不具合としては、

・不統一なマスタデータ

・日次・月次などが混在したデータ

・単位が異なるデータ

などを例に挙げています。(↑これウェブアナリストの皆さんも頷いてしまうのではないでしょうかw)

 

しかし、実際に改修するとなるとシステムの作り直しと同じくらいの労力がかかったり、別会社化している場合は一社だけではなく関係会社各社の合意を取って進める必要があったりして一筋縄でいかないことも多いそうです。

 

和田さんの所属する株式会社シマントでは全社的なデータ整備の課題を解決するサービスを展開されているそうです。

simount.com

 

"あえて"データ整備人になるメリットを前向きに考えてみた:香村貴之さん

www.slideshare.net

約一年間データ整備人をされてきた香村さんの経験から、データ整備人を前向きに考えることについてお話しされています。香村さんはもともとデータアナリストを目指しているらしく、ご自身の体験に基づいておりとても説得力がありました。

 

特に印象的だったのは、データ整備人のその後のキャリアについての考察。

 

「データ整備人」は

  • 技術的な専門知識(エンジニア)
  • ビジュアライゼーション能力(デザイナー)
  • ヒアリング能力(営業)

これらの部分的な要素を混ぜたハイブリッド的な役割、としています。

 

さらに、データ整備人はデータ活用の中流に位置するため、データエンジニア、UXリサーチャー、データアナリスト、グロースハッカーなど逆にキャリア選択肢の幅が広いとも考えることができる、とのこと。

 

もしかしたらデータ整備人の知識は広く浅くなのかもしれませんが、だからこそ全体を俯瞰してのディレクションや、関連職種にキャリアチェンジした場合にも重宝される人材に成りうるんだろうな、と思いました。

 

さいごに

いわゆる縁の下の力持ちである「データ整備人」。

 

企業のマーケティングや独自システムと比較すると、ウェブ解析においてのデータ整備はまだシンプルなほうかと思います。

 

しかし、私たちウェブアナリストは解析に使いたい(取得したい)データの洗い出し、解析ツールなどで構築や設定、取得データの可視化や加工、取得データの活用、といった一連の流れをすべて一人で任されることも少なくありません。

 

これは逆にいうと、私たちのメインディッシュである「ウェブサイトの解析」をするために必要なデータのあれこれが、すべて一人で実現できる環境が整っている、とも言うことができるのではないかと思います。

 

つまり、データ取得者からデータ活用者までがすべて自分自身ということで、自分の思うがままにデータを取得し、それを自分の思うがままに活用することができる職種ということです。

 

データ整備について初めて深く考えていく中で、これらの事実に気づいたときに私は改めて「ウェブアナリストかっけーな!!」と思うようになりましたw

 

データ整備人についてさらに気になる方はぜひ当日の様子を、twitterで#前向き整備人をご覧ください!

 

<小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第9号の配信

5 years 5ヶ月 ago

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6月16日に配信されるメールマガジンの内容です。

 

www.mag2.com

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

foomii.com

 

というわけで中身をちょいだし!

 

 

■目次
1:【PickUPニュース】「良い」コンバージョン率とは?「Black Lives Matter」とブランド
2:【ヘッドラインニュース】気になった海外のウェブマーケテイング関連を一言コメントと共に紹介します!
3:【Q&Aコーナー】皆さんから頂いたご質問にお答えします!
4:セミナー等のお知らせ

 

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■【PickUPニュース】:「良い」コンバージョン率とは?
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筆者がセミナーで受ける質問の中で頻度が特に高いには「平均値」です。

 

例えば「直帰率の平均値」「うちの業種だとだいたい何ページくらい見ている」「メディアサイトでの滞在時間は?」「この商品ジャンルのコンバージョン率は?」といった具合です。
内心は「わからん!」と思っておりますが(笑)そういった参考数値は皆さんが興味あるテーマであることは日々実感しております。

 


こういった数値に関しては様々な調査がありますが、ランディングページ作成サービスを提供している「unbounce.com」が2020年5月に公開した「Conversion Benchmark Report」。1.9億訪問・1900万コンバージョン・34,000ランディングページと大量のデータに基づいており、面白いなと思ったので紹介をいたします。

 

unbounce.com

※なおデータはコロナ禍前の2019年のデータに基づいています


このレポートのよい所は「平均値」はおまけで、「中央値」を中心に内容を紹介しているところです。平均値だとはずれ値等によって大きく引っ張られるため、今回のような調査の場合はより適切ですね。

 

実際の数値は以下の通りでした

「業種別コンバージョン率(中央値)」※平均値を見たい方は記事をご覧ください

 

(以下略)

=====

 

本メルマガは月2回配信しており、海外のウェブマーケティングに関するニュースを取り上げています。上記内容以外にも、ニュースヘッドライン(数行解説)やQAコーナーなども用意されています。

 

月額550円/月(税込み)で、初月は無料です。今月登録いただくと、今月の過去配信メルマガ(上記内容含む)も読むことができます!

 

www.mag2.com 

情報収集のお供によろしければぜひぜひ。

 

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「ポストコロナを生き抜くためのSNS活用&分析事例セミナー」を2020年7月16日(木)に開催いたします

5 years 5ヶ月 ago

株式会社BES様と弊社HAPPY ANALTYICSで無料セミナーを共催いたします。

 

■申し込みはPETAIXにて行っております

 

20200716.peatix.com

 

詳細は以下の通りとなります

 

開催日時 2020年7月16日㈭ 13:00‐(12:30 受付)
開催場所 スペースマーケット会議室 赤坂3丁目店
住所   東京都港区赤坂3丁目12-7ストークビル3F(旧:花岡ビル)
     コロナを考慮し「席の間を空ける」「通気性の確保」などの対策を行います
     また参加者の方はマスク着用での参加をお願いしております
アクセス 東京メトロ千代田線 / 赤坂駅 徒歩3分
     東京メトロ千代田線 / 乃木坂駅 徒歩9分
     東京メトロ日比谷線 / 六本木駅 徒歩10分
費用   無料
定員   先着25人

 

開催の経緯

株式会社BES代表の田中様からお声がけいただき、

 

bes-japan.jp

 

オンラインで打ち合わせをさせていただきました。その中で、ソーシャルメディアのマーケティングを得意とされている株式会社BES様と、ウェブアナリティクスを得意としている弊社でお話しできる良いテーマはここかな!となりました。

 

今回は少人数でオフライン開催にさせていただきました。コロナ対策のための各種取り組みもしっかり行いながら、直接皆様にお会いしてお話出来ればと考えております。

 

それぞれ得意領域が違う二社の組み合わせだからこそ、双方の考え方や取り組みが参考になるかなと思っております!

 

ソーシャルメディアのマーケティングに関わっている方で、「より良い情報をユーザーに届け、それをちゃんと分析して改善していきたい!」という内容に興味がある方は、ぜひお越しくださいませ!

 

【田中様講演内容】

  • 今すぐ取り組める!売上増加につながるSNS運用方法
  • SNSユーザーの声を拾って新規事業を創出する!
  • 企業の信頼を勝ち取る!Facebookの活用方法
  • Twitterの拡散力を利用して顧客とのコミュニケーションを活性化させる!
  • Instagramを活用した企業の”ファンづくり”
  • SNS営業で収益獲得25%アップの即効性を出す方法
  • 企業アカウントのみはもう古い!全従業員でとりくむ”個人アカウント”活用例
  • #おうちじかん #コロナに負けるな 自社のプレゼンスを高めるコロナ絡みのキャンペーンや投稿例

 

【小川講演内容】

  • 同業他社や同業界での良い発言を無料で見つける方法
  • テーマについて発言力があるインフルエンサーを見つける方法
  • Facebook/Twitter/Instagramなどを評価するための「KPI」とは
  • SNSでの取組を数値で可視化するためのツールやレポートの紹介

 

20200716.peatix.com

 

 

小川ゼミナールでウェブ解析の研究をしよう!2020年1Q発表会レポート

5 years 5ヶ月 ago

早速ですが、「小川卓ゼミナール」すなわち「小川ゼミ」の存在をご存知でしょうか?

小川ゼミは日本のウェブ解析業界において第一線を走る小川卓が顧問を務める、ウェブ解析士協会にて実施されているオンラインでのゼミナールです。

ウェブ解析士協会のホームページでは

 

講師小川さんの指導のもと、各自参加者が研究テーマを決め、そのテーマに向かって調査・研究・発表をするものです。

参加者はNDAを交わした上で、レポートやデータを共同で研究します。

出典:一般社団法人ウェブ解析士協会 小川卓ゼミナール「ウェブ分析」

 

とされています。

 

とはいったものの、正直言って上記の説明を読んでも小川ゼミの実態が良くわからないぁ、と思いませんか?しかぁーし!!!!!よくわかっていないまま今回のゼミ発表会に参加させていただくと、それはそれはめちゃくちゃ面白い内容でした!!

 

今回は提案型ウェブアナリストの福田が小川ゼミ第一回発表会のレポートをさせていただきます。

 

 

Tab browserの研究 江尻さん

発表のトップバッターは私も所属するウェブ解析士協会の代表理事、江尻さんです。20年以上前からウェブ解析を始められ、ご自身でウェブ解析ツールの開発もされていたという江尻さん、その発表に注目が集まります。

 

テーマは

「Tab browserの研究」

 

Tab browserとは現在は一般的に使われているGoogle ChromeやSafariなど、1つのウィンドウで複数のタブを開いて検索などができるブラウザのことを指します。

 

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複数あるタブブラウザでも、さらにはOSやデバイスが異なってもウェブ解析ツールでの挙動が違うのではないか?というところから今回の研究を始めたそうです。

 

今回確認していくタブブラウザの機能としては

〇新規タブを開く・閉じる

〇戻る・進むボタンのクリック

〇ブラウザ自体を閉じる

などが挙げられており、それらについてのウェブ解析ツール、主にアクティブユーザーでの挙動を記録して研究していきます。

 

私が個人的に印象的だった気づきは

 

■SafariのプライベートモードではタブごとにクライアントIDを生成(Chromeのシークレットモードではその挙動はない)

 

■Windowsでは別タブを開いた瞬間にログが飛んでいた

 

■解析ツールMatomoではIEとEdgeのプライベートモードが無視された

 

■LineはMatomoでは「ブラウザなし」、Google Analyticsでは「Android」(検証端末がAndroid)となるので、ブラウザとしては「なし」、と判定されていそう。

 

今後は、Line、Facebook、Twitter等のスマホアプリからサイトにアクセスしたときに、ノーリファラーになるのか、ドメインが付くのかといったところの研究をするそうです。小川の方からも「この辺りちゃんと研究されているケースはほぼ見ないので楽しみ!」とのこと。

  

え、待って、この時点でめちゃくちゃおもしろいではないか!!

 

小さなNPOのウェブ担当者が限られた予算と人員で出来る施策を探る 岡田さん

実際にNPOでウェブ担当をされている岡田さんのテーマは

「小さなNPOのウェブ担当者が限られた予算と人員で出来る施策を探る」

 

確かにクライアントがNPO法人の場合もあるでしょうし、「限られた予算と人員で出来る」という点で、中小企業をクライアントに持つ方にも興味がある内容ではないでしょうか。

 

競合調査ではSEMrushというツールを使っています。月額費用が約1万円と現実的で、SNSもカバーしているというメリットが魅力的で今回採用したそうです。

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SEMrushはウェブ解析士向けの特典もあるそうです!

www.waca.associates

 

選定した10個のNPO団体のデータをSEMrushにより収集して、各項目の表示数(PV数)との相関を探っていきます。

 

SEMrushではタグを埋め込んでいなくてもリスティング広告からの表示数、ユニーク訪問者数、費用や、Facebook,Twitterのエンゲージメント数やフォロワー数、投稿数などの情報を取得していました。

競合他社のベンチマークを取るときには非常に役に立ちそうですね!

 

分析の結果として以下の2項目が、PV数と正の相関があることがわかり、それぞれの具体的な施策まで提示されています。

 

1)リスティング広告トラフィック

Google広告には「Google Ad Grants」という非営利団体向けのプログラムが存在するそうです。

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こちらの公式サイトには

 

「Google 広告」の広告費が、毎月 10,000 ドル USD 米ドル分助成されます。

出典:Google Ad Grants

 

素晴らしい!!

逆に言うと情報があふれる時代において、知ってるもの勝ち!という構図!!

非営利団体の方や、クライアントに持つ方にはぜひ知っていただきたい機能ですね。

 

しかしこのGoogle Ad Grantsの利用は管理・運用の工数がそれなりにかかることがわかり、今回の研究では同じくGoogle広告で、工数を減らせる「スマートアシストキャンペーン」を利用して運用をされたそうです。

 

 

2)SNSの投稿数やエンゲージメント数

分析に使用した10団体のベンチマークの中で最大の成果を出している団体の数値を参考に、FacebookとTwitterのエンゲージメント数の目標を設定。

 

質×量が重要なので月間の投稿数をこれまでよりも多くキープし、有益な情報を提供していくことで目標を実現していく、とのことです。

岡田さんは実際にこれらを運用しており、現在順調に成果を出されているそうです。

 

 

誰でもわかる15分で話せるアクセス解析の説明 小川卓

今回ゼミ長である小川卓の研究テーマは

「アクセス解析とは?」

 

ウェブアナリストをしていると「アクセス解析とはなに?」という説明をすることがあると思いますが、それを各個人がそれぞれ作ったりするのは時間の無駄だし、生産性が無いということで、なんと10枚のスライドにまとめています。

 

今回小川卓が作成した資料は後日オープンソースで公開する予定、との事ですのでこうご期待!!(小川より:6月中に公開予定です)

 

資料には説明するときのスクリプトも添付されていました。欲しい!

 

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この説明資料の中ではとても分かりやすい例が示されています

・ウェブサイトを訪れた時に残る記録を、冬の雪山での動物の足跡に例えている

・足跡を見る必要性を実店舗であるスーパーマーケットでの改善に例えている

・アクセス解析に携わる人をウェブサイトの「お医者さん」に例えている

 

これらの例を交えた説明は一見とてもシンプルでしたが、アクセス解析を深く理解している小川卓ならではのまとめ方で、実際に自分で必要な要点を盛り込んでわかりやすく説明するのは意外と難しいものだな、と感じました。

 

小川さん、公開を楽しみにしています!!

 

 

美しいレポートを作るためのコツ 杉山さん

DTPスキルがあり、私と同じくウェブアナリスト育成講座の卒業生でもある、杉山さんの研究テーマは

「美しいレポートを作るためのコツ」

 

せっかく良い情報が入っているのに、伝えたいことが伝わらない、担当者以外はあまりレポートに興味を持ってくれない、といった問題を解決するべく研究を始められました。

 

杉山さんの発表で非常に興味深いのは、小川卓が直前に発表した「誰でもわかる15分で話せるアクセス解析の説明」の資料をそのまま事前に受け取って「美しいレポート」化してしまおう!という点です。

 

杉山さんからしたら師匠でもある小川卓の資料に手を加える、というとても勇気のある研究ですねw

 

今回の発表ではデザインの要点を3つに絞りこんでおり、今すぐにでも実用可能な内容となっています。

  • 余白の調整

・サイズにもよるが四辺の余白を8mm~12mmで統一する

  • 情報の整理

・段落と段落のアキを大きくするなど、情報をグルーピングする

・画像とテキストの配置など、情報取得に視線が分散しないようにまとめる

  • 配色

・ベースカラー(70%),メインカラー(25%),アクセントカラー(5%)を意識する

・今回の色の選定はpaletton.comのトライアドを使用

・#000000の黒は強すぎるので、気持ちグレーにした方が落ち着いた雰囲気になる

 

 

paletton.com

 

これらを実施したbefore & afterがこれ!

 

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これは、見やすい!!

 

小川卓もこれらの変化に納得していたため、「アクセス解析とは?」の資料が公開される時にはこれらの変更が採用されているかもしれませんね。

  

さいごに

正直言って、よく内容がわからないまま参加させていただいた今回の「小川卓ゼミナール」。ゼミ生皆さんの研究テーマの着眼点はもちろん、自分が馴染みのなかったツール、知っておいて損はない解析ツールの仕様、皆さんの考え方など非常に学びが多い発表会でした。

 

発表会が終わった瞬間に小川さんに「めちゃくちゃ面白かったです!!!」とメッセージを飛ばすくらい本当に楽しませていただきました!

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各セッションの最後には今後各ゼミ生がどんな研究をしていくのかの方向性が話し合われており、今後の展開が本当に楽しみです!

次回の発表会も絶対に参加したい!

 

ちなみに、近いうちに新規ゼミ生の募集も開始されるらしいので、ご興味がある方はぜひウェブ解析士協会のサイトをチェックしてみてください。     

 

以上、「小川卓ゼミナール 2020年1Q発表会」レポートでした。

小川卓の「アクセス解析とは?」の資料公開もお楽しみに!!

確認済み
2 時間 49 分 ago
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