リアルアクセス解析

【視聴レポ】3/30オンライン開催:実演ウェブ解析。ウェブ解析士協会のサイトをプロが分析してみる

5 years 8ヶ月 ago

こんにちは、提案型ウェブアナリスト1期生の八木です。

 

3月30日に小川さんが顧問として携っているウェブ解析士協会主催のオンラインセミナーに参加しました。今回の内容は実際に小川さんが分析するところを生配信する企画でたった1時間弱の短い時間で、ヒアリング・仮説検証・アクセス解析・ヒートマップ分析・改善案と内容盛り沢山です。

 

ちなみに今回のセミナーは開始1日目で100名以上の申し込みがあり、総勢350名近くのお申し込みがありました。分析の手法だけでなく、ウェブ解析士協会の制作の担当者と実際にやりとりしている内容や提案の仕方、また聴講している参加者の気になる疑問に回答するなどあっという間の1時間半です。

 

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オンライン会議システム「zoom」を利用

 

レポートも文字数10,000を超えてしまい、まとめたと言って良いのか不安ですが、参考にしていただけると幸いです。

 

 

 

 

今回の登場人物

小杉 聖(ウェブ解析士協会サイト運営者)

1978年、新潟県南魚沼市生まれ、長岡市在住。

ウェブ解析士協会トリプルメディア分科会(ブランディング委員会)のリーダーとして活動中。

心理学に基づいたコミュニケーション戦略立案、コンテンツ分析、SNSなども含めた幅広いウェブマーケティング、WordPressによるサイト構築が得意。

 

江尻 俊章(ウェブ解析士協会代表理事)

WACA一般社団法人ウェブ解析士協会代表理事

2000年創業以来、業界ではもっとも早い時期からアクセス解析に着目し、ウェブ解析を軸にしたコンサルティングを行っている。

アクセス解析ASPサービス「アクセス刑事Pro」、「シビラ」を自社開発、運営、アクセス解析からエリアマーケティングを行う「エリアレポート」を提供している。

 

ウェブ解析士協会の環境

  • 会員管理ツールとしてWACANA
  • CMSはWordPress
  • ヒートマップツールなど様々なツールを取り入れている。

分析前のヒアリング

小川 卓ウェブ解析士協会のサイトの中で一番増やしていきたいものはなんですか?

 

小杉 聖:今年の目標として認定講座と試験の申込数が4800件目指すがあるので、
 月に300~400件とりたいです。

 

小川 サイト内で気になっている点は何かありますか?

 

小杉 ウェブ解析士の試験や講座を申し込まない理由として、「予定が合わない」や
「講座を増やすための根拠が見えてこない」と仮説を立てていました。
また、確認画面まで進んだけど、(サンクスページがある)最後まで進んでいないのは
もったいないと、思っています。また、改善は色々やっている(例:広告)けど増えないです。

 

小川 なるほど。分析期間を決めていこうと思います。昨年末にリニューアルしましたよね?

 

小杉 昨年10月28日、サイトの全体リニューアルしました。今年の2月前半に講座をカレンダー表示にし、日付を全面に押し出していたのですが、「日付がわからない」と声があがったので、地域別の見せ方に変えました。

 

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https://www.waca.associates/jp/

 

他にも、3月の上旬には「解析士の声」というインタビュー記事を掲載しました。
ウェブ解析士を申し込むユーザーのペルソナで考えた仮説に「インタビュー記事」が
申し込みを後押しするということもあったので。

 

また、どうしても解析士のページが重たくなってしまうため、3月17日に
講座や試験をキャッシュ化し、表示速度の改善をしました。

 

小川 ページの改修にあたり、ここだけはいじりにくいというのはありますか?

 

小杉 ウェブ解析士協会のウェブサイトならすべていじることができます。ただし、年会費のクレジット支払いによる更新に関しては、一部対応が難しい部分があります。

小川 レイアウトは対応可能ということですね。わかりました。
CMSでWordPressを利用していますが、他に利用しているツールはありますか?

 

江尻:ツールは大好きなので、山ほど入れています。解析ツールでは「Google アナリティクス(以下GA)」以外にも「MATOMO」や「Adobe Analytics」を入れています。

 

小川 ヒートマップも入れていましたよね。ありがとうございます。
分析前のヒアリングは、今回は短縮版なのでこれくらいにして、
実際の分析に入っていきたいと思います。

 

分析

1.サイト全体を掴む

GAとGTM(Google Tag Manager)の設定を必要に応じて見ながら分析を行います。GAの分析を実際にするときは、最初にデバイスを確認します。通常はPC、モバイルの両デバイス分析しますが、今回は片方に絞ります。

 

 

 

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直近30日はデスクトップがセッション数が57.55%、CV数は64.82%と一番多いですね。先ほどのヒアリングより、目標は「ウェブ解析士の申し込み数」のため、「すべての目標」から絞りこみます。

目標数が291件あれば、分析期間は1ヶ月でも問題ありません。もし、CV数が3件、5件しかなければ分析期間を延ばしてデータを多くします。

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データが多いに越したことはないですが、過去に遡りすぎると、季節要因などが影響する場合があります。季節要因に関しての分析も場合によっては行いますが、今回の分析はあくまでもメイン導線の改善のため、今回は割愛します。

 

2.実際に操作しながらメモをとり仮説を立てる

サイトの目標の確認やどのデバイスが多いかなどの傾向はつかめました。みなさん、このあと、どうしますか。いきなり「GA」で分析をすることはやりません。必ずやるべきことはサイトを実際に使うことです。操作しながら気づいたことをメモをとり自分の中で仮説を立てていきます。

 

まず、「ウェブ解析士を目指す人はどんな人かな...」とペルソナを立てていきます。
今回の場合は「ウェブ解析士というものがあると聞いて、興味を持ち、ウェブサイトを見て気になったらやってみる。」と立てました。

 

「最初にトップページを閲覧し、次はどこ見るのかな」とユーザーの目線になり、
訪れたページや、気になった箇所をメモしていきます。

 

ウェブ解析士協会のウェブサイトには「パンくずリスト」がありませんでした。途中で類似したページを進んで、自分がどこにいるかわからなくなったので、「パンくずリスト」を導入すると良いかもしれません。

 

また、中には実際にどのようなページかこちらではわからない場合もあります。
そのような場合はクライアントに確認をとります。 

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ウェブ解析士のサイトには「これからウェブ解析を学びたい方」「ウェブ解析士を法人で活用したい方」「ウェブ解析士の会員向け」と3つの異なる利用シーンがあります。そのため、統一したグローバルナビが存在しないとのことです。分析メモはどんどん続きます。

メモ1:ウェブ解析士とは

これからウェブ解析士を目指す人は「ウェブ解析士とは」を見るでしょう。
このページのファーストビューからのスクロール率がどうなのか気になります。
「分析する時にヒートマップでスクロール率の分析をしてみよう」と、
気になったところはどんどんメモをとっていきます。

 

他にも、上の画面1つの6つのボタンだけでも以下のような気づきが出てきます。

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  • このページはテキストの下にボタンがいっぱいあって、迷うのではないか
  • この中でどれを押せば良いのか、またユーザーはどのボタンを押しているのか。
  • ボタンが6個並んでいるが下にスクロールして良いのか。
  • 各ページの適切な場所に遷移するが、ページ内のアンカーリンクにした方が良いのではないか。など。

 

6つのボタンの下からはテキストが続きます。このあたりが読まれているかどうかなど
定性的なものはヒートマップで分析が可能です。

 

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ウェブ解析士とはのページの下にウェブ解析士上級ウェブ解析士ウェブ解析士マスター紹介がありました。受講生は、ウェブ解析士を合格しないで上級ウェブ解析士になることはできません。順番がある場合、これからウェブ解析士を目指す人は上級ウェブ解析士ウェブ解析士マスターのページは今見たいページでしょうか。


このように、サイト制作者目線ではなく、1人のユーザー目線になると、様々な疑問や課題が生まれてきます。ここで疑問に思ったことを、あとで分析して解明していけば良いのです。

 

メモ2:ウェブ解析士の学習内容と取得の流れ 

ウェブ解析士の学習内容と取得の流れ」のページを見ていきます。

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先ほどのヒアリングで「各資格のページの中に「ウェブ解析士の声」を取り入れた」
言っておりました。インタビュー記事がウェブ解析士の申し込みに貢献(寄与)したかなどの貢献度合いの分析をすると良いかも、と気になる点はどんどんメモをとっていきます。

 

メモ3:ウェブ解析士認定講座・試験 スケジュール

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ユーザー目線になると、「どれを選べば良いんだろう」と迷ったり、自分に最適なものはどれだろうと思うでしょう。最適なものを抽出するために、不動産サイトなどのような絞り込み機能があると良いかもしれません。分析で考えると、各講座の詳細ページとスケジュールページの戻り率を分析すると気づきが得られると思います。資格取得までの流れの中で戻り率が高ければ、改善ポイントになります。

また、このページはパラメータによって出しわけしておりました。
このようなサイトの中の気づきなどは併せてメモをしておくと効率的です。
分析のときにこの「パラメータはなんだっけ?」と疑問に思った時に、このメモが役立ちます。


メモ4:入力フォーム

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入力フォームの課題として、担当の小杉さんは以下の点を上げておりました。

 

  • ウェブ解析士の各講座、試験は統一料金で設定しているため、
    申し込みの時のフォーマットに「費用」という項目がない。
  • 各講師がシステムで青い部分に「費用」を入れることは
    できるが、確認画面で反映されないため申し込みの確認画面で
    費用が表示されておらず、不安に思う可能性がある。
  • 青い部分に「費用」の項目を入れるか入れないかは
    講師任せになってしまう。
  • このあたりを改修する場合、システム的な改修が必要になる。

 

そもそも、この青い部分はもともとは申し込み時の注釈くらいで入れるものとして使う予定でしたが、ウェブ解析士マスターの中で「たくさん書いたほうが良いぞ」っていうのが広まり、いっぱい書いてもらっているとのことです。

 

ここで解析の知見があれば、テクニカルな分析もできます。

例えば、青い部分は自由入力欄のため、各講座ごとに高さが異なります。この場合、ヒートマップでスクロール率をとりたくても、様々な講座で高さが違うので分析が困難です。こういう時は、入力フォームのコンテンツに到達した時にGTMでイベントを発火すれば、入力フォーム到達率を計測することができます。



また、入力フォームのフィードにクリックや入力したかどうかが計測すれば、をクリックイベントで計測ができます。入力フォームはこのようなGTMではなく、EFOツールでも分析が可能です。

 

3.ウェブ解析

30分~1時間ほどメモを取りながら仮説を洗い出して、実際に分析をしていきます。

1.対象ユーザーで絞り込みを行う

ウェブ解析士協会のサイトには様々な目的をもったユーザーが訪れます。そのため、最初にユーザーを絞り込みしていきます。

 

今回はウェブ解析士協会のほうで、きちんとGTMで資格種別をカスタムディメンションを使い、未認定のユーザーのデータが取れていたので、カスタムディメンションのデータを使ってセグメントしていきます。

なお、カスタムディメンションのデータは、カスタムレポートを使わないとデータを見ることができませんので、カスタムレポートでカスタムディメンションのデータの確認を行いましょう。

 

セグメントするときにも、ネーミングにルールを設けましょう。例えば、導線を分析する時のセグメントで直後なら「⇒」間に他のページが入って良いなら「→」自分が使いやすいよう、わかりやすいようルールを作ります。

 

クライアントから提供されたり、前の担当者が使っていた既存のセグメントをそのまま使うのはリスクがあります。きちんと確認する、あるいは自分でセグメントは作ります。

 

他にも、「新規・リピート分析」や「何回目の訪問でCVにつながったか」なども分析で実施します。(今回は時間が限られているため、割愛)

セグメントをかけた時のページビュー数を比較した時に、「ウェブ解析士とは」のページのほうが「ウェブ解析士になりたい人向けのトップページ」よりもボリュームが多かったので、まずは「ウェブ解析士とは」のページの分析を行います。

 

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2.「ウェブ解析士とは」ページ分析

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ページのナビゲーションサマリーを見ますと、「ウェブ解析とは」ページの閲覧開始率が52.0%、離脱率が35.5%。このページは目的のページなので、途中で離脱してはいけません。

 

次のページ遷移を見てますと、



次のページ遷移

ページビュー数

ページビュー数(%)

ウェブ解析士の学習内容と取得の流れ
www.waca.associates/jp/study/qualification/wac/

467

24.23%

資格取得までの流れ
www.waca.associates/jp/study/qualification/

271

14.06%

資格取得のメリット
www.waca.associates/jp/study/wac/benefit/

151

7.84%

資格取得までの費用
www.waca.associates/jp/study/wac/expense/

100

5.19%

トップページ
www.waca.associates/jp/

97

5.03%

上級ウェブ解析士の学習内容と取得の流れ
www.waca.associates/jp/study/qualification/swac/

86

4.46%

 

ウェブ解析士の流れの中で、「ウェブ解析士の学習内容と取得の流れ」が24.2%です。

ページ上部にあった6つのボタンよりも下に2スクロールくらいする「「ウェブ解析士の学習内容と取得の流れ」への遷移率が高いことがわかります。また、ウェブ解析士協会の全体像を知ってもらうために様々な導線を設けた結果、目的のページへの遷移が割れてしまっています。ここからユーザーが迷っている可能性が考えられます。

実際に現在ページにある6つの青いボタンにある「ウェブ解析士資格取得までの流れ」を進むと、「ウェブ解析士の学習内容と取得の流れ」のページに進み、ページの中間部には「ウェブ解析士認定までの流れ」と類似した用語が多く並んでいます。

 

ユーザー目線になれば、類似した用語が多く並べば混乱の元になっているのではないでしょうか。例えば、解決策として、「ウェブ解析士とは」ページ内に、「資格取得までの流れ」を掲載した方が良いのではないでしょうか。

 

3.セグメント「シーケンス」で戻り率の分析

ユーザーが迷っているならば、ページを行ったり来たりしていると考えられます。
ページをA→B→Aのような戻り率を分析します。戻り率を分析する場合、先ほどのナビゲーションサマリーではページの前後関係しかわかりません。戻り率を分析する場合はセグメントの「シーケンス」を使います。

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シーケンスで次のステップを「直後のステップ」にすることで、A→B→Aのような戻り率がわかります。また、右側にそのフィルタをかけたときのデータが出てきますので、ステップの数値も簡単に把握することができます。

今回の分析では数字的に致命的な課題にはなりませんでしたが、導線が整理されていないよりもすっきりした方が使い勝手は良いです。



今回の場合、「ウェブ解析士とは」はあくまでも目的である「ウェブ解析士の学習内容と取得の流れ」に進む上での途中ページになります。

 

究極なことをいえば、「ウェブ解析士とは」のページのコンテンツの中に、「ウェブ解析士の学習内容と取得の流れ」を丸々取り入れてしまえば、遷移が2クリック発生しなくなり、重複コンテンツもなくなります。気づきの中でユーザーの視点に立ち、データを見て改善案が生まれてきます。

 

もちろん、考慮しないといけない点はあります。例えばページを削除することで失われるSEOの懸念など。このあたりも大事な気づきになりますので、メモに残しておきましょう。

4.意外なページの発見「ランディングページ」分析

ユーザー視点にたって仮説検証すると、多くの場合がトップページなどから流入してくるため、想定してなかった動きの検証ができません。例えば、トップページ以外のページからの流入が多かった等があります。

 

そのような場合、ランディングページで分析していきましょう。

 

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例えば、ウェブ解析士協会のウェブサイトでは、3番目に多いページで「3C’s Model (3C analysis business model )」という英語ページが上位にきます。ただし、このようなページは意外な発見にはなるかもしれませんが、たとえページ改修しても改善に寄与はしないでしょう。

先ほど分析で使った「ウェブ解析士とは」が2番目、「ウェブ解析士の学習内容と取得の流れ」が7番目に流入が多いです。SEOに詳しい人の情報も含め検討すべきですが、2つの類似したコンテンツをまとめることで、SEOで強くなることも考えられます。

 

今回は割愛しますが、詳しく分析する場合は、「Google Search Console」を使ってキーワードで見た時に、同じクエリで複数のページで取り合いになっているのではないかなどの調査もするべきでしょう。

5.ヒートマップ分析

ウェブ解析士協会のウェブサイトにはヒートマップツール「PTengine」を導入しているので、ヒートマップでも分析していきます。


アクセス解析でも課題として考えられる「ウェブ解析士とは」を見ていきます。

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ページ内の「資格取得までの流れ」はページ上部にもあります。ヒートマップでは、どちらが押されていたかの強弱や思わぬ気づきを得ることができます。この場合、ボタンリンクにパラメータをふるなどすればGAでもどちらがクリックが多かったか把握することができます。


また、ページ上部のボタンがクリックが多かったということは、ユーザーはページ下のボタンを押しているのではなく、ページ上部のボタンを押していることも考えられます。ヒートマップはアクセス解析からは気づけない、ユーザーのサイト内の動きから気づきを得られます。

 

気づきが得られれば、改善案も簡単に出すことができます。例えばページ上部の
グローバルナビを追尾することでクリック数を集約するほうが良いのではないでしょうか。

 

ヒートマップはサイト内のユーザーの動きがわかるとても便利なツールですが、注意も必要です。今回のように各講座ページが分かれてしまう場合はデータが集まりにくく、分析が困難です。

 

改善案

今回の約1時間弱の短い分析で以下の提案が出ました。

「ウェブ解析士とは」に「ウェブ解析士の学習内容と取得の流れ」のコンテンツを入れる。

 

現在のページはユーザーに様々な導線を設けてしまい、迷っている可能性がある。重複しているコンテンツをシンプルにわかりやすくするほうが望ましいのではないか。

また、現在のページは、下図の構成になっており、「ウェブ解析士とは」と「ウェブ解析士の学習内容と取得の流れ」の間にある中間ページがあることで、戻り率がなくなり
改善できると思います(見たい情報に辿り着くのに2クリック必要)。

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3ページの遷移を無くし、1ページ目で必要な情報を見られるようにする

 

そのようにすることで、ページ内の導線がスリムになり、目的のページへの途中での離脱が改善できるでしょう。

 

なお、今回提案した改善案はその場で江尻さんの応諾をもらい、改善をする予定とのことです。

 


まとめ

いきなりGAを触ったりエクセルでデータ整形をしてはいけない

分析をするときは、今回の流れのように実際の画面を見ながら、GAを見ながら仮説を立てて検証をしていきます。この段階ではメモ(下図)を書いていくだけで良くて、ここからレポートを作る時に、必要なデータをダウンロードして、エクセルで加工してグラフを作っていきます。

 

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最初の段階から資料作ったりいきなり、エクセルでピボットを組んでデータ出しをすると無駄な時間が発生してしまいます。最初にメモくらいのラフな状態で、大事なところは★マークをつけるなどしておくと効率よく分析できるのではないでしょうか。

 

お土産:私がよく使う15の分析

講座を受講した方には小川の方からサプライズ特典がありました。

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「私が使う15の分析方法」で、普段分析の中でよく使う分析方法を資料にまとめています。具体的な例をあげると、

  1. ユーザーエクスプローラーの分析
  2. 訪問とCVの訪問回数別分布
  3. 訪問回数別の行動分析
  4. 新規訪問者のコホート分析
  5. 購入回数別の行動分析

 

と、簡単にGAの数値を出して仮説を立てるのではなく、ひと手間工夫することでインサイトがわかる役立つものばかりです。


実際にTwitterの#小川のLIVE解析 でも反応は良かったです。

 

 

 

 

 

質問コーナー

300名近くの方が聴講し、質問は19個いただきました。今回は上位5つを紹介します。

Q1.トップページの分析について

始めにサイトを見るときは必ずトップから見たほうがいいのでしょうか?それともユーザーと同じように検索結果からサイトに入ってみた方がいいのでしょうか?最近はトップへのランディングも減ってきている気がします。

 

A1.ユーザーがトップページからやってくるならばトップページから見ています。トップページの分析する機会は多いです。また、GAでランディングページは必ず見ます。

トップページのユーザーの動きを基にコンテンツの追加などの提案をしています。ホットペッパーのように全国トップなどはユーザーがまず見ていないので、そのような場合は放っておいても良いです。

 

Q2.GA設計の設計が全くされていない場合の対処法

GAの設定がされていなくて、いわゆる「ただGAタグが入ってます状態」で、今回のようなケースでクライアントと一緒に画面を見ながら進めることになった場合、どのようにそのGAデータを扱いますか?まずは設定を整えましょう、となるのか、それはそれで取得できているデータを使いながら・・・で進めますか?

 

A2.GAが設定されていない場合は、よくあります。この時に「設定や設計の提案」と
「今できるところで分析」の2パターンがありますが、必ず両方やります。

 「今できるところで分析」を実施したあと、必ずアペンディックスに「設定や設計の提案」を入れます。「今回このような設定や設計をすると、今後このような改善や気づきが得られる」と改善提案もセットで提案しています。

Q3.定量分析と定性分析のバランス

今日は対面なのでサイトのユーザビリティ評価(分析)しながらアドバイスもされてますが、対面ではない分析(ウェブ解析)のときもユーザビリティに関するアドバイス事項を分析結果レポートに含めている形でしょうか? 


A3.定量・定性の改善案ですね。先にクライアントに改善案で定量以外の改善案が必要か確認します。そうすると、80%くらいの確率で定性の気づきも必要と言われます。

事前に説明しておくことで、後からの定量としての気づきがなくてもコミュニケーションを交えてカバーすることができます。

 

Q4.ランディングページの評価基準

ランディングページでどの程度の割合セッションがあれば、流入が発生していると前提で分析を進めますか?(数%程度であれば、無視するなど)  


A4.ランディングページであれば、まずはトップ3を見ます。ただしページが詳細ページなど同一テンプレートで複数に分割されている場合は、まとめて見ます。トップ3のページがどれくらい占有しているかで判断し、不足しているなら増やしていきます。

 

Q5.改善提案の優先順位

分析し終わって施策案の優先順位をつける際に、どのようにクライアントとコミュニケーションしていきますか?話の持っていき方や、よく使う殺し文句などあれば教えていただきたいです。


Q5.インパクト×難易度で改善優先順位を決めていきます。ウェブサイトのページの中では改善ができるページとできないページがあります。特に規模が大きいウェブサイトほどできないことが出てきます。

 

そのときに、あえて難易度が高いのを改善案に入れるようにしています。

やりたい改善案の難易度が高い場合は、それ以上高い改善案を入れるなどして相対的に低く見えるように工夫しています。また、プレゼンが終わったときに、次にどれやりますか?と改善をする前提のコミュニケーションをとります。「(提案した改善案を)やらない」を言わせない雰囲気作りも大事です。

 

 講座を受講しての感想

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今回の企画ではクライアントになるウェブ解析士協会の協力体制もありますが、データを見ながら、どんどん解析や改善に進んでいくあの心地よいテンポ感は一番理想なスピード感ではないでしょうか。

 

「解析の本質はコミュニケーション」と思っており、お互いを尊重しながら意思疎通ができているからこそあのスピードで心地よく仕事が進む秘訣を見れたと思ってます。

また、小川さんは終始「仮説検証」を貫いていたこと、このあたりは仮説が大事とはいえ、時々自分の仮説が不安になることがあります。小川さんは「仮説が外れることを想定した分析」を実施していました。


仮説検証は大事だけど、仮説が外れた時にどのようにリカバリーするのか。仮説を検証ではなく、仮説が外れていないかも検証するという言葉は眼から鱗でした。

たった1時間半のセミナーで10,000文字書いてしまいお恥ずかしいのですが、とても貴重な企画をしていただいた、ウェブ解析士協会と小川さんに感謝しています。第2回も期待しています!!



私のアクセス解析人生に繋がった「Visionalist」 サービス終了に寄せて

5 years 8ヶ月 ago

国産のアクセス解析ツール「Visionalist」のサービスが2020年7月31日に終了する事となりました。

 

login.visionalist.com

 

という事で思い出語りを…

 

Visionalistとの出会い

小川とVisionalistの出会いは2004年と15年以上前になります。当時2社目である「WebMoney」に在籍していた時に、選定して導入したのが「Visionalist」でした。

 

 

www.webmoney.jp

 

初めてアクセス解析ツール(カウンター等は昔からありましたが)に触れたのがこの時でした。当時私は上司と2名のマーケティング部署におり、ウェブサイトの改善やコンテンツを作成していました。その効果を図るためにという事で導入したのです。

 

ちなみに当時、ちょうど日本に展開しに来たSIteCatalyst(=現Adobe Analytics)からの提案もありました。ただ当時はまだ日本オフィスが出来ておらず、英語版しかなかったので導入を見送った記憶があります。

 

さてVisionalistを導入は私にとって大きな契機になりっました。データでユーザー行動が分かる、自分たちの取り組みが数値となって評価できるという事が非常に印象的でした。この時に、この世界で生きていこうと決意しました(社会人3年目でした)。

 

そして2006年により大きな規模のサイトで分析を行いたいなと考えていた時に、入社したのがリクルートでした。なんとリクルートはその当時Visonalistを全社導入しており、それが決定打となり採用されました。

 

Visionlaistを使っていなければ、リクルートには入れなかったことでしょう(笑)。ツール採用でした!

 

リクルート時代のお仕事

そしてそのまま、全社スタッフ部門のVisonalistの運用担当となったのです。当時Visionalistを運営されていたデジタルフォレスト社との定期的なやりとりから、リクルート内での導入設計、勉強会の開催、サポート対応などありとあらゆることをやっていました。

 

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■2007年に今井さん松尾さん伊藤さん と作成した社内用の分析マニュアル。13年前から行っている分析と今であまり変わらないですね(笑)

 

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■2008年に作成&プレゼンしたリクルート開発者向けのVisionalistのガラケー版の導入と各種レポートの説明資料

 

当時はガラケー全盛でしたから、ガラケーサイトの導入も多かったです。この時代を知っている方に懐かしい単語が沢山ありました。

 

・パケットキャプチャーサーバー

・サブスクライバID

・uid=NULLGWDOCOMO

・SSLアクセラレーター

 

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■2008年に作成したVOS導入フロー。多くのサイトの導入担当をしてきました。

 

 

デジタルフォレスト社とのやり取り

デジタルフォレスト社の皆さんには大変お世話になりました。大勢の方とやりとりをさせていただき、ツールの利活用を進めておりました。

 

弊社が当時一番大きい顧客だったということ、また多くの人がリクルート内でツールを利用していたという事もあり要望も沢山出させていただきました。その結果、Visonalistのカスタマイズ版「VOS(=Value of Stream)」が出来上がっていきました。

 

弊社の要望でローデータの検索&ダウンロード機能が追加されたり、様々なカスタマイズが行われたのです。しかし、これが後々大きな問題になってしまうのでした。

 

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■要望リストは100件を超えていきました。

 

カスタマイズしすぎたことによる代償

カスタマイズをして独自の物になってきたことにより、色々な課題を抱えてしまいました。ログインや閲覧に関する障害、機能的な不全などが発生してしまったのです。

 

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■障害対応管理票。月に何度も障害が発生する状況になってしまっていました。

 

社内で活用を促進しようというして様々な要望を取り入れていった結果、返って使いにくくなってしまったという事です。Visionalist本体(通常版)の新しい機能リリースにもシステムの差異が大きく反映することが難しい状態となりました。

 

そこで「安定化プロジェクト」が立ち上がります。期間を決めて、安定化を最優先し、稼働率を上げるための取り組みです。毎週、私もデジタルフォレスト社に伺ってミーティングを続けながら、社内の壁に稼働率やアクションリストなどを貼りながら、一丸となって改善を進めていきました。私は出来ることが少なかったのでドーナツの差し入れをするくらいでしたが(汗)。

 

その結果、目標の稼働率は達成し、かなりの改善がなされました。先方社内の達成会でなぜか私が表彰いただき、卓上扇風機をいただきました(今でも使っています)。

 

Visionalistとの別れと得た教訓

その頃から部署で新しい解析ツールの導入検討が始まりました。私がリクルートに入ってから2年程経ったときです(2008年~2009年)。新しいツールの検討が進む中で、私は最初はそのプロジェクトには否定的でした。

 

新しいツールを全社で導入することは大変ですし、Visionalistへの愛着が誰よりもあったのだと思います。社内で抵抗をしていたのですが、他ツールとの機能差など様々な要因によって最終的には新しいツール(=SIteCatalyst)への導入プロジェクトにがっつりかかわっていくことになったのです。

 

チームで決済を取り、2年間で150サイト導入し600人を教えていくことになるのですが、その話はまた機会があれば。

 

というわけで、Visionalistの正式な解約が決まりました。個人的には心苦しい判断ではありました。弊社としてカスタマイズを要望しすぎた事が要因であり、その中でそれに応えようとしてくれたデジタルフォレスト社の皆様には感謝の言葉しかありません。

弊社のカスタマイズや要望が世の中のトレンドとはずれてしまったこと、ツールを専業にしている方に、会社の方が合わせることの必要性を痛感しました。弊社の場合は家の屋根に、(良かれと思って)独自の考えで新しい部屋や木を植えようとしていたのです。

 

ツールリプレイス後も良くしていただき、2011年には先方のクライアント向けの勉強会で講師をさせていただいたり、当ブログでVisionalistのレビュー記事なども書かせていただきました。

 

 

analytics.hatenadiary.com

 

そして何より私のアクセス解析人生のきっかけになったツールです。

 

2020年7月末にサービス終了という事になりましたが、改めて感謝を述べて終わりたいと思います。

 

Visionalistに関わった皆様、本当にありがとうございました。

 

【視聴レポ】通る提案と通らない提案、何が違うの?意思決定者を見方につけるコツ!/ 小川さんのSchoo講座第3回

5 years 8ヶ月 ago

こんにちは、総合広告代理店でプランナー時々セールスとして勤務する杜下です。日々の業務の中ではなかなかウェブ解析の思考の整理やアップデートが難しいため、小川さんのオンライン講座に参加しました。

 

実績的な講義で今すぐ使える思考もあったので、備忘録を兼ねてポイントをまとめました!4月も講座が続くとのことなので、興味がある方はぜひ受講してみてくださいね!

 

 

講義名:提案成功率を上げるデータ分析と活用 3回目(全3回)

内容 : 全3回のラストを飾るこの講座では、『改善提案を通すために、意思決定者を見方につけるコツ』について説明されています。

 

良い改善提案を作るためには、もちろんアタマも時間も使います。にも関わらず、折角の提案が採用されないと辛いですよね…。自分もプランナーとして日々の業務の中で提案作成&実際に提案を行っているのですが、折角作った提案が採用されないときの悔しさたるや。考え抜いた末の良い提案であればあるほど落ち込みます。

 

『改善提案を通すためには、意思決定者を説得するにはどうすればいいの?』という悩みは尽きませんが、そもそも意思決定者は敵ではなく、一緒にプロジェクトを推進する仲間です。本講座を通して意思決定者の気持ちになって、意思決定者の意思決定をサポートする視点を身に着けましょう!

 

 

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提案がなかなか通らないことが続くと、ふと上司が仲間なのか敵なのかわからなくなってしまいますが…(笑)、注意ですね。

 

さて、今回のトピックは下記3点になります。

  • 分かりやすい改善提案レポートを作成すること
  • 複数の選択肢を用意してあげること
  • 精度ではなくロジックを説明できること

 

 

1:分かりやすい改善提案レポートを作成すること

当然のことですが、どんなに熱い想いを口頭で伝えても相手に伝わらないと意味がありません。きちんと形にして伝える必要があります。

どんなレポートを作れば良いの?という声が聞こえてきそうですが、作り方についてしっかり言及されていたので、参考にして自分でも作ってみようと思います。

 

▼どうやってレポートを作るの?改善提案レポート作りで大切なのは…

 

・データに基づいた根拠を示そう。

根拠の無い提案だと好き嫌いの話になったり、偉い人の主観で物事を判断されたりします。会社にとって一番大切な、社長/上司よりも上位の“お客様のデータ”に基づくことで強い根拠を示すことが可能に。

 

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・ストーリーを作ろう。

『記事がなかなか読まれない。すぐに離脱されているのかな』

 ↓

『データを見てみると、やはり遷移されていない(離脱率が高い)』

 ↓

『リンクの配置など、導線を工夫すればサイトの離脱率も下がって、PVも伸びるはず』

 

のように、仮説>分析・検証>提案までをストーリー化することで、聴き手に伝わりやすい形になるので意識すべし。

 

・ストーリーが伝わる資料を作ろう

実際の提案レポートの作り方も重要。ストーリーをしっかり伝えるためには、①きちんと提案概要をまとめて、②それの根拠となったことを示し、③そして実際にやりたいことのイメージを示さなくてなくてはなりません。

 

①の提案サマリについては、『仮説』『分析結果』『施策概要とイメージ』『コスト等』を言語化してまとめることで、振り返り可能なものにしておくことが大切。

 

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資料の構成は図やグラフがメイン?という質問に対しても、やはり文章化することが大事との回答でした。表とかグラフは面積取れて楽だけど、見栄えよりも誰でも読んだだけで理解できるものになっていることが大事で、図やグラフは補足資料として活用すべし。

 

“施策提案“なので施策イメージを忘れることは無いはずですが、説得力を持たせるためにも仮説や根拠についても絶対に忘れないように!とのことです。

 

因みに、上記①~③を意識すれば、提案レポートの作り方も問題ないとのことですが、加えて施策一覧表を作っておくべし。確かに、施策を進めるときには複数施策の中から優先順位付けを行って実施していくはずなので、捗った議論を行うためにも是非施策一覧も作りましょう。

 

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施策の詳細だけでなく、インパクト&優先順位についても言及することで価値ある表に。

 

 また、「プレゼンを効果的に行うための手法・テクニックも大事!」とのことでプレゼン手法についても説明。(正直、これだけで60分の講座の価値があります)

 

計10項目ですが、個人的には③④⑤そして⑧について特に意識したいなと思いました。

③重要なポイント(聴いてほしい部分)では注目を集めること

④時折ページ番号に言及すること(これも注目を集めるために重要)

⑤説明時に表やグラフを見てほしいときは、それをきちんと伝える。

⑧時間管理をする(決定するための考える、議論する時間を打ち合わせの中に設ける)

 

全部チェックしたい方は、ぜひ講座動画をご覧ください!

 

schoo.jp

 

折角のプレゼンなのできちんと伝わるものにしたいですし、折角の打ち合わせの時間なので、できれば意思決定まで進めたいですね。

 

2)複数の選択肢を用意してあげること

これは“提案を受けた上司/あるいはクライアントが自ら選んだ”というプロセスを作り、選んでもらう=プロジェクトに巻き込むことが目的です。松竹梅戦略のように、上司が選びやすくするための比較材料を用意するイメージで準備しましょう。1つしか提案がないと0/1の選択になってしまいますし、2つしか提案がないと安価な提案が選ばれがちですが、3つ以上用意することで本命の提案も通りやすくなるのでできれば準備しましょう。

 

例)3つ目のプランは捨てプラン。真ん中のプランが本命?

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因みに、スクーのプランについてもコメント欄で盛り上がっていました。

スクーには無料 or 有料(プレミアム)の2プランしかないので、スーパープレミアムを作ってみては?とのことです(笑)

 

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3)精度ではなくロジックで説明できること

はい、非常に面倒で、自分はもちろんみなさんも大嫌いな質問!(のはず)

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こういった質問は、これが正解だ!という明確な答えもなく難しいものですが、ほぼ確実に聴かれる質問かと思います。そういった中で、小川さんはそもそも、『なぜその質問をされているのか?』、『聞いてくる人は「味方」だ』という視点を大切にしているとのこと。

 

聴いてくる=興味がある味方であるので逆にチャンス!のマインドは大切ですね。また、提案しても通らないと、つい敵と認識しがちですが、目指すものは一緒のはずです。

 

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質問されている理由を考える姿勢も見習いたいです。

当たり前ですが、興味関心の無いことは聴かないから、質問ある=興味関心はもっているはず。その上で、上司やクライアントは彼ら自身も最終的に社内への説明責任が発生するので、きちんと理解・納得するために聴いている。そう考えると、きちんと武器を渡すのは私たちの責任ですね。

 

更に、小川さん曰く、『大事なのは精度ではなく、ロジックである』とのこと。前例の無い取組なら数字の予測ができないことは上司/クライアントも分かっていて、単純にその数字を出した根拠が知りたいだけだ(例えば、他のページと同様のパフォーマンスを想定する、他社の事例を参考にする、等)。

 

そう考えると、数字で語れる解析は強みになりますよね。

また、数字で語る際には、ウェブ上の指標(例えばCVR)ではなく、全員の共通言語であるお金で語ることもポイント。

 

例)改善のインパクトは金額感で伝えることで、ロジカルで伝わるストーリーに

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  1. まずはページ改善による効果を予測(直帰率の低下)
  2. それによるお問い合わせ件数増を計算で算出(10件)。
  3. お問い合わせ1件の金額価値が15,000円なので、10件で15万円のインパクト

 

上記に加え、施策導入におけるコスト感が例えば5万円だと言及すれば、本施策がビジネス面でもメリットになることを伝えることが可能なので、無理やりでも金額価値換算すべし!『それもなければ、1件いくらまでお金を出せるかを聞く』とのことです。

 

さて、今回の講座は下記3点についてでしたが、相変わらずボリュームのある内容でした。

1) 分かりやすい改善提案レポートを作成すること

2) 複数の選択肢を用意してあげること

3) 精度ではなくロジックを説明できること

 

1)~3)までの話は解析領域だけの話にとどまらず他の領域にも使える考え方なので、ぜひ提案作成の際には活用して提案成功率を上げたいと思います。

 

まとめ

最後に、小川さんから2つのお言葉を頂きました。

 

一つ目は、捨てる勇気を持つこと。

講義のようなしっかりとした分析を行うには時間も労力もかかるもの。日々の業務に追われる中ではなかなかモチベーションを維持することも難しいはずなので、何か新しいことを始める前には、やらないことを決めて、減らすことが大事。

因みに、小川さんの仕事を減らすコツは、“こっそりと減らすこと”だそうです。

 

二つ目は踏み出す勇気を持つこと。

今までやったことがないことを始める際は、迷いも恐れもあると思うので、小さな一歩を踏み出すこと。スモールでもいいのでまずはやってみることが大事。やろうとしていることは悪いことではないので、勇気をもって一歩を踏み出してとのエールを頂きました。

 

 

小さな一歩…というと、自分にとってはこの講座を受けたのも小さな一歩だったのかもしれません。解析周りの知識をブラッシュアップしたいなという気持ちから受講しましたが、解析はもちろん、それ以外の領域でも活きる基本的な思考を学べ、想像以上に刺激を受けました。丁度今複数のプロモーションの提案作成&プレゼンを控えているところなので、早速ここでの学びを活かして、良い提案&プレゼンができればと思います。

 

また、日々の仕事に忙殺される中で、このような業務外でのインプットは学ぶ楽しさを思い出させてくれます。これをきっかけに、もっと色々学びたい!というモチベーションが高まったことは嬉しい誤算です(笑)。

 

ところで、冒頭にも書きましたが、これにて第3回の小川さんの講座は終了します。が、なんと4月からまた小川さんの講座が開始するとのことです。これまでの講座を踏まえた、実践的なものになる(公開コンサル的な)ものになるようですので、自分も継続して受講しますし、興味を持ったあなたもぜひ一緒に受講しましょう!

<小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第3号の配信

5 years 8ヶ月 ago

明日配信の第3号は、

www.mag2.com

 

■【PickUPニュース】:メディアの「サブスクリプション」モデルに関して
メディアのサブスクリプションモデル。どれくらいの読者数がいるのか、読者を増やしていく上での課題や国ごとのサブスクリプション率などを紹介しつつコメントしています!

 

■【PickUPニュース2】:「eコロナウイルスによるイベントやセミナー中止の影響」
たくさんのイベントやセミナーが中止されているなか、特に金額インパクトが大きいのはどのイベントだったのか。今後の見通しや世界中のセミナー開催情報が更新されているサイトの紹介など

 

■【ヘッドラインニュース】
気になったトピックスを10個ほど紹介!

 

■今号のQA
Q:社内でサイト分析や改善提案を行っているのですが、リスクばかり気にしているメンバーが多く、結局前に進みません。
とりあえずやってみよう!で進みにくい組織で改善を進めるために重要だと思うことは何ですか?


といった内容になっています!

第1・第3火曜日に配信をしており、月額550円(税込み)になります。
初月は無料!ですので、気になった方はぜひ気軽に登録いただければ。

 

www.mag2.com

2020年2月に掲載された記事

5 years 8ヶ月 ago

こんにちは。ハピアナ広報担当の井水朋子です。

先月、小川が執筆した記事や、小川が登場した記事をまとめてご紹介いたします。

~ラインナップ~

  1. 「50人に1人」の三乗で「12万5000人に1人」を目指して ~ウェブアナリストしてのポジショニング~
  2. メディアでの「ヒートマップツール」活用のススメ(1)アクセス解析と何が違うの?
  3. オウンドメディアの効果測定方法-小川卓氏が語る重視すべき指標とは
  4. 「出来るカスタマーアナリティクス」第1回:カスタマーアナリティクスとDMAIC
  5. WEB解析は「数字」ではなく「ユーザーの気持ち」を紐解いている
  6. 「データ分析者」が企業内で必須の存在となる世の中に

(※公開日順) それではお楽しみください!

■1.「50人に1人」の三乗で「12万5000人に1人」を目指して ~ウェブアナリストしてのポジショニング~

スキルセットの掛け算をすれば、新たなポジショニングが見えてくるかも?

  • 媒体名:HAPPY ANALYTICS公式ブログ
  • 公開日:2020/2/7

analytics.hatenadiary.com

■2.メディアでの「ヒートマップツール」活用のススメ(1)アクセス解析と何が違うの?

ヒートマップツールの基本的な知識を紹介。ヒートマップツール、5種類言えますか?

  • 媒体名:日本ビジネスプレス公式ブログ
  • 公開日:2020/2/14

www.jbpress.co.jp

■3.オウンドメディアの効果測定方法-小川卓氏が語る重視すべき指標とは

メディアの運用ステージと共に見るべきKPIが変わっていくという切り口で書かれています。

  • 媒体名:メディファンド
  • 公開日:2020/2/20

medifund.jp

■4.「出来るカスタマーアナリティクス」第1回:カスタマーアナリティクスとDMAIC

カスタマー単位での分析「カスタマーアナリティクス」。海外では書籍が多くでていますが、日本語で学べる機会は希少です。

  • 媒体名:HAPPY ANALYTICS公式ブログ
  • 公開日:2020/2/26

analytics.hatenadiary.com

■5.WEB解析は「数字」ではなく「ユーザーの気持ち」を紐解いている

WEB解析の目的を端的に表現すると「サイトに来ているユーザーの気持ちを知ること」であり、訪問者の行動を紐解いていくと一人ひとりのストーリーや心理が見えて面白いものです。(サイトより引用)

  • 媒体名:図書印刷株式会社コラム
  • 公開日:2020/2/27

www.tosho.co.jp

■6.「データ分析者」が企業内で必須の存在となる世の中に

担当者が、どうやってプロジェクトを進め、周囲を巻き込んでいくのかに触れています。「A4用紙1枚のレポートは、組織の中で味方を集める上でも武器になるはずです。(サイトより引用)」

  • 媒体名:図書印刷株式会社コラム
  • 公開日:2020/2/27

www.tosho.co.jp

 

以上になります。最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

2月のまとめには入らなかったのですが、3/3に提案型ウェブアナリスト育成講座の卒業生・福田さんが書いた記事も魅力的でした。受講者の福田さんにしか書けない生のレポートになっています。ピンときた方は是非こちらもご覧ください。

「そこら辺の本やセミナーで学べるような内容を話す気はサラサラないので!」

analytics.hatenadiary.com

【告知】2020年3月~4月のセミナー

5 years 8ヶ月 ago

こんにちは。ハピアナ広報担当の井水です。

春一番が吹き、春の陽気を感じられる日も出てきましたね。

小川の3月~4月の活動をお知らせいたします。

※2020年3月4日時点の情報です。 詳細はリンク先をご確認の上、お申込みください。

■1.スクー:提案成功率を上げるデータ分析と活用

1月から毎月開催し、3回目となる今回のテーマは「改善施策を通すための説得力を身に付ける」。クライアントまたは、上司などの意思決定者が納得しなければそれまでのデータ分析も改善策も実行されません。「自分でデータを分析し、改善策を考えた時は自信があったのに、どうもうまく提案が通らない」を解消するために説得力のトレーニングを行います。

イベント名 スクー:提案成功率を上げるデータ分析と活用
タグ 無料,スクー,オンライン,全国生配信
日時 2020年3月3日 (火曜日)
時間 19:00~21:30
場所 オンライン
主催 株式会社スクー
ステータス 開催済、下記リンクよりご視聴いただけます。

schoo.jp

■2.宣伝会議:Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座 大阪教室

本セミナーは1日集中講義で、前半は清水誠さんが講師をします。

情報サイトやECサイトなど、ほとんどの企業がWebサイトをビジネスに活用する時代になりました。現在ではWebサイトが企業の「顔」になっているところも数多くあります。 Webサイトを運営する上で必要不可欠なのが、「アクセス解析」「分析」「改善」のプロセスです。そこで本講座では、Webサイトの分析に優れた力を発揮する解析ツールを用いて分析手法やサイトの改善方法をレクチャーします。(公式サイトより引用)

イベント名 宣伝会議:Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座 大阪教室
タグ 大阪開催,宣伝会議,有料,Googleアナリティクス,初級
日時 2020年3月9日 (月曜日)
時間 10:00~17:50 ※小川の登壇は14:50~17:50
場所 大阪市北区堂島2-1-31 京阪堂島ビル5F 宣伝会議 関西本部 セミナールーム
MAP http://www.sendenkaigi.com/class/venue-list/map-osaka.php
定員 30名
費用 42,900円 (税込)
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

www.sendenkaigi.com

■3.MarkeZineアカデミー:2日でわかるWebマーケティング基礎講座

何回目かわからないほど長く続いている、ロングセラー講座です。1日5名の講師が登壇し、小川も1日目の最後に「ウェブ分析とPDCA」という内容で登壇します。

イベント名 MarkeZineアカデミー:2日でわかるWebマーケティング基礎講座
タグ 東京開催,ウェブ分析,MarkeZineアカデミー,有料,初級
日時 2020年3月17日 (火曜日)~18日 (水曜日)
時間 10:00~16:50 ※小川の登壇は1日目15:50~16:50
場所 東京都新宿区舟町5 株式会社翔泳社 セミナールーム
MAP https://www.shoeisha.co.jp/map/
定員 20名
費用 1日参加 59,400円、2日間参加 101,200円 (税込)
主催 株式会社翔泳社
ステータス 満席御礼、詳細は下記リンクよりご覧ください

event.shoeisha.jp

■4.宣伝会議:Googleアナリティクス実践コース

Web上での顧客体験を向上させるためには、分析の目的を「企業成果を確かめる」といった観点から「顧客を理解する」といった観点で捉えなおすことが重要です。ただ単に数値やグラフを眺めるだけでは、改善点が見えないばかりか、闇雲にサイトの改修を行うなど、手間をかけた割には効果を実感できなかったり、社内に成果を示せずに予算やリソースを減らされてしまうということにもなりかねません。講座では、従来行っていたPVやUU、直帰率、滞在時間といった指標の確認ではなく、操作性において迷いはないか、満足いただきLTVを高められているかなどといった、顧客の行動や態度の変化を読み解くためのノウハウを学びます。(公式サイトより引用)

イベント名 宣伝会議:Googleアナリティクス実践コース
タグ 東京開催,宣伝会議,Googleアナリティクス,初級,有料
日時

第1回 3月19日(木曜日)
第2回 3月26日(木曜日)
第3回 4月 9日(木曜日)
第4回 4月16日(木曜日)

時間 19:00~21:00
場所 東京都港区南青山3丁目11番13号 新青山東急ビル8階 宣伝会議セミナールーム
MAP http://www.sendenkaigi.com/class/venue-list/map-tokyo2.php
定員 20名
費用 99,990円 (税込)
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

www.sendenkaigi.com

■5.MarkeZineアカデミー:Googleアナリティクス実践講座~基本操作編

午前に基本操作編、午後に分析&改善編を行います。ばらばらでも通しでもご参加いただけます。

イベント名 MarkeZineアカデミー:Googleアナリティクス実践講座~基本操作編
タグ 東京開催,MarkeZine,Googleアナリティクス,初級,有料
日時 2020年3月24日 (火曜日)
時間 10:00~13:00
場所 東京都新宿区舟町5 株式会社翔泳社 セミナールーム
MAP https://www.shoeisha.co.jp/map/
定員 20名
費用 59,400円 (税込)
主催 株式会社翔泳社
ステータス 3月19日まで受付中、下記リンクよりお申込みください

event.shoeisha.jp

■6.MarkeZineアカデミー:Googleアナリティクス実践講座~分析&改善編

イベント名 MarkeZineアカデミー:Googleアナリティクス実践講座~分析&改善編
タグ 東京開催,MarkeZine,Googleアナリティクス,初級,有料
日時 2020年3月24日 (火曜日)
時間 14:00~18:00
場所 東京都新宿区舟町5 株式会社翔泳社 セミナールーム
MAP https://www.shoeisha.co.jp/map/
定員 20名
費用 59,400円 (税込)
主催 株式会社翔泳社
ステータス 3月19日まで受付中、下記リンクよりお申込みください

event.shoeisha.jp

■7.自社開催:第20回 無料解析相談&アナログゲーム大会

2020/04/11【無料&初心者歓迎】 解析相談&アナログゲーム大会

本イベントも、まったり続き、気がつけば20回目になりました!小川自主開催のイベントです。

普段は講師として登壇することの多い小川ですが、こういった機会に皆様とお話しができればと考えております。

  • ウェブ解析の相談にのります(事前予約制)
  • スイーツ&コーヒーを飲みながらアナログゲームで遊びます(飛び込みOK) に分かれますので、どちらかお好きなほう(ももちろん両方でも結構です)にお参加ください。
イベント名 自社開催:第20回 無料解析相談&アナログゲーム大会
タグ 無料,初級~上級,誰でも,土曜日開催
日時 2020年4月11日 (土曜日)
時間 10:00~18:00
場所 東京都中央区銀座1-19-12 銀座グラスゲート2F スペース銀座 ※舘田珈琲焙煎所の2階
MAP

https://www.space-ginza.jp/#section-52

主催 株式会社HAPPY ANALYTICS
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

www.facebook.com

■8.宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座

本セミナーは1日集中講義で、前半は清水誠さんが講師をします。

情報サイトやECサイトなど、ほとんどの企業がWebサイトをビジネスに活用する時代になりました。現在ではWebサイトが企業の「顔」になっているところも数多くあります。 Webサイトを運営する上で必要不可欠なのが、「アクセス解析」「分析」「改善」のプロセスです。そこで本講座では、Webサイトの分析に優れた力を発揮する解析ツールを用いて分析手法やサイトの改善方法をレクチャーします。(公式サイトより引用)

イベント名 宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座
タグ 広島開催,宣伝会議,Googleアナリティクス,有料,初級
日時 2020年4月13日 (月曜日)
時間 10:00~17:50 ※小川の登壇は14:50~17:50
場所 広島県広島市中区大手町2-11-10  NHK広島放送センタービル13F宣伝会議 中四国本部
MAP https://www.sendenkaigi.com/class/venue-list/map-hiroshima.php
定員 20名
費用 42,900円 (税込)
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンク「広島教室」よりお申込みください

www.sendenkaigi.com

【寄稿】無料ウェブ解析相談&ボードゲーム会に参加してきました!

5 years 9ヶ月 ago

こんにちは。アパレル、旅行、不動産を軸にWebアナリスト として活動している花輪(はなわ)です。

 

本日は、隔月で行っている無料ウェブ解析相談&ボードゲーム会に参加してきました。

主催者は Webアナリストとしてご活躍されている小川卓先生が代表を務めるHAPPY ANALTYICSです。

happyanalytics.co.jp

 

会場のビル前に着くと、わかりやすい案内が貼ってありました!

今回の開催場所は、銀座スペースゲートビルの2階になります。

 

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私は14時前にビルに到着し、初めて行く相談会ということで少し緊張しておりましたが、フロアに入ろうと思った時です!とても楽しそうな笑い声がフロアの中から聞こえてくるではありませんか。

 

ゆっくりフロアの中に入ってみると、一番初めに見えたのは、楽しそうにカードゲームをされている主催者の小川さんでした。「おつかれさまでーっす」と声をかけていただき、少し緊張気味だった私は、アットホームな雰囲気に包み込まれて、一瞬で緊張が解れました。

 

 

会場の広さは、16名ほどが入れるスペースになっています。(4テーブル✖️4席)

 

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また、無料ウェブ解析相談&ボードゲーム会のスケジュールについては、

カードゲームと相談会のローテーションで行われていました。

 

10:00〜12:00 相談会

12:00〜14:30 カードゲーム

14:30〜16:00 相談会

16:00〜18:00 カードゲーム

 

相談会は事前に予約が必要で、各自予約した時間に小川さんと1対1で30分間の相談をすることができます。

 

 

ウェブ解析相談&ボードゲーム会で体験、学べることは大きく2つあります。

 ・Webアナリストの小川さんおすすめのカードゲームを体験することができる。

・仕事などで抱えている解析関連の課題に対して解決策が見つかる。

 

 

相談者の時間が14時30分からでしたので、それまでコーヒーやお菓子を頂きながら、

小川さん含めた人たちでカードゲームを行いました。

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※今回私が行ったカードゲームは「テストプレイなんてしてないよ」と「ツッコミかるた」の2つです。

 

初めにカードゲームのルール説明を小川さんからしていただけるのですが、それだけ!?というぐらいとてもシンプルなカードゲームばかりです。そのため、少し時間が経つとあっという間に慣れます(笑)少し硬くなっている頭をほぐすのにちょうど良いトレーニングだと思いました。

 

 

笑いあり楽しさありのカードゲームを行っていると、あっという間に相談会が始まる時間になりました。

 

他のテーブルに相談者と小川さんが移動し、相談会が始まりました。

先ほどカードゲームをしていた時の小川さんの表情とは違い、相手の相談に全力で向き合うとても真剣な表情になっていました。相談者の立場としてすごく嬉しいですよね。

  

 

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※相談会の一部

 

相談中は、各自が自由時間となり、他の相談者とカードゲームや情報交換などを行いながら、自分の番が来るのを待っています。私は同テーブルにいた相談者の方に少しお話しを聞ける機会がありましたので、さわりだけ紹介したいと思います。

 

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今回どんな相談でこられたのか?という質問に対して。

・グーグルアナリティクスの正規表現を活用した目標設定方法についての相談

・オフラインデータを活用するための相談

 ※過去には自分のキャリアについての相談もあったみたいです。

 

 今回お話させていただいたお二人は、どちらも常連の方で、一人は地方から来られており、新幹線代を払ってでも来る価値があるとのことでした。またもう一人の方は、何度も相談しているうちに1つの企画書が仕上がったとお話しされていました。

 

 

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小川さんは、アナリストの先駆者として走り続けてきており、ウェブ解析を行っている人であれば、大概の人は知っているという有名人です。そのような人がなぜ、無料で相談会を続けてこられているのかとお話を伺ったところ

 

「すごいシンプルにボードゲームしたいのと、コンサルお願いする程では無いけど相談に乗ってほしい人を助けるためですね」

 

この回答に対して、大変感銘を受けました。

確かに解析を担当していると、相談相手がいないといった壁にぶち当たります。

そういった声に耳を傾けて下さっている。まさにウェブ解析を目指す人の鏡だと思いました。

 

 

今回無料ウェブ解析相談&ボードゲーム会に参加してみての感想ですが、

小川さんは、分析はもちろんですが、それよりも分析を通して世の中のサイトなどを良くしたいという強い気持ちあるとのことで、その気持ちがすごく伝わりました。また、カードゲームをしている小川さんの可愛い一面もみれたり、他の方と交流が持てたりとお腹いっぱいの会です。

 

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有名な講師の方と対面で直接お話しできる機会が無料で行われているなんて、私は今まで聞いたことがなく、こういった機会は是非一度足を運んでみても損はないと思います。

 2か月に1回開催しているとの事で、ぜひ機会ありましたら遊びに行ってみてはいかがでしょうか。次回は4月11日の開催です!

 

www.facebook.com

 

 

卒業生が忖度なしに語る!小川卓の「提案型ウェブアナリスト育成講座」のメリット・デメリット

5 years 9ヶ月 ago

勇気を出して参加した「提案型ウェブアナリスト育成講座」の序盤でわが師、小川卓は笑顔で言い放った。

 

そこら辺の本やセミナーで学べるような内容を話す気はサラサラないので!

 

この言葉を聞いたとき受講生である私たちがどれだけ奮い立ったか想像できるでしょうか?

 

今回は2020年2月に「第四期 提案型ウェブアナリスト育成講座」を卒業した福田が師、小川卓への忖度や忌憚なしに講座の概要とメリット・デメリットを語ります!

 

※小川注:福田さんに自主的に執筆いただき、掲載内容に関しては、誤字脱字以外は一切変えずに公開させていただきました。

 

 

 

 

小川卓の「提案型ウェブアナリスト育成講座」概要

提案型ウェブアナリストとは?

ウェブアナリストや社内のウェブ担当者として活躍される方でも得意・不得意はあるもので、まんべんなくスキルを持っている人は多くないと小川さんは言います。

 

この提案型ウェブアナリスト育成講座では「ビジネス貢献に必要な5つの力(設計・仮説・分析・施策・提案)をワークショップやレポート作成などを通じて実現。」していきます。

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私の「なぜこの提案型ウェブアナリスト育成講座を始めたのですか?」という質問に対して小川さんは

 

「初心者向けの分析とかツールの使いかた講座みたいなのは世の中に沢山あるけど、ウェブアナリスト中上級者向けの講座は多くないんです。そこで、受講者も自分も満足できる高いレベルの講座をするために自社開催でこの講座を始めました!」

 

 社外で双方が満足できる高いレベルの講座を開催することが難しいなら自社でやっちまえ!という小川卓の本気度がわかる一言でした。

 

提案型ウェブアナリスト育成講座のレベル感

提案型ウェブアナリスト育成講座の受講対象者に

 「※初心者の方は対象外となります」

 という文言があります。

 

確かに日ごろからGoogle Analyticsに触れており、さらなるスキルアップを図っている中上級者の方と、「セッション数とは何ですか」といったような初心者の方が混在してしまうと、どうしても講義の内容が行ったり来たりして小川さんが本来話したいことを話せずに終わってしまう可能性があるのでしょう。

 

参考までに、私が提案型ウェブアナリスト育成講座の受講を申し込んだ時点でのレベルは

 

・ウェブ歴二年(自社のオウンドメディア運営)

・会社に指示されていたわけではないが、Google Analyticsを自主的に触っていた

・WACAの上級ウェブ解析士を取り立て(もちろん必須ではありません)

といった感じで日ごろの業務で使っているわけではなく、正直言って「初心者じゃねーか?」と不安でした。

 

しかし、一応名刺交換だけしていた小川さんに直接相談してみると、「そのレベルなら大丈夫だと思います!」とのご返信を頂いたので、自分が提案型ウェブアナリスト育成講座のレベルにマッチしているのか不安な方は小川さんに直接相談してみるのが良いかと思います。

少し背伸びをしてトライしてみるのも大きな成長のチャンスかもしれません!

お問い合わせはこちらから可能です。)

 

 

提案型ウェブアナリストを受けるメリット

私の同期達の生声も踏まえて素直に私が感じた「提案型ウェブアナリスト育成講座」のメリットを書いていきます。

1)ウェブアナリストに必要な知識・ノウハウが体系的に網羅されている

全10回にわたり、小川さんが提唱するDMAIC(デマイク)を体系的に学んでいきます。

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最終回に私が恐る恐る、

「この提案型ウェブアナリスト講座で小川さんが持っている知識やノウハウは網羅している、と考えてよいのでしょうか?」

 

と尋ねると小川さんは、

「私は自分だけができればよいとは思っていないので、この講座では自分が持っている知識は基本的には出しています。あとは皆さんが実際にやるかどうかですね!」

 

最後の最後に心強いお言葉!

 

ぶっちゃけ、小川さんとしてもご自身が力を入れている講座の卒業生のレベルが低いというのは残念なことだと思うので、このお言葉は本心かと思っています。

 

小川卓のエッセンスを体系的に網羅して学べるのは、世界で唯一この講座だけです。

 

同期の生声

「社内で教えてくれる人がおらず、ずっと自分で調べながらやっていたんですけど、体系的・網羅的に学べたことで、やっと不安なく仕事を1から組み立てられることができるようになりました。」

 

2)実際に自分が仕事で必要な案件のレポートを作ることができる

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今回の5人の卒業生のうち、4人が実際のクライアントや自社サイトの分析・改善提案をしていました(初回に全員が秘密保持契約を結んでいます)。

 

なんと、「あさってこのレポートを使って実際にクライアントに提案するんです!」と話している方もいらっしゃいました。

 

新たに学んだ知識やテクニックを盛り込みながら、実際に仕事で必要な分析および改善提案を出していくことで、自分のスキルアップもできるという嬉しすぎる内容です。

 

ちなみに、適切なGoogle Analyticsアカウントが無い場合でも小川さんのアカウントを貸してもらえるので安心です。

私はこのパターンでしたが、実際に小川さんも分析しているサイトのため比較される恐怖はありますが、より深いフィードバックが得られたのではないかと思っています。

 

同期の生声

「もともと感覚的な人間ですが、社内での提案に数字が使えるようになったね、と言われるようになりました。Google Analyticsで見たいものを的確にみられるようになった実感もあります。」

 

3)少人数なので小川卓のきめ細やかなフィードバックが受けられる

提案型ウェブアナリスト 四期生である私の同期は6名です。

 

講座の会場がそこまで大きくないことも相まって、講座はとてもアットホームで質問もしやすい雰囲気で進行していきます。

Slackで小川さんを含めた同期のグループもあるのでそこでの質問もOKでした。

 

また、宿題のフィードバックもきめ細やかで、私は卒業課題レポートを作成途中に3回も提出しましたが、毎回10項目くらいずつの修正点を頂きました!

一部ご紹介。

 

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また、印象的だったのはみんなの宿題の出来を見て、

「追加で説明した方が良い部分があるので、オンラインで一時間の補講を行います!」

素晴らしいフォローだと思います!

 

ちなみに、毎回講義開始の30分前には小川さんがスタンバイしてくださっているので、私はいつも30分前に到着して、質問と雑談をさせていただいていました。

 

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4)小川卓や意識の高い受講生と知り合うことができる

ぶっちゃけ、このメリットって非常に大きいですよね。

 

まずは、言わずもがな、ウェブ解析界の巨匠、小川卓です!

恐らくこの業界で知らない人はいない、というくらいの実績と知名度と実力を誇る小川卓。

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私は以前から、小川さんの書籍を読んだり、登壇される別の無料セミナーに参加するようないわゆる「小川卓ファン」の一人でした。(今は「小川卓チルドレン」の一人になれたと勝手に思っています。見事にナーチャリングされましたねw)

 

もしかしたら知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、小川さんは実は英語のネイティブスピーカーでもあり、外国にもクライアントさんを持っています。

 

講義の時にもちょっと自慢気に

「あー、向こうの時間に合わせて夜からウェブミーティングだよー。」

といった裏話を聞けるのもこの講座の面白いところですwww

 

同期の生声

「小川卓の生態を知れたのが良かったです。」

 

 そんな小川さんが、英語発のウェブ業界最新情報をまとめて、日本語で発信するメルマガを2020年2月から開始したそうです。興味がある方はご覧ください。

小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」

 

また特に私はウェブ業界歴も浅く、いわゆる横のつながりがほぼなかったのでここでの他の受講生の方々との出会いは非常に大きかったです。

 

広告代理店、デジタルマーケティング会社、事業会社、出版社のウェブ部門の方など多種多様な業界の先輩方と繋がりを持てたのもこの講座の大きな恩恵だと思っています。

 

5)他の人のレポートの作り方やプレゼンを見ることができる

このメリットは意外とフォーカスされることが少ないかと思います。

 

ご自身で分析に基づいた改善提案レポートを作成することは多いかと思いますが、他のアナリストが作成したレポートを見ることはそんなに多くはないのではないでしょうか?

 

この講座では秘密保持契約を結んでいることもあり、これでもか!というほど小川さんがストックしているご自身が作成されたレポートや過去の提案型ウェブアナリスト育成講座卒業生のレポートを拝見することができます。

 

個人的にはこれも非常に大きなメリットであると思っており、実際に私も他の方が作成したレポートのエッセンスを拝借して自分のスキルアップに繋がったと思っています。

 

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6)「提案型ウェブアナリスト」の称号を手に入れられる

現在、小川卓が発行する認定資格である、「提案型ウェブアナリスト」の称号を手に入れているのは全国で30名に満たないそうです。

 

私も大した実績がないにも関わらず、自己紹介の時に「小川さんのもとで学んでいます」というと一気に相手の方の僕に対する興味と評価が10倍くらいに跳ね上がります。いや、本当に!(小川さん、そんなに濫用はしていませんよ。)

 

もちろん今後この「提案型ウェブアナリスト」をどのように活かしていくかは各人にかかっていますし、ハードルが上がるので身が引き締まる思いでもあります。

しかし「小川卓から直接学んでいる」という泊が付くのはビジネスをしていく上で強力な武器になることは間違いありません

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7)卒業後の恩恵

卒業後には6)の「提案型ウェブアナリスト」の称号の他にも嬉しすぎる恩恵が待っています。

・卒業生限定のSlackグループに参加できる

・年一回、小川卓のアップデート講座を無料で受けられる

・場合によっては小川卓から仕事がもらえる、かも!

 

あえて詳しくは書きませんが、どれも大きなメリットですね!

 

 

提案型ウェブアナリストを受けるデメリット

逆に提案型ウェブアナリスト育成講座のデメリットについても忖度・忌憚なしに素直に書いていきます。

(若干フォローになっている部分もありますが、素直に思ったことを書いています。)

 

1)受講費用が安くない

金額はHAPPY ANALYTICSの公式HPに記載されている通り「45万円 (税別)」、と受講費用は一般的に考えて「安い」とは言えない金額かと思います。

 

しかし!なんと、私以外の皆さんは全員会社の経費を用いて来られていましたwww

 

私はお金を払う価値が大いにあると思って個人で受講しましたが、難しい人は上司への交渉を検討してみてはいかがでしょうか?

 

きっとあなただけではなく、会社にもメリットで紹介したような恩恵をもたらすはずです。個人で受講した場合でもきっと早い段階でPayできるはず!そう信じている!

 

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2)卒業課題レポートが大変

正直言って卒業課題レポートは大変です。

 

作成期間としては2,3週間くらいは確保されているものの、20~30時間以上はかかるかと思うので会社に勤めている方にとっては時間を確保するのが難しい場合もあるかもしれません。

実は私の同期の方も一名はお仕事が忙しくなり、途中で離脱された方もいらっしゃいました。

 

しかし、個人的にはこの実際のレポート作成があってこその「提案型ウェブアナリスト育成講座」ではないかと思っています。

前述しましたが、途中段階で提出すると小川さんは非常に細かいフィードバックをしてくれます。

 

それらを自分のレポートに盛り込んでいくと、どんどんわかりやすく、理論的になっていくのが目に見えて感じられました。

 

もちろんタイミングはあるかと思いますが、「今はスキルアップの期間だ!」と数カ月間の投資をするメリットは大いにあるのではないかと思います。

 

画像はデータ抽出に関するフィードバックをもらっている同期の方

 

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3)日程の調整がちょっと大変かも

提案型ウェブアナリスト育成講座は全10回が大体隔週で約5か月間かけて修了します。もちろん事前に全10回の日時は公表されていますが、私も毎回参加できるか少し不安な部分もありました。

 

これは働いている以上しょうがない部分ではありますが、事前に日程をしっかりと確認しておくことが重要ですね。(講義の内容は撮影されているので、後ほどオンラインで閲覧できるようになります。)

  

さいごに

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以上、提案型ウェブアナリスト四期生、福田が、忖度も忌憚もない「提案型ウェブアナリスト育成講座」メリット・デメリットをお伝えしました。

 

色々と勝手なことを言いましたが、小川さんは本当に尊敬できる方です。

 

ウェブアナリストとしての知識や実績はもちろんですが、仕事への姿勢や取り組み方、その人柄など人間的にもとても尊敬でき、大事を成し遂げられている理由もこの講座を通して少しだけわかった気がします。

 

もしも提案型ウェブアナリスト育成講座を受講するか迷っている方は是非直接小川卓に相談してみることをお勧めします!

 

同期の生声

「この講座を通して人間としても成長できました!」

 

 

(小川さん、好き勝手に偉そうなことも言いましたがフォローはこれくらいで足りてるでしょうか?)

<小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第2号の配信

5 years 9ヶ月 ago

明日配信の第2号は、

www.mag2.com

 

■【PickUPニュース】:世界で最も広告費を使っている企業は?
広告費を使っている企業のランキングや最近の変遷、
そして広告費を得ている企業のランキングも紹介していきます。

 

■【PickUPニュース2】:「eコマースのカテゴリページの方が詳細ページより検索流入が多い」
検索流入に関しての記事。実際にどれくらい違うのか?
米国で行われたSMX WESTでのレポートからご紹介

 

■【ヘッドラインニュース】
気になったトピックスを6つほど紹介!

 

■今号のQA
Q:転職してウェブアナリストを専任でやりたいと思っています。
これまで兼業で色んな業務と並行して分析を行ってきたので専任でやることに不安があります。兼業でやるのと専任でやるのでは、業務の濃さ、細かさで違うのかなと思うのですが、どのような違いがありますか?


といった内容になっています!

第1・第3火曜日に配信をしており、月額550円(税込み)になります。
初月は無料!ですので、気になった方はぜひ気軽に登録いただければ。

 

www.mag2.com

宣伝会議主催、小川卓講師による「Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座」に参加してきました

5 years 9ヶ月 ago

こんにちは、WebサービスのPdMをしている冨樫です。
自社サービスとばかり向き合っていると、視野が狭くなっていないか不安になりませんか?セミナーに参加して学んだり、視野を拡げたりするための活動は大切ですよね!

 

今回は、2020年2月17日に開催された宣伝会議さん主催の「Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座」に参加させていただきましたので、そのレポートをお届けします。コンセプトダイアグラムの具体的な活用方法について学べるとあり、この日をとても楽しみにしておりました!

 

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講座は、下記のとおりの2部構成です。

第1部 講師:電通アイソバー株式会社 CAO 清水誠氏
 10:00-12:00「Web解析のセオリーを学び、作業だけの解析を脱却する」

 13:00-14:30「あなたのWebを見える化し、改善するためのワークショップ」


第2部 講師:HAPPY ANALYTICS 代表取締役 小川卓氏

 14:50-17:50「Googleアナリティクスを活用した分析/改善提案/レポート作成手法」

 

 

今回は、この講座の中から第2部についてご紹介します。このレポートが講座選びの参考になれば幸いです。

 

まずは、当日行くまで分からないのでドキドキしがちな会場の雰囲気について。

 会場の様子

  • 有料講座ながら、会場は大盛況で60名超!
  • スライドのコピーが配布され、見逃しても後から自分のペースで再確認できる
  • グループワークしやすいよう8名ずつのテーブル席(人見知りさんも安心)
  • 参加型ワークが講座中に複数回ある(1回3分程のライトなもの、後述します)
  • 参加者は20代〜40代くらい、割と年齢層は広め
  • 穏やかな雰囲気ながら皆熱心に参加、別作業をしている人は皆無
  • 講座中の小休憩は複数回あり、講師の小川さんに休憩中に質問する人もチラホラ

 

全体的に「穏やか」、厳しすぎない感じが心地よいです。

でも、皆さん課題感を持って参加されているからでしょうか、とても熱心に学ばれている印象を受けました。

 

次に、講座の内容をかいつまんでご紹介していきます。

 

講座の3つのテーマ

 

トレンド・セグメントを活用した分析手法

Googleアナリティクスのデータを元にした改善施策の考え方

コンセプトダイアグラム×Google アナリティクスの活用(&自動化)

 

 

第2部だけでこの充実ぶり!これだけで参加する価値ありと思える内容です。

 

セミナーに参加する目的は、ツールの使い方より改善案の出し方やweb解析のトレンドについて学べる点だと私は思います。「解析ツールは改善案を教えてはくれない」ので、改善案セミナーや書籍から考え方を学び取り入れることは大切ですよね。



1.トレンド・セグメントを活用した分析手法

ここでは、実際にGoogleアナリティクスのデータを見ながら、まずは4人グループで気づきを出し合うワークを3分間行います。人により様々な視点があることに気づける良い時間ですよね。

 

ワークの後には講師の小川さんから、単なる結果だけではなく「なぜそうなったか」をデータから導き出して仮説を立て、どう改善に活かしたかという施策が紹介されます。

 

これを、複数回行います。

 

紹介された施策事例よりも、データの分析手法と着目すべきポイント、そして改善に向ける考え方を教えていただけるのが貴重です。

 

データを見てもいつも「ふーん」で終わっちゃう、と言う方は必聴ですね!

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2.Googleアナリティクスのデータを元にした改善施策の考え方

 

ここでは「規則性」と「特異点」が改善のヒントになる、という内容。

分析は、良い点・悪い点・特徴を発見することはできますが、残念ながら改善案そのものを教えてはくれません。(今現在)

 

改善施策の考え方

① サイト内の他のページを比較する
    自社で比較することの利点は、良い・悪いのデータがあるところ。
    改善のヒントは自社サイト内にある!というのがポイント。

② 同業他社のページと比較する

仮説を持って比較するのがポイント。

見た目や印象の改善ではなく、改善したいKPIとそれに効く施策の発見が重要。

③ 世の中の「良い」施策を保存する

普段から「いいな」と思ったらスクショを撮ってストックする!

引き出しを沢山持っておくことが大事ですね。

 

講師の小川さんが「ここには事例を話しにきている訳ではない、データから気づきを見つけて欲しい」とおっしゃっていたのが印象的でした。

 

内容も、◯%UPしたから良い施策という話ではなく、商品やサービスの特性と合わせてGoogle アナリティクスのデータを見ることでどんな気づきを得られて、何を改善するためにこの施策を実施したという点にフォーカスしており、とても勉強になりました!

 

3.コンセプトダイアグラム×Google アナリティクスの活用(&自動化)

最後に、コンセプトダイアグラムを「作って終わり」にしないために、具体的にどうGoogle アナリティクスを活用して進めていくかが話されました。

 

ダイアグラム作成後の3つのステップ

① ユーザー群の計測定義を行う

② 計測の実装や設定を行う

③ 運用レポートに落とし込む

 

実際に活用するには、ユーザー群を定義しどう計測するか、新たに追加で実装の必要があるかなども考える必要があります。どう計測するかを考えず始めてしまうケースは案外多い気がするので、注意が必要ですね!

 

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また、運用段階では数値を定期的にレポーティングする必要があるので、レポートの自動化についても話されました。紹介されたのは「Analytics Edge」、「Google スプレッドシート」、そして「Google データポータル」の3つで、それぞれ何ができ・どんな時に適しているのか特徴を伺いました。

 

参加者限定で、これらのツールのテンプレートのダウンロードURLも公開されていました。私も、つい使い慣れた方法でレポートを作りがちなので、ケースにより使い分けにトライしてみようと思いました。
   

実装方法については今回詳しくは触れられませんでしたが、役立ちそうなブログ記事をご紹介いただいたので下記に共有しておきます。

 

「ページのどこまで読んだか」を取得する方法

blog.hatenablog.com

 

Google アナリティクスでメルマガ開封を計測する方法

※他のGoogle アナリティクスのデータと紐付けて分析できるメリットがある

GoogleTagManagerだけで完結。サイト埋め込みのYouTube再生行動をGoogle アナリティクスで取得する方法 | KOBIT

 

 


Client IDの取得方法

※ローデータを取得してユーザー単位で分析する場合はClient ID・タイムスタンプを取得したほうがよい

 makoto-shimizu.com

 

他にも、Google Tag Managerを活用し、カスタムイベントでリンククリックや、動画視聴状況などを取得する方法などの紹介もありました。特定アクションの有無でユーザー行動が変わるかどうか分析してみると、改善につながる面白い気づきが得られますよね!

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最後に

  • サイト改善で大事なのはユーザーの満足度!
    その施策によってユーザーの気持ちをどう変えるか、指標は後から決めよう
  • コンセプトダイアグラム(新しいKPI)を上手く活用するための3つのポイント
    ① 今までの指標と並行して、新たな視点として取り入れること
    ② 手法だけ取り入れても上手くいかない ので、課題やニーズを考えることからはじめること
    ③ チームに共通の「用語」を流通させること (●●ユーザーのためになっている?)

 

第2部だけで3時間、第1部も合わせると丸一日という長丁場でしたが、皆さんとても真剣に受講されていました。休憩中までも沢山の方が質問や相談に訪れている熱心さ!集中して講義を聴けるよい環境でした。

 

今回ご紹介したこの講座は定期的に開催されているので、気になった方は宣伝会議さんのサイトをチェックしてみてくださいね!


Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座

www.sendenkaigi.com

次回開催予定: 大阪3/9(月)、札幌3/16(月)、東京4/13(月)、広島4/20(月)

 

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講師の小川卓さんの元には、休憩中や講義終了後に沢山の方が質問や相談に訪れていました

 

「出来るカスタマーアナリティクス」第1回:カスタマーアナリティクスとDMAIC

5 years 9ヶ月 ago

ウェブサイトを分析する上で、アクセス解析ツールは欠かせないものになりました。どこからの流入が多いのか?よく見られているページは?どのコンテンツや機能が成果に繋がっているのか?サイト内の行動を中心に様々なデータを取得し活用する事で、サイト改善を進めてきた方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、サイト改善を進める上で1つ大きな課題があります。それは多くの指標は訪問単位であるという事です。例えば「1回の訪問で何ページ閲覧したか」「直帰率」「訪問時の滞在時間」などは訪問単位のデータです。

 

これらの数値を改善していくことは大切なのですが、こういったアクセス解析ツールで取得出来る「よくある指標」を改善しても、コンバージョン数やコンバージョン率が伸びないという経験をされた方も多いのではないでしょうか?

 

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数値を改善してもコンバージョンが伸びない

 

 

目の前の数値は改善しているのに、成果が伸びていかない理由は「カスタマーの態度変容」を起こすことが出来ていないからです。訪問時の平均閲覧ページビュー数や滞在時間が伸びても、「買いたい」「申し込みしたい」という気持ちにならなければ成果にはつながらないでしょう。逆に平均閲覧ページ数や滞在時間が伸びているのは、使いにくくて迷っているからかもしれません。

 

そこで大切なのは、「カスタマー単位」で集計・分析・改善活動を行っていくことです。そのためには「適切なデータ取得」「ユーザー単位での分析」「顧客の態度変容を促す改善」の3つが大切になってきます。

 

本シリーズではカスタマー単位の分析と改善を実現するための「カスタマーアナリティクス」について紹介していきます。第1回は、カスタマーアナリティクスとは何なのか?そして今までのやり方と何が違うのか?を紹介していきます。

  

カスタマーアナリティクスとは

改めてカスタマーアナリティクスとは何なのか?日本ではまだ書籍等は少ないですが、海外では数多くの書籍が販売されています。

 

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 https://www.amazon.co.jp/s?k=Customer+Analytics&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&ref=nb_sb_noss

 

様々な定義があります名前の通り大切なのは、データ取得から改善施策を顧客視点に基づいて一気通貫に行うという部分になります。言葉だけだと分かりにくいかと思いますので、それぞれのステップでの考え方を見ていきましょう。

 

「DMAIC」のプロセスにおいて、カスタマーアナリティクスを取り入れるとどのように変わるのかを見ていきます。

  

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Defineがどう変わるのか?

今までのアクセス解析の場合
目標やKPIに関しては「売上」「会員登録」「検索流入数」「問い合わせ数」「購入率」などを設定し全体の数値あるいは件数を見ていることが多い

 

カスタマーアナリティクスの場合
上記の一部に加えて、特定の状態にすることが出来た「ユーザー群」をKPIとする。例えば「真剣に商品を検討している人数」「サービスに興味を持ち理解しようとしている人数」「愛用をしており継続的に来訪している人数」といった形です。

 

単位は必ず「人数」あるいは「サイト全体における人数の割合」となります。どのようにユーザー群を決めればよいか?に関しては詳しくは触れませんが、コンセプトダイアグラム という手法と相性が良いので、あわせて確認してみるとよいでしょう。

 

Measureがどう変わるのか?

今までのアクセス解析の場合
Google アナリティクスなどのアクセス解析ツールをとりあえず導入して目標設定して利用している

 

カスタマーアナリティクスの場合
Google アナリティクスなどのアクセス解析ツールを導入するという意味では一緒だが、態度変容やユーザーの具体的な行動をとるためのデータ設計が必須になります。例えば「しっかり読んでくれた」「興味関心を持ってお気に入りに追加した あるいは シェアをした」「スコアリング」などを計測することになります。分析を容易にするために、各種IDやタイムスタンプの取得も欠かせません。

 

また他のデータソースとアクセス解析データの連携も大切になってきます。お問い合わせ後の成約に関する情報やユーザーのアンケート結果や属性なども連結することが大切になってきます。アクセス解析だけでは把握しきれないユーザーの態度変容や行動結果をつなぎこんでいきましょう。

 

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スコアリングの例

 

 

Analysisがどう変わるのか?

今までのアクセス解析の場合
Google アナリティクスの画面で主に訪問単位での分析を行い、コンバージョン率の改善に繋がる気づきを発見する

 

カスタマーアナリティクスの場合
ユーザー単位での行動把握と分析を行います。コンバージョンした時に見ていたページや流入元というような集計された状態ではなく、個客一人一人の行動を見ることも必要です。

 

例えばコンバージョンする30分前や直前に見ていたページは何なのか、コンバージョン後の動きに気になる特徴は無いか?コンバージョンする人をいくつかのグループに分類できるか?などしっかり深堀りを行っていきます。ユーザーの心理を知るための分析という風に理解いただければ間違いありません。

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ユーザーの行動をしっかり見ていくために、自分の目で確認を行ったり、ユーザーをクラスタリングしたりしていきます。分析の方法や観点については今後の記事にて詳しく紹介する予定です。

 

 

Improveがどう変わるか?

今までのアクセス解析の場合
次のステップ(例:一覧から詳細に進んでもらう)といったファネルを進んでもらうための改善、またはコンテンツ作成やレイアウト変更などの施策が中心となっている。

 

カスタマーアナリティクスの場合
ユーザーの態度変容を起こすための施策や機能追加などを考える。

 

例えば「サービスの申し込みを考えているが、運営会社に対して不安を抱えている方にはどのように安心してもらえるのか?」「複数ある選択肢の中で長い期間迷っている方にどのように決断してもらうのか?」といった観点で施策を考えて実行していきます。

 

またユーザーごと(あるいはユーザー群ごと)の状態や求めているものは変わってくるため、1to1(あるいはユーザー群ごと)に内容とタイミングが最適化された施策を行う必要があります。このテーマに関しては第4回の記事にて詳しく取り上げていきます。

 

Controlがどう変わるか?

今までのアクセス解析の場合
流入・コンバージョン率・コンバージョン数・売上・CPA・CPCといった運用レポートを活用しながら改善施策を考えていくが、ネタがつきてしまったりレポートが活用されなかったりという課題を抱えているケースが多い

 

カスタマーアナリティクスの場合
通常のレポートに加え、「ユーザー群」の数値を見ていく。2つの広告が同じ流入量やCPAでも、より態度変容を起こすことが出来た流入の方を高く評価するなど、今までとは違った視点の見方やKPIを設計する事が可能になる。

 

継続的な改善を実行するため、行う施策が「どのユーザー群」のためなのかというのを理解した上で実行なる。今までとは違った施策を行いやすく、Measureのパートでデータ設計と取得を行っていれば、ユーザーの態度変容を計測して評価する事が行いやすくなる。

  

まとめ

カスタマーアナリティクスの考え方を中心に紹介してきました。今までのアクセス解析を元にした分析や改善との違いが少しでも伝わっていれば何よりです。確かに今までのアクセス解析の手法よりは難易度が高いです。しかし、「すでにある程度良いサイトが出来上がっている」「サイト内改善を行っているが成果が出ていない」といった場合は、カスタマーアナリティクスに是非チャレンジして欲しいと考えています。

第四期「提案型ウェブアナリスト育成講座」最終回―小川卓が仕事を取れる秘密に迫る!

5 years 9ヶ月 ago

去年の10月から全10回にわたって行われてきた「第四期 提案型ウェブアナリスト育成講座」がついに最終日を迎え、新たに小川イズムを継承した5人の卒業生が生まれました。

 

実はこの記事を書いている私、福田はその第四期の卒業生なのです!

 

私は前回の第9回に卒業課題レポートの発表が完了し、一応、既に卒業が約束されているいる身ではあります。

しかしだからといってもちろん消化試合ではなく、他の方のレポートやプレゼンから学ぶことは多く、また3時間という限られた時間の中で小川さんの一挙手一投足を見逃すまい、と必死に楽しんできました。

 

今回は提案型ウェブアナリスト育成講座のまさに受講生である私が感じた、そして見えた光景をレポートしていきます!

 

第五期提案型ウェブアナリスト育成講座の募集についてはこちら 

happyanalytics.co.jp

 

(絶賛受付中らしいです!)

 

目次

Part1.卒業課題レポートのプレゼンテーション

卒業課題レポートは提案型ウェブアナリスト育成講座の集大成!

              小川さんのプレゼンテクニックも学んでいます

              実際のプレゼンテーションはエグイ質問も飛んできますよ

              ウェブ解析業界の巨匠からの「飴と鞭」なフィードバック

Part2.コンサルティングを進める上での事例やポイント

              施策をどのように評価するべきか?

              施策実行に関する5つの真理

              コンサルティングを進める上での事例やポイント

              HAPPY ANALYTICSについて

Part3.修了式・写真撮影・各種お知らせ

 

 

 

Part1.卒業課題レポートのプレゼンテーション

卒業課題レポートは提案型ウェブアナリスト育成講座の集大成!

前回に続き、今回は後半ということで3名の方々の卒業課題レポートのプレゼンがありました。

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卒業課題レポートは提案型ウェブウェブアナリスト育成講座の学びの集大成であり、かつ自分が大きく成長するチャンスです。

目標設定から仮説立案、分析、施策提案、レポート作りと今まで学んできたことを存分に活用することを意識してそれぞれが選んだサイトのレポートを作成します。

 

卒業課題レポートといっても、今回はなんと3名とも自社の運営するサイト、もしくは担当しているクライアントのサイトで分析を行っており、ある方はなんと

「実はあさって、このクライアントさんへのプレゼンがあるんですよ!」

と仰っていました。

 

これ素晴らしいですね。

 

日本のウェブ解析の第一人者である小川さんから、直にきめ細やかなフィードバックをもらって分析し、その結果得た施策を実際にクライアントに提案する、もしくは自社のサイトの改善案を社内に提案する、ことができるのです!(我々は初回に秘密保持契約を結んでおります。)

 

私はGoogle Analyticsを自由にいじれる適切なサイトが無かったため、小川さんの1つのアカウントを借りてレポートを作成しました。なので自社サイトやクライアントのサイトが無い方でも安心です。(むしろ初見のサイトでレポートを作る練習としては逆に良いかもです。)

 

小川さんのプレゼンテクニックも学んでいます

卒業課題レポートのプレゼンテーションの持ち時間は1人あたり20分、その後クライアント役からの質疑応答があります。他の受講生や小川さんはクライアントとして自社のサイトへのプレゼンを聞く感じですね。

 

実は提案型ウェブアナリスト育成講座では、小川さんがこれまで培ってきたプレゼンのポイントについての秘密も語られています。

 

教えてもらった10箇条を一部ご紹介すると、

・目標を最初に明確にする

・聞かれた質問は必ず復唱する

・分からないことはしったかぶりせずに、わからないと答える

 

 これまで名前を聞くだけで恐れ多いような大手企業にも施策提案をされてきた小川さんのプレゼンテクニックを学べるのは非常に貴重です。私も恥ずかしながら、クライアントへのプレゼンの経験が一切なかったため、正直言ってめちゃくちゃ不安でした。

 

しかし、第7回でこのプレゼンテクニックを教えてもらえるので、経験がない人でも安心して卒業課題プレゼンに挑めます。私はそれらのテクニックを今回のプレゼンで使えたかと聞かれたら「ほぼ使えなかった」と答えますが、何事も経験です。今回の反省点を次回に活かしていきます。

 

 

実際のプレゼンテーションはエグイ質問も飛んできますよ

この卒業課題レポートのプレゼンは緊張から緩和へのジェットコースターですwww

 

それぞれ終わるとほぼ100%の確率で

「あー、解放されたーーーー\(^o^)/」

という心の声が漏れてきます。

 

レポート作りは、小川さんからフィードバックをもらいつつデータ抽出から資料作成まで普通に数10時間はかけており、「提案型ウェブアナリスト」の称号を手に入れるためにはみんなの前でのプレゼンを乗り越えないといけないのです。

 

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ふむふむ

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レポートのプレゼン後にはクライアントからのエグい質問も飛んできます。

「~~の部分について、PCとスマホで動線が全然違うと思ったんですけど、デバイスはPCとスマホのどちらが多いんですか?」

「目標でCVを100件増やすと仰っていましたが、その根拠は何ですか?」

「2つのサイトについて言及されていますが、実際に検索エンジンで検索するとそれぞれ何位ぐらいに出てくるのですか?」

「施策で新しくバナーを設置するとの事ですが、現在そこに設置されているバナーはどうするのですか?」

 

はい、勉強になりますね!

 

しかし、皆さんきちんと根拠を持った分析をされており、プロセスを踏んでレポート作りをしてきているため、どの質問についても適切に返答をされており、無事に乗り越えていました。

 

受講生の自分が言うのも難ですが、質問もその解答もとても的を得たレベルの高いものだったと思います。

 

ウェブ解析業界の巨匠からの「飴と鞭」なフィードバック

プレゼンが終わると、ウェブ解析業界の巨匠、小川氏からのフィードバックを授かります。

良かった点については褒めてもらえ、逆に間違っている部分、改善の余地がある部分は細かいところでも指摘してもらえます。(万が一良い点が無かったとしても、きっと小川氏はなんとか良い点を見つけて褒めてくれるでしょうw)

 

まさに飴と鞭なわけですが、自分が作ったレポート、プレゼンに対して小川さんからのきめ細かいフィードバックを得られるのは、日本でこの講座だけではないでしょうか?

 

 

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いくつか「飴」と「鞭」を紹介しましょう。

 

「ロジカルな説明や流れがとても上手だった。」

「隙が無い資料が出てきたな、という印象。」

「ユーザーエクスプローラーから定性的な気付きを得ているのは良かった。」

「話し方とか緩急の付け方が上手。」

 

「施策の難易度は高くなさそうだが、「鶏が先か、卵が先か」的な部分もあるのでそこは注意しないといけない。」

「表とグラフで不自然な改行があったりするので、説明に使わない不要な項目は削ったりして調整した方が良い。細かい担当者だと気になっちゃうかも。」

「表やグラフを説明するときに、どこの話かわかるように立って指をさしてあげた方が良い。」

「ちょっと取っ散らかっちゃっている部分もあるからもう少し整理した方が良い。今日でコースは終わりですが、このあともフィードバックはするので改善してみましょう!」

「話すスピードが速くなりがち。」

「細かい部分とかは拡大鏡を使って見せてあげた方が親切。」

 

あれ、鞭がやたら多いじゃねぇか!!

鞭が多いのは小川さんの愛情ですね!

でも冗談を抜きに、極めた人からできていない部分を指摘してもらえる機会は非常に貴重ですね。皆さん今後に活かしていくことでしょう!

 

無事に発表した全員が卒業ということで卒業課題プレゼンパートを終えました。

 

Part2.コンサルティングを進める上での事例やポイント

次に小川さんから最後の講義がありました。

今回は今後卒業生たちが、それぞれのフィールドでコンサルティングを行っていくための、総まとめ的な内容だったと言えるでしょう。

 

以下のような内容です

・施策をどのように評価するべきか?

・施策実行に関する5つの真理

・HAPPY ANALYTICSの理念や展望

 

 

簡単につまみ食いしてみましょう。

 

 

施策をどのように評価するべきか?

ここでは最初に、提案した施策が実施されたときに「直接指標」「成果指標」という2つの軸で当該施策の評価を行っていきましょう、といった内容が語られました。

 

ここを間違えて片側の指標だけを見ると、誤った判断をする可能性もあり、今後的確な方針を立てられなくなってしまいます。

 

また、僕が事前にPDFを見ていて、特に聞きたかった「施策の実施と評価に関するFAQ」はやはり激アツな内容でした。

これは小川さんがセミナーなどでよくある質問をまとめているそうです。

 

・テスト期間はどれくらいで考えるべき?

・テスト件数はどれくらいで考えるべき?

・信頼区間はどれくらいで見るべき?

・同じページで何回までテストをするべき?

・施策は複数を同時に行うべき?

 

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こういった質問に対して小川さんの実際の経験から導き出された明確な答えが語られました。

 

施策実行に関する5つの真理

ここでは施策を実施していく中で、抜け落ちてはいけない大切な5つの真理についてのお話です。

 

例えば

「「成功」であるにせよ、「失敗」であるにせよ明らかな違いがある場合、それは明確にわかるはず」

 

施策を実施していると、指標を見て「誤差の範囲内なのではないかな」と心の中では思いつつも、自分が提案した施策だから「成功している、はずだ!」と言い聞かせたくなるような時も出てくるでしょう。そんな中、明確に「成功」もしくは「失敗」がわかるのは全体の2割くらいであり、しかもそれらはそこまでデータを蓄積せずとも、数日でわかるはず、といった内容です。

 

このような施策実施に関する一般的な真理を知っておくことで、多少心に余裕を持って施策に取り組んでいけそうです。

 

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入口を増やすための活動

どのように仕事を取ってくるのか、という点ですね。

 

小川さんレベルなので、もちろん以前の繋がりからの依頼も多いそうですが、一方で「社外発信」を大切にされているそうです。

 

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コンサルのための分析・改善活動→執筆・セミナーなどの社外発信→社外発信を受けた方からの依頼→コンサルからの分析・改善活動

という素晴らしいループが確立されています。

 

HAPPY ANALYTICSでは料金を明示している

小川さんのHAPPY ANALYTICSではすべての料金を明示しており、クライアントの規模によって金額を変えるようなことはしていません。

 

その結果基本的にはコンペのようなパターンや、成果報酬については受けていないそうです。自営で仕事をしている方や、今後考えている方には非常に有用な内容かと思います。

 

この内容については小川さんが記事を書かれているので、詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓

 

analytics.hatenadiary.com

 

HAPPY ANALYTICSについて

「そこまで見せていいんですか!?」

ってレベルでHAPPY ANALYTICSの裏側も見せていただきました。

 

小川さんが実際にどのように、そしてどのようなマインドで仕事をしているのか、どのように管理をしているのか、といった点が紹介されます。

 

たとえば社内のシステム構成。

1枚のスライドに、売り上げ管理、ファイル管理、SNS、経理管理、オフライン講座管理などに用いているツールの相関図がまとめられています。

 

そこに記載されているツール数をパッと数えると、約25個。。。

 

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「効率化もあるけど、こういうのが好きだからね。」

と笑顔で話す小川さん。

 

正直すごすぎて引きました。

自分の知らない世界を覗けたようで楽しかったです。

 

Part3.修了式・写真撮影・各種お知らせ

1人ずつ嬉しすぎる卒業証書を頂きます。

小川さんと記念撮影

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このコースが終わる寂しさで目に涙を浮かべている受講生の方もいらっしゃいました。いやマジで!

 

それが終わったら、みんなでザギンの中華料理屋さんにてお疲れ会(コースの受講料に込みですw)。

プライベートや、今後のことなどについてもざっくばらんにお話ししました。

(小川さんはあまり飲み会等に参加されないらしいので、これもこれでレアな機会です。)

 

以上、第四期提案型ウェブアナリスト 福田が現場からお送りいたしました。

 

小川さん、秘書の工藤さん、同期の皆さん、本当に貴重で楽しい時間をありがとうございました!!

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第五期提案型ウェブアナリスト育成講座の募集についてはこちら 

happyanalytics.co.jp

【寄稿】セミナーインフォの「【1日で学ぶ実践webマーケティング実務】Googleアナリティクス徹底活用ワークショップ」に参加しました

5 years 9ヶ月 ago

こんにちは。 

リスティング広告運用のフリーランス「アミジャット」として活動している、提案型ウェブアナリスト3期生の田島佑哉です。

 

最近は、本業以外にも「プロレス観戦」や「バイオハザード」で時間を取られてしまい、アクセス解析の勉強がおろそかになっていました。

 

そこで今回、株式会社セミナーインフォ主催の「【1日で学ぶ実践webマーケティング実務】Googleアナリティクス徹底活用ワークショップ」に参加し、アクセス解析について基礎から改めて勉強してきました。

 

講座の講師は“ウェブ解析界の不沈艦”こと、小川卓さんです。

 

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今回のセミナーは、

  • アクセス解析初心者向けの用語説明
  • Googleアナリティクスを活用した分析や改善のワークショップ
  • YouTubeの活用事例やSEOの考え方

など、9時半から17時までガッツリと学べる内容でした。

 

報道ステーションなら「熱盛!」スタンプが表示されるぐらいのボリュームですので、レポートもポイントを絞って紹介していきます。

 

 

Googleアナリティクス徹底活用ワークショップの内容

 

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6時間以上のセミナーということで、項目も盛りだくさんでした。

 

  1. アクセス解析を行う目的とは
  2. アクセス解析の用語を学ぶ
  3. Googleアナリティクスの使い方を学ぶ
  4. 分析&改善
  5. YouTubeの活用と改善
  6. 検索エンジンからの流入を増やすための考え方

 

配布いただいた資料はなんと198ページ。厚さは丁度1センチでした。(アミジャット調べ)

 

 

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アクセス解析は何のために行うのか?

「DataSign」が調査したレポートによると、上場企業のGoogleアナリティクスの導入率は83%を超えているとのことです。

 

◆第1位は『Googleアナリティクスの83%超え』上場企業が利用しているWebサービスランキングTOP100(2017年8月度)

datasign.jp

 

Googleアナリティクスは無料で使えるアクセス解析ツールですので、上場企業に限らず導入されている企業は多いと思います。

 

ただ、Googleアナリティクスの“利用率”で考えると、『導入しているだけでログインはしていない』という企業も多いのではないでしょうか。

 

私もお客様でも、最初の打合せでGoogleアナリティクスの状況を確認すると、『制作会社が設定したので、ログイン方法は分からない』と言われることもしばしば。

 

また、ログインしてみても、「ビュー」が1つしかなく、目標やフィルターも設定されていないケースも多いです。

 

私は

 

「Googleアナリティクスを使わない理由=使ったところで、自分の業務のどこに役立つのか分からない」

 

ではないかなと感じています。

 

アクセス解析の必要性が分かれば、Googleアナリティクスも自然と活用するようになるのかな、と。

 

アクセス解析で実現できることは、

 

分析データを元に、ビジネスの“目標”を「確実に」「効率よく」達成に導く

 

です。

 

“目標”が分からなければ、いくらGoogleアナリティクスを見ていても“目的”が無いので、『なんか数字が増えてるね(減ってるね)』の情報しか得られません。

 

そこで必要となるのが、以下の「目標」の把握です。

 

  • 会社のビジネスの「目標」
  • 担当者としての「目標」

 

会社のビジネスの目標

まず、自分が勤めている会社の「経営理念」(何のために存在する会社か)は、把握しておきたいですね。

 

その上で「ウェブサイト上での目標」を把握することが重要です。

 

この目標も「訪問者数を増やす」や「売り上げを増やす」ではなく、「何を、いつまでに、どれぐらいに」と、より具体的に立てることがポイントです。

 

担当者としての目標

アクセス解析は「コンテンツ」「集客施策」「デザイン」など、ウェブマーケティング活動の施策を評価するための“インフラ”です。

 

『私はデザイナーだから、アクセス解析は必要ない』

『ウェブマーケティングは代理店に丸投げしているから、代理店からのレポートだけを見ていればいい』

 

ではなく、マーケティング活動に関わる全ての人にとって、アクセス解析を使って確認できる基本的なことは理解しておく必要があります。

 

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Googleアナリティクスの操作方法は「デモアカウント」で覚えよう

私がGoogleアナリティクスを覚えようと勉強を始めたのが2010年頃でした。

 

当時はウェブサイトに関わる仕事はしておらず、もちろんウェブに関する知識も無かった『どうやってGoogleアナリティクスを実際に操作できる環境を作ろうか?』と苦労しました。

「アメブロ」にGoogleアナリティクスを導入できると知って、「アメブロ」のGoogleアナリティクスの数値を見ながら勉強していました。

(アメブロが計測するアクセス数と、Googleアナリティクスでのセッション数の差に驚きましたw)

 

実は、こんな面倒なことをしなくても、Googleアナリティクスは「デモアカウント」を用意してくれていて、これを活用すればサイトを保有していない人でも、Googleアナリティクスの操作方法を覚えることが可能です。

 

◆アナリティクスヘルプ:デモアカウント

support.google.com

 

(2012年の私に教えてあげたい)

 

Googleアナリティクスの「デモアカウント」を活用すれば、操作方法を覚えることができます。ただ、大切なのはGoogleアナリティクスの「操作」を覚えることではなく、Googleアナリティクスの「見方」を知ることです。

 

 

データはただ眺めていても意味がない

繰り返しになりますが、Googleアナリティクスでは「目標」を設定していなければ分析できません。

 

また、特定の期間の「セッション数」「直帰率」「コンバージョン率」などのデータをただ眺めていても、気づきはありません。

 

気づきを発見するためには

  • トレンド
  • ベンチマーク
  • セグメント

の3つの観点でデータを見ることがポイントです。

  

「分析」からの気づきを「改善施策」につなげる

「分析」は「改善施策」の下準備です。

 

どんなにGoogleアナリティクスを眺めて分析しても、「改善施策」を行わなければ成果は変わりません。

 

「分析」から「改善施策」の考え方は

 

  • 良い点を発見する⇒どう増やすか
  • 悪い点を発見する⇒どう減らすか
  • 特徴を発見する⇒どう活用するか

 

です。

 

改善施策の考え方と継続方法については、以前に寄稿させていただいた「宣伝会議のアクセス解析講座「改善案の考え方と継続改善」に参加しました」をご参考ください。

 

YouTubeの活用は、上手くいかないケースが多い?成功している人が守る 3つのポイントとは?

ウェブマーケティングにおいて、YouTubeの活用も有効な施策です。

 

ウェブサイトは「文字+画像」での訴求がメインになりますが、YouTube動画では「映像+音」で訴求することが可能です。

 

ただ、現実としては『うちもYouTubeチャンネルを作ろう!』とチャレンジしても、「そもそもアップする動画が無い」や「動画をアップするモチベーションが保てない」といった理由で、うまくいかないケースも多いです。

 

YouTubeに限らず、何かを新しく始めるときはこの3つを意識しましょう。

 

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最初から良いコンテンツを作ろうとして、時間や労力をかけすぎると、1発の打ち上げ花火で終わることが多いですよね。

 

私がYouTubeでチャンネル登録している「ダルビッシュ有」「ホリエモン」「DaiGo」の3人の動画は、スマホで撮影した動画を字幕も付けずにそのままアップしています。

 

まずは「動画のアップ数」を目標にして、徐々に「動画の見やすさ(字幕編集やサムネイル作成)」を向上して、再生数を伸ばしていくこと目標に変えると良いかもしれません。

 

講座内では様々なYouTube活用事例も紹介されていました。

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検索エンジンからの流入を増やすためには「ユーザーの検索ニーズに合わせたコンテンツを用意する」

検索エンジンからの流入については、サーチコンソールの活用方法や、4種類のクエリ(Know、Go、Do、Buy)に対するユーザーニーズの捉え方、それに合わせたコンテンツの作り方といったお話しでした。

 

今回のセミナーは「Googleアナリティクスの徹底活用」がテーマでしたので、検索エンジンからの流入最適化(SEO)のパートは軽めの内容でしたが、基本的な考え方は「Googleが公開している“品質評価ガイドライン”に沿って、検索ユーザーのニーズを満たすコンテンツを用意する」です。

 

◆General Guidelines December 5, 2019(英語版)

https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf

 

◆Google 品質評価ガイドライン解説(2019年9月版)

www.dentsudigital.co.jp

※電通デジタル様が英語版の内容を要約してくれています。

 

まとめ:セミナーに参加した感想

9:30~17:00の長時間のセミナー参加は久しぶりでしたが、参加者の集中力は切れていない感じでした。(講師の小川さんは大変だったと思いますが。)

 

あと、序盤の「アクセス解析の基礎」での初歩的なワークで、私が「セッション数」のカウント方法をガッツリと間違えていたのは内緒。

 

また、お昼休憩を小川さんとご一緒させていただき、そこでアクセス解析以外の雑談もできて楽しかったです。

 

最後に、アクセス解析講座に参加させていただき、ありがとうございました!

【視聴レポ】大切なのは思考のプロセス!今すぐシェアしたい、データ分析に向き合う姿勢について/ 小川さんのSchoo講座第2回

5 years 9ヶ月 ago

こんにちは、総合広告代理店でプランナー時々セールスとして勤務する杜下です。日々の業務の中ではなかなかウェブ解析の思考の整理やアップデートが難しいため、小川さんのオンライン講座に参加しました。

 

実績的な講義で今すぐ使える思考もあったので、備忘録を兼ねてポイントをまとめました!

 

schoo.jp

 

講義名:提案成功率を上げるデータ分析と活用 2回目(全3回)

 

内容

2回目の本講座では、『精度の高い改善案を出すために、実際にどんなことをやればいいのか?』について、データを見て出た気づきを利用するプロセスを、事例も踏まえつつわかりやすく解説されていました。

 

因みに、冒頭に小川さんも仰っていましたが、データ分析の重要性は、『データや分析といった根拠がないと、現状の良し悪しがわからず、精度の高い仮説や判断ができなくなる。』の一言につきます。

 

代理店、得意先の担当者は“サイトをよく見る人で、愛着もある人”かと思いますが、実際のサイトユーザーではないので印象だけで改善を進めるのはリスクにもつながりますね。

 

 

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それでは、改めて講義の内容についてです。改善の基本方針について。

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要するに、良いとこは伸ばして、悪いところは潰して、傾向としておもしろいもの、有効なものは活用しよう!という話です。とはいえ…

 

いやいや、そんなの分かってるよ!どうやって改善案を出すか、どうアタリを付けるかが分からないんだよ!

 

という状況だと思いますので、本講座では改善案を出す方法として下記の3点が挙げられていました。

 

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1.「良い」と「悪い」を比較して特徴を見つける

 

当然のことながら、施策を考える上で効果の良い施策はもっと効果を伸ばしたいし、もっと頻度を高めたいはずです。その際、具体的に効果の良い施策の“どんなところ”が本当に効果に効くのだろう?という点を、効果の良い施策と悪い施策を比較してあぶりだします。

 

事例:アパレルECサイトのメルマガ改善事例

現状

メールマガジンのCVシェアは全体の3%強、対して流入シェアは0.5%程度となっている。CV効率もよさそうなので、流入をもっと伸ばしたい。

 

 分析

各メールマガジンの成果を分析することで、どういったメルマガが流入、CVに繋がりやすいのか?を見つけるために、CVありのメルマガと、CVなしのメルマガを比較

 

分析による気づき

  • テキストメールの方がクリックとCV率が高い
    ⇒画像のメールは商品サムネイル画像も掲載されているので、メールを見るだけでユーザーは満足してしまい、サイト迄訪れていないのでは?

 

  •  メルマガの終わり方で流入が変わる
    ⇒メールによっては、サイト誘導を促すような終わり方のものと、そうでないものがあり、それによって成果が異なっていた。ユーザーの導線を意識したテキスト構成にした方が良いのでは?

 

  •  デバイス種別で効果が違う
    ⇒モバイルの流入が少ない傾向にあった。タイトルを見てみると、モバイルではタイトルが見切れていて、どんなメルマガなのかが一目でわからないので開封されないのでは?

 

改善施策の反映と成果

気付きを元に、タイトルや書き方を意識してメールマガジンを作成するように。

モバイルの流入も2倍に増え、結果、流入2.8倍、売上5倍までメールマガジンを伸ばすことに成功。

 

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小川さんも仰っていましたが、これはテキストメールの効果が良い!という話ではないですね。改善施策を見つけるための分析をきちんと行うことが何よりも大切です。「ただただ他社はこうやってます!」みたいな提案は避けるように注意します。笑

 

 2.お題を決めて同業他社と比較する

 改善施策を考える上で、1のように比較ができないケースもあると思います。その場合は同業他社と比較して仮説をたてることで、改善提案の精度を上げることができます。

 

事例:不動産業者の物件詳細ページの改善

 

課題

物件詳細ページの直帰率が高い

 

分析

物件詳細ページは、レイアウトの変更が難しかったり、訪問数が少なかったり、物件の魅力に依存してしまったりとコンテンツ間の比較が難しいため、同業他社のページを分析することで他社が直近率を下げるためにどのような工夫をしているか?を考える。

 

分析による気づき

サイトから離脱してしまわないよう、パンくずリンクなど回遊しやすい仕組みを作っている。

 

改善施策の反映と成果

パンくずリンクを設定することで、直帰率-5%、離脱率-11%を実現。

 

 

その他、お気に入りページへの登録方法についての改善についてのご説明もありましたが、そのページを訪れた人が、どのような気持ちで訪れているのか、次にどんな行動をとるのかを予測して施策に落とし込むことが重要ですね。

 

3.世の中の良い施策を保存する

気になればすぐにスクリーンショット!施策のストックを作っておくことで、改善案に幅も生まれます。

 

自分も広告のクリエイティブについては、いいな!と思ったものはスクリーンショットを取ることがあるのですが、サイトのUIUXについてはストックを作っていなかったので今日からでも始めたいと思います。

 

講座の中で紹介されていた例をいくつか紹介します!

 

▼メールマガジン登録のお知らせ

 

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▼お問い合わせを促すため、色々なコピーを検証

 

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▼おねだり機能で商品の購買促進

 

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最後に、どこでも使える事例についてのご紹介がありました。

ぜひこちらに関しては動画をご覧ください!

 

schoo.jp

 

ポイントは、『コンテンツ+気持ちを意識した導線』を設計になっているか?ということでした。

 

小川さん曰く、ウェブサイトは「水族館」のようなもので、訪れた方にきちんと楽しんでもらう(目的を達成してもらう)ことを目指して設計する視点が大切とのことです。

 

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確かに、せっかく手間をかけてウェブサイトに来てもらったにも関わらずホスピタリティが悪いウェブサイトだとユーザーにがっかりされますし、マイナスイメージを持たれる可能性もあります。

 

最後に

今回講義では改善案を出す上でのアプローチに言及していましたが、個人的には特に『お題を決めて同業他社と比較する』方法が心に残っています。

 

普段の業務の中では、ウェブサイトの規模感も小さく、設計があいまい(成果地点が明確になっていない)なサイトに向き合うことも多く、分析の方法が手探りになってしまうことが多いのですが、しっかりとお題を決めて同業他社(類似サービス)と比較する方法で改善のためのアタリを付けたいと思います。(時間も無い中、流入×直帰率を他社ベンチマークと比較するだけの報告をしがちなのですが、ダメですね。笑)

 

また、総合広告代理店という組織の立て付け上、なかなかウェブサイトの改善の言及まで至らない・至れない(一つのプロジェクトに10名~多い時には50名以上のメンバーがアサインされ、かつ個別の役割をもって動くので広告プランニング-ウェブサイト制作の連動が非常に難しい)ことが多いのですが、そんな中でもクイックにウェブサイトの改善案を求められることが時々あります。

 

そういった時の為にも、今回のようなシンプルな思考法は社内に展開していき部署役割問わずメンバーのスキルの底上げにつなげたいな、と思いました。

 

第2回だけでもこれだけの学びがあったので、第3回がとても楽しみです!

 

第3回の授業(最終回)は3月3日(火)20時~21時にライブ配信です。次回もレポートさせていただく予定ですが、ぜひ皆さんもお時間ありましたらご覧ください!

schoo.jp

小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」メールマガジン始めました!

5 years 9ヶ月 ago

メールマガジンを明日から発刊しますー!

月2回(第1火曜日・第3火曜日)+ときどき号外をお送りいたします(550円/月)。

 

www.mag2.com

 

タイトルの通りですが「海外ウェブマーケティングニュース解説」という内容になります。

 

ウェブマーケティングの世界では、日本よりは英語圏の方が進んでおり、情報量もスピードも多くなっています。筆者も普段から海外のニュースで情報収集をしております。そこでの気づきも多く、キャッチアップしておいてよかったことは何度もありました。

 

しかし

「どこを情報ソースにすればよいか分からない」
「英語を読むのが苦手」
「読めてもどう理解・解釈すればいいか分からない」

という方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、今回まぐまぐさんから(昨年11月くらいに)お声がけいただいたこともあり、海外ウェブマーケティングニュースを紹介するメールマガジンを発刊することにいたしました。

www.mag2.com

 

メールマガジンの主な構成は以下となっております。

 

メインテーマ

ウェブマーケティングや解析に関するテーマを1つピックアップし、詳しく紹介していくコーナーです。明日配信される第1回では

「2020年のウェブ解析&マーケティングトレンド予想を元に知っておくべきことを理解する」

という内容になっています。

 

サブテーマ

メインテーマ程は長くないですが、気になってトピックスを詳しく紹介しています。明日配信される第1回では

「アメリカのスーパーボールのCM広告費と広告内容の変化」

という内容になっています。

 

ヘッドラインニュース

気になった海外のニュースをコメントつきで紹介。毎回5件ほどピックアップ予定です。

 

Q&Aコーナー

読者の皆様からいただいた質問に次のメールマガジンで回答します。今回は第1回という事で1件ですが、今後コンテンツとして充実してくる予定です!

https://go.happyanalytics.co.jp/mmQA

 

告知コーナー

筆者からのもろもろ告知です!書いた記事や掲載されたインタビューなどを紹介します!

 

お値段などなど

お値段は550円/月となっております(意味があるか分かりませんが、1日あたり18円くらいです 笑)。月2回の配信+多分毎月1回くらいは号外をお送りする予定です。

 

登録月は無料!ですので、とりあえず気になった方は登録していただき、「これは違うな!」と思ったら1クリックで購読解除できます(笑)

 

登録先にはサンプル号(0号)も置いておりますので、よろしければそちらもご覧くださいな!

 

www.mag2.com

 

せっかく配信するのであれば、多くの方に読んでいただければと思っております!
よろしければ、ぜひ購読してみてくださいな。

 

 

【寄稿】実はほとんどの会社が改善できていない?!「ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法」セミナーに参加してきました。

5 years 9ヶ月 ago

こんにちは。マーベリック株式会社の吉田です。

twitter.com

 

普段は事業企画部でサイト改善などを行っています。

 

www.mvrck.co.jp

  

今日は先週、幕張メッセで開催された「ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法」セミナーの様子をご紹介します。

 

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私自身、まさしく自社ウェブサイトのPDCAを回す業務を行っているのですがなかなか

改善チーム一体となって継続的に取り組むことに課題を感じていて、このセミナーに参加させてもらいました。

 

 

会場は幕張メッセ、セミナー開始時刻はAM10時と早い時間の開催となりましたが、

ご参加者の皆さんで会場が埋め尽くされました。皆さんとても真剣で熱量がすごい!

  

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今回は、サイト分析をお仕事にしている方だけでなく、数値を見て分析を行うことが少しでもある方にとっては目からウロコの内容の内容だったのではないでしょうか?

 

 【今回セミナーでお伝えしていたこと】

・分析したことがビジネスに生かせない理由とは?

・改善に繋げる分析の始め方

・分析したことを改善するためには?

・PDCAを継続して回すために必要なこと

・まとめ「捨てる勇気と踏み出す勇気」

 

この記事では、お伝えしたことで特に重要なことをまとめています。

 

 

分析したことがビジネスに生かせない理由とは?

実は企業規模を問わず、ほとんどの企業がデータをうまく使えていないんです、とのこと。なぜか?

 

ズバリ、「登る山とその山の登り方を事前に決めることができていないこと」に起因するとのこと。

 

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でも考えてみると、山に登っていないし、そもそもどの山にしようかな?と決めあぐねている段階では、こんなことが起きている状態と言い換えることができるのではないでしょうか?

 

 

・どの山に登るか決めてない=サイトのゴールを設定していない。

 ・徒歩なのかケーブルカーなのかどう登ろうか決めていない=ゴールを達成のためにどんな施策するか決めることができていない。

 (例:今の時期に富士山登るのは寒そうだからもっと暖かいアウター買って、ホッカイロも非常用で持っていこう)

 

 

もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、ウェブサイトの改善活動は

 

“ゴールが存在しており、ゴールに到達するための仮説→検証を行っていない状態では、そもそも改善はできない“

 

ということです。

 

では、この戦略(どの山に登る)と戦術(山の登り方)のあり方って?

どうやって決めていくの?という具体的な内容を小川さんが説明していきました!

言われてみると確かにできていないということが多いですよね。

 

改善に繋げる分析の始め方

今回は基本とも言える分析の仕方「トレンドとセグメント」について

参加者の方にも取り組む、ミニワークも複数用意し、解説!

例えば、こんなワークを行っていました!

 

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また過去に小川さんが取り組んでいた事例も紹介し、その時トレンド分析を行ったことで得られた気づきとその際の打ち手、結果どうなったか?という分析から気づきを得て、改善に繋がった一連についてもお話しておりました。

 

参加者の方もこの手法を駆使して、改善に繋がるイメージを持つことができたのではないでしょうか?

 

セグメント分析についても、実際にショッピングサイト、実店舗とGoogleAnalyticsのデバイスや性別による違いがどう結びついて改善していったのか?

 

セグメント分析から得ることができて、気づきがどう改善と結びついていったかをワークとともに解説!

 

GoogleAnalyticsなどの解析ツールはとても優秀ですが、セッションやページビュー、目標完了数だけを見ていても、改善に繋がる気づきは得ることができません。

ツールの数値を眺めるだけに終わるのは勿体無いんです!そこにセグメント分析の必要性があるんですね!

 

 

分析したことを改善するためには?

そもそも分析→改善で得れることは、3つしかありません。

 悪いものを減らす

良いものを増やす

傾向をどう生かすか

 

 では分析したことを基に施策に落とし込むためにはどうすればいいのでしょうか。

もっとも施策に落とし込みやすい方法をご紹介!

 

【社内にデータがある場合】

過去実施した施策で「もっとも成果が良かった施策内容と悪かった施策内容」の違いを見つけていきましょう。

 

例えば、CVが多かったメルマガと全く反応がなかったメルマガなど。違いを見つけることで改善するべき具体的なポイントを見つけることが簡単になります。

 

ここでも事例をもとに実際に改善したことがどれだけ成果に繋がっていったかを紹介しました。

 

 【同業他社との比較】

これを行う際の注意点が1つあります。

それは見るべきポイントを予め整理して同業他社のサイトを見に行くことです。

 

自社の課題

何を見るべきかをどの部分が自社と違うか

同業他社を見に行く

 

 

この一連が重要です。

なぜか?

 

戦略戦術の説明同様、課題ありきではない見方をしてしまうと

 

「サイトの色がキレイ」

「文字が大きい」など

 

色や文字を変える事により、何を改善していくかが見えません。

 

結局、点の施策になりうまくいかないケースばかり、、、そんな経験、皆さんもおありではないでしょうか?だからどういう課題を解決するために、という前提条件がとても大切なんです!

  

このパートでも、事例を基にした

 

課題→見るべきポイントの整理→同業他社サイトを見に行く

 

この一連が実際どのように行われて、課題をクリアしていったかを説明し、参加者の方々にも改善に繋げていく、ことの流れがお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

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PDCAを継続して回すために必要なこと

試しに改善までの流れを社内でやってみたけど、なかなか継続的に、長期的に改善していくことができない、ことも実務を行っていくうえではよくあることです。

 

このパートでは、社内で継続して取り組み続けるためのコツ、導入すべきことを公開!

 

プロセスの可視化をすることはもちろん重要です。でも重要とはわかっていつつ、おざなりになることもよくありますよね?

小川さんのリクルートやサイバーエージェント勤務時代、実際に行っていた会議体やどんなシートを使って経過を管理していったか、経験を踏まえてやるべき方法を公開!

 

改善を行うためのミーティングとは、どんな職務の人まで参加させるべきか?また内容は?

数値管理を行うシートに必要な項目とは?

サマリシートで社内にデータ分析、改善に興味を持ってもらうコツとは?

 

当日はすぐ自社でも取り組めそうな内容ばかりで参加者の方もメモを必死に取られていました。

 

まとめ「捨てる勇気と踏み出す勇気」

実行するために、これまで行っている業務の5%でもいいから削減して、新しい取り組みをやっていきましょう。とのこと。

 

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資料での説明

始めやすい所から少しずつやっていくのが現実的ですしね!

「データで自分と人を動かす」ための第一歩を踏み出しましょう!

  

 

おわりに

今回はエキスポが同時開催されている幕張メッセの会場だったため、普段は解析ツールをあまり使わない!という方もいらっしゃったかと思いますが、すべて事例を基にしたセミナーだったため、具体的に今自分で行っている業務にどう取り入れていけばいいのかを想像しながら聞ける、実践的な内容となりました。

 

セミナーは60分間と短時間でしたが、超凝縮といった感じで今日会社に帰って取り入れてみよう!と思って帰社しました!

 

セミナー終了後は、小川さんの前に参加者の皆さんの長蛇の列、、、

 

セミナーの内容を実践されようとされている方々が各々のウェブサイトの場合にどうやって取り入れたらよいかなどを小川さんに相談されていて、熱いセミナーとなりました。

 

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以下のオンライン講座で自社のウェブサイトを改善させていくためのスキルを身につけていくことも良いかもしれません!

 

提案型ウェブアナリスト育成講座オンライン版

happyanalytics.co.jp

 

 

 

【参加ルポ】小川卓さん主催・提案型ウェブアナリスト育成講座 第9回

5 years 9ヶ月 ago

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こんにちは、株式会社S-FACTORYでウェブディレクター&コンサルタントをしています井水朋子です。「提案型ウェブアナリスト育成講座」に参加してきました。

2019年10月から始まった本講座も全10回のうち9回目。佳境に入っていますので、盛り上がっている現場からルポをお届けします。

 

 提案型ウェブアナリスト育成講座とは

 早速ですが、「提案型ウェブアナリスト」という資格、初めて聞く方もいるのではないでしょうか。2018年に始まった資格で、なんと日本のウェブアナリスト最前線を走っている小川卓さんが講師も認定も行なっています。今回で第5期になるとのこと。

 

現役かつ最前線を走っているアナリストから学べるものは多そう!!ということで、期待が膨らみます。

 

講座の対象者は「アクセス解析ツールの使い方はわかるが、分析や改善に活かせない」という方。レポートや宿題をこなしながら全10回を無事完了すると、提案型ウェブアナリストの認定証がもらえます。

 

目指すゴールは小川卓、もとい、稼げるアナリスト。

この講座では、ビジネスで結果を出すために必要な「設計力」「仮説力」「分析力」「施策力」「提案力」を身に着けます。

 

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アットホームに仕事の話ができる雰囲気

いざ会場へ。

さすが銀座アドレス。オシャレなCAFÉ&BARが1階に入っていました。

 

 

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珈琲店に寄りたい衝動を抑えながら、エレベーターで2階へ行くと、なんとコーヒーの香りが!!

 

(アレ、いい香り。談笑の声が聞こえる)

 

スター〇ックスのような、リラックスした雰囲気です。

 

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(あれ?会場間違えた?)

 と思いながら中に入っていくと

 

小川さん「こんにちはー!」

 

大丈夫でした、合っていました!講座前のひととき、小川さんと受講生がリラックスして話していました。

 

そうです!

ウェブアナリスト育成講座は、小川さんと受講生の距離がとても近い!!

しかも、一階に入っている舘田珈琲焙煎所のコーヒーを淹れてあり、とってもいい香りです(笑)

 

tateda-coffee.jp

 

 この日はレポート発表の方がいたこともあり

 

「レポートは中身を削るのが一番大変でしたよ~!」

「分析しても、当たり前のことしか結論が出てこなくて焦ったよ~」

「朝4時にSlackが飛んできてビックリしたよ~」

 

 

思わず、フムフムと聞き耳を立ててしまいました(笑)

 

互いにNDA(秘密保持契約)を交わしているため、話題がとてもディープです。本音トークは、講座が始まってからも続きます。

 

改善提案レポートの発表&フィードバック

 

第9回となる本日のメインは、改善提案レポートの発表

改善提案レポートとは、改善プロジェクトの成否が関わる重要なレポートです。サイトを分析し、改善提案をします。

 

今回発表のトップバッターとなった受講生Mさん「レポートを作っている時は、今までのことを色々思い出して集大成だなっていう感じでした」

 

というように、本講座の第1回~第8回で学んだことを実践してアウトプットする場です。認定には合否もあるので、Mさんだけでなく、受講生全員が緊張した雰囲気です。

 

発表はクライアントにするプレゼンする模擬形式。

聞き役は、クライアント側の人間として聞き、全員がフィードバックします。

途中の質問タイムも、具体的なところまで踏み出していました。

 

持ち時間は20分。

 

プレゼンをする側も、聞く側も、真剣な時間が始まりました。

 

 

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プレゼンが終わり、しっかりと複数の施策を提案して要所要所で受講生一同から「おー」の声をもらっていたMさん「あー!解放されたー!」と心の声がダダ漏れでした(笑)

解放感の笑顔が素敵です!(笑)

 

その後のフィードバックタイムは、皆様から色んな質問や感想が出ていました。肯定的な意見が圧倒的に多めです。

 

 

小川さん「施策は、重要度と実現難易度も一緒に出すといいね」など具体的なアドバイスが出ていて、聞いているだけでも勉強になります。

 

受講生Bさん「デザイナー寄りの人に好まれそう」という感想が飛び出ていましたが、私も記憶に残るプレゼンになると思いました。

 

休憩をはさんで、二人目の発表にうつります。

 

 

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二人目の発表者、Fさんのプレゼンです。

Fさんは、クライアントへの提案経験がないとのことでしたが、Googleアナリティクスだけでなく、都道府県別に気温要因を調べるために気象庁のデータを引用して果敢に分析をしていました。

 

小川さん「多角的に分析しているのが良かった

受講生Bさん「僕にない発想でした。お客さんが知らない情報が価値になるので、面白い観点だなと思いました

などの感想が出ていました。

 

 

他にも

小川さん「散布図は4象限になっていたほうがいいね」「結論はもっと目立つようにしよう」など、具体的なアドバイスが勉強になりました。

 

 

発表したFさん「この発表のために小川さんに3回くらい見てもらって、毎回7,8個のフィードバックを丁寧にしてもらいました。小川さんがくれた課題をクリアするごとに良くなった実感があったんですが、こうやって終えてみると皆さんからのフィードバックが刺さりました

 

す、す、すごい!

フィードバックの数=レベルアップの数だとすると、レベルアップの曲が何回流れるんでしょう!!

 

小川さんのフィードバックをそんなに受けられるとは、とても貴重な経験になりますね。

 

受講生Iさんは「みんな、今までの講座の内容を活かしてすごいレポートを作っていました」「次回は自分、ヤバイ」と思いながら聞いていたそうです。

 

 

1粒で5度おいしい!

 

今回の受講生は、代理店やコンサルタントの方、自社でメディアを持っている方々でした。

 

当然、バックグラウンドとして持っている知識も違いますが、そんなメンバーで、発表&フィードバックがあるのは、とてもいい学びの場でした。

 

・発表者のレポートが勉強になり

・それに対して、クライアントがどう感じるかが勉強になり

・発表者へのフィードバックを考えることが勉強になり

・他の受講生のフィ―ドバックが勉強になり

・小川さんの評価を聞くことが勉強になり

 

 1回の発表&フィードバックで5度も勉強になりました。現場にいる当事者だからこそ学べるものがありました。

 

 

提案型ウェブアナリスト育成講座のカリキュラム

ところで、本講座のカリキュラムは、DMAICプロセス(業務改善プロセス)に沿った形で進みます。全10回のうち9回目となる今日は、「DMA」の集大成となる改善提案レポートの発表がメインでした。

 

本日は「I~C」となる、「施策実行・振り返り」・「改善文化の継続」の講義もありました。

 

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施策実行&振り返りの講義

 講義では、小川さんが実際にビジネスで使用した12種類の運用レポートを例に出しながら

 

・運用で大切なこと

・作成の自動化(テクニック)

・クライアントがレポートを見ていない問題への対処

に触れていきます。

 

 

大手企業の有名サイトを手掛けてきた小川さんの話は説得力が段違い!

超多忙な経営者への情報共有時に行った話も、とても勉強になります。戦略的に「何を伝えるか」を考える姿勢が見事でした。

 

実際のレポート(ぼかしが入っているけど主項目はわかるもの)が12種類も紹介されて、それを見るだけでも勉強になりました。

 

受講生Iさん「会社でも今そういう取り組みをやっていて勉強になりました」とすぐに現場で活かせそうですね。

 

受講生Kさん「今はクライアント向けの運用レポート作りに追われているんですけど」自動化をしてみたいということでした。

 

 

 

改善文化を継続するための講義

 

さらに小川さんの講義は、アナリストあるある「PDCAが続かない問題」に続きます。

 

小川さん「どんな企業でもPDCAは止まります

 

(えっ!!小川さんでもそうなの!?)

 

この言葉にほっとする人は、きっと私だけではないはず(笑)

PDCAが止まってしまう時の無力感は、辛いですよね~。分析スキルと組織を動かすスキルは別物です。でも、今日の講義では

 

1)プロセスや責任者の可視化

2)戦略カレンダー

3)サマリーシート・社内報

4)KPT振り返り

 

など解決するための仕組みを学びました。やはり具体的なレポートが10個ほど紹介されていました。

 (す、すごい。やり抜いている!!)

 と、感動でした。

 

小川さん「それでも、最後は人です!どんなにいい仕組を作ったとしても、一緒に走り続ける人が必要です。この講座に来ているということは、アナタがその人です。

 

小川さんにそこまで言われたら、覚悟を決めるしかないなー(笑)

 

 

今日の講義は、ここでおしまい。

最終回となる次回は、残りメンバーの発表&フィードバックと卒業式です。

 

参加ルポを最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

最後に、実を言いますと、私と一緒に働いている夫が2018年第一期生の卒業生です。

当時、苦労(?) を共にした仲間とは、いまだに相談や質問をしながら続いているようで、一緒に学んだ仲間や質問できる相手がいるのは、正直うらやましく思っていました。今回このように参加させていただき、貴重な機会に感謝の気持ちでいっぱいです。受講生の方とも話ができて刺激をいただきました。ありがとうございました!

 

2020年5月スタートの第5期生を募集しています。詳細は株式会社HAPPY ANALYTICSのウェブサイトよりご覧ください。

 

happyanalytics.co.jp

 

オンライン版(お試し動画あり)

 

happyanalytics.co.jp

 

 

【告知】2020年2~3月のセミナー

5 years 9ヶ月 ago

 こんにちは。秘書です。

全国的に雪が少ないこの冬ですが、ようやく雪が振り始めたようです。小川は今週は福島県の塙町(新白河駅のあたり)にて講演を行います。もうだいぶ雪が積もっているかもしれませんね!

 2月22日(土曜日)には第18回を迎えます「無料解析相談&アナログゲーム大会」を予定しております。お仕事のご相談以外にも「本を読んだので本人に会ってみたい」とか「キャリアの相談」など多様な相談を何でもお答えしますのでぜひお越しください。(相談枠は残り3枠です。)

 3月は、3月9日に大阪講演、3月26日には札幌講演を予定しております。当地の皆様はどうぞよろしくお願いいたします。また3月末~4月初旬にはアメリカ・ラスベガスで開催されるAdobeSummitに参加する予定で、不在となります。

 なお、現在、2020年5月~9月に開講します、自社セミナー「提案型ウェブアナリスト育成講座 第5期」の受講生を募集しております。全10回、小川からウェブサイト分析と改善提案をじっくり伝授する少人数の講座です。ぜひお申し込みください。

happyanalytics.co.jp

 

それでは小川の直近の活動をお知らせさせていただきます。

※2020年2月10日時点の情報です。 詳細はリンク先をご確認の上、お申込みください。

(時系列)

 

 

■1.Japan マーケティング Week【春】セミナー:「ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法」

Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを導入している企業は多いと思う。しかし数値をなんとなく見ているだけで、サイトの改善などには活かせてないのではないだろうか?本講座では事例を中心に、どのようにデータから気づきを発見するのか。そして、データに基づいた改善案を考えるための方法を紹介する。(公式サイトより引用)

イベント名 Japan マーケティング Week【春】セミナー:「ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法」
タグ 幕張,インテックス大阪,有料
日時 2020年2月6日(木)
時間 10:00~11:00
場所 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1 幕張メッセ
MAP

交通アクセス・宿泊案内 | Japan マーケティング Week【春】

定員 公式サイトよりご確認ください
費用(税込) 公式サイトよりご確認ください
主催 リード エグジビション ジャパン株式会社
ステータス 終了しました

 

reed-speaker.jp

 

■2.セミナーインフォ:【1日で学ぶ実践webマーケティング実務】Googleアナリティクス徹底活用ワークショップ

 ウェブサイトの分析は、ウェブサイトの改善には欠かせない知識です。 そしてウェブサイトの分析ツールの代表格でもあるGoogleアナリティクスは日本の上場企業の75%近くに導入され、また無料ということもあり多くの中小企業や様々な法人でも利用されています。 本講座ではGoogleアナリティクスを活用するために基礎から応用までをしっかり学べる講座となっています。

まずはアクセス解析用語やツールの使い方などを説明いたします。次に分析から気づきを発見するためのテクニックや、データを元にサイトを改善するための事例を紹介いたします。 最後に皆さんのサイトの認知や集客に欠かせないYouTube及び検索エンジンからの流入を促進するSEO(検索エンジン最適化)についての事例も説明いたします。

自社サービスや商品をより大勢の方に知っていただき、ウェブサイトからのお問い合わせや購入などを増やすための具体的な方法を学べる講座となっています。(公式サイトより引用)

イベント名 セミナーインフォ:【1日で学ぶ実践webマーケティング実務】Googleアナリティクス徹底活用ワークショップ
タグ 初~中級,Googleアナリティクス,Webマーケティング
日時 2020年2月10日 (月曜日)
時間 9:30~17:00
場所 東京都千代田区九段南2-2-3 九段プラザビル2F 株式会社セミナーインフォ内 カンファレンスルーム
MAP

東京都千代田区九段南2-2-3 九段プラザビル2F 株式会社セミナーインフォ内 カンファレンスルーム

費用(税込) 60,000円
主催 株式会社セミナーインフォ
ステータス 公式サイトよりご確認ください。

 seminar-info.jp

 

 

■3.宣伝会議:Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座

 情報サイトやECサイトなど、ほとんどの企業がWebサイトをビジネスに活用する時代になりました。現在ではWebサイトが企業の「顔」になっているところも数多くあります。 Webサイトを運営する上で必要不可欠なのが、「アクセス解析」「分析」「改善」のプロセスです。そこで本講座では、Webサイトの分析に優れた力を発揮する解析ツールを用いて分析手法やサイトの改善方法をレクチャーします。(公式サイトより引用)

イベント名 宣伝会議:Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座
タグ 東京開催,初級,Googleアナリティクス
日時 2020年2月17日 (月曜日)
時間 10:00~17:50
場所 東京都港区南青山3丁目11番13号 新青山東急ビル8階
MAP

東京本社地図 新青山東急ビル | 受講会場一覧 | 教育講座を受ける | 宣伝会議オンライン

定員 40名
費用(税込) 42,900円
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンク「東京教室 2月」よりお申込みください

 

www.sendenkaigi.com

 

 

 

■4.【無料&初心者大歓迎!】第19回解析相談&アナログゲーム大会

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 小川自主開催のイベントです。普段は講師として登壇することの多い小川ですが、こういった機会に皆様とお話しができればと考えております。

  • ウェブ解析の相談にのります(事前予約制)
  • スイーツ&コーヒーを飲みながらアナログゲームで遊びます(飛び込みOK)

に分かれますので、どちらかお好きなほう(ももちろん両方でも結構です)にお参加ください。 

イベント名 【無料&初心者大歓迎!】第18回解析相談&アナログゲーム大会
タグ 初級~上級,誰でも,土曜日開催
日時 2020年2月22日(土曜日)
時間 10:00~18:00
場所 「舘田珈琲焙煎所」東京都 中央区銀座1-19-12 銀座グラスゲート2F
MAP http://www.space-ginza.jp/22320222591253912450124631247512473.html
定員 解析のご相談は予約制です
費用(税込) 無料(差し入れ大歓迎 ♪ ) ※差し入れは必須ではございません
主催 株式会社HAPPY ANALYTICS
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

  

www.facebook.com

 

 

■5.さくらインターネット株式会社・株式会社FaberCompany・株式会社クリエイターズネクスト共催:明日から始めるウェブ解析~デジタルマーケの最新動向~

ウェブ解析に関する業界の最新事例や動向、Google 検索結果での自社サイトのパフォーマンスを監視・管理できるGoogle Search Consoleに関する内容をお話いたします。Googleアナリティクスに関する内容もお話いたしますので次に何をしたら良いか?が明確になるセミナーです(公式サイトより引用)

イベント名 さくらインターネット株式会社・株式会社FaberCompany・株式会社クリエイターズネクスト共催:明日から始めるウェブ解析~デジタルマーケの最新動向~
タグ 初級~どなたでも,Googleアナリティクス,サーチコンソール,無料
日時 2020年2月25日 (火曜日)
時間 19:00~21:00
場所

東京都新宿区西新宿4丁目33番4号 6F

住友不動産西新宿ビル 4号館 さくらインターネット

定員 55名
費用(税込) 無料
共催 さくらインターネット株式会社・株式会社FaberCompany・株式会社クリエイターズネクスト
ステータス

受付中 ※キャンセル待ちとなります

techplay.jp

 

■6.宣伝会議:データマーケター育成講座(2020年1月開講分)

 勘、経験、度胸に頼って曖昧に終わらせない、根拠のあるデータを示していけるマーケターになる ビジネスに活かせるデータ分析ができるマーケターを目指していただきます。 講座で学ぶ全体像は次のようになります。

 Step01.データを活用したマーケティング戦略の組み立て方

 Step02.課題に応じたデータ分析の考え方

 Step03.ビジネスに活きる具体的な手法・分析力強化

事例を交えた講義、ワークショップで、データ分析を駆使するマーケティングの考え方

を身に付けます。(公式サイトより引用)

イベント名 宣伝会議:データマーケター育成講座(2020年1月開講分)
タグ 中級~上級,マーケティング,有料
日時

小川登場回は以下の通りです。

①2020年2月27日(木)19:00-21:00

②2020年3月5日 (木)19:00-21:00

時間 19:00~21:00
場所 50名
MAP

東京都港区南青山3丁目11番13号 新青山東急ビル

宣伝会議 東京本社 8階セミナールーム

定員

東京本社地図 新青山東急ビル | 受講会場一覧 | 教育講座を受ける | 宣伝会議オンライン

費用(税込) 99,990円 (申込金10,000円含む)
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

 

lp.sendenkaigi.com

 

 

■7.宣伝会議:Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座 実践コース

 Web上での顧客体験を向上させるためには、分析の目的を「企業成果を確かめる」といった観点から「顧客を理解する」といった観点で捉えなおすことが重要です。

 ただ単に数値やグラフを眺めるだけでは、改善点が見えないばかりか、闇雲にサイトの改修を行うなど、手間をかけた割には効果を実感できなかったり、社内に成果を示せずに予算やリソースを減らされてしまうということにもなりかねません。

 講座では、従来行っていたPVやUU、直帰率、滞在時間といった指標の確認ではなく、操作性において迷いはないか、満足いただきLTVを高められているかなどといった、顧客の行動や態度の変化を読み解くためのノウハウを学びます。(公式サイトより引用)

イベント名 宣伝会議:Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座 実践コース
タグ 中級~上級,Googleアナリティクス,有料
日時 2月 28日 (金曜日) に体験講座を開催します。
時間 19:00~21:00
場所

東京都港区南青山3丁目11番13号 新青山東急ビル

宣伝会議 東京本社 8階セミナールーム

※回によって変更となる場合がございます

MAP

東京本社地図 新青山東急ビル | 受講会場一覧 | 教育講座を受ける | 宣伝会議オンライン

定員 50名
費用(税込) 体験講座は無料です
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

 

www.sendenkaigi.com

 

■8.スクー:提案成功率を上げるデータ分析と活用

 データから気づきを発見するための方法を学びます。

今回は、改善施策を通すための説得力を身に付けていきます。クライアントまたは、上司などの意思決定者が納得しなければそれまでのデータ分析も改善策も実行されません。「自分でデータを分析し、改善策を考えた時は自信があったのに、どうもうまく提案が通らない」を解消するために説得力のトレーニングを行います。(公式サイトより引用)

イベント名 スクー:提案成功率を上げるデータ分析と活用
タグ オンライン授業,無料,スクー,全国生配信
日時 3月 3日 (火曜日)
時間 21:00~22:00
費用(税込) 無料
主催 株式会社Schoo
ステータス オンラインにて参加可能。会員登録が必要です。

 

schoo.jp

 

 

■9.宣伝会議:Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座 大阪教室

 情報サイトやECサイトなど、ほとんどの企業がWebサイトをビジネスに活用する時代になりました。現在ではWebサイトが企業の「顔」になっているところも数多くあります。 Webサイトを運営する上で必要不可欠なのが、「アクセス解析」「分析」「改善」のプロセスです。そこで本講座では、Webサイトの分析に優れた力を発揮する解析ツールを用いて分析手法やサイトの改善方法をレクチャーします。(公式サイトより引用)

イベント名 宣伝会議:Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座 大阪教室
タグ 大阪開催,初級,Googleアナリティクス,有料
日時 2020年3月9日 (月曜日)
時間 10:00~17:50
場所 大阪市北区堂島2-1-31 京阪堂島ビル5F 宣伝会議関西本部セミナールーム
※大阪駅 中央南口から徒歩10分
MAP

宣伝会議 大阪地図 | 受講会場一覧 | 教育講座を受ける | 宣伝会議オンライン

定員 30名
費用(税込) 42,900円
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンク「大阪教室 20年3月」よりお申込みください

 

www.sendenkaigi.com

 

 

■10.宣伝会議:Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座 札幌教室

 情報サイトやECサイトなど、ほとんどの企業がWebサイトをビジネスに活用する時代になりました。現在ではWebサイトが企業の「顔」になっているところも数多くあります。 Webサイトを運営する上で必要不可欠なのが、「アクセス解析」「分析」「改善」のプロセスです。そこで本講座では、Webサイトの分析に優れた力を発揮する解析ツールを用いて分析手法やサイトの改善方法をレクチャーします。(公式サイトより引用)

イベント名 宣伝会議:Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座 札幌教室
タグ 札幌開催,北海道,初級,Googleアナリティクス,有料
日時 2020年3月16日 (月曜日)
時間 10:00~17:50
場所 札幌駅周辺
定員 30名
費用(税込) 42,900円
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンク「札幌教室 20年3月」よりお申込みください

 

www.sendenkaigi.com

 

 

■11.MarkeZine Academy:2日で分かるWebマーケティング基礎講座

(公式サイトより抜粋)Web担当者・マーケティング担当者を中心に、社内研修では学ぶことが難しいWebマーケティングの幅広い知識を、手法別ではなく体系的に学べるということで、全国から参加いただいている人気講座です。

 本講座の全10コマそれぞれの担当講師は、MarkeZineが自信を持ってオススメする実務の最前線で活躍されている一流のマーケターです。

イベント名 MarkeZine Academy:2日で分かるWebマーケティング基礎講座
タグ Webマーケティング全般,有料,初級
日時

2020年3月17日(火曜日)~18日(水曜日) 2日間

※1日のみの参加の場合は、日にちの選択が可能です

時間 10:00~16:50 (受付開始 9:40~)
場所 東京都新宿区舟町5 株式会社翔泳社 セミナールーム
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アクセス | 翔泳社

定員 20名
費用(税込)

2日間参加 92,000円+税

1日参加 54,000円+税

※テキスト代を含む

主催 株式会社翔泳社 MarkeZine Academy 運営事務局
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

 

 

event.shoeisha.jp

 

■12.宣伝会議:Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座 実践コース

 Web上での顧客体験を向上させるためには、分析の目的を「企業成果を確かめる」といった観点から「顧客を理解する」といった観点で捉えなおすことが重要です。

 ただ単に数値やグラフを眺めるだけでは、改善点が見えないばかりか、闇雲にサイトの改修を行うなど、手間をかけた割には効果を実感できなかったり、社内に成果を示せずに予算やリソースを減らされてしまうということにもなりかねません。

 講座では、従来行っていたPVやUU、直帰率、滞在時間といった指標の確認ではなく、操作性において迷いはないか、満足いただきLTVを高められているかなどといった、顧客の行動や態度の変化を読み解くためのノウハウを学びます。(公式サイトより引用)

イベント名 宣伝会議:Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用したWeb改善講座 実践コース ※全8回
タグ 中級~上級,Googleアナリティクス,有料
日時 3月 19日、26日 (木曜日) 
時間 19:00~21:00
場所

東京都港区南青山3丁目11番13号 新青山東急ビル

宣伝会議 東京本社 8階セミナールーム 

※回によって変更となる場合がございます

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東京本社地図 新青山東急ビル | 受講会場一覧 | 教育講座を受ける | 宣伝会議オンライン

定員 20名
費用(税込) 99,990円
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

 

www.sendenkaigi.com

 

 

■13.MarkeZine Academy:Googleアナリティクス実践講座~基本操作編

 多くの企業や個人が利用している無料アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」ですが、機能の多さや、独特な専門用語で心が折れてしまう担当者の方が増えているのも現状です。
そこで、本講座では、初めて利用される方を対象に、Googleアナリティクスを利用するために必要な最低限の知識と操作を分かり易く学ぶことができます。

  • ポイント【1】 最低限必要な用語の解説
  • ポイント【2】 実務でよく使われる基本操作
  • ポイント【3】 すぐに見たい計測結果をまとめて見れる独自レポートの作り方

 講義の終盤には、どこからやってきて購入までたどり着いたのかなどが分かる、セグメント機能なども実機を使ったワークショップで、体験することができますので、自社の環境に置き換えてもGoogleアナリティクスを活用いただけます。(公式サイトより抜粋)

イベント名 MarkeZine Academy:Googleアナリティクス実践講座~基本操作編
タグ Googleアナリティクス,有料,初級
日時

2020年3月24日(火曜日)

時間 10:00~13:00(9:40開場、受付開始)
場所 東京都新宿区舟町5 株式会社翔泳社 セミナールーム
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アクセス | 翔泳社

定員 20名
費用(税込)

54,000円+税

主催 株式会社翔泳社 MarkeZine Academy 運営事務局
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

 

event.shoeisha.jp

 

■14.MarkeZine Academy: Googleアナリティクス実践講座~分析&改善編

 すでに日々の業務でGoogleアナリティクスを利用しているマーケターやWeb担当者の方は、「データを出すこと」が目的となっていませんか?

 色々な分析機能があるGoogleアナリティクスですが、ただデータを出すことではなく、その結果から得られる「気付き」が成果に繋がるサイト改善に必要となります。
また、書籍やサイトを見ながら独学で勉強されている方は、その知識が正しいのかどうかわからないまま、実務をこなしている方も少なくありません。

 では、実際に分析した結果をもって、成果につながるサイト改善をするためにはどのようにすれば良いのでしょうか?

 本講座では、抽象的な「あるべき論」ではなく、分析結果から具体的な改善施策の出し方を様々な事例を交えてお教えします。(公式サイトより抜粋)

イベント名 MarkeZine Academy: Googleアナリティクス実践講座~分析&改善編
タグ Googleアナリティクス,有料,中級
日時

2020年3月24日(火曜日)

時間 14:30~17:30(14:10開場、受付開始)
場所 東京都新宿区舟町5 株式会社翔泳社 セミナールーム
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アクセス | 翔泳社

定員 20名
費用(税込)

54,000円+税

主催 株式会社翔泳社 MarkeZine Academy 運営事務局
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

 

event.shoeisha.jp

 

 以上14件です。皆様のお役に立てますと幸いです。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

「50人に1人」の三乗で「12万5000人に1人」を目指して ~ウェブアナリストしてのポジショニング~

5 years 9ヶ月 ago

今日はスキルの掛け合わせに関して書いてみようかなと!

 

私自身、ウェブアナリストして10年以上お仕事を行っていますが、自分は分析能力が突き抜けて高いとかというと、「そうでもないな…」という風に感じています。分析のスキルが優れているデータサイエンティストのような職種もありますし、エンジニアの知見をお持ちで実装から分析までこなせるような人たちも大勢います。

 

しかしそんな中、ずっとお仕事を続けられてきたのは、私自身が持っている複数のスキルを、かけあわせてきたことが要因かなと思っております。

 

自分が得意な(好きな)スキルを3つあげてみよう

自分が得意な(好きな)スキルを3つあげてみて、ベン図に入れてみましょう。

 

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小川の場合は以下の通りとなります

 

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簡単に説明すると

■分析・設計
アナリティクスのツールなどで取得するべきデータを整理して分析や改善に使いやすい状態を作る。また自ら分析をして気づきを発見し、改善案を出す

 

■英語力
海外歴が長かったため英語の読み書き・発信などが可能

 

■発信継続力
1998年からブログやサイトで文章を書いたりしているので、このようなアウトプットをすることが苦ではない。質はさておき、継続的に発信を続けることは性に合っているようです。

 

それぞれ単体に関しては、私より優れている人はたくさんいるかと思います。しかし「50人に1人」くらいのスキル(あるいは「好き」)があるかなと!

 

50人×50人の掛け合わせ

そして大切なのは、この3つのうち2つを掛け合わせることで、

 

50人×50人=2,500人に1人

 

になれるということです。実際に私がどのように掛け合わせて活用しているかを紹介します。

 

 

■分析・設計 × 英語

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分析やウェブマーケティングに関する最新の情報を海外のサイトから入手するのに役立っています。また英語でレポート作成や会議が出来るため、外資系のクライアントを現在数社担当しています。

これらの会社では英語でレポートを作り、電話会議などを行っています。両方のスキルセットを持っているため継続的にクライアントで居続けてくれるのも有難いです。

 

■分析・設計 × 発信継続力

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アクセス解析であれば2008年からこのブログを始めて12年継続して書いてきました。分析×解析という組み合わせでのブログは当時も少なく、珍しがられたのかなと思っております。本ブログでの継続的な発信が、セミナー登壇・書籍化などに繋がり今の自分があります。

 

基本的には始めると長続きさせるタイプなので、この2つの組み合わせが今の私を作ったといっても過言ではありません。今後も様々な方法で発信していく予定です。

 

 

■英語 × 発信継続力

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英語を活用した発信は今まで行ってきていませんでしたが、今月より

小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」

というメールマガジンを配信することにしました!

 

www.mag2.com

 

英語力を活かして、他の人ではちょっと発見しにくい、あるいは、読み解くのが大変なニュースを紹介していく予定ですので、よろしければぜひご覧ください。

 

まずはここから初めて、(過去に2度ほど挫折している)英語のブログをいつかやりたいなと思っております。

 

 

50人×50人×50人の掛け合わせ

3つのスキルを掛け合わせることが出来れば、更に独自の強みが出ます!

 

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こちらの部分に関しては、メールマガジンはかなりここに近い状態ですが、私自身としては目指すところは

 

・海外カンファレンスでの定期的な登壇

・海外向けの情報発信からの案件獲得

・日本発の英語の書籍

あたりでしょうか…

 

どれも大変そうですし、すぐには叶わないかとは思いますが、だからこそ目指してみたい目標でもあります!

 

ぜひ皆さんも自分自身のスキルセットを棚卸しして、掛け合わせることにチャレンジしてみください!3つのスキルは「能力」じゃなくても良くて、これが「好き!」でもいかなと。

 

 

【寄稿】参加ルポ「データ解析の達人に学ぶ! Google アナリティクス分析&活用講座」

5 years 10ヶ月 ago

こんにちは。

ウェブディレクター & Webコンサルタントの井水 朋子です。普段は、株式会社エスファクトリーでクライアントさんにウェブサイト運営のアドバイスやサイトリニューアルをしています。

www.sfactory.co.jp

 

最近は本業に子育てが加わり時間に追われていますが、そうなるとインプットが少なくなりますよね。

 

というわけで、限られた時間の中で質の高いインプットを得たい!と思い、小川卓さんのセミナーを探していたところ出会ったのが「データ解析の達人に学ぶ! Google アナリティクス分析&活用講座」

 

news.mynavi.jp

 

新宿のミライナタワーで開かれる、このセミナー。

(ミライナタワーってどこ?)

と思ったら、新宿駅南口の「バスタ新宿」の隣にあるビルでした。

 

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そう、なんとJR新宿駅の改札直結!

新しくてピッカピカのビル。

 

入口を入ると、5階のロビーまで吹き抜けでつながるラグジャリーなオフィスロビー。

こんなところに足を踏み入れると、気分はデキるビジネスウーマン♪

 

ン、大丈夫だっけ?場違いじゃないかな?

と不安になってきたところで、お目当ての看板を見つけました。

 

 

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12階に行きます。

 

すごっ!大きなセミナールーム。

平日の19時だというのに、仕事帰りだと思われる方がざっと200人集結。中には同じ会社の人がグループで来ているところも!

 

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予定時刻きっかりでセミナーは始まりました。

 

小川さんといえば、蝶ネクタイ。

今日もそんな漫才師スタイル(?) が似合う軽快なトークが始まりました。

時にノリツッコミを交えて、笑いを巻き起こしながら、軽快に話が進みます。

  

今日のお題は4つ

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 分析前にすべきこと

「実は、僕も、分析前は不安ですよ。自分は本当に改善案を出せるのか?頂くお金に見合う改善案が出せるのか」

 

(エっっっっっっっっっっっっっっ!?)

(不安?あの、小川さんが!?)

 

と、驚きました。

 

あの、分析前に感じる不安は、自分のスキルが足りないからではなかったのか!

不安を感じるのは、凡人だけだと思ってましたぁぁぁぁ。

フムフム。

 

「これをやっておけば、安心できます」

と紹介してもらったことは、たった5分の作業。

 

  • ユーザーとして5分ほどサイトを利用して
  • 気になったこと・感じたことをメモする

 

メモする内容は、例えば、「自分はなぜこのリンクを押したのか?」「どこを読んだ?読まない?」「次のページに行った時にまず目に入ったものは?」など。

 

 

(え、たった5分でいいの?色んな角度で見たくなるんだけど)

と思いながら聞いていると、

「ユーザーはサイトに数分しか滞在しないので、ユーザーと同じ気持ちでやりましょう」

とのこと。フムフム。

 

で、実際のワークへ。

  

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気が付いたことは、Sli.doへみんなで書き込み。

www.sli.do

 

 

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自分ひとりでは気付かなかったことも書いていて、人のワークをすぐに見られるというのは刺激的ですね~

 

本題に戻ると、このコメントはこの時点では「一人が感じたこと

Googleアナリティクスの分析では、「他のユーザーの多くも同じことを感じているか」を答え合わせしていきます。

 

フムフム。

自分の感性をしっかり信じながらも、過信せずにデータで裏打ちしようということなんですね。

 

 

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ということで、行先を目指して

 「気づきを発見する方法」

 「改善案を出す方法」

 という流れでセミナーは進行していきます。

 

Google アナリティクスで気づきを発見する方法

Googleアナリティクスは無料だし誰でも使えるツールですが、小川さんのような出来るアナリストは何をみているんでしょうか。とても気になるところです。

 

大きく分けて【トレンド】と【セグメント】の2つをしっかり活用しているようです。【トレンド】で大事になるのは、Googleアナリティクスの機能であるカレンダー設定。グラフの右上にあるアレ。期間の指定、粒度を調整しながら

 

〇長期間の全体的な傾向

 

〇月別の推移

 

〇前年同月比をしっかり見る

 

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などをポイントに挙げていました。

ここまではとても基本的ですね。

 

でも「ギクリ」としたのは次の事例。

 

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左のレポートだけでは、『前月よりも良くなった!』だから『いい成績』と判断してしまいがち。次に、右のレポートを見てみると、『実は前年同月よりも下がっていた!』ので、『いいとは言えない成績』。

 

はたして、自分が左のレポートだけを見た時に、足りないデータがあると気づけるんでしょうか。これが、トレンド分析の着眼点なんですね。

 

 

【セグメント】は、Googleアナリティクスでお馴染み、画面上部で設定する例のヤツです。

 

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このセミナーでは、なんと、小川さんがよく気づきが得られるというセグメントを紹介。

  

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この視点をカバーするだけでも、分析の幅が広がりそうですね。

 

事例を交えながら紹介していましたが、いずれも、共通しているのは「セグメントしたから、初めて分かった情報」だということ。

 

 

たくさんの事例をこれでもかと紹介していましたが、事例ではクライアントのサイトを

・小川さんが分析して、気づきを得て、

・クライアントに質問して

・改善案を出す

という一連の流れや、その結果どんな数値になったのかを見ると、Googleアナリティクスというツールがたくさんの可能性を持っていることを改めて感じました。

 

 

日本の第一人者のサイト分析の具体例を見るのは、刺激的!!!!!

しかも話しているのは基本的なことなのに、サイト改善の数値がえげつない (笑)

 

フムフム。

基本がそれだけ大事なのか。

逆をいえば、基本を実践するだけでもいいところまでいけるということかもしれませんね~

 

改善案を出す方法

ここからは、Googleアナリティクスで分析した結果を生かすための改善案に話はうつります。

 

そうそう。

直帰率を下げたい!と思っても、「じゃぁどうすればいいの!?」

て思うこと、よくあります。

 

ここでは、「具体的な改善案が思いつかない」の具体的なHOWTOとして

【比較】【世の中のいい施策を保存】が紹介されていました。

 

 

このあたりは、色んなクライアントさんの事例が満載で、

 

(えっこんなに出していいの?)

 

の連続でした。事例をオンラインで公表するのはNGだそうですが、ちょっとだけチラ見せすると

 

 

・ECサイトのメルマガ売上を増やしたい

⇒メルマガの中でも、成果を出しているTOP5とWORST5を実際に見て比較

⇒傾向と対策がわかる

 

・BtoCサイト・詳細ページの直帰率を改善したい

⇒自社サイト内で比較できないため、同業他社のページと比較

⇒直帰してしまう理由が明らかに。改善へ。

 

このような改善の結果、月間売上がうん百万円かわっていく事例を見ると、データに裏付けされた改善案の威力がすさまじい!!

 

 

【施策を保存】では、心が動いたもの=良質なものをスクラップするように、スクリーンショットを保存するというものでした。

 

たしかに、これなら自分でもできるかも!と思えました。

是非、継続して習慣化していきたいと思います。

 

 最後は、「レポートの自動化」や「おまけ:どのサイトでも使える改善案を1つ」などに触れてセミナーは終了しました。

 

 

今回の当日講演資料は、なんとIT Search+のサイトにアップされる予定です。

 

news.mynavi.jp

 

 なんと太っ腹なんだ!

 

しかも、小川さんがIT Search+のセミナーに登壇するのは12回目ですが、他にも名だたる方が登壇していて、宝の山のようなページになっています。

良かったらご覧ください。

 

 

そして、最後に、今回のセミナーの参加費、おいくらだと思いますか?

 

すごく内容がぎっしりつまって120分。

事例もたっぷり。

終わるころには、帰り道に反芻したいことで頭がパンパン(笑)

それはもう、セミナー後の名刺交換でフラフラするほど。。。

 

それにもかかわらず、実はすべて無料です!!!!!

 

本当に、それでいいんですか!?

マイナビさん!

小川さん!

 

株式会社HAPPY ANALYTICSのWebサイトにいくと

世の中に一つでもよいウェブサイトやサービスを増やすために、存在する会社です

というメッセージ。

  

happyanalytics.co.jp

 

素晴らしいですね。

 

私もヒヨコながらに、「世の中に一つでもよいウェブサイトやサービスを増やす」ことに精進していきたいなと思います。

 

まずはその第一歩として

 

(このセミナーで学んだことを、自分の習慣にしていくぞ)

 

と決意しました。

 

========

(小川から)

井水さん寄稿いただきありがとうございます!

無料でセミナーを行う機会が少ないため、このような機会を頂けることも有難いし、寄稿も嬉しいです。

 

本セミナー、アンケート結果も好評でした!少しブラッシュアップした結果、枚数が多めになってしまったので次回、もし機会があれば最適化して臨みたいなと。

 

 

gyazo.com

確認済み
2 時間 49 分 ago
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