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2021年1月のイベント・セミナー情報

4 years 11ヶ月 ago

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こんにちは。HAPPY ANALYTICS広報担当の井水朋子です。

小川の直近の活動をお知らせさせていただきます。

※2021年1月5日時点の情報です。 詳細はリンク先をご確認の上、お申込みください。

(時系列)

 

 

■1.宣伝会議:データマーケター育成講座

2020年12月3日(木) に開講した第14期講義。小川は「ウェブサイトの分析方法を知る」のテーマで1/14、1/21の講義を担当します。

イベント名 宣伝会議:データマーケター育成講座
タグ 宣伝会議, データマーケター,オンライン
日時 1月14日(木曜日) 1月21日 (木曜日)
時間 19:00~21:00
場所 オンライン
定員 40名
費用 99,990円(全8回)
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください。

lp.sendenkaigi.com

 

  

■2.宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座

清水誠さんとペアでお送りするロングラン中の講座です。

イベント名 宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座
タグ 宣伝会議, データマーケター,オンライン
日時 1月 15日 (月曜日)
時間 10:00~14:00
場所 宣伝会議セミナールーム(新青山東急ビル 8 階)予定
費用 42,900円
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

www.sendenkaigi.com

 

  

■3.【実践webマーケティング実務・基礎編】1日でマスター!Googleアナリティクス徹底活用ワークショップ

1日かけてじっくり学ぶ講座です。

イベント名 【実践webマーケティング実務・基礎編】1日でマスター!Googleアナリティクス徹底活用ワークショップ
タグ  
日時 1月 21日 (木曜日)
時間 9:30~17:00
場所 株式会社セミナーインフォ内
MAP https://www.seminar-info.jp/entry/pages/access2
定員  
費用 60,000円
主催 株式会社セミナーインフォ
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

seminar-info.jp

  

■4.DX Marketing Innovation Summit 第1部「Google アナリティクス4」で何が変わったか??

1日かけて、時代にあったマーケティング手法・営業方法、採用方法・働き方革命・分析手法・マーケティング方法などを講演するサミットです。小川卓は2020年10月にバージョンアップしたGoogleアナリティクス4について話します。

イベント名 DX Marketing Innovation Summit 第1部「Google アナリティクス4」で何が変わったか??
タグ Googleアナリティクス4, デラックス ,
日時 1月 29日 (金曜日)
時間 10:05~10:45
場所 オンライン
費用 3,000円
主催 株式会社PersonalMarketing
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください。

personalmarketing.jp

 

以上、1月5日時点のイベント・セミナー情報でした。

最新情報は、弊社Twitterアカウントや小川卓のTwitterアカウントからもご覧になれます。

 

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2020年12月に掲載された記事など

4 years 11ヶ月 ago

 

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こんにちは。ハピアナ広報担当の井水朋子です。

先月、小川が執筆した記事や、小川が登場した記事をまとめて紹介いたします。

 

~ラインナップ~

  1. アークランドサカモト 杉山健一郎 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(2)提案型ウェブアナリスト育成講座について
  2. アークランドサカモト 杉山健一郎 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(3)上場企業でデジタルマーケティング部門立ち上げのリアル
  3. ウェブ解析、ウェブアナリストはこれからどうなるのか?15年以上のキャリアを持つウェブアナリスト3名が語るウェブ解析の現在と未来
  4. まぐまぐ大賞2020
  5. 【新登場 Google Analytics 4】を分かりやすく解説(基礎知識 編)
  6. 【ウェブアナリストの稼働時間・収入・業務内容など】2020年の「HAPPY ANALYTICS」のお仕事を振り返る

(※順不同) それではお楽しみください!

 

■1.アークランドサカモト 杉山健一郎 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(2)提案型ウェブアナリスト育成講座について

提案型ウェブアナリスト育成講座の卒業生対談企画第4弾です。

 

  • 媒体名:リアルアナリティクス
  • 公開日:12/1

 

analytics.hatenadiary.com

 

 

■2.アークランドサカモト 杉山健一郎 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(3)上場企業でデジタルマーケティング部門立ち上げのリアル

提案型ウェブアナリスト育成講座の卒業生対談企画第4弾です。

 

  • 媒体名:リアルアナリティクス
  • 公開日:12/2

 

analytics.hatenadiary.com

 

 

 

www.youtube.com

■3.ウェブ解析、ウェブアナリストはこれからどうなるのか?15年以上のキャリアを持つウェブアナリスト3名が語るウェブ解析の現在と未来

10/23に行われたウェビナーを再構成したものです。

 

  • 媒体名:電通デジタル社 コラム
  • 公開日:12/3

 

www.dentsudigital.co.jp

 

 

■4.まぐまぐ大賞2020

小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」が部門別賞『専門』の第4位に選ばれました。ありがとうございました。

 

  • 媒体名:まぐまぐ
  • 公開日:12/18

 

www.mag2.com

 

 

■5.【新登場 Google Analytics 4】を分かりやすく解説(基礎知識 編)

Faber Companyのインターンの方と対話形式で進んでいく形式で、初心者の方にもわかりやすい内容です。

 

  • 媒体名:Youtubeミエルカチャンネル
  • 公開日:12/22

 

www.youtube.com 

 

■6.【ウェブアナリストの稼働時間・収入・業務内容など】2020年の「HAPPY ANALYTICS」のお仕事を振り返る

毎年恒例、1年間の振り返り分析ブログです。超ロングですが、アナリスト小川卓の本領発揮です(笑)

 

  • 媒体名:リアルアナリティクス
  • 公開日:12/29

 

analytics.hatenadiary.com

 

以上、2020年12月の掲載情報でした。

最新の掲載情報は、弊社Twitterアカウントや小川卓のTwitterアカウントからもご覧になれます。

 

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ウエブル 増子愛 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談 (3) 数値的根拠で改善提案へ

4 years 11ヶ月 ago

小川卓の対談企画、第5回のお相手は増子愛さんです。

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第五回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第3期卒業生で、(株)ウエブル 代表取締役 増子 愛氏。

全3回でお届けする対談の最終回は、提案型ウェブアナリスト育成講座で得たというビジネスロードマップとカスタマージャーニーについて、また将来の展望について伺いました。増子さん作成資料も公開です。

(株)ウエブル 代表取締役 増子 愛(ますこ めぐみ)
富山県出身。大学で東京に行き、新卒で富山のHR系SaaSの会社にプログラマとして入社。SaaS開発、ECサイトの店長、フリーランスを経て2016年株式会社ウエブルを設立。2019年提案型ウェブアナリスト3期を修了し、分析を活かしたコンサルテーションの幅を広げて活躍中。

進行・編集は、HAPPY ANALYTICS広報 兼 エスファクトリーウェブディレクターの井水朋子がつとめます。

 

(3) 数値的根拠で改善提案へ

増子さんのプレゼン資料公開

小川卓講座での増子さんのプレゼンは、なかなか面白かったですよね。紙芝居みたいなヤツ。「ところで、一方は・・」というフレーズが入って、「紙芝居始まったぞ」みたいになって(笑)

井水朋子紙芝居みたいなレポートってあんまりイメージわかないんですけど、小川さんが気になったポイントは、テーマが移っていく感じですか?

増子今もありますよ。これです。

小川卓これこれ。そうです。プレゼンとしてはいいんです。お店の人の実感値をヒアリングしているなどなど、中身もとてもいいんですよ。聞いている側も、すーっと入ってくるんです。話は変わりまして・・って(笑)

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全員:笑

 

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小川卓レポートに増子さんの性格がそのまま出ているんだなと思いましたね。

増子語り部みたいで・・改善しなきゃいけないですよね。最近作ったレポートから改善して、最近作ったのはまじめですよ。

 

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某日用品メーカー様公式ECサイトの現状分析改善レポートの1ページを本ページ公開用に再現していただきました。

 

 

 

 小川卓まじめというか、あえてまじめにしたというか(笑)

増子これは、馬場さんに相当しごいてもらいました(笑)

小川卓馬場さんは提案型ウェブアナリスト育成講座の卒業生。

井水朋子すごい、期も違うのに、どういう流れで。

増子馬場さんとはありがたいことに、提案型ウェブアナリスト育成講座の卒業生slackの中でお知り合いになり、交流が始まりました。今回、半年ぶりくらいに、提案型のレポートを作ろうとして、データとにらめっこして、数値から提案につながらない、改善につながらないと、モヤモヤしていた時に、卒業生slackでやり取りしたら、馬場さんが「壁打ちしますよ」って言ってくださって、忙しい合間を縫って週に2時間くらいずつ壁打ちしてくれました。

井水朋子すごいですね!

小川卓不思議なご縁でつながって。。ありがたいですね。卒業生の交流は、今後もしていきたいけど、コロナで飲み会はできていないですね。この間も卒業生向けにGoogleアナリティクス4の勉強会をしましたけど。

 

(参考リンク)※一般向けのGA4セミナー

 

 

増子オンラインで参加させてもらいました。

 

(参考リンク)

この卒業生インタビューの第一回で馬場さんにインタビューしています。

analytics.hatenadiary.com

 

 

ビジネスロードマップとコンセプトダイアグラム

 

増子講座で学んだことでいうと、ビジネスロードマップとコンセプトダイアグラムが良かったです。

井水朋子講座を受ける前と後だと、分析の仕方が変わりました?

増子前までは、局所的に目についた値を見ていました。全体像が見えていなかったんですね。講座でビジネスロードマップとコンセプトダイアグラムを学んだことで、全体の中のどこがボトルネックになっているのかというところを見られるようになり、本格的に体系だててできるようになりました。

小川卓なるほど。

増子ビジネスロードマップを、データポータルにしたのがこちらです!

 

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増子さんがe-花屋さん様のサイトで作成したデータポータル画面。サイト流入~サイト訪問~商品詳細~購入のロードマップおよび、ランディングページのデータが一目でわかる。店長さんとの戦略立案と仮説検証や、お客様内製チームの粘り強い改善作業の末、20万円台だった収益が半年後に200万円近くへ。

 

小川卓いいですね、いいですね、すごい!見やすいですね。

増子ありがとうございます。

小川卓左から見ていって、KPI、数字を入れて頂いていて、うんうん・・

井水朋子データポータルをこんなおしゃれに作っているの初めてみました!

増子ありがとうございます。一応デザインも、元々一人Web制作工場だったので少しこだわっているかもしれません。

小川卓そこは人それぞれバックグラウンドがありますよね。ウェブ畑からくるか、制作畑からくるか、広告畑からくるか等など、このあたりの特徴や癖ってやっぱり出ますね。

井水朋子私は同業ながら、すごいな、わかりやすいなって、ちょっと感動しました。

増子ありがとうございます。

小川卓いいですよね。

増子励みになります(笑) しかし本当にすごいのは、分析結果を元に、気の遠くなるようなPDCAの改善作業を半年にわたって粘り強く続けられたe-花屋さんの店長さんとスタッフさんです。ゼロイチからはじめて、売上が10倍になる過程を伴走させて頂いたことが私たちにとっても貴重な学びになりました。

増子最近作ったレポートは、各ページへの流入を数字で見える化して、どこの数字が思ったよりも良いか悪いかを表現しています。

 

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某日用品メーカー公式サイトの流入分析。本ページ公開のために数字を変えて再現してあります。

 

小川卓いいですね、ちゃんと整理していて。パッと見、どこに人が多くて、どこを改善できそうかが判断できますね。こういうレポートがないと、改善とはあまり関係ないところから手をつけてしまうこともありますからね。

増子全体の中でどこをてこ入れしたらインパクトが大きいのかが、優先順位づけができるのと、意図したところに意外と集客できていないといったことに気付けたりと、非常に役立っています。ちなみに、こちらの某日用品メーカーさんは、昨年からお付き合いがあったのですが、今年になって、「小川先生の資格をもっていましたよね?」と言われ、提案型のレポートを作成しました。50項目にわたる改善施策が出て、優先度の高いところから着手していますが、「ビジネスや社の体制など、いろんな経緯を理解した上での情報提供がうけられている」と喜びの言葉をいただいています。

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2019年提案型ウェブアナリスト育成講座の卒業記念写真(増子さん提供)

 

分析を「社内の集合知」にしていきたい

井水朋子今後していきたいことや夢はありますか?

増子分析を社内の集合知にしたいですね。

小川卓どういうことですか?(笑)

増子実家での仕事の時も属人化を排除するために、誰でもできるようなシステム作りを考えましたが、制作会社では属人化をなかなか排除できないんですよね。

小川卓なるほど、お客様との関係もあるし、自分では作れないこともありますからね。

増子サイト制作は、なんらかの成果を求めて制作することも大事なので、それに関わる者として、最低限ウェブ解析に基づいた話ができたり分析・改善、その先にある結果を見据えた制作をしていくべきだなと考えています。ただ、テンプレートを使って分析できたとしても、それ以上のビジネスを理解して、その数値からどう改善を出すかというのはなかなか難しいですね。そこで、日々データを見ながらメンバーと話していく中で、それを集合知として、ノウハウを育てたいなと。

小川卓全員が分析できるかというとなかなかね。分析の仕方や虎の巻、こういう改善案ならいけそうとかね。

増子あとは、クライアント様のサイトが作りっぱなしにならないように、今後の提案の中でウェブ分析をメニューに入れていきたいなと考えています。そういえば、馬場さんに、「来年には、一人ぐらいはウェブ解析士を専業で雇えるようにしたいですね。」って言われてます。

小川卓分析専業じゃないけどね。

増子分析を当たり前にできる制作会社になりたいです。

小川卓提案型ウェブアナリスト育成講座卒業生のslack部屋では、サイトURLを送って、改善のアイデアを出してもらいましたけど、そんな感じでアイデアを出し合えるといいですよね。増子さんにアイデアをもらったり、増子さんが持っていなくても、ほかの人からアイデアをもらったり。色んな人からアイデアをもらうということも、やっぱり大事だと思いますね。「自分のベースがここだから、もっといいことありませんか」って聞いちゃっていいわけで。

増子ひとりで見るよりも、多様な視点からみることで、偏りなくみることができますね。多様なバックグラウンドを持つ人へのリスペクトがあり、その多様性・多様な視点を大事にしているところも、提案型コミュニティの素敵なところだと思います。

小川卓サイトにずっと携わっていると、今までの経験を踏まえた視点になっちゃうからね。アイデアを色んな人からもらって、データを踏まえて、これを試す価値がありそうってできるといいのかなって、思いますね。前の会社にいた時は、新しい人が入ってくると、その人にサイトを見てもらったりもしていましたね。「あ、そこでつまづいちゃう」みたいな事も結構あります。「これわかりづらくないですか?」って言われて、初めて気がつきますね。経験するほど、わかりづらいっていうことがわからなくなってしまうと。

増子当たり前になっちゃうんですよね。

小川卓詳しくない人が見た方がいいっていうのもあるんで。

増子いろんな人を巻き込んでやっていきたいですね。

小川卓それがなんかね、社内に伝わって出てくるといいんですね。

 

富山にウエブルあり!

井水朋子個人的な夢はありますか?

増子増子個人ですか!増子個人としては・・・

増子東京に行きたいですね!口実はいつも探しているんですけど(笑)

小川卓アピールしておいた方がいいですよ。

増子東京。東京に行きたいです!(笑)

小川卓東京の仕事募集中です!(笑)

増子なぜ東京にいきたいかというと、私は東京の大学に行って、学生時代に子ども産んで富山に帰ってきたので、もう少し東京でチャレンジしたかったなっていう想いがありますね。

小川卓社会人としてのチャレンジですね。

増子リモートワークを進めて、場所にとらわれずに仕事ができる環境になってきたと思うんですよ。東京の仕事を富山でしてもいいし。そこで得た知見を富山に持ち帰ることもできるので、地元への貢献にもなると思っています。もともと、小川先生のセミナーを東京で受けさせてもらって、富山のブランドにも貢献できるという喜びもあって、両方をしていきたいなと思っています。ウエブルは、東京にもオフィスがあるんですが、東京勤務の子も今、分析を勉強してくれています。

小川卓仕事募集中です!(笑)

 

一同:(笑)

 

小川卓10年後、20年後ってどんなイメージされていますか?

増子野望だけ言うと、100人くらいの会社にしたい!

小川卓もっと貢献できると。

増子東京にも福岡にもベンチャーみたいな会社があると思うんですけど、富山にいる時、そういう雰囲気ってあんまりなかったので、モヤッとしたんですよね。「富山に帰ってきても、ウエブルっていう、おもしろいベンチャーがあるんだぞ」っていうことを、若い人に思ってもらえるような会社にしたいなと、目指していますね。

井水朋子はい。人募集ってことですね。

増子デザイナーがいないんですよ。今はデザイナー!

小川卓アピールしときましょう(笑)

増子デザイナー募集中です!(笑)

 

 - ありがとうございました -

 

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ウエブル 増子愛 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談 (2) 提案型ウェブアナリスト育成講座について

4 years 11ヶ月 ago

小川卓の対談企画、第5回のお相手は増子愛さんです。

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第五回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第3期卒業生で、(株)ウエブル 代表取締役 増子 愛氏。

全3回でお届けする対談の2回目は、提案型ウェブアナリスト育成講座を知ったきっかえや受講で得たことを伺いました。

(株)ウエブル 代表取締役 増子 愛(ますこ めぐみ)
富山県出身。大学で東京に行き、新卒で富山のHR系SaaSの会社にプログラマとして入社。SaaS開発、ECサイトの店長、フリーランスを経て2016年株式会社ウエブルを設立。2019年提案型ウェブアナリスト3期を修了し、分析を活かしたコンサルテーションの幅を広げて活躍中。

進行・編集は、HAPPY ANALYTICS広報 兼 エスファクトリーウェブディレクターの井水朋子がつとめます。

 

(2) 提案型ウェブアナリスト育成講座について

小川卓との出会い

増子フリーランスの頃、小川先生をschooでお見かけして、幸せそうに分析を語られる姿に、なんてすてきな!と思って。こっそり地元のセミナー主催の機構に、「小川先生をお呼びしてください」とオファーしました。

小川卓ありがとうございます。それで今回も富山にセミナーで呼んでいただけて。

井水朋子セミナー開催した場所と御社が同じビルなのはそういう理由なんですね。

増子小川先生が富山へ会場に居合わせた瞬間に、「あ、小川先生ですよね」って言って。

 

全員:笑

 

増子数年前ですよね。

 小川卓ちょうど会社をつくられた直後で。

 

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2017年富山のセミナー時の記念写真(増子さん提供)

 

増子お客さんに、サイト制作だけでなく分析や改善を「やりましょう!できますよ!」と言うには、まずは自分が実力をつけるのが先で、そこを何とかしたいなと思っていました。自分に力をつけて、お客様に「やりましょう」と言いたくて、先生のところの提案型ウェブアナリスト育成講座に飛び込んだ感じですね。

小川卓なるほど、ありがとうございます。

増子東京に行きたい、子育てで都落ちして東京に返り咲きたいという野望や、会社も軌道に乗って投資できるタイミングだったことも重なり、申し込ませてもらいました。

 

提案型講座で学んだ、KPIの決め方

 井水朋子提案型ウェブアナリスト育成講座で印象に残ったのは?

増子KPIの決め方は、もう衝撃で!!今のクライアントにも、「KPIを決めるということは意思決定ですよ、ここに今期のリソースを投資して改善するぞという意思決定なんですよ」という話をしています。

小川卓KPIは、単なる数字決めではないですよっていうわけです。その数字を上げるために、人モノ金技術を寄せていく、他を捨ててでもここをやりますかっていう覚悟だという話ですね。

増子ビジネスとして何を成し遂げていきたいのかということに関わってくるで、ここはクライアントとやり取りをしながら、なんか深いなと。その前提となる中期計画などがある会社であれば、そこを理解したうえで、売り上げにつなげていかないと。かつそれが実現可能で、測定可能で・・

小川卓SMARTの考え方ですね。Specific(具体的に)、Measurable(測定可能な)、Actionable(実行可能な)、Realistic(現実的な)、Time-bound(スケジュール決めが出来る)。KPIの決め方重要だよね。ここがブレちゃうと、どうしてもこちらから言っても動いてくれなかったりしちゃうからね。

井水朋子そのお話をお客さんにした時、受け取り方はどんな感じでした?

増子すごく納得していただいて、とても慎重にKPIは決められましたね。ただ、改善速度のはやいお客さんだったので、半年くらいKPI追求しましょうというのも、一、二カ月くらいでコロコロ変わっちゃいましたが(笑)

小川卓まあ、早いのはいいことだからね。

増子内製チームの方がどんどん変えていかれてましたので。

小川卓わかるわかる。

井水朋子高速でPDCAが回って、前倒しで仕事が終わっているということですもんね。

小川卓現場は改善ばかりだから大変そうですけどね。

増子今日さっきのセミナーで(編集注:小川は午前中に同会場で登壇していました)質問に来られていた古永さんがその方です。すごく熱心で努力家な店長さんです。

小川卓提案型ウェブアナリストの育成講座でサイト分析して、発表されていましたよね。e-花屋さんでしたっけ?

 

講座の分析モニターからご依頼をうけたクライアント

 

増子e-花屋さんは、講座でモニターになってくださり、改善提案のレポートを作ったのをご覧いただいて、「ああこれはいいね」と正式に半年のコンサル契約を頂いたんです。それまでは、ECサイト制作や内製化のサポートでお手伝いをしていたんですけど、内製スタッフさんが育たれて、徐々に運用へとなって、解析のコンサルをお願いしたいといっていただいて。

【e-花屋さん】

https://www.bokunomidori.jp/

井水朋子おぉ、すばらしいですね。

小川卓ありがたい!いい話でしょう?(笑)

 

全員:(笑)

 

増子講座の途中の頃から興味は示してくださっていて、講座のレポートや宿題を、ちょこちょこお見せしていたんですよ。講座で「そのユーザーの気持ちになって、再度使ってみてくださいね」という宿題が出て、それをレポートにして伝えたら喜んでくださって。それでさらに興味を持ってくださったというのがありましたね。

小川卓私としても、そういうお話があるとうれしいですね。講座で一生懸命作ったレポートも成果物だし、それをお客さんに見て活かしてもらうと。あの時、増子さんがいいの作ってくれたのもあるからだね。

増子いえいえ、そんな。

 

講座のセグメントノックには鍛えられました

 

井水朋子セグメントのノックですか!?

増子ノックってあれです(笑)

小川卓あれね(笑)3時間まるまる、Googleアナリティクスのセグメント講座。

増子あれは鍛えられましたね。あの後、クライアントさんから、「このセグメントを作るにはどうすればいいですか」という質問を浴びせられて、本当によかったです。本気で分析したい人、ページ単位や商品単位に絞り込んみたい人に答えることができました。

小川卓ちょうど今進んでいる提案型ウェブアナリスト育成講座でも、次回がこのセグメントです。3時間ずっと、宿題も出ますからね。(編集注:インタビュー実施は2020年11月中旬)

増子宿題は先生が採点してくれるのを、すごくドキドキしながら見て、同期の中で「私何点でした」と話してました。

小川卓なかなか満点取るの難しいですからね。

井水朋子フィードバックってどうでした?

増子先生のフィードバックがすごく丁寧なんです。抜けているところを補ってくださったり、これとこれはやっておきましょうねと必要なものを個別かつ具体的に書いてくれて。ここまでしっかりフィードバックくださるなんて!しかも早いんですよ。さらに、その時の質問も、丁寧に返してくださって。

小川卓こういう表現した方がいいんだよと、私が代わりに表やスライドを作ることもありますね。

増子なんか久しぶりにちゃんと誰かに、見てもらえる安心感を感じました。私としては、普段は社長ぶってしまうじゃないですか(笑)

 

全員:笑

 

小川卓増子さん、ちょっとね、えらい人だから(笑)

増子講座では多様なバックグラウンドを持っている方同士で支えあったり気づきあったりして、切磋琢磨しながらも、安心感をもって取り組めるというのがとてもよかったですね。

 

講座同期のレポート

 

井水朋子一緒に受けた同期の方で気になった方はいましたか?

増子レポートで伝説的なのは、伊野本さんの空の色ですね(笑)

小川卓そうそう!伊野本さんのレポートも面白かったんですが、時間によってトップページの写真を変えた方がいいっていう分析をしていましたね。

増子空の色によって離脱率が違うと。それを先生がおもしろいって思ってらっしゃって、反響になりました。

小川卓レポートの表現も独特で、例えば平日は訪問が多いけど、コンバージョンは週末が多いというのをタブローを使ってビジュアルで表していて、あれはとても伝わりやすいですね。自分にはちょっとできなくても、分析の視点や方法が参考になるなというのがこの講座ならではです。やっぱり、みんなで一緒にするからというのはありますね。

増子もう一人仲良くしていただいた高見さんは、デザイナーさんだけあって、レポートがすごい可愛いんですよ。

小川卓すごかったですね。高見さんのあのレポート。イラストレーターで作っているということで、見たことがないくらいきれいなグラフ・ビジュアルでしたね。

増子本当ですよね。

小川卓パワーポイントっぽさってあるじゃないですか。でもあれは明らかに違いましたね。こんな見出しを作れないぞと。真似はできなくても、受講者のみなさんにいろいろなバックグラウンドがあるからこそ、今まで見られなかったようなレポートに出逢えることがありますね。

 

最終回となる次回は、提案型ウェブアナリスト育成講座で得たというビジネスロードマップとコンセプトダイアグラムなどを増子さんの作成した資料を交えて紹介しています。

ウエブル 増子愛 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談 (1)フリーランスから制作会社へ

4 years 11ヶ月 ago

小川卓の対談企画、第5回のお相手は増子愛さんです。

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第五回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第3期卒業生で、(株)ウエブル 代表取締役 増子 愛氏。

全3回でお届けする対談の1回目は、富山県と東京都で活躍する増子氏に、創業当初や創業前のフリーランス時代について話を伺いました。

(株)ウエブル 代表取締役 増子 愛(ますこ めぐみ)
富山県出身。大学で東京に行き、新卒で富山のHR系SaaSの会社にプログラマとして入社。SaaS開発、ECサイトの店長、フリーランスを経て2016年株式会社ウエブルを設立。2019年提案型ウェブアナリスト3期を修了し、分析を活かしたコンサルテーションの幅を広げて活躍中。

進行・編集は、HAPPY ANALYTICS広報 兼 エスファクトリーウェブディレクターの井水朋子がつとめます。

 

(1)フリーランスから制作会社へ

設立4年、営業なしで受注してきた経緯

井水朋子増子さんのお仕事について教えてください。

増子富山県でウェブ制作会社の株式会社ウエブルという会社をさせていただいています。設立して4年です。

小川卓あれ、もっと長そうですが・・

増子フリーランスの時間があって、法人化してからは4年ちょっとくらいです。

小川卓お客様は富山のお客様が多い感じ?

増子主に富山の中小企業さんです。富山と東京でいったら、8対2か7対3くらいかなという感じです。

井水朋子どういう業種が多いとかありますか?

増子業種に特別なかたよりはないですね。もともと地場産業の味噌屋さんやお菓子屋さんのようなメーカーや地場の個人商店さんが多くて、法人化してからは、法人企業さんが増えたり、代理店さんの下請もしたりしていろんなところをさせてもらっています。

小川卓どういうきっかけでお声がかかるんですか?

増子全く営業をしたことがないです。何かしらの勉強会でご一緒したり、自身が登壇したセミナーのあとにでお声がかかったりして、ご縁をいただくことが多いです。

井水朋子2020年のはじまりからコロナウイルスの流れがありましたけど、その影響は?

増子オンラインの施策に切り替えられるという方が多く、オンライン販売などを支援することが増えています。中には、半分はお手伝いボランティアというか支援パックみたいなものを作って、店舗が運営できてなくて困っている、在庫を抱えてしまっているという方のオンライン販売を支援することも。

小川卓店舗に人が来なくなったので、今までオフラインでしていたことをオンラインにしていくお仕事が増えているという感じですね。

 

リモートワークへの取り組み

小川卓もともと御社はコロナ前からリモートで働かれていたんですよね?

増子創業以来ずっとリモートワークの会社です。私自身が学校をリモートの卒論で卒業したという経験がありまして、子育てしながらでも、家庭責任がありながらでも、両立しやすい働き方というのを追求していったところこうなりました。ここにきて・・

小川卓私が富山にきたという(笑)

(編集注:本対談は、小川が富山に行き、ウエブル社近隣で実施しました。)

一同:(笑)

対談風景

 

増子もともとリモートワークを広めていくぞという気概もあったんですけど、このご時世で勝手に広まっていきました(笑)

小川卓お客様とのやりとりは?打ち合わせでお客様のところには行っていました?

増子そうですね、今まではお客様のところに行くことが多かったんですけど、最近ではお客様もほとんどがオンラインにも対応されました。大きな変化ですね。

 

お友達価格からの脱却

小川卓先ほど、お仕事が、勉強会やセミナー経由でくるとのことでしたが、お友達価格になってしまいませんか?

増子フリーランス時代に一度それで擦り切れて、「価値のあるものを提供していかないと」と思ったのが、法人化のきっかけの一つです。

小川卓難しいですよね~。

 増子従業員に対する責任もあるし、正規の価格で依頼している方たちにも失礼のないようにということで、なるべくお客様同士で差がないようにしています。ちょっとおまけしているっていうのはありますけど。

小川卓富山の文化としては、Webにお金を使えということになっているんですか?

増子うちの場合、制作会社からスタートして、分析単体でお金を頂くのは難しいと感じています。やっぱり、コンサルや分析にというよりは、制作で形のあるもの方が多いのかなと感じます。

小川卓難しいよね。

増子最初、難しかったんですけど、先生のセミナーに出させていただいてからちょっと変わってきたんですよ。

小川卓お!それはよかったです。ありがとうございます(笑)

増子小さい事業会社さん相手ですと、サイトを作るお金は投資できても、運用は自分でということが多かったです。そうなると、サイトを作りっぱなしになってしまうのが課題です。行った施策が、本当に成果を出しているのだろうかと思います。もし成果がでていなかったら、次にどういうアクションを起こしていくかしっかり提案をしていかなきゃいけないっていう課題感や後ろめたさみたいなものは、ずっとあります。

小川卓なるほど。

制作からコンサルティングへのシフト

井水朋子フリーランスの頃は、サイト制作した後、運用でのお付き合いはありましたか?

増子制作費用として費用をいただいていました。分析をご提案できていなくて、なんとなくお客様の成果が気になって、Googleアナリティクス見てというのはありました。

小川卓ちょっとサービスっぽくなってしまいますよね。制作でお金いただいて、その後のアクセスを聞かれたから見る、気になったから見るっていう感じだよね。一応お金は取っていないけどGoogleアナリティクスの数字は見られるから見ると。

増子まあそうですね(笑)これってコンサルなんじゃないとか、どこかで思って。

小川卓どこかでただ働きになっちゃうし。

増子もともと前職でネットショップの店長をしていたのもあって、成果や費用対効果にシビアになってしまい、ビジネス観点からアナリティクスは見るんですけど、そこにお客さんに投資をしてもらって、それこそABテストして、費用対効果が得られるほどの規模感にネットショップがまだなっていなかったりすると、そこでも提案ができずに・・・。

 小川卓そうですね。そうするとまずは人集めましょうになってしまいますもんね。

増子提案型ウェブアナリスト育成講座を受けた今は、数値的根拠に裏付けした提案ができるようになって、サイトでもFacebookでも、「分析をしています!」とうたえるようにりました。解析の資格を持っていたよね?とお声がけいただく機会も増えました。

 

そろばん・手書きからEC販売まで

増子フリーランスになる前は新卒でHR系、採用系のSaaSのプログラミングをしている会社にはいりました。その後、実家の商社に入ったんです。そしたら業務が全部手書きなんですよ。そろばんとか!

二人:そろばん!?

増子事務の効率化・ビジネス改善をしてくれと言われたときに、私は一生事務員なんて絶対嫌だからと(笑)誰でもできるようなシステム作りを考えました。

井水朋子そういう思いから仕組化していくというのは大事ですよね。

小川卓ですね。ずっと一緒に働いていくとは限らないですからね。

増子業務改善をして、無駄な経費を削減した後、今度は売り上げを上げようと考えたときに、ネットショップの店長をしました。薬屋さん向けの卸売業者なんですけど、ネットショップで薬を売るにはちょっと制限があるので、富山県の特産品を売っていたんですよ。自分でお米とかホタルイカとかを仕入れて(笑)

小川卓すごい!

増子バイヤーもしました。仕入れて売っていたんですけど、特産品というのは、利幅の関係でちょっと難しいので、元々本業で扱っている商品をということで、健康食品を楽天で販売する方向にシフトしました。

井水朋子なるほど。

増子そこそこ売れたんですが、そんな時に調子にのって広告費を使いすぎて、赤字になってしまった、責任取らなきゃということに・・。実家の誰も責めないんですけど、「一年間お給料いらないから」といって、無償で楽天ショップを運営してその赤字を埋めるとともに、私自分で食べていくわと。翌年、赤字の額の二倍の黒字を出しました。

二人:すばらしい!

増子今では笑い話です(笑)

小川卓普通だと、そのままネットショップ店長を継続していこう!と、なりそうだけど、思わなかったの?

増子卸売業者が直売することになるので、toBのお客様の手前、あまりビジネスをスケールさせられないなというのがありました。副業でしていたWEB制作業がフリーランスとして自分一人が食べていけるよういなっていたので、独立しました。

井水朋子親御さんの仕事もきちんと受け継ぎ、大事にしながら、また新しい形も作っているのは、さすがだなと思います。

小川卓うんうん。

増子責任を感じつつ、でも、自分がしたいこともしたいですからね。

 

増子愛氏

 

女性ふたりで創業

小川卓最初から一人で創業でした?

増子フリーランスのときは、ひとりで2年間。そのあと、またいろいろありまして(笑)

<川崎さん、参加>

川崎押しかけました、スタッフの川崎です!増子はもともと会社の後輩なんですけど、株式会社に、法人にしようと思うんだというので押しかけました(笑)

小川卓最初から雇う気は・・?

増子最初から2人分養うほどの売り上げが・・。

小川卓わかります、わかります。

増子そこで「先輩もフリーランスになったらどうですか?」と。

 

全員:笑

 

増子それで川崎が半年くらいフリーランスした後、私が「法人化しようかな」と言ったら、もう一回、「じゃあ一緒にやりたい!」と声をかけてくれました。「私の給料低くていいから。一緒に苦楽を共にして成長していこう。」と言ってくれたんです。

小川卓なるほど、なるほど。

増子川崎とは欠点がうまく補える関係なのかなと。私は結構ネガティブというか、根明に見えるんですけど、深刻に考えすぎるところがあって。そこで彼女が壁打ち相手になってくれて、ポジティブになれます。

井水朋子増子さんが深刻に考えるタイプって言っていましたけど、川崎さんはどういうタイプ なんですか?

川崎生まれつき、深刻性に欠けているタイプ?!

一同:笑

 

一人ひとりが働きやすい会社へ

 

増子21歳の時から子育てをして、20代は3人の幼児の育児をしながら過ごしたので、物理的時間的に拘束される働き方に課題を感じていました。学生で子どもを産んたので、普通のキャリアを積めなかったというのも大きかったですね。そこで、子育てしながらでも、自分の能力を発揮できるような雇用形態を作れないかなと考えてきました。

小川卓うんうん。

増子子育てに限らず、物理的に離れている、転勤族、介護がある、発達障害だけど家の中では働きやすいという人がいて、そんな人たちも働けないかなっていう課題感を持っての創業でした。子育てしているから、とかでなくて、『自分に働きやすい形』をテーマにしています。

小川卓ちなみに男性・女性の比率は?

増子ひとりは男性で、他は全員女性ですね。ただ、男性もイキイキと働ける職場環境だと思っています。夕方、幼稚園のお迎えに行く、イクメンパパです。

小川卓先ほどのリモートの話もありますけど、ほかに意識していることってあります?

増子最近、5時から22時の間なら自由に働けるという風に時間の制限を取っ払ったことと、あと、一日のうちで7時間働いても9時間働いても、3カ月単位でならして精算できるような働き方ができないか、弁護士さん等に相談しています。就業規則を整えていくところです。

小川卓昼にお子さんがいらっしゃっても、好きな時に働けるようにとかね。

増子習い事の送迎で中抜けしたり、定時に犬の散歩したり、色んなスタッフがいます(笑)

井水朋子私も年が近いし、子どもがいるんですけど、とても働きやすそうですね。

 

次回では、HAPPY ANALYTICSが主催する提案型ウェブアナリスト育成講座を受講するきっかけや、受講で得たことなどを伺いました。

【ウェブアナリストの稼働時間・収入・業務内容など】2020年の「HAPPY ANALYTICS」のお仕事を振り返る

4 years 11ヶ月 ago

毎年1回の年間振り返り記事です。今年も長文ですので、年末の暇つぶし的に見ていただければ!

 

 【目次】

長いので3段でまとめると

1)稼働時間2,287時間(前年比31%増)。過去5年で最大に。売上は前年比33%増。純利益率は32%(前年比微増)。コロナ禍にも関わらず(だからこそ?)セミナーや社内勉強会の講師回数は増加。145件と過去最高(前年比+29件)となりました。

 

2)仕事の内訳自体は大きく変わらず。コンサル関連で58%・セミナーが26%・その他(執筆・会社としての仕事)が16%。

 

3)スタッフ体制での活動開始・Pardot/SFの利活用・施策掲示板やGA4の資料公開などによりリード数は大きく増加。年初2,200件だったリードが、5,300件に。おかげで育成講座や自社セミナーの参加人数が増えてきています。

  

 

簡単に自己紹介

ウェブサイト分析や改善提案、コンサル、講師、執筆などを行う「ウェブアナリスト」として活動しています。リクルート・サイバーエージェント・アマゾンジャパン等の事業会社で10年以上働いた後、2015年にフリーに。2017年1月に「HAPPY ANALYTICS」として法人化。単著6冊、その他共著多数。詳しくは以下公式プロフィールサイトをご覧ください。

 Taku Ogawa(小川 卓)

  

2020年の主な取り組み

2020年1月

Googleマーケティングツール講座【オンライン版】の販売開始。ぼちぼち売れております。

・スタッフ8名に参加いただき、Facebook/Twitter/ブログ等の広報機能を強化。

・初の税務調査。税理士さんにも、弊社(自宅)にお越しいただき2日間対応いただきました。特に問題もなく無事に終了

・名古屋及び大阪で講演

  

2020年2月

・まぐまぐで有料メルマガ(550円/月)発行開始。年末時点で150名の読者。徐々に増やせていけたら。月2回発行で今年は21本お送りしました。

www.mag2.com

・オンライン講座告知のため、Facebook/Twitter広告をスタッフに運用してもらう(セミナー等で使う広告管理画面のデータが欲しかったのもあります 笑)。月10万円くらいで3ヶ月実施。一応1件獲得出来たので収支的にはとんとん。

・スクーで全3回の講座。

schoo.jp

・福島県で講演

 

2020年3月

・(APIを使いたくて)SalesforceのEnterprise版を契約。社内の様々な数値をGoogle データポータルにまとめる取組開始。詳細は以下記事で紹介いたしました!現在もがっつり活用中です

analytics.hatenadiary.com

 ・ウェブ解析士主催で「ウェブ解析士のサイトをライブ解析」するイベントに登壇。300名以上に参加いただきました。

web-mining.doorkeeper.jp

・大阪講演。これ以降、緊急事態宣言の影響で半年くらい東京外での講演はありませんでした。

 

2020年4月

・Schooの「テキストメディア「pencil」をライブ解析」で3回登壇

schoo.jp

  ・コロナ禍で2案件停止(1案件は8月に復活)。セミナー件数は特に影響を受けず

 

2020年5月

・中上級者のウェブアナリストを対象とした、自社主催の全10回講座「ウェブアナリスト育成講座」を第5期生スタート。5期生は6名の参加。育成講座に関しては以下を御覧ください happyanalytics.co.jp

 ・新規コンサル案件2件スタート

・弊社のPardot導入を支援いただいたtoBeMarketingさん主催のセミナーに登壇。対外的に初めてマーケティングオートメーションをテーマに講演させていただきました

 

2020年6月

・更に新規案件2件スタート

・コロナ禍の影響で移動時間がなくなり、そこに打ち合わせが入り、働く時間が増加に(後述しますが、移動時間=仕事時間として計算せずに集計しているので純増になってしまいます)

・監修した書籍が発売!良い感じで売れているらしく年内に4版まで到達した模様。あわせて連続セミナーなども開催され、ゲストとして何度か参加。 

 

 2020年7月

・HAPPY ANALYTICS第5期の始まり。始まりにあわせて自社イベント開催。250名の皆様に参加いただきました。

ha2020.peatix.com

3年間の振り返りをしつつ今後の戦略や数値周りのお話などさせていただきました。弟子の飯村くんと秘書の工藤さんも登場。


・私が気になった施策をアップして公開している「施策掲示板」を公開。1000名を超える登録をいただいております(年末・年始で更新予定)

happyanalytics.co.jp

 ・「やりたいことからパッと引ける Google アナリティクス 分析・改善のすべてがわかる本」改訂版を出しました。前版が2017年8月発売でしたので、その差分を修正+ボリュームアップ。

 

2020年8月

・GTMとGAの設定をたくさんしていた!

・監修させていただいた以下記事が公開

check-list.jp

 

井水さんに取材・執筆いただいている、提案型ウェブアナリスト育成講座の卒業生インタビューシリーズ開始。年末までに4名の方に登場いただきました。

analytics.hatenadiary.com

 

2020年9月

・はてな公式ブログにて、JADE村山さんとの対談記事が公開。

blog.hatenablog.com

・ウェブアナリスト育成講座5期生卒業。6名中4名の卒業(残り2名の方はコロナ禍の影響で後半は参加叶わず)

 

2020年10月

・ウェブアナリスト育成講座第6期開始(14名と第1期以来の大人数)
・馬場さん、中田さんと一緒に以下イベントに登壇。250名の方に参加いただきました。

 www.dentsudigital.co.jp

 

2020年11月

・新規案件2件開始

・馬場さん、中田さんと一緒にGA4セミナー開催。合計900名(Zoom500名・YouTubeライブ400名)の参加。当日の動画と資料ダウンロードは以下から。

www.youtube.com

 ・久しぶりの東京から離れての富山講演。年明け(1月4日)公開の卒業生第5段のインタビューも行ってきました!

www.tonio.or.jp

 

2020年12月

・稼働時間の「コンサル」部分が過去最大の116時間に

・ウェブ解析士絡みの案件で、キリロム大学の学生に向けてオンライン講演×2回実施(3月にも1回予定)

www.kirirom.info

・デジタルハリウッド大学院での講義も開始。今年で7年目(そして最後)となります。

  

次に1年間の稼働時間や仕事の内訳を紹介。

 

稼働時間

年単位で集計すると

2016年:約1,700時間(月平均142時間)

2017年:約2,100時間(月平均175時間)

2018年:約1,873時間(月平均156時間)

2019年:約1,740時間(月平均145時間)

2020年:約2,290時間(月平均190時間)

 

去年より月平均で+45時間(1日平均+1.5時間)。確実に増えていますね。体力面・精神面で厳しい谷間の時期が何度かあったので、来年は意図して減らしにいきたいなと(他の方に任せる案件の割合を更に増やしたいです)。

  

割合で見るとこんなかんじ

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分類の定義は以下の通り

 

■役員コンサル

Chief Analytics Officerなどの役職あるいは社外取締役として働いている、UNCOVER TRUTH、FaberCompany、Sozo、日本ビジネスプレス、ニフティライフスタイル 5社の合計。


■個人コンサル

株式会社HAPPY ANALYTICSとして直接依頼を受けて私自身が行っている分析やコンサル案件

■セミナー

デジタルハリウッド大学院の客員教授、社内勉強会、講演など不特定多数の人数の前で教える形式の業務内容


■執筆
書籍の執筆・監修や、外部媒体等での連載など外向けの文章を書いている時間

 

■会社(HAPPY ANALYTICS)
経理、毎月のミーティング、MAツールの活用、スタッフとのやりとりなど自社の整備に使っている時間

 

比率は昨年とほぼ変わらず。コンサル微増・HA微減。昨年はHAPPY ANALYTICSのインフラ回り、動画講座の準備、スタッフ面接などに時間を使っていたのが、スタッフ参加に広報を中心に減らすことが出来ました。ありがとうございます!

 

 年別の内訳と前年比(単位=時間)

  役員コンサル コンサル セミナー 執筆 HA 合計
2016年 948 251 319 188   1,706
2017年 631 552 396 429 104 2,112
2018年 386 799 538 84 66 1,873
2019年 261 598 416 125 340 1,740
2020年 360 965 598 183 181 2,287
前年比 138% 161% 144% 146% 53% 131%

HA以外は全体的に増えてしまっていますね。

 

月別で見るとこんなかんじ

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コロナ禍の影響で移動時間が大幅に短縮。その分打ち合わせが連続で入りやすくなり、結果的に工数も増えたという感じです。またウェブマーケティング・解析業界に関しては他の業界と比較して、コロナ禍の悪影響を受けにくい職種でした。逆にオンラインセミナーや社内勉強会などの増加により件数はふえています。

 

次にぞれぞれの項目についてもう少し詳しく見てみましょう。

 セミナー(116件【2019年】⇒ 145件【2020年】)

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なんかがっつり増えましたね。コロナ禍の影響で逆に増えた印象です。毎年そうですが、10月~12月は増える傾向にありますね。さすがにこの数は限界っぽい数値ですよね…(今年の12月の件数が16件で、単月としては過去最大)。

去年と比べて東京外での講演は大きく減りました(16件⇒7件)。地方での交流や名物や温泉などを楽しむ貴重な機会が減ってしまったのは残念です。来年は増えてほしいですが、少なくとも2021年の前半はまだ厳しそうな予感がしております。

今年新たに数回、Pardot×Salesforce × アクセス解析 をテーマにしたセミナーが出来たのは印象的でした。2019年・2020年と自社で活用をしっかり進め、それが形になって他の人にお話できたり、そこから複数のコンサル案件に繋がったりと新しいことにチャレンジが出来ました。

他にテーマで多かったのは「ソーシャル」「Google Tag Manager」「Googleデータポータル」あたりですかね。と言ってもツートップは「Googleアナリティクス」と「ウェブサイトの分析&改善手法」なのはここ5年くらい変わっていませんね。来年も大きく変わらなさそうですが、「Google アナリティクス 4」がどのタイミングで台頭してくるか気になるところですね。

 

 

役員コンサル(261時間【2019年】⇒ 360時間【2020年】)

約100時間くらい増えましたね。どの役員コンサルも微増しました。

・JBPress
クライアントさんの年間案件に携わらせていただきつつ、分析や改善案出しなどを行っておりました。

・UNCOVER TRUTH
今年関わった案件は8案件くらいでした。分析や改善案だし、ABテストの結果まとめ、もう少し上位のコンサルなど様々な内容がありました。

・Faber Company
大きく分けて社内研修と社外向け講師が中心でした。がっつりコンサル案件に入るというよりは教育・啓蒙が中心の活動です。社外取締役になったということで、取締役会も毎月参加させていただいております。

・ニフティライフスタイル
温泉・求人・住宅領域を取り扱っているだけあってコロナ禍で様々な変化がありました。取締役会やその他の機会を通じて私なりの情報球やディスカッションをさせていただきました。

・SoZo
今年はほぼ動きなしでしたね。あつみさんしっかり事業されているので、最近は応援しているくらいです(笑)。今年、ブライダルのコンサル案件があったので、その時はがっつりアドバイスいただきありがとうございます。

 

 

コンサル(598時間【2019年】⇒ 965時間【2020年】)

時間で見ると今年一番増えたところですね。月換算で32時間増加(4営業日分)

増加に関しての理由は以下3つかなと

1)単純に見る社数が増えた。去年は15社前後でしたが今年はコンスタントに20社超えている

2)重めの案件が多かった。GTM/GA設計・デジタルマーケティングの基盤戦略・データマイニングなどヘビーな案件の割合が増えた

3)ただ複数案件をスタッフや育成講座の卒業生にお願い出来たので(年間で10案件前後)その分は減った。逆に協力がなければ受けきれなかったです…

 

特に3)に関しては非常に助かりました。ウェブサイトの分析やレポート設計・作成などを中心にご協力いただいております。ここは昨年と比べて大きく変わったところですね。その分、自分が担当する案件はがっつりした案件が多かったですね(笑)

案件の入れ替わりとしては、新規が18件、終了した案件が8件くらいですかね。終了案件の大半は、今年のスポットの新規案件ではありますが。

2020年12月時点で見ているクライアントさんの領域は、製薬・医療・医院・メディア・コンサル・ソフトウェア・制作・証券・不動産・卸売・求人など様々です。

 

執筆(125時間【2019年】⇒ 183時間【2020年】)

そんなに増えた印象はなかったのですが、メールマガジンを2月から始めたことが大きいですね。21本書いて1本辺り(調査時間含め)5時間くらいなので、それで+100時間くらい。去年は秘書の工藤さんと一緒に書籍を出しましたが、今年は改定や監修で新規には書いていない分減ったという感じですかね。

 

ネット媒体等では引き続き、執筆したり、インタビュー掲載などいただいております。一部をご紹介。

medifund.jp

www.tosho.co.jp

www.tosho.co.jp

www.mag2.com

pencil.schoo.jp

check-list.jp

www.pc-koubou.jp

 

WebDesigningでも監修などさせていただきました。

 

そういえばYouTubeにも時々出たりしていました。

www.youtube.com

 

www.youtube.com

www.youtube.com

 

参考までに、本ブログの2020年の記事の年間(1/1~12/27)閲覧ランキング Top10は以下の通りでした(公開順)。

 

ウェブコンサルや勉強会講師の「料金の決め方」と「公開している理由」(HAPPY ANALYTICSの場合) - Real Analytics (リアルアナリティクス)

「50人に1人」の三乗で「12万5000人に1人」を目指して ~ウェブアナリストしてのポジショニング~ - Real Analytics (リアルアナリティクス)

私のアクセス解析人生に繋がった「Visionalist」 サービス終了に寄せて - Real Analytics (リアルアナリティクス)

Google データポータル作成例:弊社(HAPPY ANALYTICS)の場合 - Real Analytics (リアルアナリティクス)

監修した「コンバージョンを上げるWebデザイン改善集」が2020年6月29日にマイナビ出版より発売されます! #コンバージョンを上げる本 - Real Analytics (リアルアナリティクス)

小川卓×清水誠の対談 これからの分析で必要な事とは - Real Analytics (リアルアナリティクス)

電通デジタル 馬場建至 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(1)ウィズコロナの働き方 - Real Analytics (リアルアナリティクス)

「施策掲示板」をリリースしました - Real Analytics (リアルアナリティクス)

2020年以降の、ウェブアナリストに求められるスキルの多様化と取捨選択の時代 - Real Analytics (リアルアナリティクス)

来年は執筆周りどうなるのかな。監修でいくつか携わらせていただくのと、「Google アナリティクス 4」 がどうなるか次第かな。

 

会社(HAPPY ANALYTICS)

HAPPY ANALYTICSは、私と、社員ではないですがお手伝いいただいている工藤さんと、飯村くんの3名体制でした。2020年はこの3名体制に加えて、去年の年末にスタッフが8名参加。広報・運用周りを中心にサポートいただいております。

工藤さんには引き続き経理やメール周りなどをがっつり見ていただきつつ、飯村くんはMA周りを担当してもらっています。飯村くんは今年独立して、弊社から一部お仕事をお願いしたりもしています(気づいたら Chief Analytics Officerになっていました 笑)。

 

今年はスタッフの皆様のおかげで様々な発信活動が出来ました。弊社の事を知っていただいた人数が増えたのを各所で実感しております。

それに合わせて、セミナー資料等のダウンロード施策を通じて、メールで連絡させていただける人数が増えたのも大きな変化でした。以下はPardotに含まれているリード数の推移です。

f:id:ryuka01:20201228183026p:plain

Pardotのプロスペクト推移表が見にくいですが、年初2,300件くらいだったリード数が、27日時点で5,300件を超えております。なお登録経路は以下のとおりです(100件以上のみを抽出)。

f:id:ryuka01:20201228183244p:plain

順番に

・Google アナリティクス4の資料ダウンロード

・施策掲示板登録

・ウェブ解析士のサイトライブ分析の資料ダウンロード

・スクーの各種授業

となっております。

 

今後も大勢の方とコンタクトできる状態を作りつつ、邪魔にならない感じで時々ご案内ができればと考えております。

システム周りは去年と大きくは変わりませんが、データポータル及びその周辺のツールが増えています。

 

2019年12月版

f:id:ryuka01:20191225215040p:plain

2020年12月版

f:id:ryuka01:20201228183544p:plain来年も色々取り入れて仕事を行いやすくしたいなー!と思っております。

 

売上・コスト・利益

月別の売上(=毎月の口座への入金額)での推移は下記のとおりです。実数を誰でも見られる場所に出すのはちょっと心配なので(?)、なんとなく相対的に見ていただければ。2016年1月からの推移となります。

f:id:ryuka01:20201229125049p:plain


そして年単位で見た時は以下のような感じです。 

f:id:ryuka01:20201229125110p:plain

2014年(Amazon在籍時の給料+講演や執筆などの合計)を100として計算。2015年4月にフリーになり、2017年1月に会社設立となります。今年は2019年比較で+33%となっています。稼働時間の伸び分と同じくらいですね(なので時間効率は変わっていない)。

  

今年は新たに四半期別の売上・コスト・利益額・利益率のグラフを追加してみました(もう少しわかりやすい見せ方ありそう)。

f:id:ryuka01:20201229125904p:plain

売上は少しずつ伸びつつ、コストも増えているのがわかりますね。1Qや3Qが凹むのは税金とツールの年間払いが主な理由ですね。

ただ年間で見るとなんだかんだでバランスは取れて、2017年~2020年の年間の経常利益率((売上 - 税金含む全てのコスト)÷売上)は30~40%の間という感じです。

 

なお、ざっくりのコストの内訳は以下の通りです。

f:id:ryuka01:20201228184449p:plain

 

 小川給与:私が会社から毎月いただいているお金です

スタッフ支払い:工藤さん・飯村くん 及び スタッフの皆様へのお支払い(この中には案件の外注費も含みます)

システム系:Salesforce / Pardot / AWS / さくらインターネット / AWS / Freee / Slack など前述のシステム利用料を中心とした費用

保険・税金等:名前のとおりですね。退職金の積立などもここに含んでいます

その他:事務用品・消耗品・通信費・接待交際費・旅費交通費・会議費など

比率としては小川給料以外が増えている感じですね(私自身は創業からほぼ金額変えていないので)。

全体的にはコロナ禍の状況で結果を残せて良かったです。関わっていたただいた皆様のおかげです。本当にありがとうございます!

 

去年設定した目標と今年の振り返り

去年書いたのは以下の通り。

私+3名体制ではなく、私+2名体制+スタッフという感じに来年はなりそうです。誰か1人にがっつりお願いするより、能力ある人に都度分析や執筆などを行ってもらう予定です。今年末に初めた寄稿記事系は、今後も更に増える予定ですー!

 

リード獲得の強化に関しては、まだまだという感じですが仕組みと数自体は増えてきているので、今後は適切なコミュニケーションをとっていきたいですね!

 

来年(こそ)は情報発信やMA回りを強めていく方針です。
動画配信&メルマガ配信は来年1月~3月の間に開始予定です。

 

またオンライン動画コンテンツも更に拡充予定です。まず第2段として1月上旬に「ウェブマーケティング活動を行うためのGoogle プロダクト群」的な初心者向けの動画シリーズを販売開始します!

 

リード獲得を少し意識した取り組みをしつつ、自社サイトでしっかり可視化&分析出来る体制も整えていきます。

 

来年半ばくらいに、アクセス解析+Salesforce+Pardotの活用事例をお話しできる機会がありそうなので、それを1つ目標に頑張ってみようかなと。今後はこの回りの設計等のコンサルも出来るようになると良いなぁ…と。

 

他にも色々企画は用意しており、改善施策を紹介する掲示板的なものを来年前半にはリリース予定です。来月、開発会社との打ち合わせです。

 

上記に書いてある内容はほぼ実現出来た1年でした。また今年の後半に入って、上記施策の効果を実感出来る機会が増えました。そういった意味では、全体的には目標達成出来た1年ではありました。

 

ただ、いくつか想定ほど出来なかったこともあり

1)ブログの方の訪問者数は増やす事が出来なかった

記事数は前年比で3倍以上になりましたが、訪問は伸びていない。理由は分かっており(=専門性がある記事以外にも、告知等幅広くしたことによる検索流入の減少)、この辺りは来年の課題ですね。会社ドメインのブログと本ブログを来年前半には切り分けていくことを考えています

2)HAPPY ANALYTICSのウェブサイト更新と運用

ソーシャルとかブログを優先した結果、ウェブサイトの更新や運用部分は後回しにしてしまいました。この辺りは来年スタッフにお願いしつつ、ちゃんと運用していこうかなと。

3)自分自身の工数最適化

売上と工数がそのまま比例しており、効率化という意味では上手くいかなかったなと。コロナ禍の影響は確実にあったのと、自分自身の工数最適化が甘かったなと。工数の把握は出来ているのに(この記事を見ていただければわかるとは思いますが 笑)、その効率化のための施策が足りなかったという感じですかね。ここは来年の自分の宿題です。

 

来年に向けて

皆さんがそうだと思いますが、今年は本当に激動の1年でした。そんな中で1年終えることが出来て少しほっとしております。3月以降(12月現在も)ほぼすべてのクライアントの打ち合わせがオンラインです。外出する機会も週平均4日から1日くらいに大きく減りました。

もともとウェブサイトの分析やレポート作成は自宅で行っていましたし、大半の打ち合わせも今回を機にオンラインになり、弊社・クライアント先、共に困っていることはほぼありません。

ただ「移動時間があったおかげで気持ちの切り替えやリフレッシュが出来ていた」とか「セミナーに関してはオンラインのほうがやりにくい(参加者とのコミュニケーションという意味で)」jに関しては強く実感しつつも、まだベストな解法が無い感じです。この辺りは来年も続きそうですから、引き続き模索していこうとは考えております。

 

来年に向けて新たな取組もいくつか検討していきたいです。今年であれば「メルマガ」「施策掲示板」や「オンライン講座の拡充」「マーケティングオートメーションの活用」などがありました。

来年はこの辺りは継続しつつも、何か楽しいことをやりたいなぁと。ビジネスに関係ないけどボードゲームが定期的にしたいなぁ(笑)動画はずっと模索しているのですが「これ!」というのが決まらず来年も引き続き検討します。

 

何はともあれ、来年も健康に気をつけつつ、少しでも大勢の方にお役立ち出来るような情報発信とお仕事ができればと考えております!皆様良いお年を。そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

過去の振り返り一覧

2019年

analytics.hatenadiary.com

 

2018年 analytics.hatenadiary.com

 

2017年 analytics.hatenadiary.com

 

2016年 

analytics.hatenadiary.com

 

<小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第21号の配信

5 years ago

f:id:ryuka01:20200511093427p:plain

メルマガを月2回配信中。

この記事では12月15日に配信されるメールマガジンのちょい出しとなります!

 

www.mag2.com

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

foomii.com

 

というわけで中身をちょいだし!

 

 

【SEO】
Measuring Web Vitals – Part 1: Tracking in Google Analytics

www.clickinsight.ca


Measuring Web Vitals – Part 2: Monitoring in Data Studio

www.clickinsight.ca

 

WebVitalsの各値をGoogle アナリティクス(及びGA4)で計測する方法と
その結果をGoogleデータポータルで表示する方法をまとめた記事です。

 

上記を参考に私も自社サイトで設定してみました。

datastudio.google.com

 

記事の通り実装をすれば上記テンプレートを利用して、自社サイトでも確認する事が出来ますし、必要に応じて期間の変更や項目の追加等をしてみても良いかなと。

 


【プライバシー】
Apple’s data-collection ‘nutrition labels’ for apps will begin appearing next week

searchengineland.com


Appleのアプリでユーザーに対してどういった情報を取得するかをポップアップ等で表示し許可を得るという機能のリリースは2021年に延期されましたが、先週からアプリ開発者はAppleのアプリ管理画面(App Store Connect)内にてどういった情報を取得しているかを登録する必要がアナウンスされました。

これらは今後のアプリ登録やアップデート時に必須の情報になります。

 

登録が必要な対象情報は
・連絡先・身元情報
・健康・フィットネス情報
・位置情報
・金融情報(例:支払い、クレジットスコアなど
・あらゆる「センシティブな情報」(人口統計学的データ、意見、性的指向、生体情報など
・ユーザーの連絡先に関する情報の収集に結び付けられたデータ
・ユーザーが生成したコンテンツ(メール、テキスト、写真、動画など検索または閲覧履歴)
・ユーザーまたはデバイスID
・購入履歴データ(例:Eコマース/小売アプリ)
・利用状況/分析データ(起動、クリック、ビューなど)
・診断データ(クラッシュ情報など)

とかなり広範囲にわたります。

 

【Instagram】
Instagram Adds Keyword Search in Addition to Profiles and Tags

www.socialmediatoday.com

今までInstagramはプロフィール・ハッシュタグ・位置でしか検索が出来ませんでしたが、フリーワード検索が出来るようになるようです。2週間ほど前にリリースされましたが対象は今のところ英語圏のみ。

 


【Google My Business】
Google expands local business message & map query analytics

searchengineland.com



2つの新たな機能がリリースされます。

1つ目は「メッセージ機能」。Googleマイビジネス側で設定すると、ユーザーが企業に
メッセージ機能を使ってチャットや相談が出来る機能です。実際のスクリーンショットが記事内にあるので見ていただくとイメージがつかみやすいかも。
2つ目は拡張されたレポート機能。デバイス別のレポートや新しい指標が順次追加されていくようです。

 

(後略)

 

==================

 

本メルマガは月2回配信しており、海外のウェブマーケティングに関するニュースを取り上げています。上記内容以外にも、ニュースヘッドライン(数行解説)やQAコーナーなども用意されています。

 

月額550円/月(税込み)で、初月は無料です。今月登録いただくと、今月の過去配信メルマガ(上記内容含む)も読むことができます!

 

www.mag2.com 

情報収集のお供によろしければぜひぜひ。

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

foomii.com

 

2020年12月~2021年1月のイベント・セミナー情報

5 years ago

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こんにちは。HAPPY ANALYTICS広報担当の井水朋子です。

小川の直近の活動をお知らせさせていただきます。

※2020年12月4日時点の情報です。 詳細はリンク先をご確認の上、お申込みください。

(時系列)

 

■1.MALTs (Marketiing&Analytics Lightning Talks) #1

マーケター(予備軍含む)の交流を目的に、学生でも理解できる話術(!)でマーケティングを語り合う、ドリンクチケット付きのライトニングトークイべントです。

イベント名 MALTs (Marketiing&Analytics Lightning Talks) #1
タグ  
日時 12月 2日 (水曜日)
時間 19:30~21:30
場所 オンライン
費用 一般枠1,000円(学生無料)
主催 MALTs (Marketiing&Analytics Lightning Talks)
ステータス このイベントは終了しました。

peatix.com

 

 

■2.MarkeZine Googleアナリティクス実践講座~分析&改善編

Googleアナリティクス中級者向け。ただデータを出すだけでなく、その結果から「気付き」を得て、成果につながるサイト改善を行うためのスキルを養います。

イベント名 MarkeZine Googleアナリティクス実践講座~分析&改善編
タグ  
日時 12月 3日 (木曜日)
時間 13:00~16:00
場所 オンライン
費用 59,400円
主催 株式会社翔泳社
ステータス このイベントは終了しました。

markezine.jp

 

 

 

■3.~12月の特別講座~Google アナリティクス×Pardot×SalesForceを活用した、中小企業でも出来る分析&改善例

前回の「Google アナリティクス×Pardot×SalesForce」がテーマの講座は大人気で早々に満席となりました。

イベント名 ~12月の特別講座~Google アナリティクス×Pardot×SalesForceを活用した、中小企業でも出来る分析&改善例
タグ  
日時 12月10日(木曜日)
時間 13:30~14:30
場所 オンライン(WebEX)
費用 無料
主催 toBeマーケティング株式会社
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

tobem.jp

 

 

 

■4.デジタルマーケティング活用セミナー

昨年の再演ですが、今年はオンライン開催となり、SNSを活用した情報発信、コロナ禍で意識することなどにも触れていきます。10月から始まった全3回のうち、今月は最終回です。

イベント名 デジタルマーケティング活用セミナー
タグ 北海道,富良野市
日時 10月14日(水曜日) 11月16日(月曜日) 12月14日(月曜日)
時間 13:30~17:00
場所 オンライン
費用 無料
主催 富良野市経済部商工観光課
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください。

www.city.furano.hokkaido.jp

 

  

 

■5.MarkeZineアカデミー:Googleアナリティクスレポート作成実践講座 ~自動化で効率UP&伝わる提案&報告レポート作成術~

ロングヒットの講座です。初のオンライン開催です。

イベント名 MarkeZineアカデミー:Googleアナリティクスレポート作成実践講座 ~自動化で効率UP&伝わる提案&報告レポート作成術~
タグ 無料,オンライン,Googleアナリティクス,レポーティング
日時 12月17日 (木曜日)
時間 13:00~16:20
場所 オンライン(ZOOM)
費用 59,400円
主催 株式会社翔泳社
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

event.shoeisha.jp

 

 

■6.宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座

 

イベント名 宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座
タグ  
日時 1月 15日 (月曜日)
時間 10:00~14:00
場所 宣伝会議セミナールーム(新青山東急ビル 8 階)予定
MAP https://www.sendenkaigi.com/class/venue-list/map-tokyo2.php
費用 42,900円
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

www.sendenkaigi.com

2020年11月に掲載された記事

5 years ago

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こんにちは。ハピアナ広報担当の井水朋子です。

先月、小川が執筆した記事や、小川が登場した記事をまとめて紹介いたします。

~ラインナップ~

  1. Googleアナリティクス初心者のための話をしてたら小川卓さんの奥さんとの出会い話が聞けたよ
  2. 【寄稿】「15年以上のキャリアを持つウェブアナリスト3名が語る、これまでのウェブ解析とこれからのウェブ解析について」セミナーレポート
  3. 【5G時代到来に備えたYouTube活用&分析事例セミナー】参加レポート
  4. 新登場Google Analytics 4解説。旧バージョンとの違いは?
  5. Google Analytics 4の無料オンライン勉強会を開催します
  6. アークランドサカモト 杉山健一郎 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(1)フリーランスで講座を受け、上場企業のマーケターになるまで

(※順不同) それではお楽しみください!

 

■1.Googleアナリティクス初心者のための話をしてたら小川卓さんの奥さんとの出会い話が聞けたよ

GA初心者はどう学ぶべきなのか、もしコンビニにアクセス解析があったら?、Amazonと楽天のランディングページの違い、〇〇があるとクライアントへの武器になる!などなど。

 

  • 媒体名:窪田望のアンテナ マーケティングは楽しい
  • 公開日:11/4

 

 

www.youtube.com

 

 

■2.【寄稿】「15年以上のキャリアを持つウェブアナリスト3名が語る、これまでのウェブ解析とこれからのウェブ解析について」セミナーレポート

 最前線を走るアナリスト3名が語りました。事前アンケートに答えながらディスカッションしたり、リアルタイムにくる質問に答えたり、LIVE感満載です。

 

  • 媒体名:リアルアナリティクス
  • 公開日:11/11

 

analytics.hatenadiary.com

 

 

■3.【5G時代到来に備えたYouTube活用&分析事例セミナー】参加レポート

 これからの動画マーケティングにおいて、重要なポイントを学べます。

 

  • 媒体名:リアルアナリティクス
  • 公開日:11/19

 

analytics.hatenadiary.com

 

 

■4.新登場Google Analytics 4解説。旧バージョンとの違いは?

 読み手がパソコンを自作する方たちということで、マーケター向けとは一味違う記事に仕上がっています。

 

  • 媒体名:パソコン工房ネクスマグ
  • 公開日:11/20

 

www.pc-koubou.jp

 

 

■5.Google Analytics 4の無料オンライン勉強会

11/25にGoogleアナリティクス4の無料オンライン勉強会を行ないました。

 

  • 媒体名:リアルアナリティクス・Youtube・Zoom
  • 公開日:11/25

 

 

事前告知と勉強会概要

analytics.hatenadiary.com

 

 勉強会後のお知らせ

 

 

 

■6.アークランドサカモト 杉山健一郎 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(1)フリーランスで講座を受け、上場企業のマーケターになるまで

提案型ウェブアナリスト育成講座の卒業生対談企画第4弾です。全3回のうち11月末日に掲載した第1回はこちらです。

 

  • 媒体名:リアルアナリティクス
  • 公開日:11/30

 

analytics.hatenadiary.com

アークランドサカモト 杉山健一郎 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(3)上場企業でデジタルマーケティング部門立ち上げのリアル

5 years ago

小川卓と杉山健一郎の対談企画

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第四回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第1期卒業生で、アークランドサカモト(株)杉山健一郎氏。

全3回の最終回、提案型ウェブアナリストの杉山さんが同社でデジタルマーケティング部門を立ち上げする奮闘ぶりを伺いました。最後に動画も公開。

アークランドサカモト(株)杉山健一郎
東京都出身、新潟へIターン。クリエイティブデザイナーを経て、2017年提案型ウェブアナリスト1期を修了。現在は新潟県本社のアークランドサカモト(株)でデジタルマーケティング部門の立ち上げを担う。

目次

進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。

 

 デジタルマーケティング立ち上げ当面の課題

井水朋子今、杉山さんが取り組まれている課題や目標は?

杉山健一郎デジタルマーケティング部門の立ち上げ自体で、まずは何をやっていくかというのを決めていますね。

小川卓ロードマップ的なものですよね。

杉山健一郎今あるものの整理が結構大変で、サイトが16サイトと乱立していて(笑) SNSも散らかっているのをどうするかっていうのがありますね。ECサイトもあるんですけど別事業部っていう体系なので、ウェブの施策をするとしたら、インターネットへの送客というよりは、お店への送客ということになりますね。

小川卓ECの売り上げを上げるっていうのではないんですね。

杉山健一郎それは別事業部で動いている感じです。お店での売り上げを上げるために、送客するために、どういう手法があってどういう風に効果測定していくのかっていうところで、今は、DMAICのDefineのところですね。どこがMeasurableで計測していくべきなのかを決めていかないといけないなというところですね。KGIはお店の売り上げですけど、KPIをどこの数字にするのか。

小川卓どれくらいのスピードとってね。なるほど。

DMAIC

 

企業風土のコンセプトダイアグラム!?

 

小川卓今ちょっと話を聞いていて思ったんですが、社員とか会社をこう変えていくっていうコンセプトダイアグラムを作ったらどうですか?

杉山健一郎そうですね。

小川卓こういう社員になってほしい、こういう会社になってほしいっていうのを右下のゴールにして、左上のスタートはまだそれができていない状態と。どういう風に態度変容を起こせば、これが進んでいくのかと。

杉山健一郎なるほど、事業部ごとに作る感じになりますね。

小川卓社員の何%がここまで動いたぞーとか。ITリテラシーじゃないけど、ウェブへの興味がどうとか、講座への参加人数とか。何か作れそうじゃないですか?(笑)

杉山健一郎ちょっとやってみたいですね。また別会社も合流するかもしれないので、それをゴールに。 PVを上げていこう?

杉山健一郎上長からはホームセンターのPVを上げていこうって言われているんですけど、ここ数か月はマスクで上がっているだけなんですよ。それを今のスタンダードにしてしまうと今後下がっていくだけなので、効果が出ないじゃんって言われるのが目に見えている。 数字って妙に説得力があるので、納得してくれることはすごく納得してくれるんですが、出し方を間違えるとスタンダードがそれになってしまって、それを今度変えるのが大変だなと。

小川卓だからちゃんと基準を決めないといけないしPVじゃなくて人数だったりとか、訪問数で見るとか。PVは一番大きくてわかりやすい数字だから取り上げやすくはあるんですけどね。

杉山健一郎月間45万はあるんですけど、おそらく下がっていくだけかと。

小川卓トレンドを見ていくとか、45万の内訳が大事ですよとか啓蒙していかないと。そうそう、コロナの影響はどうでした?

杉山健一郎かなりプラスになりました。営業時間を短縮せずにしました。巣ごもり需要っていうのと、マスクは品切れを起こさなかったんですよ。商品部のバイヤーさんの動きがかなり早くて、先手先手を打って、消毒液も結構入れられていたんですよ。なので、マスクと消毒系はかなり後押しになりましたし、おそらく巣ごもり需要のDIY系もあり、会社的には売上が良く、時間短縮しない中でパートさん含めみんなで頑張ったというので、慰労金や手当をいただきました。ただ、今後これをどうやって維持していくかですね。

小川卓目標設定が結構大変だよね。

杉山健一郎実は、今年の3月以前のアクセス解析のデータがないんですよ。

小川卓えっ(笑)

杉山健一郎変な話、バブル期のデータだけということですね。

小川卓本来の数字があれば、ベースとなる値があったはずだけど、コロナでバーンと上がったところからスタートだから、これって上がりようがないよねっていう感じだよね。

井水朋子それはツライ。

杉山健一郎どう改善してくって言われても・・。

小川卓いや、今がバブル状態です、みたいな。あとは落ちてくるのを、、、でも落ちるわけでもないんだよね。数字上は落ちるんだけど、ユーザー視点で見るのか、見ている商品の内訳でみていかないと、杉山さん的には困りますよね。

 

店舗送客の施策とは

杉山健一郎26店舗ある中で、LINEの会員が5万人くらいいるので、そこをどう活かしていくかっていうのもありますね。

井水朋子店舗送客の指標には使いやすいですよね。

杉山健一郎直近で埼玉の久喜菖蒲店で、キャンペーンをした時に、LINEを軸に行ったんですよ。まず友だち登録すると、その期間だけに発行するクーポンを設定して、どういうキャンペーンでどういう人に出すかっていうのはGoogleアナリティクスのデータを基に、この人たちだけのために作ろうっていうことで、クリエイティブもデザインも振り切りました。女性だけのためにって。提案がきて、ちょっとこれ両方狙っているよねっていうのは全部切って、キャッチコピーも全部やってもらって、その結果、広告の配信自体は広告代理店の人にやってもらったんですけど、今までにない結果が出て、3週間くらいで友達数が2,700人くらい。毎日平均60人くらいで多い時120人くらいきて。

小川卓その数字を見るのって楽しいよね。

杉山健一郎グラフがこうなったんですよ。(編集注:指数関数的な上昇傾向) それに合わせて、クーポンの使用率もよくなっていて、今までのMAXはお正月の割引クーポンだったんですけど、お正月のクーポンの5,6倍の使用率だったんですよ。

小川卓では内容も刺さったんですね。

杉山健一郎店長さんに電話して聞いてみると、「続けられるんだったら、このままキャンペーン続けたいです」ということで。

小川卓その人も。。。

井水朋子全然昭和な感じじゃないですね。

杉山健一郎そこはGAのデータをキャンペーンに活かすのと、効果計測はLINEでやるっていう形で、そのテストとかモデルになったかなと。

小川卓1件そういうのができると、他で話しやすくなるしいいですよね。

杉山健一郎店舗に行った時にアクションできるSNSということで指標にして効果計測していったり、配信したメッセージでどんな傾向のものが好まれるかっていうのをやったりしたいんですよね。ただ、LINEってDetaPortalがつなげないので、数十店舗あるのをどうしようかなと。

小川卓各管理画面にいって、集めてきてCSVで地道な作業をしないとと。

杉山健一郎誰か作ってくれないかなと。

小川卓(笑)

井水朋子LINEってCSVでダウンロードできませんでしたっけ。

小川卓できるけど、26店舗からダウンロードしてまとめて集計して一つの表にまとめてグラフにしてっていうので、数時間かかるイメージがありますよね。

杉山健一郎その時間は・・。

小川卓使いたくないですよね。

杉山健一郎見るべきなのは、どういう傾向なのかっていうところなので。満足しちゃうんですけどね。

小川卓わかるわかる、作業したぜーみたいなえ。

杉山健一郎LINEの会社に電話して聞いたら、ないですって言われちゃって。

小川卓一応電話したんだ。

杉山健一郎そういうところは行動派なんで(笑) LINE Developersというサイトを紹介されて、そこで今度相談してみようかなと。海外も探したんですけど、LINEって日本とインドと中国くらいで。スーパーメトリックスとかないんですよね。

小川卓ないですね。作ってくれないんですよね。

杉山健一郎今僕はLINEのコネクタがすごくほしいです。

小川卓わかる(笑)

杉山健一郎あとはLBMA( Location Based Marketing Association)というのを見つけたんで。

 小川卓それ何ですか?

杉山健一郎位置情報ベースのマーケティング協会で。

 小川卓あ、協会があるんですね。

杉山健一郎最近できたらしいですよ。先週末セッションやっていて、GMOとかからんでいて、今後位置情報を利用してどういう風にマーケティングしていくのかと。一応それに視聴登録していて、あとで録画登録したので後で動画見てみようと思うですけど、そのあたりも組み込めていけたらなと。

小川卓たしかに御社の場合は店舗送客がひとつのゴールなので、そっちのほうが伝わりやすいだろうし、成果が出るかもしれませんね。

杉山健一郎あとは、店舗に専門知識が多いスタッフが多いんですよ。ホームセンター事業部にしてもアートアンドクラフト事業部にしてもリフォーム事業部にしても。店舗に行く理由っていうのをもう一度洗い出しつつ、自分たちの強みを見失っちゃっているんで、そこの価値観をもう一回作り直してもらって、じゃぁお客さんに提供できる価値はこうですよっていうのを店舗としてどう露出していきたいなと。

小川卓おぉ、いいですね。

杉山健一郎じゃぁそれをどうやって計測するのかっていう話もあるんですけどね。

小川卓難しいですよね。(笑) でも着々と進めていますね。3年後にこうなっていたいとか、もうちょっと長いスパンみてどうなりたいとかありますか。

杉山健一郎短いスパンになりますけど、来年9月に会社が再編するので、ホールディングス化すると言っているので、その時にどこが親になるかっていうのもあるんですけど、ビバ側もからんでくるので、5年後くらいの目標で、新潟県内で一番強いのがコメリさんなんですよ。3,500億。そこをちょっと抜きたいなと。

小川卓おー。ちゃんと売り上げに直結している目標でいいですね。

杉山健一郎それが立てやすいかなっていうのと、変な話、今までデジタルマーケティングをやってこなかったので、これから上がるしかないじゃないですか。ポジティブに考えて、じゃぁどう上げていくかっていうのをひたすら考えていこうと。 あとは、デジタルだけでなく、せっかく他のデータも使える環境にあるので、ストコンの情報をもってきてスノーフレークとかあそこらへんとGoogleアナリティクスのデータを結びつけて、購買行動を立てていって、どんどん施策を立てていけたらいいなと。

井水朋子すみません、スノーフレークって何ですか?

杉山健一郎データウェアハウスといって、ストコン(ストアコンピューター)やPOSレジのデータが送られてきたのを全部格納できるやつです。

小川卓そうそう、色んな種類のデータを一か所にまとめて、横断で分析できる、いわゆるデータマートですね。別々でデータをとっているものを一括管理してデータを活用していくと。

井水朋子そのサービスがスノーフレークと。

小川卓そうそう、クラウドのサービスですね。

杉山健一郎合流した時にそこのデータも吸い上げられると。そこからスーパーメトリックスで出せるっていうのを最近気が付いて。。

小川卓そうそう、Deta Portalとかでレポートに落とし込めますね。

杉山健一郎オフラインのデータとGoogleアナリティクスのオンラインのデータとアプリをつなぎこめるものは全部つなぎこんで、どういう風に見ていくかっていう事はやりたいですね。

小川卓いいですね、杉山さん個人の目標とかはありますか?

杉山健一郎長期的な目標でいうと、いずれ小川さんと一緒に仕事したいですね。

小川卓いいですね、じゃぁ来週からしましょ(笑)

杉山健一郎それくらい、小川さんを目標にしつつ、小川さんと同じ言語で会話できるくらいになりたいですね。

小川卓言語は一緒でしょ(笑) 今度やりましょ。

杉山健一郎私自身の強みもつけていって、せっかく小売業というところで色んな知見を得られているので。

小川卓じゃぁ小売業の案件がきたら相談するわ(笑) 副業できるかわからないけど。

一同:(笑)

杉山健一郎短期的なところでは、英語と統計学ですね。

小川卓なるほど、それはどうしてそう思ったんですか。

杉山健一郎統計的な面は、今後Googleアナリティクス以外のデータもつなぎこんだ時に、何をどうみたらいいのかってなってくるので、ちゃんと数字として意味を見出していきたいというところですね。やはり英語は、一応アメリカとかイギリスにいましたけど、ポッコリ抜けている部分があるので。。

小川卓こんなこと言うと怒られちゃうかもしれないけど、英語と統計学はみんなやりたいけど、なかなか手を付けられないって言いますよね。みんなはてなブックマークだけつけてやらないっていうね(笑)

一同:(笑)

井水朋子いや~私もやりたいところです(笑)

小川卓みんなそう思っているんだよね(笑) 英語やりたいとかね。

杉山健一郎英語は意外とまだ私聞けるなと思って。ちょっと話戻っちゃうんですけど、高校卒業の1月まで何をするか決めていなかったんですよ。1月になにかで出かけた帰りの電車で、「そうだ、アメリカ行こう」ってなって。

小川卓それって「そうだ、京都行こう」じゃないんだから、そんなカンタンに行く話じゃないですよね。ご両親もいるんだし。

杉山健一郎うちは元々アメリカ好きな家系で。

 井水朋子そんな家系あるんですか!?

杉山健一郎母親が沖縄出身なんですよ。

小川卓なるほど、外国人に接する機会が多かったとか。

杉山健一郎小学校のころ、お小遣いが米ドルだったって言っていました。

小川卓それすごいね(笑)

杉山健一郎日本返還前の沖縄に生まれておりまして。日本人かアメリカ人か選べっていわれて。日本人になったらしいです。

杉山健一郎知り合いも多くて、小学校の頃は米軍基地に連れていかれたり、空母に連れていかれたりしました。小学校の頃は、冬休み前倒しでアメリカに行くぞ、ということで、通知表を先にくださいってうちの親が先生に言っていました(笑)

井水朋子そんなのありなんですか(笑)

杉山健一郎そういうわけで、アメリカには抵抗感がなくて、姉が向こうに留学していたんですよ。

井水朋子アメリカのどちらですか?

杉山健一郎ネバダ州です。

井水朋子ラスベガスがあるところですね。

杉山健一郎そうですね。リノからラスベガスまで、車で9時間くらいかかりますけどね。サンフランシスコから600kmくらい内陸にいったところですね。一応カジノの街だったんですけど、そこに姉がいたので、高校卒業後に行って、英語は全く意識していなかったんですけど、無理矢理話していたら覚えて。

小川卓また改めて英語の力をつけたいと。

杉山健一郎やっぱり情報を入れるのに英語がスタンダードですし、幸いにも読む・聞くに抵抗感はないんで、会社でも英語の記事を読んでいて周りに「うわっ」て言われるんですけどね。

小川卓実際、英語の方が情報が早かったりしますからね。

杉山健一郎今後、情報収集という意味で英語は必要ですし、自分が見た情報をきっちり判断するという意味で統計学で判断するっていうのと、最終的には小川さんと何かできたらなと。

小川卓すぐやりましょう。

杉山健一郎プレッシャーが・・(笑) ダメだったらピンバッジ返さないといけないっていう。

小川卓ついでに蝶ネクタイちょうだいって言ったりして、それで自分でつけたりして(笑)

 

ビデオ公開

 

youtu.be

 

アークランドサカモト 杉山健一郎 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(2)提案型ウェブアナリスト育成講座について

5 years ago

小川卓と杉山健一郎の対談企画

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第四回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第1期卒業生で、アークランドサカモト(株)杉山健一郎氏。

全3回中2回目、杉山さんが提案型ウェブアナリスト育成講座を知ったきっかけや講座のこと、講座受講後の変化を伺いました。最後に動画も公開します。

アークランドサカモト(株)杉山健一郎
東京都出身、新潟へIターン。クリエイティブデザイナーを経て、2017年提案型ウェブアナリスト1期を修了。現在は新潟県本社のアークランドサカモト(株)でデジタルマーケティング部門の立ち上げを担う。

目次

進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。

 

提案型ウェブアナリスト育成講座との出会い

小川卓そもそも杉山さんが講座のことを知ったきっかけって何でしたっけ?

杉山健一郎小川さんがFacebookで「チラシできました」ってUPしていたんですよ。

小川卓あ~第1期生ですもんね。

杉山健一郎それにコメントで「出たいです!」と。

小川卓はやかったですね。

杉山健一郎まだチラシが封止めされている状態でした。

小川卓そうなんですよ、一度チラシを作ったんですよ。セミナーとかで配ろうと。配る機会が1度あったんで配ったんですけど、それに日付を全部いれちゃったから、500枚作ったのに150枚しか使わなくて、第二回以降使えず処分になっちゃったんですよ(笑)

杉山健一郎私はあの写真1枚でコンバージョンしましたね。

小川卓じゃぁ、印刷代金分、回収できましたね(笑)

井水朋子その時のコメントは初コメントですか?もともとお二人の間で関係ができていたんですか?

杉山健一郎それより前は、2016年のウェブ解析士会議で、参加者の一人として、とりあえず小川さんだ!という感じで。名刺交換しました。Facebookでお友達にならせていただいて、そこからしばらくブランクがあり、投稿をひたすら追いかけていましたね。よくあるセミナーで挨拶する方がいると思うんですけど、その一人という感じで、小川さんのFacebookの投稿をみて、「やるしかない!」と。

小川卓その時の杉山さんは何か課題とかあったんですか?

杉山健一郎初級のウェブ解析士の資格をもってやってたんですけど、建築デザイン設計事務所だったので、話せる相手がいなかったですね。分析についてとか、かつ、周りもウェブ業界の知り合いがいなかったので、どういう風にスキルアップしていこうかなと考えていたんですね。自分では面白かったのでもっと深堀して、仕事にしたいと思っていたところ。。。

小川卓いきなり写真がでてきたんですね。

杉山健一郎その時不安だったのが、初級のウェブ解析士が行っていいのかっていう事で、しかも新潟からってね。これは小川さんに聞かなければいけないって思って、もうちょっと追いかけて行って、Googleデータポータルの本の出版イベントがあって

小川卓井水さんの旦那さんと書いたやつですね。マイナビさんが新宿のミライナでやった。。。

杉山健一郎そこに行けば会える!と(笑)

小川卓アイドルの追いかけみたいだね(笑)

杉山健一郎本を買って、イベント申し込んで(笑) これもう突撃して本人に聞くしかないなと。「初級ですけど、いいですか?」とお伺いしたら。。。

小川卓そこは覚えているのよ(笑)俺も初回だからどれくらい集まるかわからないし。聞いてくれてありがたいなぁって思って。

杉山健一郎新潟からでいいですかって、聞いて。そうしたら、「1回目だけは来てくださいと。2回目からはオンラインでもいいですよ」って言っていただけて。

小川卓結局、来ていますよね?

杉山健一郎無遅刻無欠勤で、しっかり皆勤賞です(笑) 高速バスでね。 イベントの夜、新潟に帰って、その翌日には申し込んでいましたね。

小川卓お金借りて?

杉山健一郎支払いはまかせたということで。

一同:(笑)

 

いよいよ始まった提案型ウェブアナリスト育成講座

小川卓来ていただいて、全部で14名で、旦那さんもいて

井水朋子はい、旦那もご一緒させてもらって

小川卓濃いメンツがそろいましたね。

杉山健一郎ちょうど、この辺のテーブルだったんですよ。濃かったですね。(編集注:インタビューは講座と同じ場所で実施しました)

小川卓この講座って何期生になっても、初回はドキドキするんですよね。ついていけるかっていうのもものすごく心配していて、どうでした?

杉山健一郎めちゃめちゃ心配でした。特に(井水の)旦那さんも解析士マスターで。そこに、ぽっときた私がいけるのかと思いながら、まぁお金払っちゃったし、やるしかないかと。

小川卓やってみた感じ、どうでした?

杉山健一郎解析に対する考え方が全然変わりましたね。コンセプトダイアグラムをすることによって、ユーザーの行動からということでデータを見るようになりましたね。 最初14名いらっしゃたんですけど、そのうち解析士マスターが4名いて、それ以外の方もいらして。

小川卓色んなバックグラウンドの方がいらして、技術にとても詳しい人とかもいましたね。

杉山健一郎そうそう、もはや変態クラスの人とか(笑) そこでやっぱり、知見を広く持たないといけないなというのと、こういうところに参加するとそういう人といい意味でつながれるし、刺激を受けたなって思います。 解析に対するものが、もっと広い視野で見られるようになりましたね。それまではGoogleアナリティクスを見てどうのっていうだけだったんですけど。解析に対する考え方も、どういう風にデータを見てっていうところがガラッと変わりましたね。

小川卓ちゃんと毎回きて、卒業していただいて。

杉山健一郎その時やりながら思っていたのは、地方に落とし込むには、なかなか壮大だなと。 ここを目指してくれるクライアントさんっているのかなと。

小川卓それは滝口さんもおっしゃっていて、そこにくると杉山さんはそもそもウェブをとか、IT化とかそういうところじゃないですか。

杉山健一郎小川さんの講座のエッセンスをどういう風にアレンジして地方の中小企業に落とし込むべきかっていうのが課題だなとか思いながら、高速バスに乗っていました。

小川卓移動しながら考察する時間も作れると。なんか、一緒に参加した人とファミレスとか行っていませんでした?

杉山健一郎終わった後、某牛丼店でコンセプトダイアグラムを2時間くらいやったりしていました。お互い並盛でずーっと書いていましたね。夜のバスまで時間があるから、一緒にやろうよって。

小川卓Facebookでその写真見ました(笑)

井水朋子それは、うらやましいです、壁打ちする相手ってなかなかいないですよね。

小川卓杉山さんが参加した理由がそこでしたもんね。

杉山健一郎同じ言語で会話できるっていうのがすごくうれしいところですよね。

小川卓良い / 悪いという意味じゃなくて、人によって持っている知識が違って、それぞれ別の知識を持って人同士が話せる、しかも、自分が感じていることとか悩みをある程度前提がある状態で話ができるっていいですよね。 『今ね、Googleアナリティクスの分析で迷っていてね』、『エッGAって何?』ってなると、おっとこれは長いぞ、厳しいぞってなるじゃないですか。

対談風景

蝶ネクタイ・コーディネート

小川卓ところで、実はここまでつっこんでこなかったんですけど、そろそろいいですかね。

井水朋子私もチラチラ見させてもらったんですけど。。。相当ユニークなファッションで、蝶ネクタイとピンバッジが同じデザインですか?

杉山健一郎どこで切り出そうかなぁと。

小川卓そうそう、すぐ話が始まっちゃったからね。まず、ピンバッチの方を私から先に話すと、育成講座の卒業生に卒業証書のほかに何か記念品を用意したいなと思っていたんですよ。私が蝶ネクタイをつけてセミナーなどに登壇しているということで、ある意味トレードマーク的なところがあって、奥さんが「これをピンバッジにしたらどう?」って話してくれて、それで作るようになりました。今でも毎回デザインを変えて、後ろに01とか02とか書いてあるんですよ。「お前、何期生なの?」ってバッジ裏を見てわかりますね。前回、滝口さんもつけてきてくれたんですけど。今日杉山さんを見たら、なんか2つついているなと。

井水朋子卒業式で渡すのはピンバッジだけですか?

小川卓そうなんですよ、それで、そのすごい大きな蝶ネクタイはどうしたの?(笑)

杉山健一郎全力で小川さんの弟子感を出そうと(笑) キャラを奪いかねない感じで(笑)

小川卓今日かぶっているよね。そっちの方がいいじゃん!(笑)

杉山健一郎1か月前から仕込みました(笑)

小川卓それ作ってもらったの?

杉山健一郎小川さんと対談やるってなった時に「どうしようかな」と。

小川卓内容じゃなく(笑)

杉山健一郎それまでセミナーやイベントには黄色いシャツを着ていくことがあったんですよ。ウェブ解析士会議でも400人いたんですが、その中でも黄色ってめちゃくちゃ目立っていたんですよ。無彩色の方も結構多い中で、黄色いシャツは目立つなと。今回、もっと面白いことやったら目立つかなと。ググりまくって、2社くらいオリジナルで作るところに見積り依頼をだして、フリーランスの方が集まるミンネルも見て登録して、検討した結果、一社で決めました。納期必須でぜひと。

小川卓今日使わなければいつ使うんだってなるからね。次のウェブ解析士会議に使えるかもしれないけど。。

杉山健一郎もうピンバッジの実現感を出したくて。

小川卓ちょっとそのパターンは想像していなかった(笑)

杉山健一郎今後、何か出る時は、自分へのプレッシャーにもなりますけどね。そこでヘンなことをやっちゃうと、小川さんのところの卒業生はあんなもんかって。バッジを外しているときは、ちょっと気を抜いたりしてね(笑) 今後、卒業生インタビューの方のハードルが上がるかもしれないですね。

小川卓あ、下げておかないと(笑)

杉山健一郎発注出す際は、私の注文したところのURL教えますんで(笑) 卒業生でロットで作ったりしてね(笑)

小川卓一期生の分、まとめて作ったりしてね(笑) 提案型ウェブアナリスト育成講座でもらえるピンバッジについて触れましたが、第2回では講座の中身についてです。

 

 

 

講座では、意見を出して、フィードバック

小川卓そうそう10回受けていただいて、一番印象に残ったこととかあります?

杉山健一郎意外に小川さん、面白いなっていうのと。

小川卓そこ意外なんだ(笑)

杉山健一郎最初怖かったんですよ(笑) まず意見を、間違っていてもいいんで。レベル低くてもいいので、あまりレベル低くて直帰率何ですかとかいうと怒られちゃうと思うんですけど、よく考えて、意見を出して、それに対してフィードバックをもらうと。おそれずにできる限りのことを考えて話すことで、レベルっていうのは気にしなくていいのかなと思いました。「じゃぁこうすればいい」とか、さらに上にいくアイデアを出していただけるので、そういう意味で自信が持てました。

小川卓みんな解析に興味関心があって伸ばしていきたいっていうのは一緒なんだけど、バックグラウンドも違うからね。壁打ち相手になりますよね。 逆を言うと、みなさん14人のレポートを見ていく中で、私にとっても壁打ちになりますね。おっとこれ暴露かな(笑) 私はずっと解析をやってきて、他の方は紙の制作物だったり、色んな知見がある中で、出てくる発想がありますよね。この間も、杉山さんに資料の作り方という講座をやっていただいたんですけど、そういうところはお互いに吸収できたので、slackの卒業生部屋で、みんなお互い投げては答えてっていう感じですよね。

杉山健一郎そういう点で、足りないものは足りないで補ってもらって、そんな中で自分の強みは何だろうっていうのを見直して、それで皆さんと何かできることっていうのをアウトプットしていけば、解析といってもデータを見る以外にも色んな事があるじゃないですか。

小川卓ぶっちゃけそっちのほうが大事ですよね。

杉山健一郎色んな得意な人がいて、私はクリエイティブ関連+解析で強みを出せる、小川さんの3つの強みじゃないですけど…。

小川卓はい、強みを3つ作ろう、組み合わせて使おうっていうやつですね。

analytics.hatenadiary.com

杉山健一郎強みのある部分は出していって、解析と混ぜ合わせて新しい価値ができないかな、皆さんの強みを教わって刺激しあえればいいなと。講座を出て、あれだけの人数が参加されている中で思いましたね。

井水朋子ところで、講座の中で意見をいうタイミングっていうのがあるんですか?どんなタイミングですか?

小川卓コンセプトダイアグラムとかかな。

杉山健一郎ワークも結構多かったですよね。

小川卓あとは、改善提案のレポートを発表するとき、他の人全員からフィードバックがくるので、全然視点が違うのを体感でいますね。また、ワークはちょこちょこやりながらやっていましたね。

井水朋子全10回のうち最後の2回で発表するというヤツですか。

小川卓最後に自分のサイトを決めて、分析して、改善案を出して、ここで発表するというところ。人によって得意・不得意いろんな人がいて、杉山さんはどうでした?発表のほうは?レポート作りとか。

杉山健一郎今までになかった量をやりましたね。

井水朋子レポートの枚数でいうと?うん十枚とか?

小川卓うん十枚は普通にありますよね。

杉山健一郎あの時一番多い方は70枚くらいありましたね。

小川卓多ければいいというわけではなくて、逆に要点まとめて減らしてと言っているんですけど、それでも20~30枚くらいにはなっちゃう。

井水朋子ほ~少なくても20~30枚ということですか?

小川卓レポートって増やすのはいくらでもできちゃうんですよ。Googleアナリティクスでレポートを見てそれを貼り付ければ1枚じゃないですか。それがデバイス分ければ2倍になって、新規とリピートを分ければさらに2倍になって。そうかといって、読む側・聞く側は70ページ全部理解できるかっていうと、そんなに集中がもたなくて難しいと思うんですよ。だからそこの気づきがあるもの・改善につながるものだけに、ぐっと絞ってほしいんですよね。 私もこれを出しましたって入れたくなるんですけど、それはアペンディックス(付録)に入れるか、出さないのも正義だと思っていて、お客さんに聞かれたら出せばいいって思うんですよ。

杉山健一郎最後の発表の一回はすごい印象に残っています。それまで初級ウェブ解析士をとって建築事務所のウェブのこと何も知らない人相手にレポートを書いていましたのが、急に井水さんもいるは小川さんもいるは、そんなところで話さなければいけないっていうのは。。。

小川卓あれ、杉山さん緊張しますか?

杉山健一郎緊張しますね~。

小川卓そうは見えなかったから。

 杉山健一郎見た目はちょっとアレなんですけど(笑) あまり話す機会というのがなかったから。

小川卓そうですよね。

杉山健一郎話すことは大事だなっていうのはありますね。今の会社でも入社して1か月は1時間ウェブ解析について話すっていうのを何回かやって。GAってなんですかってやっぱり聞かれて。そこから気づきを得られて相談っていうのもあるので、話すことをやっていかないといけないなと。

小川卓そうですよね。講座でも話したけど、情報を発信したところに情報って集まるし、信頼も得られるから、だからこそ自分に何ができるかっていうのをどんどん言っていかないと相談もこない。会社の中で仕事しづらくなっちゃいますよね。

杉山健一郎講座では解析の仕方だけでなくて、小川さんはクライアントにこういう風に説明するよっていう内容もあるんですよ。それが今役に立っていますね。会社でウェブマーケティングチームを立ち上げので、上層部の方に説明をしないといけない。みなさんお時間がないですし、ウェブマーケティングをあまり知らない。そこでどうまとめるのかっていうのが大事になっていますね。レポートを持っていくと「何分で話せる?」なんですよ。

小川卓30枚ありますけど、どうしましょってなりますよね(笑)

杉山健一郎じゃぁ15分でって言って、説明させてもらう感じです。ちゃんとレポートとか報告という点ではまとめる能力が必要なんだなって感じています。

小川卓役立てていただいてありがたいです。事業会社にいくと、準備が大事だよね。地ならしみたいな。

杉山健一郎事前の資料準備とかね。

小川卓そうそう。一回そこでどういう方針でどういう風に進めるんだっていうのをOKもらえれば進めやすいけど、それがないと、「結局なにやっているんだ」となるので、分析って儲かるの?みたいな話になっちゃうから、最初にそれを整理するのって大事だなと思いますね。

井水朋子そういう意味ではインナーブランディングが大事になってきますね。

小川卓本当にそうだと思います。私も事業会社にいたときとかは、勝手にメーリングリスト作って、メール送ったりしましたからね。

井水朋子勝手に送る!?啓蒙のために?

小川卓それでも、まずは知ってもらわないとっていうのがあるんでね(笑) 例えば社内でプリンが好きな人がいる、ラーメンが好きな人がいるとしますよね。こういう人って結構公言するじゃないですか。ここで食べたよ、あそこで食べたよと。そういう情報があると、どこかで美味しいプリンや美味しいラーメンを見つけた時に、その人に話したくなるじゃないですか。あれ知っているかな、今度あそこに行くからおすすめを知りたいな、だから話そうってなるじゃない。

 

コミュニケーションのきっかけを作ることができるので、自分はウェブ解析やマーケに興味あるよって言って、ウェブのおっさんって覚えてもらう、ウェブのお兄さんでもお姉さんでもいいけど、覚えてもらうのがいい気がしています。そういうところで接点を作って、何かあった時にちょっと声かけるとか気兼ねなくできるかなと思っていますね。 まぁ自分と多少関係のないことを聞かれても、調べて返してあげられるようなことが多いじゃないですか。ウェブ解析やマーケじゃなくても、探す能力はあるから、ウェブに詳しい人たちって。

卒業後のやりとりと卒業生slackについて

井水朋子先ほど杉山さんが資料の作り方をやったという話がでましたが、卒業生のslackですか?

小川卓いろんなことをやっていて、それはウェブ解析士協会の小川ゼミですね。

杉山健一郎卒業生のslackじゃないんですよね。卒業生のslackでは、私が所属している会社のGAをみんなに見せるから、一緒に分析しましょうよっていうをやりました。

小川卓やりましたね~オンラインのZoomで、杉山さんがGAを見せてくれながら・8人くらい参加したかな?6時くらいから12時くらいまででしたっけ、結構長くやっていましたよね。

杉山健一郎小川さんはお風呂に入って、また戻ってきましたよね?

小川卓そうそう、まだやっているな~と思って。もういいやって。

井水朋子どれだけ仲良しなんですか。

小川卓サイトやGoogle アナリティクスを見ながら、こういうことに困っているんだけど、なにか案ない?みたいな感じで。

杉山健一郎結論がサイトがダメだって話になったんですよね。

小川卓そうそう、細かい改善の話よりも新たにコンテンツ用意してリニューアルしたほうが早いんじゃないかって。そういうのができたのは面白いですよね。

杉山健一郎卒業生はNDA(秘密保持契約)を結んでいるものだと思っているんで。

小川卓そうそう、講座を受けてもらった人にはみんなNDAを結んでもらっていますね。自社サイトを分析して発表する時に、どうしても数字とか出てきちゃうからね。分析をしている人で一番困っているのが、我流でレポートを作るしかないところなんですよ。他の人のレポートを見る機会がとにかく少ない。

せいぜい見れても代理店なんですけど、代理店も広告まわりのところが多くて、サイト改善となるとほとんど見られないので、お互いのそういったものを見られるのは、私も含めて、とてもメリットだと思いますね。 ちなみに分析するサイトがない人は私のサイトでってやる場合もありますけど。

杉山健一郎卒業のレポートを作るのに、大分色んな人のを見て、これいいなと学びましたね。

小川卓サイトは違えど、表現の仕方、見せ方、分析の軸などは、ありますよね。

井水朋子杉山さんが印象に残ったレポートや見せ方ってありましたか?

杉山健一郎やっぱり八木さんのが気になりましたかね。

井水朋子お、実名が出てきましたね。

杉山健一郎八木さんならきっと大丈夫だと思うんで・・(笑)

小川卓どうぞどうぞ・・(笑)

杉山健一郎八木さんはまとめ方がうまくて、結構ギュッとした状態でレポートを出していましたね。そのバックグラウンドで結構調べてきているんだろうなっていうのがあって、ただ単にページを多くだせばいいなっていうわけじゃないっていう話がありましたけど、まとめ方という点でこういうのを参考にしようという印象に残っていますね。

小川卓そこが大事ですよね。短い時間で伝えるっていう意味を含めて。

杉山健一郎ページが多いとやった感はあるんですけどね。

小川卓そうそう、わかる。そのあたりはお客さんに合わせてだと思うんですよ。ちゃんとやっているっていうことを伝えないといけないケースもありますからね。私も広告代理店さんからのお仕事の場合はレポートを全部入れたりしますよ。なんとなく枚数を指定されている雰囲気があるんですよ(笑)

杉山健一郎私も社内で出すときはあえて多くしています(笑) 仕事していますよ的な(笑) 社内には色んな方がいるので、時間がない経営陣の方には1枚でまとめて作っちゃっています。最近の動向3種類、課題2個、その根拠は後ろにはっちゃって。逆に、今インハウスでやっていて、他の方のレポートを聞く側に回ることもあるんですけど、大体途中で飽きてきちゃうんですよね。

小川卓長いぞと(笑)

井水朋子社内のやりとりはオンラインですか?オフラインですか?

小川卓どうなんですか?出社されているんですか?

杉山健一郎はい、フルで出社していますね(笑)

一同:(笑)

杉山健一郎そこも昭和な感じで・・・(笑) というのも、社内システムに入れないんですよね。

小川卓なるほど、そのあたりとかVPNとかが整っていない感じなんですね。

杉山健一郎一応、VPNもあるんですけど、情報システムの一部の人間が緊急時にメンテナンスで使うだけで、あとは昭和な会社なのでオンラインが嫌いというか。

小川卓slackとか、Zoomとかは、使っていますか?

杉山健一郎Zoomはこの機に入れました。新潟県でも三条郵便局でコロナがでて、県内でもどうしていくかと。従業員が4,000人くらいいるので、社内でコロナが出た時にどうするっていう話がでたんですね。それで、Zoomだけは入れて、slackはまず情報システム部だけで使っているレベルで、最近私の上長にあたる方を外部から呼びまして、その方が元ニトリの上席執行役員の方で情報システムの統括をしていた方なんですけど。

小川卓じゃぁめちゃくちゃ詳しいんですね。

杉山健一郎「slackいれよう」ってバンバンやってくれていて。

小川卓上からバンってやってくれると助かりますよね。

杉山健一郎ただ、その方も一番上というわけではないので、全社に浸透させるにはまだまだこれからですね。ちなみに、小川さんのことを知っていましたよ。

小川卓あはははっ(笑)

杉山健一郎「あ、小川さんと会うんだ?」って。物流系・店舗系の基幹システムにめちゃくちゃ詳しい方で、ウェブサイトは苦手なので「任せた」と言ってもらっているんですけど。

 小川卓じゃぁちょっとずつ出社も・・?

杉山健一郎基本的にはずっと出社ですね(笑) 事業部が結構あるんですよ。ホームセンター、ペット、フィットネス、食品系は**っていう子会社なんですけど、各事業部がウェブのことを何もやっていなかったんですよ。いまだに紙のチラシだけだったので、そういう人たちと話すのに直接会って話さないと。

 小川卓それは無理ですね。

杉山健一郎ちょっとずつちょっとずつね。私も入ってまだ半年なんですけど、どういう方なのかっていう。

 小川卓人となりですね。直接会わないとわかりづらいっていうのはありますね。

杉山健一郎やっぱりオンラインって難しいですね。

 

 

 

次回、『(3)上場企業でデジタルマーケティング部門立ち上げのリアル』では、デジタル化が進んでいない会社でデジマ部門を立ち上げ、店舗送客に奮闘していくお話を伺いました。(明日公開予定)

 

<小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第20号の配信

5 years ago

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メルマガを月2回配信中。

この記事では12月1日に配信されるメールマガジンのちょい出しとなります!

 

www.mag2.com

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

foomii.com

 

というわけで中身をちょいだし!

 

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
■【PickUPニュース】
2020年気になったウェブマーケティングトピックス 9選
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12月に入りいよいよ年末感が出てきました。
そこで今回は本メルマガで取り上げてきた今年のウェブマーケティングニュースから
改めて筆者が気になった9個のトピックスを紹介します!


【気になったニュース 9本】

< 1.プライバシー回りのトレンド >
メルマガ第1回でも書きましたが、GDPRやCCPAといった「個人情報」の範囲や、それに伴うデータの取り扱いは大きなトピックスでした。
広告やアクセス解析ツール等様々な所で、取得出来るデータや機能への影響が出てきました。

例えば
Google Analytics Deprecating ‘Network Domain’ and ‘Service Provider’

www.seerinteractive.com


Google アナリティクスで「ネットワークドメイン」と「サービスプロバイダ」の計測終了などは分かりやすい例ですね。

 

他にも以下のニュースはリスティング広告界隈ではもっとも大きなニュースだったのではないでしょうか

searchengineland.com


Googleリスティング広告のレポートでクリックが少ないキーワードは9月以降、非表示にするという内容。リスティングコミュニティから驚きと怒りの声が上がっております。

皆さんも何かしらの形で変化を実感し始めているのではないでしょうか。来年は更にこの動きは加速するでしょう。全ての詳細を理解する必要は無いですが、皆さんの業務にどういった影響があるのか?自分事として当てはめて考えるのは大切かなと。

 


< 2.ニュースやメディアのサブスクリプション化の台頭 >
ここ数年続いているトレンドではありますが、メルマガ第3回で取り上げたメディアのサブスクリプション化は特に米国・欧州を中心に伸びているようです。

日本での取り組みはまだ鈍いですが、動画とか音楽はサブスクリプション化がだいぶ進んだのではないでしょうか。ニュースやメディアがサブスクリプション化されて、ユーザー行動が変わっていくのか?来年以降も気になるトピックスです。

 

< 3.コロナ禍によるウェブマーケティングに関連するイベントやセミナーの中止orオンライン化 >
やはり避けて通れないコロナ禍のトピックス。私自身も大半の登壇はオンラインになりました。今年は多くのイベントが変更を余儀なくされました。

本メルマガでも度々取り上げていますが、オフラインでのイベント参加意向が下がっているのは明確で、来年以降もまだこのトレンドは続きそうです。BtoB企業を中心に営業方法なども大きく変わりました。

 

イベントやセミナーの中止以外にも、そもそもウェブマーケティングの仕方や優先順位が変わった一年でした。顧客とのコミュニケーションの仕方や利用する手法も今までと変えた企業が多かったのではないでしょうか。

 

2021年に向けては、少しずつ落ち着くことが予測されるなか、今年変えた内容のうち、
「何を元に戻すのか」「何を元に戻さないのか」
各社整理が必要な1年になりそうですね。

 

(後略)

==================

 

本メルマガは月2回配信しており、海外のウェブマーケティングに関するニュースを取り上げています。上記内容以外にも、ニュースヘッドライン(数行解説)やQAコーナーなども用意されています。

 

月額550円/月(税込み)で、初月は無料です。今月登録いただくと、今月の過去配信メルマガ(上記内容含む)も読むことができます!

 

www.mag2.com 

情報収集のお供によろしければぜひぜひ。

 

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アークランドサカモト 杉山健一郎 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(1)フリーランスで講座を受け、上場企業のマーケターになるまで

5 years ago

小川卓と杉山健一郎の対談企画

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第四回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第1期卒業生で、アークランドサカモト(株)杉山健一郎氏。

杉山さんが解析と出会う前のキャリアから、解析と出会ってどのように変化したかを伺いました。全3回、最後に動画も公開します。

アークランドサカモト(株)杉山健一郎
東京都出身、新潟へIターン。クリエイティブデザイナーを経て、2017年提案型ウェブアナリスト1期を修了。現在は新潟県本社のアークランドサカモト(株)でデジタルマーケティング部門の立ち上げを担う。

目次

進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。

フリーランスから上場企業就職まで

井水朋子杉山さん、今日は新潟から来てくださり、ありがとうございます。提案型ウェブアナリスト育成講座第1期の卒業生で、活躍されていますね。どんなお仕事をしているか改めて教えてください。

杉山健一郎提案型ウェブアナリスト育成講座の時は無職だったんですよ(笑) お金も前借りしました(笑) 講座卒業の打ち上げの日に一社内定が決まりました。4、5人のウェブ制作会社でしたが分析もしているということなのと、代表がウェブ解析士マスターということで、ぜひにと入りました。新潟でも官公庁系の分析ができました。その後、ホームセンターをメインでやっているアークランドサカモト(株)からお声がけをいただきまして、ゼロベースで社内にデジタルマーケティングを進めないかということで、今年の3月から働いています。

小川卓それを聞いてチャンスだと思ったと。

杉山健一郎県内ではメジャーな会社ですし、ホームセンターも大きいので。前の仕事では、案件で受けて分析して改善提案を出すんですけど、官公庁の仕事が多く提案したとしても実行できるかどうかというのは、直接話せるわけでもないし若干不透明なところがあったんですね。

小川卓もどかしいね。それでいわゆる事業会社へと。

杉山健一郎インハウスでもともとクリエイティブ系の仕事も長かったので、自分で作りながら効果検証できるなくらいの気持ちで。

レーサーが、解析に出会うまでのストーリー

 

井水朋子社会人になった時はどんな感じのお仕事を?

杉山健一郎20代の半ばまで車のレーサーを目指していました。

井水朋子え!?レーシングカーですか!?

杉山健一郎高校卒業の時に本気でそれ書いて、先生から「お前は何をやりたいんだ」と言われましたね。(笑) 当時なぜか行動力だけはあって、世界で通用するには英語が必要だということで、高校卒業後、2週間でアメリカに行きました。

一同:(笑)

杉山健一郎帰ってきてからまた色々やって、小川さんもいたイギリスへ。シルバーストーンでイギリスライセンスをとって、そこで現実を見て。親との約束で25歳までには好きにしていいよという話だったので、そこからデザイン会社に入りました。

小川卓その後、解析に出会ったのはどのタイミングですか?

杉山健一郎新潟に移住した、33歳の時ですね。子どもができたのと、妻が新潟出身で、子育てするなら新潟の方がいいよねというので新潟に移住しました。ネットで物は買えるし、家から30分で海と山と温泉に行けるんです、その代わりに家の周り2kmは何もないですけどね(笑)

小川卓それはいいですね。

杉山健一郎建築設計事務所に入り、インハウスのウェブ担当になったんですよ。そこで色々させてもらったんですけど、なんとなくページを更新したり作ったりで、これでいいのかがわからない。そこで色々調べて、ウェブ解析士の初級をとったのが2015年ですね。

小川卓5年くらい前ですね。

杉山健一郎その資格を活かしたいということで、毎週月曜日のミーティング時に、わからないなりに、初級ウェブ解析士のレポートを若干変えてみて、解析するようになりました。その頃から、こういうことしますよという提案をしやすくなりましたね。記事を書くんだったら、こういう興味ある人がいるからこういう記事を書きましょうとか、Googleアナリティクスの定性的なデータ(アフィニティカテゴリ・年齢・性別など)を1年分集めて、こういう人が来ているんだって自分で区分けしながら。ちなみに、オープンハウスがあると駐車場担当だったので、車の数を数えていました。SUV何台、トヨタ何台とか。意外とあっているんですよ。

小川卓お~

杉山健一郎そこからペルソナを作りました。デザイン系の住宅だったんで、こだわりが強いとか、若干高級所得層で、県内のそういう人たちがどこで情報に触れているのか、じゃぁ紙媒体でもいいんでここを出しましょうと。

小川卓オンラインでの知見をしっかりオフラインに活かしていますね。

杉山健一郎最終的には、年間の1/3は最初のタッチポイントがウェブということで成約いただくようになり、MAXで、Facebookで週5,000円とかで広告を出して、見学会の予約が60件くるように。

小川卓すごいじゃないですか。貢献が可視化されていますね。

杉山健一郎解析士をとったのが2015年だったので、それを2.3年前まで続けていましたね。

井水朋子大分行動派な一面がお仕事に出ていますね。そこからどうやって仕事がない状態に?

杉山健一郎建築士のところで続けていくうちに、結局オフラインのマーケティングの知識も必要だと思ったんです。解析は分析ですけど、人を呼ぶにはマーケティングの知識が必要だなと。 じゃぁどうしたらいい?という時、そこでイギリスに行った時のように、マーケティングの会社に行ってしまえばいいじゃんと思ったんですよ。そこで、県内にマーケティングと名のつく会社に転職しました。 もっと解析とか分析を活かしたいと、その会社はオフラインでもマーケティンをやっているように見えたので、その知識をオンすれば分析や解析の知識とマーケティングの知識を合わせられれば、もっと効果が出るんじゃないと思ったわけですよ。そこで、色々と。。

小川卓あんまりマーケティングしていなかったと。

杉山健一郎そうですね、ググって1ページ目をお客さんに言っているようなところだったので、たぶんこれは使えないだろうということで、3か月で辞めました。 幸い、知り合いが独立したところだったのと、私は営業できないので、その人から仕事をもらいつつ、小川さんのところに行くから金を出してと。

井水朋子お子さんがいらっしゃる中で、結構自由に動かれましたね。

小川卓そうだね、奥さんはどんな感じなの?

杉山健一郎若干あきれつつ、止めても無駄だと思っていたのかも(笑) フリーランスの時は家のことは私が主夫という形で家のことを全部していまして、今も夕ご飯は全部私が作っています。

小川卓おぉ。

井水朋子今みたいに上場企業のマーケティング立ち上げをするなんて思っていなかったでしょうね。

杉山健一郎新潟県の中越地方では一番上の会社なので、一安心してくれたかなと思っていますよね。やめなければですけどね(笑)

デジタルマーケ部門立ち上げ!リアルな現状

小川卓数年はかかりそうなお仕事ですもんね。

杉山健一郎ウェブマーケ以前に、IT化が進んでいない感じなんですよね。WebやITに関する理解がなかなか難しい状況です。WebやITを知らない中でどうやって判断するかというと数字になってしまうんですね。売上が上がったぞとか。

小川卓そこで直帰率と言われても困るぞと。

杉山健一郎カタカナを使うとわからないですね。なんせお店のPOSデータや基幹システムをやっている方たちと、私の差がわからないと。パソコン使える今どきの人というくくりなんですよ。

小川卓なるほどね。

杉山健一郎まずはどういう風に数字を見せて可視化していくか。マーケティング以前の段階を整えるのに1年くらいかかるかな。あとは、今までウェブ周りに知識がなかったということで、外に任せていた部分が多い。そうなるとサイト自体の導線が無茶苦茶だったりコンテンツが載っていなかったりというので、マーケティング前にウェブを整えないといけないですね。あとはなんとなく運用できてしまっていて、とりあえずウェブサイトに情報を載せておけば、なんとなく売り上げも上がるだろうと。上がらなくても検証できなくてまぁいっかという土壌でやってきてしまった蓄積がある感じです。SNSやGoogleマイビジネス、LINEなどを合わせると、全部で99アカウントあるんですよ。

 

一同:(笑)

 

小川卓そこは外部の人が?

杉山健一郎事業部によっては外にまかせているんですけど、代理店も経験が浅くて、お互い詳しくない同士でとりあえず投稿しているんですよね。

小川卓前回、滝口さんの時、山形もそんな感じだっておっしゃっていましたね。なんとなく作ってなんとなくやっていて、お金だけいっぱいとられていたとか。

杉山健一郎山形に遊びに行こうかな(笑) そういうのにはお金を払ってしまうんですよね。

小川卓わからないから。

杉山健一郎はい。それでいて、肝心なところに経費が出ていなかったりして、すごくバランスが悪いのを整理していくのが課題です。例えば、なぜかGoogleサーチコンソールのエクスポートしたデータで月8万円とられていたりとか。

 

一同:ー絶句ー

 

小川卓うち5万円でやりましょうか(笑) 相場観がないんだね(笑)

杉山健一郎Twitterの広告配信の結果をCSVでダウンロードして、それをはりつけて、はい、レポートって出したり。前回と同じで、地方でその知識がないからそうなってしまうという。

井水朋子それを建築事務所にいたころの杉山さんが見たら、どう思っていました?

杉山健一郎あの時は自分も手探り状態だったので、とりあえずコンテンツマーケティングという形で走ってしまっていたので、今の会社ほど搾取はされていなかったけど、今ほど効果が出るような、先を見据えての分析はできていなかったですね。 今あるものを分析して、なんとなく改善していくっていう。

井水朋子そのあたりが、ウェブ解析士だったり、提案型ウェブアナリストだったりで勉強して経験したところの差ですよね。

 

 

次回、『(2)提案型ウェブアナリスト育成講座について』では、講座を受けたきっかけや講座を受けてみた感想、卒業後にどのような活動につながっているかなどを伺いました。(明日公開予定)

【11月25日 19時~】Google Analytics 4の無料オンライン勉強会を開催します(入退室自由・登録不要)

5 years 1ヶ月 ago

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「Google Analytics 4」の無料オンライン勉強会を電通デジタル馬場さん、and,a中田さんと開催いたします!

 

先月正式リリースされた「Google Analytics 4」について1時間半ほどお話しさせていただきます。詳細は以下の通り

 

【開催日時】

11月25日(水)19時~20時半 ※QA等で延長あるかも?

 

【開催場所】

オンライン:Zoom + Zoomの定員を超えたらYouTube Liveも同時配信

 

【参加方法】

登録等は不要です。お時間になりましたら以下URLからZoomにお入りください

https://bit.ly/1125_ga4

bit.ly

 

Zoomの定員を超えたら、本ブログあるいは私のTwitter及びFacebookにてYouTube LiveのURLを貼りますので、そちらよりご参加ください。

twitter.com

 

www.facebook.com

視聴に伴い個人情報等の登録は必要ございません。事前登録等の仕組みもございません。

 

【講演内容】

馬場さんに司会進行&ツッコミ役をお願いしつつ、小川の方からGA4に関しての説明を、中田さんよりBigQueryに関する説明を行います。

 

【動画公開】

無料オンライン勉強会終了後、数日中に動画を公開予定です(YouTubeを想定)。YouTubeのURLは本ブログあるいはTwitter等でお知らせいたします。

 

【資料公開】

無料オンライン勉強会終了直後に、資料ダウンロードフォームのURLを、本ブログ及びTwitter/Facebook等で公開予定です。ダウンロード時に名前・メールアドレス等をいただく形となります

 

セミナー内で資料の全ての説明が行えないため、別途ダウンロードいただき、お時間ある時にご覧いただければ幸いです。

 

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講演資料の目次は以下の通りとなっております。
当日説明予定の内容を赤字にしております。

 

■最初に

■Google Analytics 4とは?

■GA4での大きな変化

 イベント単位の計測

 Google Signal連携強化

 gtag.js形式への移行

 BigQueryが利用可能に

■指標の主な変更

 セッション

 直帰率

 エンゲージメント率

■GA4のプロパティ作成

 新規作成

 既存プロパティのアップグレード

 旧GAプロパティの作り方

■GA4の初期設定

 Google Signal

 データ保存期間

 フィルタ

■GA4のコンバージョン設定

■GA4のレポート紹介

■GA4のAI的な機能(異常値の検出)

■GA4の「分析」機能

■GA4の「データ削除」機能

■GA4の各種データ取得設定

 イベント

 ユーザープロパティ

 eコマース

 クロスドメイン

■GAの「デバッグ」機能

■BigQuery

 初期設定

 BigQuery内のデータ理解と取得

 

BigQueryに関しては別途、中田さんの資料+デモでの説明がございます!

 

 

【最後に:皆様へのお願い】

・誰でも参加できる無料オンラインセミナーとなります。Zoomのチャット欄など節度を持っての利用をお願いいたします(運営スタッフの方で目に余る場合は部屋退出をお願いする可能性もございます)。

 

・QA時間も設ける予定ですが、内容(まだリリースしたばかりなので)と時間によっては全てお答え出来ないことが予想されます。ご理解いただけましたら幸いです。

 

【5G時代到来に備えたYouTube活用&分析事例セミナー】参加レポート

5 years 1ヶ月 ago

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先日、小川さんがメールマガジンでも触れていましたが、最近のGoogle 検索結果について、「YouTubeはGoogleの1ページ目の動画カルーセル結果の94%を占めている」という調査結果があるそうです。

 

YouTubeでのマーケティングがいかに重要かがわかる情報ですね。

個人的にも移動中や寝る前などのリラックスタイム等に閲覧するのが、テレビやブログ記事などからYouTubeに比重が移ってきたのを強く感じています。

 

また、ニュースや趣味についても非常にわかりやすく、しかもコンパクトに情報をまとめてくれているYouTubeアカウントが増えている印象です。

 

今回はHAPPY ANALYTICSスタッフの福田が、11/11に開催された

「自社でできる!5G時代到来に備えたYouTube活用&分析事例セミナー ~集客・売上UPにつなげるノウハウを徹底解説~」
を紹介させていただきます。

 

目標はこの記事をご覧いただいた方がYouTube活用を「明日から」、いや、「今日から実践できる」こと!それでは行ってみましょう!

 

目次

〇すぐに始めよう!YouTube活用が必要なワケ

 5Gの普及

 YouTube動画の可能性

〇印象に残る動画の編集方法

 印象に残る映像を作るための3つのポイント

 他の動画に埋もれさせない!サムネイル・タイトルのコツ

 タイトル作成のポイント

〇YouTube上とWebサイト上の動画それぞれの役割

〇動画を評価・改善するために見るべき数値

 動画の集客改善に大切なのは「リーチ」レポート

 動画自体の評価を確認するのに重要なのは「視聴者維持率」レポート

〇YouTubeのSEO対策

 YouTubeでの上位表示に影響を及ぼす要素

 SEOのためのチェックリスト公開!

 

登壇者

田中 千晶さん(株式会社BES 代表取締役)

Webプロモーション支援を得意とし、SNS活用、Webサイトディレクションを実施されている他、SNSに特化した研修やセミナーも実施されています。

なんと、毎年Facebook本社やTwitter本社へ出向き、直接情報を仕入れていらっしゃるそうです!最新の情報をお聞きすることが出来そうですね。

株式会社BESへのお問い合わせはこちら
 

 

小川 卓(株式会社HAPPY ANALYTICS 代表取締役)

マイクロソフト、リクルート、アマゾンなどで活躍し、現在はフリーのウェブアナリストとして活動しています。

複数の企業で取締役に就任している他、自社開催の「提案型ウェブアナリスト育成講座」を行うなど、幅広いフィールドで活動をしています。

株式会社HAPPY ANALYTICSへのお問い合わせはこちら

 

〇すぐに始めよう!YouTube活用が必要なワケ(田中さん)

最初にYouTube活用が必要なワケについて語られました。

5Gの普及

現在5G(第5世代移動通信システム)の普及が進んでいますが、5Gの特徴として以下が挙げられるそうです。

 

・高速大容量:現在の100倍の速さになり、映画一本を10秒でダウンロードできるレベル

・多接続:PC、スマホ、タブレットなどたくさんの機器が同時接続可能

・低遅延:遅延が1/1000秒

f:id:ryuka01:20201115182001p:plain



こういった特徴を持つ5Gがさらに普及すると、「動画視聴の気軽さUP」するということです。

 

YouTube動画の可能性

田中さんはYouTube動画の可能性として以下を挙げていました

 

1.情報量の多さ

なんと、

動画1分 = テキスト180万語

動画1分 = サイトの3,600ページ

の情報量があるとのこと。これは数字で見るとすごいインパクトですね!

f:id:ryuka01:20201115181927p:plain

2.製品・サービスの理解が深まる

現在は新商品やサービスの情報収集で有効なツールとして、68%の人が「短い動画」を使用している、という調査結果があるそうです。

 

3.マーケティングがしやすい

YouTubeアナリティクスで詳細なデータ分析ができるのでマーケティングしやすくなります。

 

時代背景や動画の持つ特徴をお聞きすると、マーケティングにYouTubeを活用するべき、という真実が身に沁みますね!

 

〇印象に残る動画の編集方法(田中さん)

めちゃくちゃ実用的な「印象に残る動画の編集方法」です!

ここでは本当に今日から実践できるノウハウをご紹介いただきました。

印象に残る映像を作るための3つのポイント

  1. 絵的にきれい
  2. テロップが目を引く
  3. 話が面白い

サムネイル作成のポイント

  1. 目立つ背景
  2. 文字の大きさ
  3. 視覚性を高く

タイトル作成のポイント

  1. 内容を的確に伝える
  2. 動画を見たくなるようなタイトル
  3. キーワードは先頭に
  4. 連番やブランド名は最後に

 

また、YouTubeの最新トレンドの1つとして、企業の社長自らが動画出演されているパターンが挙げられるそうです。企業のターゲットユーザーに共感してもらって社長のファンになっていただき、フォローや購入に繋げる、という戦略なんですね!


〇YouTube上とWebサイト上の動画それぞれの役割

最後にULSSASというモデルに基づいたYouTube上の動画とサイト上の動画の違いや使い分けについての説明がされました。

 

f:id:ryuka01:20201115182200p:plain

 

 

株式会社BESではYouTube、インスタグラム、Twitterなどの「SNS School」を開催されているそうですのでご興味がある方は是非お問い合わせしてみてください。
SNS SchoolではTikTokも教えていただけるらしい!

 

また、現在「企業のSNS担当者に求められるスキル」の習熟度を客観的に測定できる「SNS検定」というものも企画中とのことです。

 

〇動画を評価・改善するために見るべき数値(小川さん)

小川さんのパートでは最初に

「動画を公開した後に数値を見る癖を身に付けましょう」

というお話から始まりました。

 

f:id:ryuka01:20201115182242p:plain

この成果を確認するための数字を見るためのツールが「YouTubeアナリティクス」です。

少し前に大幅にリニューアルされ、使いやすくなったそうです。ここからはYouTubeアナリティクスでの動画の分析方法を説明していますので、すでにチャンネルをお持ちの方はぜひYouTubeアナリティクスを開きながらご覧ください!


動画の集客改善に大切なのは「リーチ」レポート

「リーチ」レポートはどこからどういう風に人が見に来てくれているかをチェックできるレポートです。「リーチ」内の「トラフィックソース」レポートではどこから自社の動画が閲覧されたか、といったデータを見ることができます。

 

その中で小川さんが良く使うものは以下のものだそうです。

 

・YouTube検索:YouTube内でキーワードで検索された結果画面

⇒狙ったキーワードで取れているのかを確認し、タイトルや説明文を検討しなおす

・関連動画:他動画の横や再生直後に表示される関連動画経由

⇒クリック率が高い関連動画を検証して、類似コンテンツ作成を検討する

・外部:自社サイトなどYouTube外からの流入

⇒実際に参照元のドメインのページを見に行って、今後の動画作成の参考にする

 

これらを理解したうえでグラフを見ることで、何が要因で視聴回数が増えているのかが分析でき、それに応じた施策を考えることができるわけですね!

f:id:ryuka01:20201115182323p:plain

動画自体の評価を確認するのに重要なのは「視聴者維持率」レポート

小川さんは動画の閲覧開始後に、どれくらい「見せる力」があったかを評価するのに大切な指標が「視聴者維持率」だとしていました。

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〇YouTubeのSEO対策(小川さん)

マーケターの方はどうしてもこの話題に興味ありますよね!

YouTubeでの上位表示に影響を及ぼす要素

これについてはもう、この一枚のスライドにすべて集約されているのではないかと思います!

f:id:ryuka01:20201115182415p:plain

出典はこちら

www.briggsby.com

 

「再生回数」とか「チャンネル登録数」とかは発信者がすぐに影響を及ぼすのは難しい内容かと思いますので、できるところを見極めて施策を打っていく必要がありそうですね。


SEOのためのチェックリスト公開!

そして、YouTube上でランキング上位を目指すために、小川さんが重要と考えるアクションプランが参加者限定で共有されていました。当たり前のことからちょっと意外なことまで盛り沢山の内容でした。

 

小川さんパートの最後にはYouTube単体で成果を考えるのではなく、SNSやウェブサイト、リアルでの活用も視野に入れたコンテンツの使いまわしで、費用対効果を最大化しましょう!といった話にも触れられていました。

 

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〇さいごに

私が今回の2時間のセミナーを聴講した感想としては、Googleの検索エンジンでも言われているのと同じように

Content is King

なんだな、ということです。

 

見ていただいた方を顧客に取り込むため、さらにスケールするべくYouTube内での評価を高めて再生回数を増やすためにも、サイトと同様に発信するコンテンツのクオリティが重要視されていることを認識しました。

 

今回のセミナーは本格的にYouTubeをマーケティングで使用していくのにとてもよいきっかけになりそうです。皆さんもぜひ、今回学んだことを「明日」からではなく「今日」から実践してみてはいかがでしょうか!

 

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<小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第19号の配信

5 years 1ヶ月 ago

f:id:ryuka01:20200511093427p:plain

メルマガを月2回配信中。

この記事では11月3日に配信されるメールマガジンのちょい出しとなります!

 

www.mag2.com

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

foomii.com

 

というわけで中身をちょいだし!

==================
■目次

1:【ヘッドラインニュース】拡張版
気になった海外のウェブマーケテイング関連ニュースを紹介します!

2:【2週間日記】
弊社HAPPY ANALYTICSの私の2週間の動きを紹介

3:Q&Aコーナー

4:セミナーや記事等のお知らせ

==================

 【SEO】
Timing for bringing page experience to Google Search

webmasters.googleblog.com


本メルマガでも何度も取り上げているGoogleが今年5月にリリースした「Core Vitals(ページの表示速度等を元に体験を評価)」
ですが、いよいよ検索エンジンのアルゴリズムに反映されるタイミングが決まりました。
リリースは「2021年5月」となります。
関連ツール等を使いながら、2021年5月までに対応を進める必要がありそうですね。

web.dev

 

【SEO】
Are PDFs Bad for SEO?

www.seerinteractive.com


SEOにとってPDFは悪影響なのか?という質問に対しての回答です。

悪影響があるポイント
・HTMLページはPDFよりも検索エンジンが理解しやすい
 PDFはタイトルタグ、メタディスクリプション、H1などの要素が無い
・PDFはユーザーフレンドリーでもモバイルフレンドリーでもない。インタラクションが出来ないため
・ナビゲーション(サイト内への移動)ができない
・ファイルサイズが大きい傾向がある
・HTMLと比べてCTRが低い傾向がある

 

そこでPDFを検索エンジンに対して分かりやすくするためには
・HTMLに書き換える
・全部が難しい場合は概要ページを作成し、そこからPDF表示を促す
※その上でcanonical(URL正規化)設定をサーバー側で行う
(PDFに訪問したら、HTMLページを参照するようにクローラーに指示)
・PDFファイルにタイトルタグ、メタディスクリプションなどの要素を入れる
(PDFのプロパティで「タイトル」「著者」「説明文」などの情報を入れる)
・圧縮してファイルサイズを極力減らす

 


【アプリ】
The Companies That Know the Most About You Based on App Data [Infographic]

clario.co


どの企業が皆さんについて一番情報を持っているのか?を紹介した記事です。
利用規約や情報取得の同意のポップアップの内容などを確認し、どういった情報を取得しているかをチェックしたようです。

結果の画像はリンクからご覧いただきます。
米国の主要のアプリのベスト5は以下の通りでした。

1位:Facebook
2位:Instgram
3位:Tinder(マッチングアプリ)
4位:Grindr(マッチングアプリ)
5位:Uber

なんとなく納得のラインナップですね…

 

 

【Google】
Google's Working on a New Process Which Would Convert Static Website Assets into Video Content

techtoptu.com


Googleが静的ページを動画に変換するためのプロジェクトに取り組んでいるようです。

1分くらいの動画公開されているので、ぜひ見ていただければですが

www.youtube.com


ページ内容の要素を理解・分解して、良い感じに順番に並び替え動画化してくれるそうです。もしかしたら将来はWebはページではなく、動画が中心になっている時代が来るのかもですね。今後が楽しみです!

(後略)

==================

 

本メルマガは月2回配信しており、海外のウェブマーケティングに関するニュースを取り上げています。上記内容以外にも、ニュースヘッドライン(数行解説)やQAコーナーなども用意されています。

 

月額550円/月(税込み)で、初月は無料です。今月登録いただくと、今月の過去配信メルマガ(上記内容含む)も読むことができます!

 

www.mag2.com 

情報収集のお供によろしければぜひぜひ。

 

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【寄稿】「15年以上のキャリアを持つウェブアナリスト3名が語る、これまでのウェブ解析とこれからのウェブ解析について」セミナーレポート

5 years 1ヶ月 ago

こんにちは。フリーランスで、企業様の企画運営や保守、ウェブ関連のセミナー講師をしております師岡(もろおか)です。

 

「15年以上のキャリアを持つウェブアナリスト3名が語る、これまでのウェブ解析とこれからのウェブ解析について」のセミナーに参加してきました。常時250名近い視聴者があり質問も沢山飛び交っておりました!

 

15年以上のキャリアを持つウェブアナリスト3名が語る、これまでのウェブ解析とこれからのウェブ解析について

 

セミナーメンバーは、

株式会社HAPPY ANALYTICS代表取締役 小川 卓さん

and,a株式会社 取締役CAO 中田 吉彦さん

株式会社電通デジタル グロースコンサルティング事業部 馬場 建至さん

 

各メンバーの自己紹介はこちらのページをご確認ください!

www.dentsudigital.co.jp

 

早速、セミナーの内容を紹介していきたいと思いますが、本題に入る前の質問で以下の質問から始まりました。

 

◆この対談が開催されたきっかけ

馬場さん:以前小川卓さんのブログに登場させていただいたんですが、今度複数人でリアルタイムの発信できればといいねということを話していて、今回のセミナーが実現しました。

 

ちなみに小川さんと馬場さんのブログは、こちら

analytics.hatenadiary.com

 

 

 

◆コロナ前とコロナ後での働き方の変化はありましたか?

小川さん

・移動時間などが無くなったので仕事量が増えました。

・地方に行って美味しいご飯が食べられなくて残念。

 

中田さん

・旅行会社や飲食関連のお客様がいらっしゃるので、大変そうだなぁと思います。

 

馬場さん

・小川さん同様、シンプルに稼働時間が上がりました

起きてすぐにパソコンを立ち上げます。パソコンに張り付いているので、レスポンスは早くなり、作業効率は、良くなったのではと思っています。

 

さて、ここから本題スタートです!

 

■第一部:事前アンケートに答えながらディスカッション

f:id:ryuka01:20201109163005p:plain

 

 

GA4・ITP・GDPRなど旬の話題のテーマが多かったようです。また、私もそうなのですが、他の方もアナリストの将来のことを心配されているんだなぁと思いました。

なかなか重めの質問に、3名の方とも、すごい勢いで幅広く答えられていました。私は、ただただ、メモを取るのに必死でした。

 

アンケートの質問が多かったものが

◆Q.KPI設計と連携が上手くいかない

f:id:ryuka01:20201109163046p:plain

馬場さん:代理店だけがデータを見て決めるのではなくて、プロジェクトメンバーを集めてコンセプトダイアグラムをやった方がいい

 

コンセプトダイアグラムとは:ユーザー目線でビジネスを見える化するための手法

www.webprofessional.jp

 

誰か一人が作るよりも関係者全員が集まって議論するものなので、作った人たちそれぞれが「自分ごと化」できるメリットがあります。コンセプトダイアグラムの良いところは、作ったあとにGAの指標に落とし込んで、効果測定できること。

 

「自分ごと化」できるって本当に必要だし、本当に大切な事だと思います。

 

 

わたしも一番気になっていた質問が

 

◆Q.GA4(旧:App+Webプロパティ)について

f:id:ryuka01:20201109163232p:plain

 

小川さん:このあとレポートとかいろいろな機能が出てくる前提で、一番大事なところは、考え方が変わるという事です。ほぼ全てのデータが「イベント」という単位で計測が行われるようになり、セッションではなくユーザー単位の集計や分析が主流となっています。分析する側の考え方が変わりますね。

例えば「直帰率」は表示されなくなり、エンゲージメント数や率といった指標に置き換わっていきます。

 

中田さん:有料版でしができなかったがデータをBigQueryにいれるのを無料版にしたことが大きいと思います。有料版でしか使えなった分析メニューが使えるようになった。

あと、機械学習も気になるところですね。

 

もし可能であれば、GA4とりあえず触ってみましょう。さわってみて「これ無理じゃん」なのか「いけるかも」なのか試す価値はあります。それがGA4の魅力じゃないかなと思います。

 

馬場さん:GA4のデフォルトはシンプルという感じです。重要なポイントとしては、どういうデータを見るのか、どういうデータを組ませるのか、計測とか実装計画は従来以上に必要になるのではないかと思っています。

 

分析レポートを作るよりも、計測とか実装計画にニーズが寄っていくのではないかという感じがしています。

 

◆Q.いつ入れたらいいですか?

中田さん:ユニバーサルアナリティクスと併用ができますので、両方入れてみましょう。

 

小川さん:興味、関心、好奇心があるなら入れてみるべきです。

 

私も思っていたのですが、具体的な導入方法を教えてほしいというお声も多かったようです。是非動画を出してほしい!!

 

====

小川注:

11月25日(水)19時~Google Analytics 4のオンラインセミナーを開催いたします。

誰でも参加できる形式にしますので、詳しくは本ブログあるいは小川のTwitterでの情報共有お待ちください!

twitter.com

====

 

■第二部

リアルタイムQ&Aが行われました。Webサイトの分析ツールやサードパーティーCookie、サーバーログ分析ツールなどたくさんの質問が投稿されていました。

 

サーバーログの話の時に、小川さんが突然HAPPY ANALYTICSのサーバーログデータを見せられたのには、びっくりしました。matomoというツールを利用しているそうです。

 

f:id:ryuka01:20201109164038p:plain

matomo.jp

 

あと、サーバーログの話の時に

 

中田さん:GAが世の中からある日突然なくなっても、できることはいっぱいあるぜ。と思っています。

 

と言われたのには、印象的でした。

 

◆分析できる人を育てるためにはという質問の時には

馬場さん:危機感を与える。当たり前のことを伝える。ことが大切

 

GAの利用率は上場企業の74.2%で、プラスでデータ分析能力を必要だと答えた人 Webマーケターのうちの62.4%。デジタルマーケティングするものにとっては、GAはある程度見られるスキルを持っていて当たり前のものだし、分析できるスキルはあった方がいいよと伝えます。

 

私は数字を聞いて、馬場さんが細かい数字を覚えておられるなぁと思ったことと、やっぱり数字があると納得してしまうなぁと思いました。

 

◆分析できる人を育てるためにどこから山を登り始めたらいいかという質問で

司会の冨塚さんから 会社で一人代表でもよいので、小川さんのウェブアナリスト講座を受講すると良いというお話も(富塚さんは現在、小川さんの講座を第6期生として受講されています)

 

理由としては2点

・他の人がどうやっているかの知見を吸収する

・ノウハウを確立している人の話を聞く

 

調べてみたのですが、ウェブアナリスト講座は、現在6期生の講座が開催中です。

happyanalytics.co.jp

 

次回の募集は、春ぐらいなのかしら?(小川注:次回の7期生の募集はは2021年5月~9月となり、現在募集は行っておりません)

 

 

私が一番興味をひかれた質問は

◆教育に関わるところですが、これからのウェブ分析で必要なスキルは?

 

馬場さん:足元、基本的なものです。GAの使い方でもいいと思います。そこから好きになってくれればいいとおもいます。好きになってくれることが重要です。

 

中田さん:一個しか選べないなら絶対SQLです。SQL命ぐらいSQLをやるべきです。もう一つ勉強できるのだったら、統計学、回帰分析までは使いこなせるようにしておいた方がいい。

 

小川さん:正しいデータを取るための設計力。ビジネスドメインをきちんと数字に落とし込むためのものがないとその後の分析の精度がおちてしまうので、そこが重要かと思っています。


私は、GAの中のことやツールのことが話に出てくると思っていたのですが、まったく違ったので、色々な方面の勉強をしたいと思いました。

 

みなさんが質問に答えているのですが、どんどんリアルタイムに質問が来ます。それにサクサクと答えています。あっという間に時間が経ってしまいました。

 

■第三部:これからのウェブ解析はどうなっていくのか?

最後のまとめの質問はこちら!3名の回答を見てみましょう。


小川さん:今までの知見、やってきたことが生きるのが50% 新たな分析の仕方が出てくるのが50% 色々と変化してくるので楽しいと思います。

 

変わる中で楽しいと思えるのか? そうでないのか? 興味もてるのか? 持てないのか? によって、みなさんのウェブ解析は変わっていくのかなと。

 

世の中的には、複雑化していくことは、避けられないのかなぁと思っています。ただ、複雑化した中で、取捨選択をしていかなければいけません。



馬場さん:これからも基本は変わらない。どんなに時代が変わっても変わるもの、変わらないものはあるかなぁと思っています。

 

僕は、よく足元という表現をするんですが、足元ってなにかというと基礎とか基本的な事。スポーツでも基礎が大切なように、ウェブ解析でも変わるもの、変わらないものがあるのじゃないかなと思っています。

 

中田さん:我々のような事業会社が外部のコンサル会社に解析や改善を依頼するのに一番不満の種になるのは、スピード感がないことが大きいと思います。ところがスピードを上げるためには、どうすればよいのか?

 

それは、根性ではなくて、「御社がやるべきことはこれです!」とやるべきことを絞り込んだうえでお客様に貢献していく。

 

その時に絶対に必要なのは、スピード。PDCAは経験値と思うので、経験値=スピード。

スピードを追求できるコンサル会社しか生き残れないと思っています。

 

ここでレポートを終了しようと思っていたのですが……最後に一言ずつが、予想もしない感想で声を出して笑ってしまったので追記しました。

 

馬場さん:楽しかったです。小川さんと中田さんと一緒に船に乗っかるっていう感じでした。ありがとうございました。また次回があれば、よろしくお願い致します。

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中田さん:Web解析のスター小川卓さんの画面の横に並べるというだけでうれしかったです。

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(小川さんはしきりに「やめてください」と笑いながら言われていました)

 

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小川さん:これから変わっていくのでみんなで楽しくやりましょう。今日のセミナーでウェブ解析さらに頑張ってみよう!というきっかけになってくれればいいなぁと思っています。

 

私は、年末までにとりあえずGA4を入れようと思いました。

改めて貴重なセミナーありがとうございました!(GA4のデモ期待しています!)

2020年11~12月のセミナー・イベント紹介

5 years 1ヶ月 ago

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こんにちは。HAPPY ANALYTICS広報担当の井水朋子です。

小川の直近の活動をお知らせさせていただきます。

※2020年11月3日時点の情報です。 詳細はリンク先をご確認の上、お申込みください。

(時系列)

 

■1.自社でできる!5G時代到来に備えたYouTube活用&分析事例セミナー ~集客・売上UPにつなげるノウハウを徹底解説~

前回好評でした、SNS活用&分析のセミナーの第二弾。Youtubeの活用と分析についてです。

イベント名 自社でできる!5G時代到来に備えたYouTube活用&分析事例セミナー ~集客・売上UPにつなげるノウハウを徹底解説~
タグ BES, SNS,
日時 11月 11日 (水曜日)
時間 19:00~21:00
場所 オンライン
費用 無料
主催 株式会社HAPPY ANALYTICS
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください。

20201111.peatix.com

 

■2.MarkeZine Googleアナリティクス実践講座~基本操作編

Googleアナリティクスを初めて利用する方が対象。12/3に中級者向けを行います。

イベント名 MarkeZine Googleアナリティクス実践講座~基本操作編
タグ 初心者,
日時 11月 12日 (木曜日)
時間 13:00~16:00
場所 オンライン
費用 59,400円
主催 株式会社翔泳社
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください。

markezine.jp

 

■3.マイナビニュース 3daysマーケティングセッション Withコロナ時代のマーケティングを考える

オンラインの顧客ニーズを把握するための、ユーザー行動設計・可視化・分析事例

イベント名 マイナビニュース 3daysマーケティングセッション Withコロナ時代のマーケティングを考える
タグ  
日時 11月 13日 (金曜日)
時間 17:00~18:00
場所 オンライン
費用 無料
主催 株式会社マイナビ マイナビニュースセミナー運営事務局
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください。

news.mynavi.jp

■4.デジタルマーケティング活用セミナー

昨年の再演ですが、オンライン開催となりました。全3回のセミナーです。
第1回ウェブサイトの分析と改善
第2回ソーシャルとコンテンツを活用した集客方法
第3回コロナ禍の中で取り組むべきこと

イベント名 デジタルマーケティング活用セミナー
タグ 北海道,富良野市
日時

10月14日(水曜日)

11月16日(月曜日)

12月14日(月曜日)

時間 13:30~17:00
場所 オンライン
費用 無料
主催 富良野市経済部商工観光課
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください。

www.city.furano.hokkaido.jp

 

■5.Google アナリティクスを「見る」だけではなく、「役立てる」ための活用&改善法

昨年に引き続き、再演です。

イベント名 Google アナリティクスを「見る」だけではなく、「役立てる」ための活用&改善法
タグ 富山県,初級,中級
日時

11月19日(木曜日) 14:00~18:00

11月20日(金曜日) 9:30~12:30

時間 14:00~18:00
場所 富山県新世紀産業機構
費用 無料
主催 公益財団法人 富山県新世紀産業機構 経営支援課 経営支援グループ
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください。

www.tonio.or.jp

■6.第22回 無料 解析相談&アナログゲーム大会

恒例、HAPPY ANALYTICS主催の無料相談会です。小川卓を知っている人もそうでない人も、気軽に話せる機会です。

イベント名 第22回 無料 解析相談&アナログゲーム大会
タグ 無料, ゲーム, 解析相談
日時 11月 28日 (土曜日)
時間 10:00~18:00
場所 東京都中央区銀座1-19-12 銀座グラスゲート2F スペース銀座 ※舘田珈琲焙煎所の2階
MAP https://www.space-ginza.jp/#section-52
費用 無料
主催 株式会社HAPPY ANALYTICS
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください。

www.facebook.com

 

  

■7.MarkeZine Googleアナリティクス実践講座~分析&改善編

Googleアナリティクス中級者向け。ただデータを出すだけでなく、その結果から「気付き」を得て、成果につながるサイト改善を行うためのスキルを養います。

イベント名 MarkeZine Googleアナリティクス実践講座~分析&改善編
タグ 中級者,
日時 12月 3日 (木曜日)
時間 13:00~16:00
場所 オンライン
費用 59,400円
主催 株式会社翔泳社
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください。

markezine.jp

 

■8.~12月の特別講座~Google アナリティクス×Pardot×SalesForceを活用した、中小企業でも出来る分析&改善例

前回の「Google アナリティクス×Pardot×SalesForce」がテーマの講座は大人気で早々に満席となりました。

イベント名 ~12月の特別講座~Google アナリティクス×Pardot×SalesForceを活用した、中小企業でも出来る分析&改善例
タグ  
日時 12月10日(木曜日)
時間 13:30~14:30
場所 オンライン(WebEX)
費用 無料
主催 toBeマーケティング株式会社
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

tobem.jp

 

■9.MarkeZineアカデミー:Googleアナリティクスレポート作成実践講座 ~自動化で効率UP&伝わる提案&報告レポート作成術~

ロングヒットの講座です。初のオンライン開催となります。

イベント名 MarkeZineアカデミー:Googleアナリティクスレポート作成実践講座 ~自動化で効率UP&伝わる提案&報告レポート作成術~
タグ 無料,オンライン,Googleアナリティクス,レポーティング
日時 12月17日 (木曜日)
時間 13:00~16:20
場所 オンライン(ZOOM)
費用 59,400円
主催 株式会社翔泳社
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

event.shoeisha.jp

<小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第18号の配信

5 years 1ヶ月 ago

f:id:ryuka01:20200511093427p:plain

メルマガを月2回配信中。

この記事では11月3日に配信されるメールマガジンのちょい出しとなります!

 

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というわけで中身をちょいだし!

==================
■目次

1:【PickUPニュース】
Google Analytics 4 正式リリースとアクセス解析界隈への影響

2:【ヘッドラインニュース】
気になった海外のウェブマーケテイング関連ニュースを紹介します!

3:【2週間日記】
弊社HAPPY ANALYTICSの私の2週間の動きを紹介

4:セミナーや記事等のお知らせ
==================

 

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
■【PickUPニュース】
Google Analytics 4 正式リリースとアクセス解析界隈への影響
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
今回PickUPニュースで取り上げるのは「Google Analytics 4」。

読者の中にはGoogle アナリティクスというツールの事を聞いたことある方や、使ったことがある方も多いかと思われます。


世界で最も利用されているアクセス解析ツールで、世界でのシェアも50%は超えており、日本の上場企業での導入率は70%を超えています。

 

uehama.blogspot.com

 

さて、このGoogle アナリティクスですが、先月新しいバージョン「Google Analytics 4(以下、「GA4」)」が登場しました。第15号で触れた時は「App+Web版」という名称でしたが、こちらが正式リリースと共に、GA4という名称に変わりました。

 

なぜGA「4」 なのか?それは今回が4回目の「集計方法」の変更になるためです。
GA4とは何者なのか?今までとの違いや今後どうなっていくのか?QA形式で解説します。


Q:結局何が変わったのか?
A:大きく分けて3つ。
 1.「データ取得の設計思想が変わった」
 2.「画面が一新された」
 3.「生データが取得・集計可能に」


Q:データ取得の設計思想が変わったとは?
A:今までは様々な方法でデータが取得出来たが(つまりそれぞれごとの実装方法が違う)、データの取得方法が統一されました。
また「訪問」単位ではなく「ユーザー」単位での分析を意識した計測方法となっています。


Q:ユーザー側にとって設計思想が変わったことのメリットとデメリットは?
A:メリットは「ページ間の移動が30分経つと別セッションになる」「日をまたぐと別セッションになる」といった使いづらい訪問単位の集計や分析から、ユーザー単位の分析が容易になったこと。

 

例えば機械学習を利用したコンバージョン予測や解約率などの分析機能も用意される予定です。

 

デメリットとしては今までのセッション単位の考え方を変えなきゃいけないこと。
直帰率やコンバージョン率といった指標は最初から用意されているレポート群の中にはありません。

(以下略)

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2020年10月に掲載された記事

5 years 1ヶ月 ago

こんにちは。ハピアナ広報担当の井水朋子です。

先月、小川卓が執筆した記事や、小川卓が登場した記事をまとめて紹介いたします。

~ラインナップ~

  1. 2020年以降の、ウェブアナリストに求められるスキルの多様化と取捨選択の時代
  2. S.E.Onetop合同会社 滝口誠 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談全3回
  3. 超図解Webビジネスツール33内の『Webサイト改善ツール』寄稿

(※順不同) それではお楽しみください!

■1. 2020年以降の、ウェブアナリストに求められるスキルの多様化と取捨選択の時代

小川卓がよく使う、ウェブアナリストの役割と求められる知識をまとめた記事です。変化が多いこの時代にどんなスキルを取り入れていくかのヒントに。

 

  • 媒体名: リアルアナリティクス
  • 公開日: 10/9

 

analytics.hatenadiary.com

 

この記事に関連して、10/23に『これからのウェブ解析』というセミナーを行いました。

 

事前のアンケートに答えたり、質問に答えたりするトークイベントでした。

 

 

■2. S.E.Onetop合同会社 滝口誠 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談全3回

提案型ウェブアナリスト卒業生の滝口誠さんと小川卓の対談企画。全3回です。

 

  • 媒体名: リアルアナリティクス
  • 公開日: 10/12~14

 

全10回の講座は都内での開催にもかかわらず、滝口さんは山形から毎回ご参加いただきました。バイタリティ溢れる滝口さんのお仕事内容や、山形ならではのリアルな実情について話しました。

 

analytics.hatenadiary.com

 

提案型ウェブアナリスト育成講座を受けてみての感想やその後のお仕事についてどのように役立っているかなど。コンセプトダイアグラムの話も。

 

analytics.hatenadiary.com

 

地方都市で活躍する滝口さんの今後についてお話ししました。

 

analytics.hatenadiary.com

 

10月からまた第6期が開講している提案型ウェブアナリスト育成講座ですが、卒業生の活躍の輪が広がっていくのがますます楽しみです。

 

 

■3. 超図解Webビジネスツール33内の『Webサイト改善ツール』寄稿

今月号も興味深い記事がもりだくさんの本誌ですが、その中の『Webサイト改善ツール』の紹介を掲載していただきました。

 

amzn.to

 

  • 媒体名: 【書籍】Web Designing 2020年12月号
  • 出版日: 10/17

 

 

 

最後に、以前書いた本にこのような書評もいただけましたので紹介します。

 

確認済み
21 分 54 秒 ago
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