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「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第17号の配信

5 years 1ヶ月 ago

f:id:ryuka01:20200511093427p:plain

メルマガを月2回配信中。

この記事では10月20日に配信されるメールマガジンのちょい出しとなります!

 

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foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

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というわけで中身をちょいだし!

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■目次
1:【PickUPニュース】
大統領選挙を控えての各ソーシャルメディアの動き
Googleが検索の「オートコンプリート」の仕組みを公開

2:【ヘッドラインニュース】
気になった海外のウェブマーケテイング関連ニュースを紹介します!

3:【2週間日記】
弊社HAPPY ANALYTICSの私の2週間の動きを紹介

4:セミナーや記事等のお知らせ
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■【PickUPニュース】
大統領選挙を控えての各ソーシャルメディアの動き
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米国の大統領選挙が11月3日(火)に行われます。
ちょうど次回のメールマガジンの配信日ですね。

トランプ大統領がコロナにかかるなど混沌とした状態になっていますが、
ソーシャルメディア各社もこれに備えて動きが活発に。
ソーシャルメディア上での虚偽情報や、煽りなどが拡散されないように
各種取り組みが始まっております。

米国で大統領選挙があるたびに議論されるのが「Election Integrity(選挙の誠実性)」です。
Google トレンドの検索回数を見ると、今年の9月くらいから一気に検索回数が伸びています。
 

gyazo.com

 

意味としては「選挙の適切な実施を規定する国際的な基準や世界的な規範」という事になるでしょうか。
これがソーシャルメディアのおかげで脅かされているのではないかという内容です。

4年前もそうですが、今年もソーシャルメディアでの動きは特に活発。
そこで、accountable techという団体が、各社ソーシャルメディアに対して求めているのが
「Social Integrity」。ソーシャルメディア上でも選挙の誠実性を実現するために、
各ソーシャルメディアに対して取り組むべきことを公開しました。

そのドキュメントの概要がこちら

https://accountabletech.org/wp-content/uploads/2020/09/Election-Integrity-Roadmap-for-Social-Media-Platforms_2Pager.pdf


内容には

 「誤情報防止のための検知の仕組み」
 「過去にそのような取り組みを行ったユーザーへの警告」
 「選挙に関する情報は、信頼できる出所の明記を促す」
 「選挙権、選挙法などに詳しい州の選挙管理者やNGOの投稿を分かる形で表示する」

 

 (中略)

 

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■【PickUPニュース】
Googleが検索の「オートコンプリート」の仕組みを公開
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・How Google autocomplete predictions are generated

blog.google

検索エンジンで検索キーワードを入れ始めると候補の組み合わせが出てきますよね。

例えば「チョコレ」まで入れると

 チョコレート
 チョコレートプラネット
 チョコレートドーナツ
 チョコレート嚢胞

といった単語が候補で出てきます。

 

これにより最後まで入力せずにキーワードで検索が出来たりして便利ですよね。
またSEOを意識したページを作るときに、ここに出てくるキーワードは検索のニーズを
表しているであろうことから、重要だという風にも言われます。

 

では、実際にGoogleがこういった候補をどのように選んで出しているのか、ご存知でしょうか?この仕組みをGoogleがブログで紹介してくれました。その内容を解説します。

 

■ベースとなる考え方
予測はGoogleで実際に行われた検索を元に表示します。
誰かが検索ボックスに入力し始めたものと一致する一般的なクエリや傾向のあるクエリを調べて候補を出します

 

ここまでは当たり前の話ですね。
しかしこれに対して様々な要素が加わり、同じキーワードを入れても、人によって出てくる結果は変わります。

 

例えば検索者の言語。
本記事の上部で紹介した「integrity」を候補に入れると私のパソコンでは以下のような候補が出てきます。

 integrity 意味
 integrity healthcare (日本にある会社名)
 integrity とは

といった具合です。

当然言語設定が英語の場合はこれらは出てきません。

英語に変えた場合

 integrity constraint violation
 integrity meaning
 integrity error

(以下略)

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本メルマガは月2回配信しており、海外のウェブマーケティングに関するニュースを取り上げています。上記内容以外にも、ニュースヘッドライン(数行解説)やQAコーナーなども用意されています。

 

月額550円/月(税込み)で、初月は無料です。今月登録いただくと、今月の過去配信メルマガ(上記内容含む)も読むことができます!

 

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情報収集のお供によろしければぜひぜひ。

 

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S.E.Onetop合同会社 滝口誠 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(3)地方で活躍する道とは

5 years 1ヶ月 ago

f:id:ryuka01:20201005153740p:plain

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第三回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第3期卒業生で、S.E.Onetop合同会社代表の滝口誠氏。

全3回で3回目となる今回のテーマは『地方で活躍する道とは』。


山形県内でSEO特化型の制作会社として活躍する滝口誠氏に、地方で活躍する道について伺いました。

進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。

滝口 誠(たきぐち まこと)Iターンで山形県東根市へ。S.E.Onetop合同会社代表取締役、Code for Yamagata代表。SEOに特化したサイトやコンテンツの制作を手がける。2019年提案型ウェブアナリスト育成講座第3期修了。

地方のお客さんの『損』を減らしたい

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain実は、お客さんのサイトのGoogleアナリティクスが途中から外れちゃっていたことがあったんです。色々調べると明らかに制作会社が原因なのに、再設置のために費用を請求されたこともありますね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain地方だとそういう話をよく聞きますね。GAの権限をくれないということも、よく聞きますね。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainそのあたり、小川さんはどうしているんですか?

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain私の場合はそういう案件は受けないかな(笑)。もしやるなら、案件が来た時点でタグマネのコードを一行追加してもらっちゃいますね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain地方のお客様は損をさせられちゃっているような、食い物にされているような気がしますね。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainそれについて、今後どうしていきたいというのはありますか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain今後のビジョンとして、地元向けにセミナーをして、底上げをしていきたいと思っています。すでに市の関係機関と連携してホームページ集客のセミナーを開こうとしているんですが、なかなか集客が難しく集まらなかったですね。いかに根付かせていくかというのが課題です。企業担当者が学ぶ場所がないし、情報を探す人もいないのが現状ですね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainたとえば東京だと何万円もするようなセミナーが、地方だと数千円だったりしますよね。私も毎年北海道の富良野でセミナーをするんですけど、地方のセミナーだと参加している方の意識は非常に高いし、参加者同士で仲良くなって色んな情報交換しているのを見ると、いいなと思います。

 

制作会社とお客さんを対等な関係にしたい

 

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain山形でも制作会社が美味しい想いをしている関係じゃなくて、制作会社とお客さんが対等な関係になっている感じにしたいなと思います。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainみんなが損しちゃっている感じがしますね。制作会社は損していないつもりかもしれないけど、まわりまわって、損しちゃっているようにも見えます。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain制作会社はそれをよしとしている気がしますね。学びがなくても仕事がくるからいいやというパターンと、そもそも知らないパターンがあるかなと思います。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainそれを揺さぶりに行こうと(笑)

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain煙たがられるんですけどね(笑)

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainそれでもお客さんに喜ばれたらいいですよね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainただお客さんが煙たがることがあるので。。。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainそれが一番難しいね。今の制作会社との関係があるからだよね。ユーザーさんの方が大事なのにね。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain私も仙台に住んでいた時期がありますが、東北の方って抜きん出たくないという意識があるんですよね。出る杭になりたくないし、自分だけ成功したくないみたいに思っているところがありませんか。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainまさに、そうなんですよ。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain私の場合は自分の向上心で色々したことが否定されて、最終的にやられたタイプなんですけど(笑)滝口さんは山形と東京のバランスをちょうどよくとっている感じがします。山形に染まり切らず、東京で学んで、山形を愛して、冷静に見ている感じがすごいなと思います。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainやっぱり住んでいるところが伸びないとっていうのはありますね。

 

ITの学びを山形に

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainちゃんと分析してSEOして成果が出るWebサイトを作っていけるようになったらいいですよね。それも含めて、他の制作会社のレベルも上がってくれるのが一番いいですよね。いいものを作れば人は集まってくるので、お客さんがあんまり興味なかったとしても、それで結果的に地方の方がそれを見ていいなと思ってくれたり興味持ってくれたり買ってくれたりすれば、それはそれで全体としてよいことになるから。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain東京でセミナーを受けて思ったのは、ギャップが大きすぎるんですよね。たとえば東京の方のコピーライティングは斬新でいいと思うんですけど、それをそのまま地方で言っちゃうのって違和感があるんです。これはコピーだけでなくて、全体的なことにも言えると思っています。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain滝口さんの中でうまく山形流にしていけるといいですね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainCode for Yamagataは、ITの学びが地方にないということで、Code for Japanから認可をもらって立ち上げました。一緒にしている斎藤さんという方は子どもたちのプログラミング教室で世界にはばたけということで、私はウェブ関係のことを企業に広めるということで、内需と外需のシステムを底上げしていくということで立ち上げました。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain大変だと思いませんでした?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainはじめはもっと簡単に考えていたんですが、今はやりがいを感じています。実際、近隣の市役所数か所に簡易的な分析レポートを作って持っていったら、担当さんの口が開きっぱなしでした。「なんでこんなにみられていないの」と。それだけ作ったままになっているというのと、数字の開示を受けていないというのが問題だと感じています。 お金を使って観光でお客さんを呼ぶということでサイトを作ったけど、作って終わりになってしまっているんです。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainそれで何人きているかも見ていないと。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain結局市役所から制作会社にお金が流れているだけということですね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain本来の目的が達成できていないとね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainもっといいサイトで金額が高いものも請け負えると思うんですけど、そういうことをしないから悪循環ができてしまっているんです。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain自らの会社でやるというのもあるし、教育という意味合いで関わるのもできますね。いろんな方法でチャレンジされているんですね。 一夜で変わりませんから、継続して続けていかれたり、滝口さんに賛同してくれる滝口チルドレンが育っていくといいですね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainクライアントさんが幸せになってくれれば、制作会社にだって気軽に声をかけてくれるようになると思うんですよね。でも結果が出ていないから壁を覆ってしまっている。そのあたりが悪循環になっていると。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainぜひそこを。これは私にはやりたくても、(時間的に)できないことなんですよね。もしやるとしたら、お客さんと結構べったりやらないといけないし、コンセプトダイアグラムを作ったりしないといけないし、この講座を通じて考え方ややり方を力強くしていただいて、皆さん自身に頑張っていただければいいなと。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain山形は東北の中でも情弱なので、仙台よりは上げたいって思っています(笑)

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain打倒仙台!(笑)

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain東北唯一の提案型ウェブアナリストとして、頑張ってください!

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain険しい道かもしれないですけど、非常にいい取り組みなので、頑張ってくださいね。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain五年後十年後、どう変わっているかが楽しみですね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainまた十年後に話を聞きにいきますね。どうですかって(笑)

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainぜひ、お願いします(笑)

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain今日はありがとうございました。

 

S.E.Onetop合同会社 滝口誠 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(2)提案型ウェブアナリスト育成講座について

5 years 1ヶ月 ago

f:id:ryuka01:20201005153740p:plain

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第三回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第3期卒業生で、S.E.Onetop合同会社代表の滝口誠氏。

全3回で2回目となる今回のテーマは『提案型ウェブアナリスト育成講座について』。


前回では、SEOに特化した制作会社を山形県内でしているにも関わらず、地域柄なのか手応えを感じられなかった滝口氏。それにもかかわらず提案型ウェブアナリスト育成講座を受講した理由と得たものについて伺います。

進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。

 

第一弾はこちら!

analytics.hatenadiary.com

滝口 誠(たきぐち まこと)Iターンで山形県東根市へ。S.E.Onetop合同会社代表取締役、Code for Yamagata代表。SEOに特化したサイトやコンテンツの制作を手がける。2019年提案型ウェブアナリスト育成講座第3期修了。

受講のきっかけ

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain今回の提案型ウェブアナリスト育成講座で解析を受けてみようと思ったきっかけは何ですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainもともと前の会社にいた時から解析に興味があったんです。独立してから日本アフィリエイト協議会(JAO)と宣伝会議などのセミナーに行って、そこで小川さんの話を聞いていました。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainどこに必要性を感じて参加したんでしょうか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainコンテンツを作るにあたって、どこが悪いのかを踏まえて変えていくには数字を見ないと変えられない。そのあたりに必要な分析の知識を増やしていきたい、もっと突きつめていきたいと思ったのがきっかけです。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain私の講座のきっかけは?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain小川さんのメールですね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainお、マーケティングオートメーションが効いていますね(笑)

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainJAOのセミナーと、宣伝会議の清水誠さんとやったコンセプトグラムのセミナーで小川さんと名刺交換して、そこからメールが届いた感じですね。

 

地方から通って、東京で学ぶ

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain講座では毎回山形から通ってきてくれたんですよね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain大体日帰りで通いましたね。 それまでも山形から東京に通うのは宣伝会議で経験していました。コピーライティング講座を受けていた頃は毎週宿題が出て、全部で50コマ。あれに半年間通う方が、正直、キツかったですね。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainあの宣伝会議さんの講座って、結構な量をインプットされるんですよね。私も1コマ講師をさせていただいております。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain週末2コマの授業を受けて勉強して、ヘロヘロで帰って、宿題で100本のコピーを書いて。あの時は仕事の時間をけずって勉強していました。その後、さらにコピーライティングの特別クラスにも半年間通いました。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainすごいですね。実は私も2011年頃なのでちょっと古いですけど、宣伝会議さんのコピーライティング講座を受けました。あの頃もコピー100本と言われましたが、結構きつかったですよ!正直、途中で息切れ感がありましたね(笑) そんな大変な講座に山形から長期間通う、情熱が続くというのが不思議なんですが、できるもんですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainコンテンツライティングの見出しを考えるのに役立つと思ったというところですね。とにかくやろうと。やればできるもんです。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainそこまでしようというのは、お客さんのため、自分のため、スタッフのためでいうと?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainすべてですね。私がいいと思ったものは、スタッフにも参加してもらっています。今後は私が全部見られれるわけではないので、人が育ってくれないと困りますから。お客さんに満足してもらって、次の仕事もくると思っているので、それには教育は欠かせませんね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain作るだけでよかったらまだしも、成果を出そうとしたら、学びが欠かせないということですね。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainそこまでするのは、山形の会社の中ではめずらしいのでは?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainたしかに、変な会社ですね(笑)

 

大きな収穫はコンセプトダイアグラム

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain提案型ウェブアナリスト育成講座を受けてみた結果、どうでした?宣伝会議とはどこが違いました?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainまず、面白かったですよ。

ー(一同笑)ー 

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain他の方と一緒にワークをするので、そういう視点を学べたのもよかったです。あとはコンセプトダイアグラム。前半をきっちり使ってやってもらったのがよかったですね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain清水誠さんの宣伝会議でも受けたというアレですね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain宣伝会議の時よりもしっかり時間を割いてくれたのがよかったですね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain宣伝会議の講座では清水さんがコンセプトダイアグラムを3時間、私がGoogleアナリティクスを3時間かけて行っています。自分のグループで題材を決めて、みんなで作る感じなので、知るきっかけにはなりますね。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain提案型ウェブアナリスト育成講座では、コンセプトダイアグラムとKPIに何時間位かけているんでしたっけ?

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain講座全10回の2回目で4時間くらいやって、それでは終わらないので、その次の回でも1時間くらい話して、さらに1時間くらいワークをして、そのあとKPIをやるという流れなので、全部で6,7時間くらい。コンセプトダイアグラムの仕組みは清水誠さんが提唱されたもので、本人の了承をいただいて活用させていただいております。また私が作成した事例なども多数紹介していますね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain宣伝会議のも良かったし、提案型アナリスト育成講座だともっと時間を割いてくれたのもよかったです。 あと、KPIを決める際、「事業のすべて集中させてくださいよ」と、クライアントさんに必ず確認してもらおうという話があったのですが、そういう話を聞けたのもよかったです。通常だと予算書と計画書が別々になっていることが多かったので、それを1つにするというのも、面白かったです。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainなるほど。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainただ、残念なことに、山形のお客さんには響かないんですよね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain数字は関係ないけど、それでもだめかぁ。一社でも突破できたらねー。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain講座を受講してから、響いた方はいます?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain講座受講中に1件、簡易分析表を作ってだしたら、すぐに決まった案件がありますね。いろいろあって終わっていませんが。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain一社でも決まったというのはよかったですね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain今後はもっと活かしていきたいし、活かせば伸びる企業はたくさんあると思っています。

 

見えないサービスにお金を払ってもらうには

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainお客さんはサイト制作に慣れていないし、ウェブ担当さんも多くを学んでいないので、分析の重要性をわかってもらえないことがありますね。「サイト?」お金をはらう、「広告?」お金をはらう、「分析?」お金を払わないよ!という感じで。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain「それ美味しいの?」ってヤツですね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainほんとうにそんな感じです(笑)

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain地方のコンサルをしているところで滝口さんみたいな課題を持っている会社さんは結構ありますね。実際そこを突破したいということでご相談を受けることは多いです。解決方法は、まずは一社でもいいクライアントを見つけることなんですよね。一社でも事例ができると、二社目、三社目と受注しやすくなりますし、事例として説明できるしね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain実際、制作会社に頼むお客さんも疑問に思っていて、なんで上がらないの?と思っているんですよ。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain疑問を持つところが、まず一歩ですよね。疑問すら持たない人もいっぱいいるから。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain疑問をもたないところは、作ったってお金が出ていくだけだと諦めちゃっている。それなりにすれば成果はでるし、しなければ成果はでないっていう話をするんですけど、実体験として成果が出たことがないので、そこのギャップを埋めていかないといけませんね。そのためにも地元の事例を作らないとだめだなというところがありますね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainそうですね。あとは滝口さんみたいに、すでにマインドを持っている方がIターンやUターンで山形に来た人とうまく組んでいけたらいいですよね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain今回SEOを頼まれたところがまさにそうです。そこの企業は山形本社で、東京や大阪に支社があって、社長がSEOの情報を聞いたらしいんですよ。だから今回のリニューアルではSEOを意識して作ろうと。一回やったコンペを白紙にまでして、再コンペして受注できたんです。今ちょうど進んでいます。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainお、いいですね!何もしていないところほど上がりますからね、そういうところで実績が出るといいですね。

 

受注が難しいタイミング

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainSEOをしていないところでいえば、サイトのGoogleアナリティクスを見ると月間セッションが10あたりを推移しているところも多々あります。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain三日にひとりのアクセスですね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainそこに入れば100%上げられる自信があるんですよ。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain難しいのは、その意義をお客様にわかってもらうというところっていうわけですね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain地元のお客さんは、これ以上仕事が来ても困るって言うこともある。そういう時は、「もうけているときに対策して景気が落ち込んだ時にカバーするために、今投資だと思ってしておいたほうがいいですよ」というんです。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainそこは納得してもらえるんですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainいえ。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain私の経験上でも、困っていない時って一番難しい。うまくいっているときは今のやり方でいいと思っちゃう。これは大企業でも同じ。一番受注しやすいのは下がっている時なんですよね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainただ、下がっているときにコストをかけられるかというと、かけられないので別の問題がありますね。

 

見積りから受注のノウハウ

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainさきほどSEOで受注ができたという話がありましたが、講座のノウハウを使いましたか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainお客さんには提示していないんですが、社内ではGoogleアナリティクスで分析してレポート作って、施策の精度を上げるために活用しています。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainお客さんから見たら、いい会社ですね。自分たちのために社内で分析してレポートを作って進めてくれているっていうので。ただ、お客さんに伝わることはないという。。お見積りのところにSEOや分析の項目は入れています?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainいれていませんね。コンテンツ1文字いくらとか、一本いくらとかですね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain削られちゃうよね。依頼側のレベルが上がらないと、作る側も難しいですよね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain大企業でもそれはあります。とにかく安く書いてほしいから、SEO的な考えがあればいいけど、お金は払えない。合見積もりと言われても少し高くなってしまうことがあるんで、実績をみて発注していただけるところはいいんですけど、実績以外で金額だけ見るところだと難しいですね。単価が安いと時間をかけられないので、その分精度を落として納品となってしまいますね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain会社としてはそうなりますよね。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainSEOってある意味競争じゃないですか。今1位や2位のところよりもよりよいものを出せれば上に行くし、そうでなければ下に行く。そういう競争の中で費用がとれないとキツイと思うんですけど、どのように戦っているんですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainうちが低コストでやるときは、『数撃ちゃあたる戦法』が多いです。ある程度ここまでのものを作れば、ある程度の順位が確保できるだろうというので出します。そのあと、手直しします。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainリライト分のお見積りはどうなっているんですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain安くする場合はリライト保証をつけていますね。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainリライト保証とは初めて聞きました!

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain入れることはありますよね。ケースバイケースですよね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainリライトしなくても上がっちゃう場合もあるし、リライトしたからといって上がるとは限らない。それでも記事の精度はあがりますね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainコンテンツを書く側の人ってそういう料金体系になってきているから、大変だよね。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainどういう分野のコンテンツが得意とかはありますか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain出身が金融なので、金融は強いですね。今は自社サイトで運営しています。競合が厳しいんですが、1位のキーワードも出て集客できてきたので、あとはコンバージョンを結びつけようかというところですね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainスゴイと思いますよ。自分のところでやるってすぐにはお金にならないじゃないですか。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainもちろん収益のためにという面もあるんですが、Googleの変動を常に見ておけるというのが大きいですね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainなるほど、学びながら、試しながら、結果を分析する感じですね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain色んなジャンルを書いているので、このジャンルは影響を受けたとかいうのが把握できます。

 

「Googleアナリティクスを見せてください」

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain講座を受けて変わったことは?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain仕事の依頼が来た時に、まず「Googleアナリティクスを見せてください」と言えるようになりましたね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainちゃんとデータを見ようと。それまでは?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain提案型アナリスト育成講座を受ける前までは、外的要因やニーズ分析だけで終わっていたので、こちらと相性が合わない時もありました。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainなるほど、今まず使っているユーザーのデータを見てから、手がけようということですね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain閲覧時間や離脱するところがわかるし、パッと見でわかる数字からだけでもわかることは多いですよね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain数字がないとわからないことはありますよね。たくさん記事があっても、どれがいいかわからない。これいいかな?と思っても全然見られていないことも。見た目だけでは当たらんですね(笑)色んな業種がいて色んなお客さんがいて、自分は全員にはなれないから、見ちゃった方が早いですよね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainお客さんがアクセス多いと思っていても、実は自分が見ている数字ばかりということもありますね(笑)

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainありがちだね(笑)ほんとうにデータのちょっとした見方を知るっていうのが大事ですよね。滝口さんがいなければ一生気づかなかった可能性もあるからね。知っていれば、5分10分見るだけで違いますよね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain別に権限をもらわなくても、その場で一緒に5分見るだけでもわかることって多いですからね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainそれができるのは滝口さんが分析できるからですよね。

 

次回では、東北唯一の提案型ウェブアナリストになった滝口さんに、今後山形でどのような活躍をしていきたいかをたずねました。(明日公開予定)

 

S.E.Onetop合同会社 滝口誠 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(1)滝口さんのお仕事内容と地方のリアル

5 years 1ヶ月 ago

f:id:ryuka01:20201005153740p:plain

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第三回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第3期卒業生で、S.E.Onetop合同会社代表の滝口誠氏。

最初のテーマは『滝口さんのお仕事内容と地方のリアル』。


SEOに特化した制作会社として活躍する滝口氏の仕事ぶりについて迫ります。

進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。

滝口 誠(たきぐち まこと)Iターンで山形県東根市へ。S.E.Onetop合同会社代表取締役、Code for Yamagata代表。SEOに特化したサイトやコンテンツの制作を手がける。2019年提案型ウェブアナリスト育成講座第3期修了。

会社をはじめた経緯

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain滝口さんのお仕事や活動内容について教えてください。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainSEOに特化したコンテンツやサイトの制作をしています。中でもコンテンツSEOに力を入れ、そこから派生する業務全般を行っています。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain会社をはじめた経緯は?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain山形で新卒から25年間金融機関に勤続し、当初はシステム部門でプログラマをしていました。営業・融資貸付・ホームページ制作などを経験して、ある時、体調をくずして、妻に「さすがに、やめたら」と言われたのをきっかけに退社したんです。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainお、奥さんネタですね(笑)

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain前回の田島さんに引き続きですね(笑)

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainその頃、妻がクラウドワークスでライターとして働いていたので、誘われるままに金融専門の記事を書くようになりました。当時はまだWELQ問題が明るみになる前で、DeNAさんによくお世話になっていたんです。記事の依頼時にレギュレーションがくるんですけど、内容は公開できませんが、レギュレーションを見るとSEO対策に関するものばかりだとわかりました。そこでSEOライティングの知識が身につきました。

 

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainこういう風に書くように、こういう風に書かないようにとかですね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainあとは、Twitterを埋め込みましょうなど、色々と。前職時代にSEOもしていたので、ある程度知識があった上に、コンテンツSEOの実務的な知識が身についていきました。そこで独立して口伝えで紹介を受け、自分と妻は個人事業主として食べていけるようになりました。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain会社を立ち上げた時は、どういう感じでした?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain実は法人にしたきっかけというのが、前の年の収入の関係で国民健康保険の金額が上がりすぎてしまって、慌てて法人にしたんです。私が定款などをすべて作って、総務スタッフに1週間で法人にしてもらいました。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain税金対策ですね。私も同じで、秘書の工藤さんにやってもらいました(笑)それにしても、1週間とは短い。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainさすが金融出身(笑)

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain結構バタバタしました。合同会社にしたのもそういう理由です。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainその時も奥さんと二人ですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain総務スタッフのほかにデザイナーさんとライターさんも入れて、妻がシステムに強いので制作もして、一通りできるように5人体制にしました。外注さんで能力が高い方に声をかけました。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain今は結局、何名体制ですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain最大で9名までいったんですが、1名は体調不良でやめてしまったので、今は8名です。私と妻を合わせると10名体制。社外スタッフとして、映像部門とデザイン部門で1名ずついます。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain万全ですね!

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain…のはずだったんですけど、消費税の増税(※編集注:2019年10月施行)から仕事が激減して、その後コロナが来てしまったので、大打撃です。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainコロナの影響はどんなですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain月商も一時期多い時は250~300万円までいったんですが、広告に関する記事(ランディングページ)が減ったので、先月は30万円です。今はすべて持ち出しで雇っている感じですね。仕事はあるけど売り上げが立たない、忙しいけど入金はないという状態が続いています。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain1/10とは、結構影響ありましたね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainそうですね。オフラインの仕事もしているのですが、今はポスターやチラシのデザインが忙しいので、デザイナーさんが忙しいですね。

去年までは100%首都圏でコンテンツ制作をしていたんですが、コロナウイルスのこともあり、春先から地元に切り替えようと思って、男性の編集スタッフに営業してもらっています。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain地元はどういう風に営業するんですか?オンライン?テレアポ?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainオンラインは絶対メールくれないし、テレアポも絶対つなげてくれないですね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainですよね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain市の助成金をもらってサイトを作りますよと広告をまいて、地元のお客さんを少しずつ増やしています。今まで多かった編集(広告とLP)の仕事は減りましたが、制作の仕事が増えて忙しくなってきた感じです。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain専業にすると、そのあたりのバランスがとりづらくなるよね。この1、2か月くらいの近況はどうですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain首都圏のお客様から話が来ていて、そこから仕事がつながるかどうかという感じですね。春先よりも増えている感じがします。

地元の仕事は、昨年から横ばいですね。ホームページを作りたいところは作るし、作らないところは作らない。あとは広告をしているところは元々ほとんどないですね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain今後、編集と制作のどちらを伸ばしていきたいという方向性はありますか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain編集も制作もバランスよくとっていきたいし、地元の制作も伸ばしていきたいですね。

 

短大の非常勤講師について

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain短大の非常勤講師は何がきっかけですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain娘と同級生の保護者でプログラマをしている、テレワークマネージャーとして地元で有名な方がいて、その方の跡継ぎのような形でもらい受けました。WordPressとCSSを教えていて、今期はこの間終わりました。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain私もデジハリで教えていますけど、学生さんに教えるって難しくないですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain私のところは保育士になりたい学生さんの学校のビジネススキルを付ける学科なので、単位を取りたくて授業を取っている学生さんが多いですね。だから聞いてもらいやすいように、授業も実習メインにしました。一応寝たり聞かなかったりした子はいなかったですね。ただ、コロナの影響もあって授業の前半がZoomでやることになりまして。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain私も今まではリアルで御茶ノ水で講義していたのですが、今年の12月からの講義は完全にオンラインになるんですよね。アドバイスください。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain生徒さんの画面をオフにしてしまったんですけど、画面を切ってはだめですね。反応が全然わからない。復習の回もあったんですが、自習で教科書読んでくださいと、10~15分後に質問してもらって、その質問内容をフィードバックするやり方はよかったなと思っています。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain積極的に参加してもらうやり方がいいということですね。よいことってありました?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain中には、「やるなぁ!」っていう子がいるのを見られましたね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain授業はそれが楽しみですよね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainこの人、もうちょっと続けたらいいんだけどなーって思います。ただその後に学ぶ場所がないというのが残念ですね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainデジハリは半分が社会人なんですけど、働いている人は本気ですね。あとは中国など海外から留学できている人も多いです。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainデジハリさんはそうですよね。私も前職の頃に通っていました。たしかに明日から仕事で使うぞという感じで聞いていました(笑)

地方のリアル

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain地元と東京のお客さんで違いはありますか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain全体的なレベルが違いますね。お客さんに知識がなくても制作会社は困らないし、制作会社もお客さんもウェブに関する知識をとりにいかないんですよね。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plain需要側も供給側も知識が少ないということですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainそうです、それを変えたいですね。地方にいることのデメリットだととらえています。わかりやすい例が、県や市の受託業務。高い税金を払って中身がスカスカなものを作っている。コーディング技術も約10年前のままのこともしばしばで、デザインの見た目だけが今っぽくなっている感じです。でも裏を見るとSEOも含めて「この書き方でお金をもらっていいの?」と感じます。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain市の受託案件はどんな感じでくるんですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain入札の封筒がくるんですよ。紙面で条件が書いてある時も、条件すら書いていない時もあります。こういうものを広告したい、紙の大きさ、厚さ、何枚で納期はいつまで。そんな感じのものもありますね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainウチでも、一昨年、広島県庁の新規ホームページ制作に関する依頼がありましたね。その時はホームページの制作は制作でも、公募するときの要望書を作るお仕事でした。要望書を作るのって意外と難しくて県ではできないですからね。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain私がいる山形県の東根市と隣の村山市のサイトの中身をみたんですけど、特に東根市の観光物産のサイトは作ったばかりだったんですが全然呼び込めていない、SEOもできていないし、おまけに最近までHTTPSになってもいないんですよ。

一同:(笑)

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainこの事例に限らず、山形の企業は、不思議とHTTPが多いんですよね。去年や今年に作ったものでもHTTPですよ。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainお問い合わせフォームとかはあるんですか?

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainありますね。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainそれは誰がケチっているんですかね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plain制作会社が面倒臭がっているんでしょうね。無料でも証明書を取ってあれこれ設定が必要になるから。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plainそういう状況をお客さんに言っても、「うちは大丈夫」って言うんです。いやいや、メールを送信する人のセキュリティーを守るものですよと(笑)そういうことがなかなか通じないですね。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainそういう課題を感じられる中で、うまく変わったパターンというのはありますか?

どうやったら突破できるかなと気になりまして。

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain地元の案件ではないですね。地元の作ったところでお問合せが1,000%UPになったところも、0に近かったのが毎月3件来るようになったところもあるんですよ。

f:id:ryuka01:20200731225721p:plainそれに対して手ごたえみたいなものはないんですか

f:id:ryuka01:20201005154224p:plain何もないですね。「あ、そうなの?」程度です。地元のお客さんは、不思議なことに無頓着なんです。

f:id:ryuka01:20200731230553p:plainそんな中で提案型ウェブアナリスト育成講座を受けようとする滝口さんの考えをぜひ聞いてみたいです。

 

次回以降では、提案型ウェブアナリスト育成講座を受けようと決意した経緯や、講座の内容の活かし方にせまります。(明日・明後日公開予定)

2020年以降の、ウェブアナリストに求められるスキルの多様化と取捨選択の時代

5 years 1ヶ月 ago

ウェブサイトの分析に携わる職業であるウェブアナリスト。Google アナリティクスなどの解析ツールを使いサイトの課題を発見し改善案を出したり、定点で見るレポートを作成したり、クライアントや上司からの質問に答えたり。そのようなお仕事をイメージされるのではないでしょうか。

 

しかし、ここ数年でウェブアナリストとして成果を出すために求められる知識が幅広くなってきたのを実感しています。私が良く使うDMAICモデルに当てはめて、ウェブアナリスト(及びそれに近しいところ)の役割と求められる知識をまとめてみました。

 

10月23日開催の以下オンラインイベントでも、本テーマについて登壇者3名でお話しいたします!

www.dentsudigital.co.jp

 

 

 DMAICから見るウェブアナリストに必要なスキルセット

名称

概要

求めれる知識

Define

目標やKPI、マーケティング戦略に携わり改善方針を決める

・ビジネスを計測可能な指標に落とし込む

・目標やKPIを達成するための戦略や戦術作り(ビジネスフレームワーク等)

・戦略や戦術を決めるためのウェブマーケティング全般の知識

・ファシリテーション能力

Measure

目標やKPI把握、サイト改善のために必要なデータ取得

・各種計測ツールの特徴理解と取捨選択

・要件を計測設計に落とし込むためのノウハウ

・解析及びその周辺ツールの実装に関する知識(タグマネージャー,解析ツール, Big Query, ABテスト,ヒートマップ等)

・上記に付随するコーディングの知識(JavaScript等)

・解析及びその周辺ツールの設定とテストに関する知識(適切な目標やフィルター設定・デバッグの知識)

・データのプライバシーや安全性を確保するための手法や実現するべき事の把握

Analyze

取得されたデータを元に分析やレポート作成を行うことにより課題を発見する

・分析に必要なデータを整形して取得するための知識(SQL等)。分析前の前処理スキル。

・各種解析ツールの利活用

・データから特徴を発見するための分析スキル(セグメント・クラスタリング・統計アプローチ等)

・特徴から課題を導き出すための気付き力

Improve

分析から得られた気づきに基づいて改善案を考えて実行して評価する

・改善案を出すための「ネタ」の豊富さ

・ウェブマーケティング施策の理解(検索・広告・ソーシャル・アプリ等)

・改善案を実行してもらえるのために必要な説得力(効果予測のロジック・資料作成・プレゼンテーション)

・自ら改善案を実行する場合は、改善案実行に関するスキル(デザイン・ライティング・接客ツールやABテストツールの活用)

※ただこれはウェブアナリストの範疇外かも

Control

社内あるいはクライアントにて継続的な改善活動が出来る状態を作る

・定点レポートなどの作成能力(ヒアリング・必要なデータ整理・Tableau/Googleデータポータル等の利活用)

・改善活動が続けられるような環境整備(運用ルールの整理・必要なドキュメントの整備・会議体の準備・運用フローの確率)

・また上記を実現するためにクライアントや上司から必要な人・物・金などを取得するためのコミュニケーション能力

 

沢山ありますね…(改めて書いてみてその幅の広さに驚いています)。

 

この10年でどのように変わってきたのか?

アクセス解析が生まれた当初はこのような状況ではありませんでした。

 

 

10年前(アクセス解析ツールの導入が始まった時期)はもう少し役割がシンプルだったはずです。Google アナリティクス(2005年リリース)などの解析ツールを導入し、それを使って「数値が見れる」だけでも喜ばれる時代でした。サイトの作りまだまだな所が多く、分析からの改善の成功率が高かったと記憶しています。

 

その後タグマネージャー(Google Tag Manager(2012年) や Yahoo!タグマネージャーAdobe Launch等)、ABテスト(Google Optimizeの無料化は2016年)などが登場。アプリやソーシャルの台頭によりウェブサイト以外での情報収集も大切になりました。

 

■Googleアナリティクス専用の書籍の販売は毎年コンスタントに行われています

 

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その結果として、正しいデータ取得と設計(Measure)と、Improve(自社サイト+それ以外の場所での施策)の幅が広くなりました。私もこの頃から分析だけではなく、データ設計の仕事が増えました。私がリクルート時代(2006年~2012年)に多くのサイトのデータ取得設計を行ってきた知識が現在も活きています。

 

また各種ウェブサービスの台頭により、ウェブサイトだけでは終わらない全体の評価が必要となってきてDefineの部分がより複雑になりました。

 

ここ数年では「App+Web版のGoogle アナリティクス(2019年)」や「Server-Side GTM(2020年)」、BIツールの台頭。ITP(2017年)、GDPR(2018年)やCCPA(2020年)などデータのプライバシーに関する重要性も増してきました。より適切なMeasurementを行う必要が出てきました

 

単純に画面のレポートだけを見て判断するとか、タグを入れてちょっと設定して終わりではなく、考慮しないといけない点が大きく増えました。また各種ツールはデータを収集するための仕組みとしてだけ機能させ、分析を別ツールで行うというようなケースも増えてきました。そのためAnalyzeの幅も広がっています。

 

2020年以降どうなっていくのか?

今後も様々な変化が起きることは間違いありませんし、更に複雑怪奇になっていくことも間違いないでしょう。私もウェブ解析の仕事を始めて15年その変化を最前線で実感しています。その中で2020年以降に向けて考えるべきことは3つあるかと思います。

 

  • どのスキルセットを伸ばしていくのかを決める
  • 分業と協業(だけど通訳の重要性は増す)
  • 好奇心をもって色々試してみる事

 

それぞれを簡単に見ていきましょう。

 

1:どのスキルセットを伸ばしていくのかを決める

DMAICの全てを1人で行う事は難しいでしょう。私も一応一通り対応してきましたが、全部をキャッチアップして実行していくことの大変さを感じています。具体的には「Measureの技術的な部分」や、「Improveに必要な各種施策(例:SEO・広告・アフィリエイト・レコメンド等)の詳細レベルでの理解」や、「Controlを企業内に導入する」が私の場合は難易度が高いと考えております。

 

ウェブアナリストそれぞれ得意(あるいは好き)な領域があるかと思います。DMAICの中でどこが自分に向いているのか、そして今後伸ばしていきたいのか、現在の職務といて適切なのは何なのか。Will(取り組みたい)・Can(自分が今出来る)・Must(仕事として求められている)という観点から、優先順位をつけるべきだと考えています。

 

 

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2:分業と協業(だけど通訳の重要性は増す)

ウェブサイト(あるいはウェブビジネス)を改善する上で必要な知識が幅広くなる以上、分業をしていくことが大切になります。今後は「ウェブアナリストという世界の中」で分業が起きてくるのではないでしょうか。

 

DefineやControlに携わらないウェブアナリストは既に多いかと思いますし、今後Measureは技術者にお願いする部分に更に増えそうです。AnalyzeもデータサイエンティストやAIの力が重要になってくるでしょう。

 

DMAICの複数の領域に携わる方も今後いるでしょう。Define/Measure領域においてはデータ整備人、Measure/ Analyze領域においてはマーケティングテクノロジスト、Analyze/ Improveにおいてはウェブマーケターなど、名称はさておき、その重要性は増すばかりです。

 

大切なのはDMAICのどのプロセスに関わるかに関係なく、DMAICという全体プロセスの事を理解する事、お互いに分業して協業していくという意識とアクションです。各パートの通訳になれる人(橋渡しや言語化)の重要性も忘れないようにしましょう。この通訳を出来る人の有無によって今後の改善活動の成否や社内浸透が変わってくると私は感じております。ぜひ皆さんにはその部分を担っていただきたいと願っております。

  

3)好奇心をもって色々試してみる事

ウェブアナリストとしてウェブアナリティクスをメインにしている方もいれば、自分のメイン業務(例:SEO・広告運用・サイト運営)を補完するスキルとしてウェブアナリティクスを活用している方もいるのではないでしょうか。

 

どちらのケースでも大切なのは、ビジネスとユーザーにとってより良い世界を作るために、様々な事に興味を持つことです。特にウェブアナリストの場合は、「マーケティング手法」そして「ビジネスやユーザーの事を理解するための各種サービス」に興味を持つことをオススメします。

 

・こんなマーケティング手法があるのか。うちの会社だとどのように活かせるのかな?

・新しいソーシャルメディアの無料分析サービスが出たぞ。さっそく使ってみよう!

・こんなデータがGoogle アナリティクスで取れるらしい。チェックしてみるか

 

といった感じで好奇心を持つことが大切かなと。筆者も良いサービスや実装方法が見つかったらすぐに試してみるタイプです(笑)

 

まとめ

ウェブアナリティクスの世界に15年ほど経ちました。割と地味な業界ですが(笑)、2019年~2021年は大きな変化になりそうな数年間です。

 

プライバシー関連を含めた外部環境の変化、データ分析を行う方法の多様化(App+Web・BigQuery・BIツールの台頭)、取得出来るデータの種類増加に伴うデータ設計の重要性、Googleデータポータル等のダッシュボードツールの機能強化などなど。

 

改めて全てを習得する必要はありませんが、多様化していく中で取捨選択を是非していきましょう。私としてはとってもワクワクしておりますし、皆さんにとっても様々な機会が用意されているのかなと考えております。

 

ユーザーの想いをデータから読み解き改善活動を続けていくという活動は決してなくならないですし、今後更に重要性を増していくでしょう。ぜひ一緒に良いインターネットの世界をこれからも作っていきましょう!

 

 

10月23日開催の以下オンラインイベントでも、本テーマについて登壇者3名でお話しいたします!

www.dentsudigital.co.jp

2020年10~11月のセミナー・イベント紹介

5 years 1ヶ月 ago

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こんにちは。HAPPY ANALYTICS広報担当の井水朋子です。

小川卓の直近の活動をお知らせさせていただきます。

※2020年10月3日時点の情報です。 詳細はリンク先をご確認の上、お申込みください。

(時系列)

 

 

■1.宣伝会議:データマーケター育成講座

6月4日に開講した育成講座。全9回のうち4回目。テーマは「ウェブサイトの分析方法を知る」

イベント名 宣伝会議:データマーケター育成講座
タグ 宣伝会議, データマーケター,オンライン
日時 ①20年10月15日(木)19:00-21:00
②20年10月22日 (木)19:00-21:00
時間 19:00~21:00
場所 オンライン
定員 50名
費用 99,990円(全8回)
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 今期はすでに開催中。来期は受付中です。

lp.sendenkaigi.com

 

 

 

 

■2.実践!フルファネル・マーケティング最新事情

最新のデジタルマーケティング分野における課題に触れながら、フルファネルマーケティングについてセミナーおよびディスカッションをします。

イベント名 実践!フルファネル・マーケティング最新事情
タグ UNCOVER TRUTH, ロケーションバリュー, ファンコミュニケーションズ, Zoom
日時 10月 16日 (金曜日)
時間 16:00~17:30
場所 オンライン
費用 無料
主催 株式会社ロケーションバリュー
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください。

us02web.zoom.us

 

 

 

■3.HAPPY ANALYTICS小川卓×anda中田×電通デジタル馬場 対談!! 15年以上のキャリアを持つウェブアナリスト3人が語る、これまでのウェブ解析とこれからのウェブ解析について #1

日頃から交流の深いウェブアナリスト三人が集う会。セミナーでも対談でもなく、みなさんの疑問に答えていくトークイベントです。

イベント名 HAPPY ANALYTICS小川卓×anda中田×電通デジタル馬場 対談!! 15年以上のキャリアを持つウェブアナリスト3人が語る、これまでのウェブ解析とこれからのウェブ解析について #1
タグ 電通デジタル, anda, アナリスト, ウェブ解析,
日時 10月 23日 (金曜日)
時間 19:00~21:00
場所 オンライン
費用 無料
主催  HAPPY ANALYTICS×anda×電通デジタル
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください。


www.dentsudigital.co.jp

 

 

 

■4.自社でできる!5G時代到来に備えたYouTube活用&分析事例セミナー ~集客・売上UPにつなげるノウハウを徹底解説~

前回好評でした、SNS活用&分析のセミナーの第二弾。Youtubeの活用と分析についてです。すでに200名以上にお申込いただいています。

イベント名 自社でできる!5G時代到来に備えたYouTube活用&分析事例セミナー ~集客・売上UPにつなげるノウハウを徹底解説~
タグ BES, SNS,
日時 11月 11日 (水曜日)
時間 19:00~21:00
場所 オンライン
費用 無料
主催 株式会社HAPPY ANALYTICS
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください。

20201111.peatix.com

 

 

 

■5.第22回 無料 解析相談&アナログゲーム大会

恒例、HAPPY ANALYTICS主催の無料相談会です。小川卓を知っている人もそうでない人も、気軽に話せる機会です。

イベント名 第22回 無料 解析相談&アナログゲーム大会
タグ 無料, ゲーム, 解析相談
日時 11月 28日 (土曜日)
時間 10:00~18:00
場所 東京都中央区銀座1-19-12 銀座グラスゲート2F スペース銀座 ※舘田珈琲焙煎所の2階
MAP https://www.space-ginza.jp/#section-52
定員 -
費用 無料
主催 株式会社HAPPY ANALYTICS
ステータス リンク先を準備中

 

 

2020年10~11月開催予定のセミナー・イベントは以上です。
最新情報は、弊社に関連するTwitterアカウントからもご覧になれます。

 

● 小川卓のTwitter

twitter.com

 

●HAPPY ANALYTICSのアカウント(主にスタッフ運営)

twitter.com

 

「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第16号の配信

5 years 1ヶ月 ago

f:id:ryuka01:20200511093427p:plain

メルマガを月2回配信中。

この記事では10月6日に配信されるメールマガジンのちょい出しとなります!

 

www.mag2.com

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

foomii.com

 

というわけで中身をちょいだし!

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■目次

1:【ヘッドラインニュース スペシャル】
気になった海外のウェブマーケテイング関連をがっつり紹介します!

2:【2週間日記】
弊社HAPPY ANALYTICSの私の2週間の動きを紹介

3:【Q&Aコーナー】
皆さんから頂いたご質問にお答えします!

4:セミナーや記事等のお知らせ
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【最初に】
いつもは「PickUp」ニュースを紹介している本メルマガですが、今回は「ヘッドラインニュース スペシャル」として、様々なニュースにいつもより多めにコメントを入れていく形式です!

興味深い記事やニュースが沢山あり、いつもよりしっかりコメントしたいものが多かったので今号はこちらの方法で紹介。PickUpニュースが無くなるわけではなく、
2つを上手く使い分けながら配信していきますね。

 

また、今回から「2週間日記」という新コーナーが登場。ここ2週間何をしていたかをダイジェストでお届けします。他にも「こんなコーナー用意して欲しい!」などもあればぜひご連絡くださいませ。

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■【ヘッドラインニュース スペシャル】
気になった海外のウェブマーケテイング関連を
一言(で最近は収まっていませんが)コメントと共に紹介します!
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【YouTube】
Better conversion measurement for video ads on YouTube and our network

blog.google

YouTubeで動画を視聴した後に、それが本当に成果に繋がるのか?
多くの広告主や動画配信者が気にしているポイントです。そこでYouTubeは年内をめどに新たな指標「Engaged-View Coversion(EVC)」を提供するとの事。

 

詳細はまだ出ていませんが、記事内では

 

スキップ可能な広告を10秒以上閲覧した人がリンクをクリックしなかった場合に、設定した日数以内にサイトでコンバージョンした数を測定します。EVCは、広告のインプレッションを閲覧した人がクリックしなかった後に発生するコンバージョンを測定する業界標準のビュースルーコンバージョン(VTC)より精度が高い。

 

とあります。

10秒以上としたのは、約60%以上が10秒以内にスキップするため、10秒以上見ている=ある程度エンゲージしているという判断からの様です。

この指標が実装されれば今まで以上に動画広告の測定をしやすくなりそうですね。

 


【Facebook】
Facebook's Testing New Email Marketing Tools: Here's What We Know So Far

blog.hubspot.com


Facebookといえばソーシャルメディアの代表格ですが、どうやらメール領域にも進出を考えているようです。2020年6月以降、一部の中小企業向けアカウントで、メール配信のテスト機能が公開されています。全展開されるかはまだわからないテスト段階ですが、このような特徴があるようです。

 

・GDPRガイドラインの順守。無許可でメールを送ることは出来ない

・Facebookページに「いいね!」してくれたユーザー等に勝手にメールを送るような機能ではない。あくまで許可をもらったメールのリストをインポートして配信するという形になる
※つまり自社サイト等でメールマガジン登録を促す必要がある

 

つまりFacebookならではという機能はほぼ存在せず(プライバシーガイドライン上出来ない)、あくまでもメール作成&配信機能を(無償で)用意してくれるという機能に現時点ではなっているようです。

 

既にメール配信を自社で行っている企業には不要の内容ですね。だからこそ(それが用意しにくい)中小企業のアカウントでテストが行われているのかもしれません。

 

(以下略)

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本メルマガは月2回配信しており、海外のウェブマーケティングに関するニュースを取り上げています。上記内容以外にも、ニュースヘッドライン(数行解説)やQAコーナーなども用意されています。

 

月額550円/月(税込み)で、初月は無料です。今月登録いただくと、今月の過去配信メルマガ(上記内容含む)も読むことができます!

 

www.mag2.com 

情報収集のお供によろしければぜひぜひ。

 

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2020年9月に掲載された記事

5 years 2ヶ月 ago

f:id:ryuka01:20200704132758p:plain

こんにちは。ハピアナ広報担当の井水朋子です。

先月、小川卓が執筆した記事や、小川卓が登場した記事をまとめて紹介いたします。

~ラインナップ~

  1. タグマネージャーの使いこなし、「計測確認」に困っている人が過半数【ウェブ解析士協会調べ】
  2. 直帰率がなくなるというツイートがプチバズ
  3. アミジャット 田島佑哉 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談 全3回
  4. Youtube『Googleアナリティクス徹底取材』
  5. ツールだけを学んではいけない サイト改善に取り組みたいデザイナーのはじめの一歩を、分析のプロが語る
  6. Google アナリティクスの初心者はこの機能を覚えよう! スペシャリストが選んだ重要な機能はたったの22%だった
  7. Google アナリティクスのスペシャリストに聞いた!イチオシ&イマイチ機能はどれですか?
  8. 初心者が知っておきたい、Google アナリティクスの機能は? スペシャリスト4名に聞いた「使える機能」
  9. 企業ブログの価値を、どう計る?アクセス解析の専門家 小川卓とコンサルタント 村山佑介が「ブログ運用担当者が見るべき数字」を語る
  10. 別ドメイン?サブディレクトリ?企業ブログをGoogleアナリティクスで分析するのに知っておかなければならないこと

(※順不同) それではお楽しみください!

■1.タグマネージャーの使いこなし、「計測確認」に困っている人が過半数【ウェブ解析士協会調べ】

 ウェブ解析士協会のウェブ分析論ゼミナール(通称:小川ゼミ)でADKマーケティング・ソリューションズ シニアプランナーの芹澤和樹さんが発表した内容をWeb担当者Forumさんでも取り上げていただきました。 

  • 媒体名:Web担当者Forum
  • 公開日:9/2

 

webtan.impress.co.jp

 

小川ゼミについては、以前本ブログでも福田さんに寄稿いただいています。

 

analytics.hatenadiary.com

 

 

■2.直帰率がなくなるというツイートがプチバズ

Googleアナリティクスにある『直帰率』という指標が、次期Googleアナリティクス(App+Web版)ではなくなるというツイートがバズりました。

 

  • 媒体名:Twitter
  • 公開日:9/6

 

詳しくは9/15のメルマガでも触れています。メルマガは有料ですが、こちらの記事で少しご覧になれます。 

analytics.hatenadiary.com

 

 

■3.アミジャット 田島佑哉 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談 全3回

 

 提案型ウェブアナリスト卒業生・田島佑哉さんとの対談記事。長編のため、全3回の記事構成です。リスティング広告を運用する方、フリーランスで働いている方に、ぜひおすすめしたい記事です。

  • 媒体名:リアルアナリティクス
  • 公開日:9/9~11

 

analytics.hatenadiary.com

 

analytics.hatenadiary.com

 

analytics.hatenadiary.com

 

■4.Youtube『Googleアナリティクス徹底取材』

 KOBITでご存じの方も多い、株式会社Creator’s NEXTの窪田望さんのYoutubeに出演させていただきました。昨日10月1日時点で3万回以上視聴されています。全部で20分弱です。

 

  • 媒体名:YouTube 窪田望のアンテナ マーケティングは楽しい
  • 公開日:9/10

 

www.youtube.com

 

 

■5.ツールだけを学んではいけない サイト改善に取り組みたいデザイナーのはじめの一歩を、分析のプロが語る

 

 今年の6月に出版された小川卓監修の本『ウェブデザイン改善集』に関するインタビュー記事です。著者の菊池達也さんと井水大輔さんも登場します。書籍出版の裏話も。

  • 媒体名:Creator Zine
  • 公開日:9/14

 

creatorzine.jp

 

 

■6.Google アナリティクスの初心者はこの機能を覚えよう! スペシャリストが選んだ重要な機能はたったの22%だった

運営堂の森野さんの執筆記事で、Googleアナリティクスの機能とレポートに関する重要度をスコアリングしてわかりやすくまとめてくださっています。スペシャリスト5名ということで、小川卓も参加。全員分の結果をダウンロードして見られますので、それぞれの違いを見ることで色んな視野を学べます。 

  • 媒体名:a2i
  • 公開日:9/14

 

a2i.jp

 

 

■7.Google アナリティクスのスペシャリストに聞いた!イチオシ&イマイチ機能はどれですか?

 

 前述No.6の続きです。運営堂の森野さんがスペシャリストに一人ずつインタビューした記事です。

株式会社真摯のいちしま泰樹さん
アナリティクスアソシエーションLLCの大内範行さん
株式会社プリンシプルの木田和廣さん
が登場しています。小川卓も取り上げていただきました。お一人ずつ少し違っていますので、Googleアナリティクスの理解を深めたい方におすすめです。

  • 媒体名:a2i
  • 公開日:9/15

 

a2i.jp

 

 

■8.初心者が知っておきたい、Google アナリティクスの機能は? スペシャリスト4名に聞いた「使える機能」

前術No.6, 7の記事をウェブ担当者Forumでも編集&紹介していただきました。昨日10/1の週間ランキングで1位獲得しました!

 

  • 媒体名:Web担当者Forum
  • 公開日:9/23

 

webtan.impress.co.jp

 

 

■9.企業ブログの価値を、どう計る?アクセス解析の専門家 小川卓とコンサルタント 村山佑介が「ブログ運用担当者が見るべき数字」を語る

企業ブログの分析について詳しく対談した内容が書かれています。「話題性と普遍性の記事」「記事の役割を3種類に分類」「取得するべきデータ」「GA/SF/Pardot連携」「ブランディングの測定」など骨太な内容です。

 

  • 媒体名:週刊はてなブログ
  • 公開日:9/24

 

blog.hatenablog.com

 

 

■10.別ドメイン?サブディレクトリ?企業ブログをGoogleアナリティクスで分析するのに知っておかなければならないこと

前述No.9での対談のお相手・村山さんが書かれた補足記事です。企業ブログを始めるにあたって、別ドメイン / サブドメイン / サブディレクトリ の選択する際のヒントにおすすめ。

  • 媒体名:株式会社JADE
  • 公開日:9/28

 

ja.dev

 

 

2020年9月の掲載された記事は以上です。
最新情報は、弊社に関連するツイッターアカウントからもご覧になれます。

 

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「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第15号の配信

5 years 2ヶ月 ago

f:id:ryuka01:20200511093427p:plain

メルマガを月2回配信中。

この記事では9月15日に配信されるメールマガジンのちょい出しとなります!

 

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というわけで中身をちょいだし!

 

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■【PickUPニュース】
「直帰率」という指標がGoogle アナリティクスから無くなる?
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

(前略)

「Googleアナリティクス」というアクセス解析ツールをご存知の方、利用されている方も多いのではないでしょうか。Google アナリティクスは次期バージョンの「App+web版」がベータ版として去年より提供開始されています。

 

新しい機能等の追加はこちらのバージョンで行われ、ここ数年で新しいバージョンに移っていくことが確実視されています。私も自社サイト等へ導入して色々試しているのですが、一つ大きな変化が生まれそうです。

 

それが「直帰率」という指標を画面で出さなくなったという事です。

 

というわけで、今回は以下の記事も参考に背景や代わりとなる「エンゲージメント率」について紹介していきます。

 

ken-williams.com



ここ5年くらいのウェブの動きを考えると、「直帰率」は果たして意味を成す指標なのか?という議論や考え方が出てきました。動画やシングルページアプリケーションなど1ページでもコンテンツを楽しめるサイトが増えてきました。

 

こういった状況の中では、直帰率は「興味なくて離脱してしまった訪問」を図るのには不向きです。動画を20分見て帰っても直帰、ページを開いた習慣に帰っても同じ直帰です。ですがサイトのコンテンツやサービスに関する理解度合いは違うとは思いませんか。

 

画一的に直帰としてカウントする事を良しとしないというのが「直帰率」をレポートで表示することを辞めた理由かなと。BigQueryなどローデータから計算する事は可能ですが、画面で直帰率を見るとか、カスタムレポートで選択することは2020年9月時点では出来ません。


そこで新たにGoogleが用意したのが「エンゲージメント率」です。エンゲージメントとは「接点を持った」という意味合いを持ち、以下3つの条件のいずれかを満たした場合は、エンゲージメントとしてカウントされます。

 

1)ウェブサイトやアプリを10秒以上利用していた
 前景でという条件があるようで、別タブを見ていた あるいは アプリを表示していなかった場合は計測されないかと

 

2)コンバージョンイベントを発生させる
 App+Web版では特定のアクションを「コンバージョンイベント」として設定できます。例えば、ファイルのダウンロード・スクロール等など。これら設定しておいた条件が達成された場合はエンゲージメントとなります。
 

3)2つ以上の画面(アプリ)あるいはページ(ウェブ)を表示
 これは今までの、「直帰していない」の仕様とほぼ一緒です。なお、これらは「訪問単位」で判断されます。

 

そして以下3つの指標をApp+Web版では見ることができます

 

(以下略)

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本メルマガは月2回配信しており、海外のウェブマーケティングに関するニュースを取り上げています。上記内容以外にも、ニュースヘッドライン(数行解説)やQAコーナーなども用意されています。

 

月額550円/月(税込み)で、初月は無料です。今月登録いただくと、今月の過去配信メルマガ(上記内容含む)も読むことができます!

 

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アミジャット 田島佑哉 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(3)広告運用と提案型ウェブアナリスト育成講座について

5 years 2ヶ月 ago

広告運用者田島佑哉がフリーランスとして受注できるようになるまで

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第ニ回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第3期卒業生で、アミジャットの田島佑哉氏。

3回目のテーマは『広告運用と提案型ウェブアナリスト育成講座について』。広告運用のプロフェッショナル・田島氏からみた、提案型ウェブアナリスト育成講座を聞いてみたいと思います。

 


進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。

田島佑哉(たじまゆうや) 
1981年静岡県生まれ。2009年ゲーム会社、2013年インターネット広告代理店、2015年弁護士事務所、2017年アミジャットとして独立。上級ウェブ解析士、SEO検定1級 。企業のリスティング広告運用およびインハウス支援を行う。2019年提案型ウェブアナリスト育成講座三期修了。

 

小川卓との出会い

井水講座を知ったきっかけについて教えてください

田島小川卓さんを知ったきっかけがこれです。

 


https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797368845/gamerankingin-22/


小川懐かしいですね。

田島私がウェブ解析士の勉強を始めたときに読んでいた本ですね。この本で小川さんのことを知っていたのと、アナリティクスアソシエーションのセミナーに行ったら、ウェブアナリスト育成講座を過去に受けた(2期生の)北さんっていう方がいて、北さんに「どうですか?受けようか悩んでいるんですけど」って聞いたんです。「色んな人の分析の考え方や普段は見られないサイト分析の数字とかが見られるから面白いよ」って。それでじゃぁ受けてみようって思いました。

 

小川費用の点で家族会議になりませんでした?高いとか(笑)

田島妻からは特に反対はされなかったですね。北さんから「宿題はすごいから、ちゃんと時間確保できるか考えて、それができれば受けたほうがいいよ」ということだったので、それからすぐに申し込みました。

小川講座で身につけたかったものって何でした?解析の知識を深めたいとかですか?

田島アクセス解析の実務的なところですね。広告代理店にいた時もリスティング広告の運用がメインでしたし、弁護士事務所にいた時もアクセス解析はしていたけど一つの業種だけ。今はフリーランスでリスティング広告の運用をしていますが、Googleアナリティクスもサポートしているので、今の自分のアクセス解析スキルでは、まだまだ生き残るには弱いなと思ったんです。
参考本を読むのも大切なんですけど、実務的なものを学ぶ場があればいいなと考えていて、ちょうど良いタイミングで「提案型ウェブアナリスト講座」のことを知ったという感じですね。

井水他の案件の数字を見れるというのが大きかったですか?

田島そうですね。他の参加者の方がアクセス解析をどういう風にしているんだろうっていうのを知りたくて。隣でやっている人の仕事ぶりをのぞいてみたかった感じですね。
アクセス解析のセミナーにも参加していましたが、大企業のアクセス解析事例が多くて。そこまで細かなセグメントをかけたら、うちのホームページは1ユーザーしかいないよみたいな感じになることも(笑)

 

講座受講後の変化

 

井水実際に提案型ウェブアナリスト育成講座を受けてみて働き方は変わりました?先ほどサマリーシートが出てきましたが、ほかにもありましたら。

田島広告運用レポートや施策提案の仕方が変わりましたね。数字だけ渡しても、どうしてその施策をやるべきかがわからないとなってしまう。あと、施策提案をしてもOKをもらえなければ意味がないので。お客様に「効果がでるかわからないけど、やりませんか」「これは確実に効果がでるので、やりませんか?」「これは制作会社さんに依頼する工数がかかるけど、やりませんか」など、施策の実現難易度を伝えるようになりました

 

あとは、継続の考え方も役に立っています。
リスティング広告運用のインハウス支援というコンサル業務もしていますが、インハウス運用が安定してくると、私のサポートする内容も減ってきます。


インハウス運用が独り立ちできたのでプロジェクトとしては成功なんですけど、僕の収入は無くなってしまうので「もうサポートなくても大丈夫だし、そろそろ終了したほうが良いのかな…。でも、収入のことを考えると…。」というジレンマというか、報酬を貰い続けることへの罪悪感みなたいなものがあったんです。


そんなときに講座の中で、「議論することがなくなったら、終わった方がいい」というお話しがありました。それを聞いてからは、今のお客様が自立歩行できるようになったら、そこで完了する。そして、新規で困っているお客様を助けるほうに目を向けていこうと切り替えることができました。コロナの影響を受けて収入が落ちたとき、気持ちは落ち込まなかったのも、継続に対する考え方が変わっていた点が大きいかったです。あとは妻の支えが大きいですね。あ、これは書いといてください(笑)

 

小川それ以上継続したいんだったら、リスティング広告を含めたウェブマーケティング全般だったり、コンサルというところに踏み込むのであれば、できるかもしれない。「サイトをリニューアルするからアイデアを出して」「うちの運用レポートはこうなんだけど~」「SEO会社がこんなことを言っているんだけど」にも答えていく感じ。
そうでなければ、仮になんとか継続できたとしても、お互い苦しくなるんだよね。価値を発揮できていないなと自分で思ったり。

 

田島そうですね。特にインハウス支援のようなコンサル業務だと、継続していくにつれて、自分が提供するサポート内容と報酬のバランスがとれている案件、とれていない案件がどうしても出てきますよね。ノウハウ提供なので、案件の状況によって費やす工数の差が激しいというか。

小川それでもお客さんがいいって言ったらやるべきだし、罪悪感を持つこと自体が自分の勝手じゃない?お客さんは結果が出ていればお金を払うわけだし、「罪悪感を感じるのでやめます」って最悪だしね(笑)

 

田島そうですね。さすがに、こちらから「もうサポート終了です!卒業おめでとうございます!」と言うことは無いですけど(笑)
ただ、お客様から「自分たちだけで広告運用ができるのでサポートを終了してください」って言われたときに、「いいですよ」って喜んで言えるような心構えになりましたね

 

SEO検定と提案型ウェブアナリスト育成講座

井水田島さんは他にもたくさん資格を持っていますが、今までとった資格と比べるとどうですか?

田島SEO検定は当日の朝に過去問を見て受けたら合格できました。

井水一級ですよね?

小川それはバックグラウンドがあるからだね(笑)

田島それと比べたら「提案型ウェブアナリスト」は、圧倒的に宿題が多いですね。サイトの問題点の発見や、計測タグの仕様書作成など、研修が終わったあとに考える時間や手を動かす時間が多いので、そこは大変でしたね。研修が進むにつれて、平日の夜や土日の時間を宿題に費やす必要があるので、本気でとる気がない方は受けないほうが良い講座ですね。

小川まさに、北さんが言ってた通りですね(笑)

 

ウェブ解析士と提案型ウェブアナリスト育成講座

小川ウェブ解析士のほうはどうでした?

田島今は上級ウェブ解析士ですが、当時はそこまで苦労した記憶がないですね。レポート作成も特に困らなかったです。今はもっと難しいのかもしれませんが。
あと、ちょうど9月からウェブ解析士マスターの研修を受けます

小川そのきっかけは?

 

田島もともと別の資格の勉強をしていたんですけど、気分転換にウェブ解析士協会のテキストを読んでいたら、妻が「なんでマスターとっていないの?」と(笑)
私は「これ、研修費用は高いよ?」と言ったんですけど、「あんたの仕事でしょ?まず先にこれをとらなきゃダメでしょ!」ということで受けることにしました。(笑)

 

小川私も受けたけど、あれはあれで結構大変ですよね。うちの講座よりもレポートが多いかもしれない。ミクロとマクロの2本レポートを作りますね。


あとは人前でどれだけ慣れているの問題もありますね。マスターをとると講師業ができるのもありますからね。あと、採点も面白いよね。ウェブ解析士マスターが匿名で採点するからね。井水さんの旦那さんもやっているんじゃないかな?

井水そうですね、たまにやっているようですね。小川さんのレポートも小川さんが書いたと知らずに誰かが採点したんですね。

小川そうそう。だから容赦ないけどおもしろかった(笑) 合格率も半分なくて、私の時は18名いて3名か4名くらいでしたね。

井水田島さんは今後、ウェブ解析士としての講師のほうは?

田島今は特に考えていないですね。リスティング広告運用に役立てるために取得を目指しています。ただ、最近はアクセス解析の研修についてお問い合わせもいただくので、取得できてからどうするか考えようかなと。

小川他に何か言いたいことは

田島今年の残りはアクセス解析の勉強に集中します。あと今の私が生活できているのは、すべては妻のおかげです。フリーランスにしてくれてありがとう。
あ、これも必ず書いといてください(笑)


一同:(笑)

 

 

 

前回・前々回はこちら

(1)フリーで受注できるようになるまで

(2)広告運用とアナリティクス

 

提案型ウェブアナリスト育成講座6期生は9月30日まで募集中です。

happyanalytics.co.jp

アミジャット 田島佑哉 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(2)広告運用とアナリティクス

5 years 2ヶ月 ago

広告運用者田島佑哉がフリーランスとして受注できるようになるまで

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第ニ回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第3期卒業生で、アミジャットの田島佑哉氏。

2回目のテーマは『広告運用とアナリティクス』。広告運用者のGoogle アナリティクス活用法にせまります。

 

リスティング広告のスペシャリストとして活躍する田島氏の仕事ぶりについて迫ります。

進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。

田島佑哉(たじまゆうや) 
1981年静岡県生まれ。2009年ゲーム会社、2013年インターネット広告代理店、2015年弁護士事務所、2017年アミジャットとして独立。上級ウェブ解析士、SEO検定1級 。企業のリスティング広告運用およびインハウス支援を行う。2019年提案型ウェブアナリスト育成講座三期修了。

田島式のお仕事スタイル


小川仕事は決まった時間にするタイプ?

田島朝の6時には広告の管理画面を開いています。それまでに見るべきものは見て、連絡するべきことは連絡して、お客様が出社する9時までには一通りのことを終わらせています。あとの時間は、リラックスしながらお客様の連絡を受けたり、残りの仕事や読書をする感じですね。

小川一人で働いていると、寂しいとかはない?広告だと個人プレイかな?

田島もともと代理店にいたので、広告運用で悩んだ時に他の運用者と話し合えるっていう環境はよかったです。
フリーランスですと、NDA(秘密保持契約)を結んでいるんで、実際に数字まで見せて相談できなくなっちゃいましたね。結局相談できず自分で考えたり、お客さんと一緒に考える感じですね。

小川そういう相談って難しいよね。私も講座の卒業生が相談することはあるけど、おっしゃる通り数字を出して相談なると、難しいね。

田島それを解決するために、今までは直案件しか受けていなかったんですけど、今後は自分の工数の1/3を代理店の下請け案件にして、その代理店様とコミュニケーションをとれるような仕組みを作ろうとしています。実際、去年の末からその取り組みを動いていたんですけど、コロナの影響でパートナーの広告代理店様自体が大きな打撃を受けてしまったので、今はペンディングしています。

小川広告は、リアルタイムで動くのが大事なことだったりします?

田島お客様からチャットなどで相談がきたら、最低限「〇〇までに確認します」といった即レスはします。ただ、良いお客様とお付き合いさせていただいているので「今日中にバナーを100本入れてください」みたいな無茶な依頼はないですね。

井水お客さんからこういう風にしてと依頼がくるのか、田島さんからこうしましょうと提案するのでいえば、どちらが多いですか?

田島私から提案することが多いですね。考えられるメリット・デメリットを伝えて、とはいえやってみないとわからないこともあるので、まずはやってみましょうと進めています。

小川ある程度任せてくれる感じですか?

田島そうですね、ウェブ広告の運用方針については私に任せていただいています。もちろん、お客様もセミナーやブログで新しい情報を仕入れているので「これを試したい」と相談されることもあります。そうゆう時って「新しい施策をやることが目的」になりがちなんですけど、それをこの案件でやるべきかどうか一緒に考えるのも私の仕事の一部ですね。


リスティング広告とGoogleアナリティクス

 

田島広告運用者がGoogleアナリティクスを使っているか、今回Twitterでアンケートをとってみたんですけど、7,8割の方は使っているようですね。

 

 

小川田島さんはどんな使い方をしてます?

田島まず、向き合うお客様は普段からGoogleアナリティクスを操作していることが多く、ウェブ広告運用以外にも、アナリティクスの操作方法も相談されることもあります。そのため、フリーランスで活動するからには、Googleアナリティクスの使い方や知識がないと、お客様と深いコミュニケーションを取るのは難しいと感じます。

また、リスティング広告は、Googleアナリティクスの知識がなくても出稿できますけど、Google広告とアナリティクスを連携すると色々な機能が使えるようになりますので、Googleアナリティクスの知識は持っているとウェブ広告運用の施策の幅も広がりますね。

小川分析とか評価もしやすくなりますよね。

田島そうですね。僕はまず、トレンド把握に使うことが多いです。
例えば、検索広告で成果がよかった時に、広告画面ではよかったというとこまでしかみれないんですけど、Googleアナリティクスまで見れると、じゃぁSEOのほうはどうだったんだろう、SEOと比較して両方が伸びていれば全体的なトレンドだと。SEOが落ちていれば、順位変動があった影響で、SEOでとっていたキーワードが広告によって来たと考察できますね。そういった意味でも、Googleアナリティクスを使えたほうが考察や分析の幅も広がりますね。

小川自然検索とお互いに影響を与え合いますもんね。

田島SEMは検索広告と自然検索の両方を見ないと、部分最適化になってしまいますよね。あとは、Google アナリティクスの「マルチチャネル」というレポートで、参照元/メディア パスっていうのがあるんですけど、そこでリスティング経由の間接効果を見られます。起点になったのがバナーだったとか、意外と違う検索広告だったというのが見られますので、最終ゴールの数字だけでの議論にならなくて済むのかなというのはありますね。

小川Googleアナリティクスでは間接効果が見られるというときに、お客さんにはその間接効果について説明していますか?

田島定期的なレポートでは触れないですね。急にウェブ広告の成果が良くなった、または逆に悪くなったりした時に要因を深堀する材料として使いますね。

小川お客さんからは間接効果はあるの?とか聞かれます?

田島私のお客様からはあまり聞かれないですね。僕自身も間接効果の議論をするよりも、施策を打つほうがよくないですかっていうスタンスなので。広告代理店にいたころは、間接効果が議論になることもありましたけど、「で、結局どうします?」と結論が出ないケースが多かったです。

小川そうそう、どれくらい貢献したかの議論は泥沼になることあるからね。広告、オーガニック、広告で流入の後にコンバージョンしたときに、広告の貢献度は何%とか。

田島アトリビューションという言葉がありますけど、その議論に手間をかけるのはちょっと・・・

小川そうそう、それってあまり施策につながらないんだよね。

井水先ほどお客さんにレポートっていう話が出てきましたけど、どんな形式のレポートですか?

田島私はエクセルでデータをまとめて、パワーポイントに貼り付けてコメントをつけています。

井水小川さんはどういう形式が多いですか?

小川データポータルで作ってと言われた場合や、決まった時に決まったものを見たいという場合は、それで自動化する感じにしますし、報告を伴う感じだとコメントがすべてなので、パワーポイントでサマリー作って渡すか、ミーティングで報告会で話すっていう感じですね。

田島私はまさに提案型ウェブアナリスト育成講座の時に作ったレポートを、お客様に出していますね。あの作り方が参考になっていますね。


特に、コロナの影響でウェブミーティングが増えて、今まで通りパワーポイントで何枚かにまとめたものをお渡ししていたんですが、お客様が理解しているかどうかをお客様の表情でみて判断しづらくなったんですよね。


そこで今役立っているのが、9回目の講義で教わった『1枚3分のサマリーシート』です。1枚のページに要点を3分ほどで把握できるようにまとめたシートなんですけど、まず始めにそれだけで説明して、あとは流れで質問や議論をしていくのが楽ですね。

小川わかります、一人で20分くらい延々と説明する感じよりは、最初に説明しておいて、そのあと質問やコメントで議論する感じにしたほうがお互い楽ですよね。

 

田島そのまま5分位でミーティングが終わることもありますね。
ただ、短いミーティングで終わってしまうとちょっと不安になるので、わざと時間を伸ばしたりしますけど(笑)「最近のテレビCMの効果はどうですか?」とか「リモートワークは慣れましたか?」とか、全然違う話をふったりしちゃいますね。

小川そういう雑談ができる時間が作れるっていいよね。一方向で説明するのに時間を使うよりも、雑談で色んな気づきが生まれる方が実りがあるっていう感じもしますよね。
一人でずっと話していると、シーンとする時間ができて、そのまま他に質問がなければこれで終わりますって言いながら大丈夫かなとか思ったりして。。。相手が納得していないのか理解していないのか、それとも隣に奥さんがいて聞けない状況なのかとか考えをめぐらせちゃいますね。

 

田島ウェブミーティングの難しさを感じますね。

井水コロナの前はオフラインの会議でしたか?

田島オフライン会議ですね。実際に会って打ち合わせをしていました。広告の管理画面をプロジェクターで直接映して、その場で操作しながら話していましたね。「この日のコンバージョンがなんで増えたんですか?」と聞かれたら、管理画面の詳細を表示して説明していましたね。広告案もミーティングの場で決めて、そのまま入稿設定したりとか。


ウェブミーティングだとそれができなくなって、それまでのオリジナルのスタイルができなくなりましたね。


管理画面を見せれば、資料に詳しく書かなくても口頭で補えることもありましたけど、紙ベースでの話し合いになると、ある程度細かくキャプチャーとって理由や考察を書かないと伝わらないかなというのはありますね。

井水ミーティングの時間が減っても準備の時間が増えたのでは?

田島そうですね。準備の時間も増えましたし、遠方のお客様とも打ち合わせがしやすくなりました。

小川今後の働き方を考えた時に、どっちがいいですか?

 

田島悩ましいですね。オンラインミーティングは、お客様先に訪問する時間が往復1,2時間かかるので、その時間がなくなったというのは大きいですね。
でも、直接お会いした方が色々な説明もできるし雑談もできるので、オフラインの方が良い部分もありますね。

 

小川うちは最近契約した2社くらいは、一回も会っていませんね。オンラインで問い合わせがきて、オンラインで打ち合わせして、オンラインで契約してという形だったので、リアルでは一回も会っていませんね。

田島たしかに私も、7月以降の新規のお客様は一度も会っていないですし、名刺交換もしていないですね。

井水今後は、オフラインで会うのが特別になってくるかもしれませんね。

小川毎月の定例は、オフラインで会う理由が必要になるかもしれないですよね。ワークショップみたいなオンラインでやりづらいことがないと会わなくなるかもしれませんよね。

田島時間の効率という面だけでいえば、ウェブ会議の方が良いですしね。

 

 

次回、(3)提案型ウェブアナリスト育成講座について へ続く。(明日公開)

 

前回はこちら

(1)フリーで受注できるようになるまで

 

アミジャット 田島佑哉 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談(1)フリーで受注できるようになるまで

5 years 2ヶ月 ago

広告運用者田島佑哉がフリーランスとして受注できるようになるまで

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第ニ回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第3期卒業生で、アミジャットの田島佑哉氏。

最初のテーマは『フリーで受注できるようになるまで』。


リスティング広告のスペシャリストとして活躍する田島氏の仕事ぶりについて迫ります。

進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。

田島佑哉(たじまゆうや) 
1981年静岡県生まれ。2009年ゲーム会社、2013年インターネット広告代理店、2015年弁護士事務所、2017年アミジャットとして独立。上級ウェブ解析士、SEO検定1級 。企業のリスティング広告運用およびインハウス支援を行う。2019年提案型ウェブアナリスト育成講座三期修了。

コロナの影響が大きかった月は収入が1/6に

 

井水普段のお仕事について教えてください。

田島リスティング広告の運用代行を仕事をメインに、それなりに食べているフリーランスです。
広告運用の手数料が収入減なので、コロナウイルスの影響で広告出稿が減ってしまたので大打撃でしたね。

小川広告予算って真っ先に削られますよね。広告を出してもお客さんが買わないってなったらどうしようもないし、リスティング広告が止めやすいっていうのもありますよね。

田島一番減った月ですと、前年比で1/6まで減りました。

小川広告運用の代行では、何%かを手数料としてもらう感じですか?

田島僕はマージン制ではなく、工数に応じた固定の手数料をいただいてます。広告掲載が止まったら、手数料の収入もなくなります。お客さんからも「広告を止めることになって本当にすみません」って謝られたりと。ただ、状況が状況だったので広告は止めざるをえないと自分でも感じていました。僕から「止めませんか?」と提案することもありましたね。

小川最近戻ってきそうな感じはあります?

田島3~6月は新規のお問い合わせは全くなかったのですが、7月以降からは徐々にお問い合わせが戻ってきて、8月からは2件の新規契約が動きました。

小川業種によってだいぶん違いそうですね。

田島そうですね。この先の見通しが立たない企業も多いので、同じ業種でも守りに入るか攻めにいくかでも違うと思います。

小川コロナの波がきて、止まるなっていう予感はしていました?

田島2月の時点でニュースを見ながら、うちのお客様の案件のほとんどが止まるなって予想はしていました。最悪、稼働案件が0になることも覚悟していました。そして4月以降、やはり広告掲載が止まっていきましたね。

小川私も一社止まったかな。そこは分析とレポーティングを毎月定例でやっていて。グローバルな企業だったので、全世界で予算を一度止めてくれっていう感じでしたね。そこも落ち着いてきたのか、8月から再開しました。ITは打撃が大きいところは少なかったかもしれないですね。弊社の分析とコンサルでいえば変わらずって感じしますね。

田島先日、経済産業省の統計を見ましたけど、広告業の打撃は大きかったので、なかなか厳しいなっていう感じはします。

 

 

■ 特定サービス産業動態統計月報(PDF)

https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabido/result/pdf/hv202006kj.pdf

 

 

田島今日も電車に乗ったら広告が少なかったので、広告の出稿金額が戻るまではもうしばらくは時間がかかりそうだなっていう感じはしましたね。(編集注:インタビューは2020年8月24日)

 

集中できる環境づくり

 

小川自宅で働いているということですが、どんな環境ですか?

田島うちはワンルームで、妻と二人、猫も3頭いるので5人暮らしです。ワンルームなので二段ベッドで生活しているんですよ。

小川二段ベッド!ちなみに、どっちが上ですか?

田島私が上です。テレビの前にカフェテーブルがあって、壁際に仕事用のちっちゃいスペースがあります。

小川やりづらいとかはないですか?

田島フリーランスになった当初は、自宅で仕事することに集中できなかったですね。でも、テレビに向かって座っていた席を反対方向に向けたら集中できるようになりましたね。

小川私も最初はリビングで仕事をしていたんで、テレビが横にあると集中できませんでしたね。「これは仕事」と言いながらちらちら気にしたり(笑)

田島リモートワークの導入が進んでいますが、自宅での生活と仕事を共存できるかは、人によって向き不向きがあるとは思いますね。

 

田島さんヒストリー

 

井水社会人になってからアミジャットを設立するまでのお話を聞かせてもらいますか?

田島まずは1981年に静岡県に生まれまして、当時は2,900グラムで。

井水そこから!(笑)

小川私と3つ違いですね~もうすぐ40歳なんですね!

田島大学生の時にマクドナルドのアルバイトにはまっちゃって、飲食業が大好きになりまました。特に藤田田さんという当時のマクドナルド会長が好きになり、藤田さんの本も多く読みまして。そのままマクドナルドに入社したかったんですけど、大学四年生の時に藤田田さんが退任されてしまい、「マクドナルドはもういいや」って感じになりました。でも飲食業にしか興味がなかったので、新卒でファミレスに入社しました。

小川ファミレスでは何してました?お店?

田島お店ですね。料理を運んだり作ったり、在庫管理やアルバイトのシフト管理などもしていました。でも24時間営業だったので”働くか、飲むか、寝るか”を繰り返してまして、2年ほど経ったときに、「これを続けていたら体がもたないな」と気づき転職しました。そこからは飲食業から離れて、テレアポ営業や飛び込み営業など、いろんな業種の営業職をしていました。

 

最後の営業職が東京ビッグサイトとかで展示会をする会社で、600社ほど集めて展示会を主催するような会社をしていました。その時にリーマンショックがあって、展示会に出る企業がガツンと減って、ショックを受けましたね。そのときに「これからはインターネットの業界で働くべきだな」と思いました。


ただ、当時は「インターネットの仕事をする」って具体的にはよく分かっていなくて、思い浮かんだECサイトの運営やカスタマーサポートなどの仕事に、片っ端から応募していました。とはいえ、ウェブの経験も知識も全くなかったので、なかなか転職するのは難しく、やっと採用していただいた仕事が、オンラインゲームのカスタマーサポートでした。

小川おもしろーい!

田島当時はネクソンやハンゲームなどが流行っていたころです。

小川怪盗ロワイヤルとかね。懐かしい。

田島最初はカスタマーサポートで、「ゲーム内のアイテムが消えたからすぐに戻して」や「ガチャの確率おかしいじゃないか」などの対応をしていました。その当時の年収が260万円でした。

小川それは安い。未経験だからですかねー。

田島当時私は20代後半で、年収も相当減ったんですけど、、。でも、まずは何でもいいからインターネットに関係する仕事をしたくて入社しましたね。
カスタマーサポートを3ヵ月ほどしていたら、社長がマーケ担当に異動させてくれたんですよ。「マーケ部の人員が足りない。営業経験がある田島ならできるだろう」と。

小川お、マーケティングの世界に入ったわけですね。

田島今思えば、ゲームの中のKPIってECサイトと同じなんですよね。

小川最後は課金だからね。

田島マーケ担当になってからは、ゲーム内のユーザー行動の分析と、ゲームの新規会員登録の集客を行っていいました。
新作ゲームのリリースが決まると、そのホームページ作成を社内のウェブ制作チームやデザイナーと相談することもあり。
ホームページのデザインの話になると「赤が良い!「青が良い!」といった感情論になってしまうことが多かったので、数字で話せる人がいないとダメだなと想い、ウェブ解析を勉強するようになりました。その流れで、2012年に上級ウェブ解析士の資格をとりました。

小川結構早いね。(編集注:ウェブ解析士協会の活動開始が2010年)

井水ゲームの解析はどんなツールを使ったんですか?

田島サーバーの生データを見ました。例えば、今日からガチャガチャというアイテムを売るという時に、その回転率をみて、公開して3時間くらいで「コレだめだ!」とかやっていました。

小川私もサイバーエージェントいた頃は毎月1日の0時に新しいガチャを出してたので、毎月1日の0時は会社にいましたね。最初の10分のデータを見れば結果がわかるので、0時10分にはミーティングをするか帰るかが決まっていましたね。

井水うわ、やだ。帰りたいです・・・(泣)

田島1分単位でお金が生まれるので、すぐに対応しないといけないんですよね。

小川ソシャゲは特にシビアだよね。直接お金につながっているから。

田島その後、その会社が大手に買収されてしまって、ゲームの開発部門は欲しいけど、私がいた運営部門はいらないということになったんです。
このまま別のゲーム会社に転職しようとも考えたのですが、当時はコンプガチャ問題もあり、別の業界に行く選択肢も入れて転職活動をしました。
ウェブ広告代理店も転職先の候補の1つでした。
ただ、ゲームのプロモーションで、広告代理店様にウェブ広告を出稿を依頼していましたが、提出されるレポートを見てもイマイチ分からない状況で。ウェブ広告の仕組みについては全然詳しくなかったんですよね。

小川事業会社の方だったのね。

田島大手のゲーム会社からも内定をいただいたのですが、ウェブ広告代理店に入社しました。ウェブ広告代理店の方は、転職活動した時期が2月後半だったので、代理店にとって猫の手にも借りたいくらい繁忙期だったこともあり、リスティング広告運用が未経験の私でも、応募してから1週間くらいで内定をいただきましたね。上級ウェブ解析士の資格を持っていたことも大きかったです。

小川そこは何年くらい?

田島広告代理店は2年半ほど勤めていました。代理店に勤めた後、また事業者側に戻りたくなって、ウェブマーケティング担当を募集していた弁護士事務所に転職しました。そこでは自社の中でウェブ広告を運用するっていう仕事もやっていたんですけど、なかなかお給料が上がらない諸事情があったので、弁護士事務所を2年ほど勤めてからスタートアップの会社に転職したんですね。

 

そこは年収は高かったのですが、スピード感や変化がすごく早くて、大変なところに入っちゃったなって悩んでいて、家に帰ると妻に色々と愚痴を聞いてもらっていたんですよ。「入社前に聞いてた仕事内容と、実際の業務内容のギャップが激しい…。でも今さらどうしようもないし、我慢するしかないかな…。」と。そしたら妻が会社に社長宛に電話をかけたんですよ。入社2週間のタイミングでしたね。

小川おぉ!奥さんはなんて?どうなってるんだって感じ?

田島妻曰く、事実確認をしただけって言ってました。社長宛に電話して、社長がいなかったので他の人と話したようです。「うちの夫はこうこう言ってますけど、本当ですか?」と。私はそのとき会議に出ていて席を外していたんですけど、席に戻ってきたら、人事の方から「ちょっと時間ある?」と言われて個室に呼ばれて。人事に「どうしました?」って聞いたら、「君の奥さんらしき人から電話がきて、こういうことがあったんだけど」「え、え、え、」となり…

小川田島さんは知らなかったんですよね?

田島そうです。まさかと思い、慌てて妻に電話したところ、「私は事実確認をしただけだ」と。妻にどんなことを話したのか聞いてみると、私が家で言っていた愚痴を全部伝えてしまっていましたね。
もう焦って、その日は直ぐに家に帰って妻と話をしました。


妻は「今にも電車に飛び込みそうなくらい悩んでいたから助けてあげた」って言うんですよ。僕はその時「もう会社にいられないよ!」と怒ったんですけど、妻は「今は怒ればいいよ。でも、いつか私に感謝するときが来るから」って言いました(笑)

井水それだけ心配していたんですね。

田島次の日の朝一に、役員全員と人事と私とで話し合いになり、私のほうから「こういう状況になってしまったので、申し訳ございませんが退職させて頂きます」と伝えました。そのまま近くの100均で封筒と用紙とハンコを買って、退職願いを書いて提出。一瞬で無職になってしまいました。

井水奥さんがなかなかの強者じゃないですか?

田島ファンキーですね。僕とは真逆のタイプ、直感で即行動するタイプの人間ですね。

小川フリーランスになるきっかけは?

田島妻の後押しというか、崖から突き落とされたことですね。35歳で会社を2週間で辞めてしまった人を中途採用する会社はもうないなと思いました。また、貯金も無かったので、時間をかけて転職活動することも難しかったです。なので、アルバイトをしながらでも自分でリスティング広告運用の仕事を直接受注して手数料を貰ったほうが、生活を続けられる可能性はあるなと思いフリーランスになりました。

 

フリーランスになりたかった訳じゃなく、会社員としてはドロップアウトしてしまったのでフリーランスになるしかなかったという感覚です。

小川それまで全部で何社くらい転職していたんですか?

田島10社以上は転職していましたね。継続性がないというか、会社員としての適性がないというか…。

小川それと比べて、今フリーランスになってどうですか?戻りたいとかあります?

田島今はないですね。会社員としての適性がないので、フリーランスの生活が自分には合っています。普通に会社員を続けていたら「フリーランスになろう」って気持ちが起きることは絶対になかったので、妻の言葉の通り今は感謝しかないです。

 

フリーで受注できるようになるまで

 

田島2017年9月にフリーランスになったんですけど、最初の半年は広告代理店にアルバイトのような契約で常駐していました。常駐の仕事をしながら、夜や土日の時間を使って自分でホームページを作成して、そこからお問合せがくるようになりました。

小川いいですね。ホームページでお仕事がくるようになった経緯は?

田島最初はウェブ広告を出稿してお問い合わせを集めようと考えていました。なので広告用のランディングページだけを用意しようと。ただ、制作会社に依頼できるほどお金に余裕は無かったので、なら自分でホームページごと作ることにしました。

小川お問い合わせはいつぐらいから来るようになったの?

田島ホームページを公開して3か月くらいでお問い合わせがきて驚きました。1日10アクセスほどしかなかったのですが。当時はまだサービスの説明資料も作っていなくて・・・

小川どどどうしよって感じだね(笑)

田島あとホームページを作ろうと思った切っ掛けの1つが、ホームページを持っているフリーランスが少ないことに気づいたからです。
ランサーズやクラウドワークスとかの案件に募集しているフリーランスのプロフィールを見ると、TwitterやFacebookページ、無料ブログを持っている人はいても、独自ドメインのホームページを持っていない人は9割ほどいました。
だからホームページを持てば、フリーランスの中で上位10%にはなれると思ったんです。

小川田島さんも応募しているの?

田島単価が安い案件ばかりなので、応募はしていないですね。ただ応募するとしても、ホームページを持っているかどうかは信頼に関わるので、作るべきだなとは思います。

小川田島さんはゲーム会社でホームページ制作もやってたんだったね。

 

田島いや、私はホームページのワイヤーフレームを作ったり、中身のテキストを用意するだけでした。ホームページの作り方は全く分からなかったので、色々と調べてドメイン取得やサーバー契約、ワードプレスも自分でインストールしてなんとか作りました。あとはホームページに、サービス内容と価格表を書いたサービスページを用意して、お問合せフォームを作って、空いてる時間にブログを書いていきました。

 

小川私もホームぺージに金額を出した方がいい派だけど、すごくわかるよ。逆の立場だったら、金額が書いてあった方が楽だもんね。

田島自分1人で対応できる件数が限られることを考えると、ホームページに金額を出すことでフィルターされたお問合せがくれば、対応の工数が減りますね

小川交渉がなくなるし、コンペになりづらいのもいいよね。

井水SEO検定をとったのもそのころですか?

田島はい。フリーランスになってからです。
ブログ記事を2、3つほど書いたら、少しづつアクセスが発生して、ブログを続けたらウェブ広告を出さなくてもお問い合わせがくるんじゃないかなってなって考えて、そこでSEOにも興味を持ちました。
自分のホームページのアクセス数を増やすためにSEOを勉強してみようと、その1つとしてSEO検定を受けました。
あとは、検索連動型広告を運用する際にSEOの仕組みも把握していた方が良いので。

井水記事を2,3書いてお問合せがくるってさすがですね。広告業界だと競合も多いですよね。

田島当時はSEOを意識してブログを書いている広告代理店が少なかったからだと思います
広告代理店のブログ記事って運用者向けのものが多いので、いかにお客様が検索しそうなキーワードを想定して記事を書くか、ブログ記事の内容のバランスが課題ですね。
僕も広告運用のマニアックな内容を書いていると楽しいんですけど、妻からは「広告運用者が読む記事を書く前に、お客様向けの”リスティング広告とは”を書けよ!」ってずっと言われていて…。未だに書いてないですけど…。

小川ブログは効果あると思いますね。私も2008年からウェブ解析のことを書き始めて、本の依頼もセミナーやお仕事の案件もそこからでしたねー。ちゃんと書いている人がそれだけ少ないっていうのはありますね。月4本とか5本とか書けばお問合せはしっかり来ますよね。

田島広告運用のブログを更新している広告代理店って、意外と少ないですよね。ヘルプページを引用したような「〇〇〇とは」のブログ記事だけじゃなく、代理店独自のノウハウや考察のブログを書いているところは5社くらいしかない印象です。なので、フリーランスでも独自の内容のブログを書けば目に止まるのかなと。

 

次回、(2)広告運用とアナリティクス へ続く。(明日公開)

2020年8月に掲載された記事

5 years 3ヶ月 ago

 

2020年8月に掲載された記事



こんにちは。ハピアナ広報担当の井水朋子です。

先月、小川が執筆した記事や、小川が登場した記事をまとめて紹介いたします。

~ラインナップ~

  1. 電通デジタル 馬場建至 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談
  2. 「施策掲示板」をリリースしました
  3. 「提案型ウェブアナリスト育成講座」第6期生募集開始です!
  4. 最親切的Google Analytics入門教室
  5. GoogleTagManagerを利用してzoomIn/zoomOutを検出する方法
  6. Schooの名物授業&名物講師
  7. ウェブ解析士協会『タグマネージャー利用調査と方向性について』

(※順不同) それではお楽しみください!

■1. 電通デジタル 馬場建至 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談

提案型ウェブアナリスト育成講座第4期卒業生の馬場さんにインタビューです!全3話になっています!

 

  • 媒体名: リアルアナリティクス
  • 公開日: 8/3~8/5

 

analytics.hatenadiary.com

 

analytics.hatenadiary.com

 

analytics.hatenadiary.com

■2. 「施策掲示板」をリリースしました

リリース直後から多くの方にご利用いただいています

 

  • 媒体名: リアルアナリティクス
  • 公開日: 8/6

 

analytics.hatenadiary.com

 

気になる方は、施策掲示板の裏話も。

note.com

 

■3. 「提案型ウェブアナリスト育成講座」第6期生募集開始です!

10/6の開講まであと1か月近くになりました!

 

  • 媒体名: リアルアナリティクス
  • 公開日: 8/18

 

analytics.hatenadiary.com

 

 

■4. 最親切的Google Analytics入門教室

工藤 麻里さんと一緒に出した「いちばんやさしい Googleアナリティクス 入門教室」(ソーテック社)の繁体字中国語版が発売されましたー!

 

  • 媒体名: 博客来
  • 公開日: 8/18

 

www.books.com.tw

 

 

■5. GoogleTagManagerを利用してzoomIn/zoomOutを検出する方法

小川がツイートしたことを、and_aさんが実現してくれました!

 

  • 媒体名: and_aさんのnote
  • 公開日: 8/18

 

note.com

 

 

■6. Schooの名物授業&名物講師

素敵なブランドブックの一角に載せていただきました!

 

  • 媒体名: schooさんのブランドブック
  • 公開日: 8/18

 

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/i.schoo/images/assets/schoo_l_guide2020.pdf

 

 

■7. ウェブ解析士協会『タグマネージャー利用調査と方向性について』

ウェブ解析士協会で「ウェブ分析論」ゼミの講師を小川が行っており、そこで調査したレポートです。

 

  • 媒体名: 一般社団法人ウェブ解析士協会
  • 公開日: 8/27

 

www.waca.associates

9-10月のセミナー

5 years 3ヶ月 ago

9-10月のセミナー

 

こんにちは。HAPPY ANALYTICS広報担当の井水です。

小川の直近の活動をお知らせさせていただきます。

※ 2020年9月3日 時点の情報です。 詳細はリンク先をご確認の上、お申込みください。

(時系列)

  

■1. 【1日で学ぶ実践webマーケティング実務】Googleアナリティクス徹底活用ワークショップ

イベント名 【1日で学ぶ実践webマーケティング実務】Googleアナリティクス徹底活用ワークショップ
日時 9月 1日 (火曜日)
時間 9:30~17:00
場所 株式会社セミナーインフォ内
MAP https://www.seminar-info.jp/entry/pages/access2
費用 60,000円
主催 株式会社セミナーインフォ
ステータス 終了

seminar-info.jp

 

■2. Japan マーケティング Week 夏セミナー プログラム ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法

久しぶりの大規模な展示会ですね!みなさんの出足も含めて気になります。

イベント名 Japan マーケティング Week 夏セミナー プログラム ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法
日時 9月 3日(木曜日)
時間 10:00-11:00(50分講演)
場所 東京ビッグサイト 南展示棟
MAP https://www.sp-world.jp/ja-jp/visit/access.html
費用 5,000円
主催 リードエグジビションジャパン(株)
ステータス 終了

reed-speaker.jp

 

 

■3. 第21回 無料 解析相談&アナログゲーム大会

 恒例、HAPPY ANALYTICS主催の無料相談会です。小川卓を知っている人も知らない人も、気軽に話せる機会です。

イベント名 第21回 無料 解析相談&アナログゲーム大会
タグ 無料,相談,ゲーム, 
日時 9月 5日 (土曜日)
時間 10:00~18:00
場所 東京都中央区銀座1-19-12 銀座グラスゲート2F スペース銀座 ※舘田珈琲焙煎所の2階
MAP https://www.space-ginza.jp/#section-52
費用 無料
主催 株式会社HAPPY ANALYTICS
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

 

www.facebook.com

 

■4. 宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座

宣伝会議さんのセミナーです。前半に小川卓、後半に清水誠さんが登壇します。

イベント名 宣伝会議:Googleアナリティクスを活用したWeb改善講座
タグ Googleアナリティクス 
日時 9月 7日 (月曜日)
時間 10:00~17:50
場所 宣伝会議セミナールーム(新青山東急ビル 8 階)予定
MAP https://www.sendenkaigi.com/class/venue-list/map-tokyo.php
費用 42,900円
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

www.sendenkaigi.com

 

 

■5. MarkeZine Aca/demy「Googleアナリティクス実践講座~分析改善編」

8/20に開催した基本操作編の続きで、分析改善編を行います。別々で受講可です。

イベント名 MZA「Googleアナリティクス実践講座~分析改善編」
タグ MarkeZine 
日時 9月 8日 (火曜日)
時間 13:00~16:00
場所 オンライン
費用 59,400円
主催 株式会社翔泳社
ステータス 受付中(9/4まで)

event.shoeisha.jp

 

■6. Japan マーケティング Week 夏セミナー プログラム ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法

9/3に東京ビッグサイトで行う展示会と同じイベントをインテックス大阪で行います。

イベント名 Japan マーケティング Week 夏セミナー プログラム ウェブサイトのPDCAは回せていますか?データから改善案を考える方法
日時 9月 11日(金曜日)
時間 12:20-13:20(50分講演)
場所 インテックス大阪
MAP https://www.sp-world-kansai.jp/ja-jp/visit/access.html
費用 5,000円
主催 リードエグジビションジャパン(株)
ステータス 受付中

reed-speaker.jp

 

 

■8. 翔泳社「2日でわかるWebマーケティング基礎講座」

イベント名 翔泳社「2日でわかるWebマーケティング基礎講座」
タグ  
日時 9月 16日 (水曜日)
時間 16:10-17:10
場所 株式会社翔泳社 セミナールーム 〒160-0006 東京都新宿区舟町5
MAP https://www.shoeisha.co.jp/map/
定員  
費用

2日間参加 92,000円+税

1日参加 54,000円+税

主催 株式会社翔泳社
ステータス リンク先準備中

 

■8. 【講演】宣伝会議:Googleアナリティクスを活用した分析・改善提案・レポート作成手法@札幌教室

3/16から延期になった分のセミナーです。小川が札幌で登壇します。

イベント名 【講演】宣伝会議:Googleアナリティクスを活用した分析・改善提案・レポート作成手法@札幌教室
タグ 宣伝会議,札幌,アナリティクス,
日時 9月 28日 (月曜日)
時間 14:30~18:00
場所 宣伝会議 北海道本部
MAP https://www.sendenkaigi.com/class/venue-list/map-sapporo.php
定員 30名
費用 42,900円
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンク「札幌教室」よりお申込みください

www.sendenkaigi.com

 

 

■9. 宣伝会議:データマーケター育成講座

6月4日に開講する育成講座全9回のうち4回目。テーマは「ウェブサイトの分析方法を知る」

イベント名 宣伝会議:データマーケター育成講座
タグ 宣伝会議, データマーケター,東京
日時

①10月15日(木)19:00-21:00

②10月22日 (木)19:00-21:00

時間 19:00~21:00
場所 オンライン
定員 50名
費用 99,990円(全8回)
主催 株式会社宣伝会議
ステータス 受付中、下記リンクよりお申込みください

lp.sendenkaigi.com

<小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第14号の配信

5 years 3ヶ月 ago

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メルマガを月2回配信中。

この記事では9月1日に配信されるメールマガジンのちょい出しとなります!

 

www.mag2.com

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

foomii.com

 

というわけで中身をちょいだし!

 

==================

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
■【PickUPニュース】
11種類のFacebook広告と利用シーンを知る
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

今回取り上げるのはこちら!
・The 11 Facebook Ad Campaign Objectives and How to Choose What’s Right For Your Business

blog.hubspot.com

 

(約700万社が利用している)Facebookでの広告配信。弊社でもFacebook広告配信を一時期行っていたのですが、ターゲットを明確に絞って広告を行えるという点で非常に便利です。

 

このFacebookで広告を配信する方法が合計11種類あるのをご存知でしょうか?「新規広告作成」を選択すると、以下画像(11個のメニュー)が出てきます。

 

この11個について、どういった特徴があるか?皆さんご存知でしょうか。

 1. ブランドの認知度アップ
 2. リーチ
 3. トラフィック
 4. エンゲージメント
 5. アプリのインストール
 6. 動画の再生数アップ
 7. リード獲得
 8. メッセージ
 9. コンバージョン
 10. カタログ販売
 11. 来店数の増加

 

私もいくつか知らないものがありました(例:エンゲージメントのロジックや来店数の増加の考え方など)というわけで今回は上記記事を参考に紹介していきますね。

 

1. ブランドの認知度アップ
名前の通り、皆さんのビジネスを知らせるための広告種別で、認知獲得に最も有効です。Facebookの予測モデルに基づき、広告を見て覚える可能性が高いユーザーに対して広告を配信します(広告配信対象者を絞っていた場合はその中から選択)。

 

「可能性が高い」という判断は、ユーザーに対して広告を覚えているかのアンケートや、他企業の広告に対しての反応などを元に決められています。あくまで認知を高めるものなので、サイト訪問や購入といった観点は考慮されません。そのためいきなりコンバージョンを迫るものではなく、広く新しいブランドやお店などを知ってもらうために有効な選択肢です。

 

2. リーチ
予算の制約内で、できるだけ多くのターゲット(人数)に表示する事が目的の広告です。対象ユーザーや地域も絞ることが出来るので、特定のエリアにいるときにだけ広告を出すことも可能です。また1人あたり配信回数を設定できます。


リーチを最大化するための広告のため、興味関心を持ってくれるかは配信対象を決める際に考慮されません。とにかく大勢の人にまずは「見せたい」という場合に有効です。同エリアで競合が居てそこに新規参入みたいなケースが該当するかなと。

 

(以下略)

==================

 

本メルマガは月2回配信しており、海外のウェブマーケティングに関するニュースを取り上げています。上記内容以外にも、ニュースヘッドライン(数行解説)やQAコーナーなども用意されています。

 

月額550円/月(税込み)で、初月は無料です。今月登録いただくと、今月の過去配信メルマガ(上記内容含む)も読むことができます!

 

www.mag2.com 

情報収集のお供によろしければぜひぜひ。

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

foomii.com

 

「提案型ウェブアナリスト育成講座」第6期生募集開始です!

5 years 3ヶ月 ago

2018年より開始した「提案型ウェブアナリスト育成講座」。第6期生の募集を開始いたしました!本記事では「提案型ウェブアナリスト育成講座」の内容と参加者の感想などを紹介いたします。

 

提案型ウェブアナリスト育成講座とは?

アクセス解析ツールの使い方はわかるが、分析や改善に活かせない…という方を
対象にした全10回に渡る実践的な講座を開講します。


ビジネス貢献に必要な5つの力(設計・仮説・分析・施策・提案)を
ワークショップやレポート作成などを通じて実現。少人数×実践型で確実に役立つ知識や自信を身につけていただきます。中級者以上向けの内容となります。

 

コースはDMAICプロセスに則って全10回で行われます(毎回3時間×10回=合計30時間)。開催は火曜日15時~18時の基本隔週です。受講金額は45万円となります。

 

 

お問い合わせで

「どれくらいレベルなら良いのか?ついていけるか不安?」

という声を良くいただきますが、以下2つをクリアできるのであれば参加可能となります。

 

・Google アナリティクスなどのアクセス解析ツールを業務の一部で利用している

 アクセス解析ツールの用語や使い方などの説明は本講座ではありません

・何かしらの形でウェブマーケティングに従事している

 サイト制作・SEOや広告などの運用や最適化・ウェブサイトの分析や改善あたりの業務になるかと思います。ツールベンダー・広告代理店・制作会社・事業担当者などの制限は特にありません。

 

今までの参加者の属性は?

約40名の方に参加いただきました。卒業生は30名強です(課題の提出と合格が卒業の要件となります)。以下、ざっくりとした私が見てきた参加者の特徴ですが

 

・男女比3:1

 まだ男性の方が多いですが、毎回女性の参加者もいらっしゃいます

 

・職業

 本当にバラバラです。上記に書いた通り+独立して自らウェブマーケティング関連の企業を運営されている方も毎回数名います。

 

・東京OR地方

 毎回地方からの参加者がいらっしゃいます!一番遠くは九州からの参加者の方ですね!

 

ウェブ解析士の資格とか持っている人が多い?

 体感3割くらいの人は保持者ですね。ウェブ解析士マスターの方も4名くらい受講いただいているはず。

 

・年齢層

 30代~40代が中心のイメージですが、もちろん20代や50代のかたもいらっしゃいます。特に年齢制限はございません。

 

雰囲気や場所はどんな感じ?

毎回「スペース銀座」さんで開催しております。

www.space-ginza.jp

余裕があるスペースと講義を受けやすい環境、そして美味しいドリンクがいただける素敵な場所です。最寄りは銀座一丁目駅から徒歩数分。

 

 

 

第6期の日程は?

第6期の日程は以下の通りで確定です。 

すべて火曜日の15時~18時となります。お申込みの受付〆切は9月30日となります

 

①2020年10月6日

②10月20日

③11月10日

④12月1日

⑤12月15日

⑥2021年1月12日

⑦1月26日

⑧2月9日

⑨3月2日

⑩3月9日

 

直接毎回参加出来ない場合も「リアルタイムでのオンライン配信(Zoomを利用)」「開催数日後に動画ファイル公開」で対応が可能です。

しかし可能な限り直接ご参加いただいた方が得られるものが多いと思いますので、基本は参加いただければ。

 

また第2回OR第3回、そして第10回では夜に懇親会を予定しております。

こちらもコロナ禍の状況ですので、参加は任意となります。

 

参加者はどう思っているのか?

みんな良いと言っています!といっても信じてもらうのは難しいかと思うので(笑)、参加者のコメントや雰囲気が分かるリンクを貼っておきます。

 

・独学でGAを学習・実践してきたが、使い方で不安な点がある方や、マニアックだけど気になる点について小川さんや他の参加者に質問や議論して見たい人におすめします。(隣合同会社/隣 良太郎)

 

・クライアントミーティングが、単なる数値の報告・事実の共有といったレベルで止まっていて、そのことに課題を感じ次のレベルに進みたいと思っている方。自分が舵取りとなって、積極的に案件の改善を仕切って行きたい方。提案に説得力が無く、却下されることが多い方などにオススメです。 逆に、とりあえず知識だけ持っておきたい方や、学んでも使う機会が無さそうな方は、止めておいた方がいいです(課題をこなすのが大変なので)。(北幸一郎)

 

・実装のための設計書がちゃんと書けたことです。Webアナリストの最高峰のイメージがつかめてきました。 (株式会社エスファクトリー/井水大輔)

 

・他の参加者と復習ができて、講座外でもレベルアップできました!(杉山健一郎)

 

・実装仕様書や設定書のフォーマットが大変参考になりました。自分の分析レポートに対して、小川さんのフィードバックがもらえ分析の視座が上がりました。(大倉裕治)

 

・最後の全員プレゼン大会は面白かったです。(亀谷 誠一郎)

 

analytics.hatenadiary.com

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megtea.jp

amijat.work

卒業後の姿

本講座をきっかけに転職された方もいらっしゃいますし、本講座で作成した改善提案レポートをクライアントに提示し大幅な改善を行った方もいらっしゃいます。いずれにせよ皆さん自身の業務にプラスとなっているケースは多いようで、営業資料でも利用しているという話も伺いました(笑)

 

また卒業生の方には私からお仕事をお願いしたりというケースもあり、また卒業生のSlack部屋で交流したり(オンライン飲み会したり・情報交換やQAしたり)といったこともあり、終わった後も関係は続きます!

 

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他の講座では学べない内容も多く、貴重な経験を提供出来ているなと考えております。30時間かつ宿題もあるという大変な講座ですが、皆さんの更なるパワーアップに貢献出来ていれば何よりです!

 

興味を持ったけどどうすれば良いか?

興味をもっていただきありがとうございます!

まずは弊社HAPPY ANALYTICS内の詳細ページをご覧ください。

※お申込みも下記ページ内にあるリンクから行えます

 

happyanalytics.co.jp

 

また講座案内のPDFファイルもありますのであわせてご利用ください!

 

https://go.happyanalytics.co.jp/l/788993/2020-08-11/2kgvk/788993/38586/HappyAnalyticsPBWA6th.pdf

 

お申込み前に確認したい事などありましたら、お問い合わせフォームよりよろしくお願いいたします!

 https://go.happyanalytics.co.jp/inquiry

 

 

というわけで提案型ウェブアナリスト育成講座のご紹介と6期生募集のご案内でした。

<小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」> 第13号の配信

5 years 3ヶ月 ago

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メルマガを配信中!

この記事では8月16日に配信されるメールマガジンのちょい出しを。

 

www.mag2.com

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

foomii.com

 

というわけで中身をちょいだし!

 

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■【PickUPニュース】
AmazonのSEOを実現するためのTIPS
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「商品」に関する検索場所が最も多いのはAmazonという調査が色々なサイトで出ております

・Where Shoppers Say They Start Their Product Hunt: Amazon > Search

www.marketingcharts.com

 

例えばこちらの記事では、14,000人の調査で商品検索に利用するサイトとして
 ・63% Amazon
 ・48% Google
 ・33% 販売店のサイト
 ・25% その他のマーケットプレイス
という順位になっています。

(中略)

Googleの方がユーザーの意図を読み解くのが難しいです。
購入をしたいのか、情報収集をしたいのか、様々な意図で同じキーワードを使うケースが多いからです。

 

「英検」を例にとってみると分かりやすいかなと。
Googleの場合は「仕組み」「試験会場」「公式情報」「勉強の仕方」「成功事例」など様々なニーズが考えられますが、
Amazonの場合は「英検のテキストを購入する」というニーズに絞られます。

 

そしてAmazonの検索結果の精度を更に高めるもう1つの要因が
「購買まで全てデータを取得出来る」というところです。
Googleのように他のサイトに遷移してしまい、
そこからデータが取れないという事と比べると良い検索結果を出しやすくなります。
この前提をもって違いを理解する必要があります。

 

しかし違いを理解する前にいくつかの共通点ももちろんあります。
主に以下の3つが該当します。

 

 A. キーワードはやはり重要です。
 キーワードは、検索エンジンがユーザーのニーズとウェブコンテンツを
 マッチングさせるための主要な方法です。
 ユーザーが製品についてどのように考え、話しているのかを知り、
 その知識を製品ページの重要な部分に明確に、しかし自然に伝える方法がどちらでも求められます。

 

 B. クリックスルー率は順位に影響を与える重要な要素です。
 GoogleやAmazonで誰もあなたのリンクをクリックしてくれない場合、
 それはあなたが関連性を持っていないことを示しています
 SERPに表示されるコンテンツが魅力的でない(低品質の画像、タイプミスなど)か、
 検索エンジンがあなたのページを誤解しているかのどちらかです。
 いずれの場合も、1ページ目に長く表示されることはありません。

 

(以下略)

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本メルマガは月2回配信しており、海外のウェブマーケティングに関するニュースを取り上げています。上記内容以外にも、ニュースヘッドライン(数行解説)やQAコーナーなども用意されています。

 

月額550円/月(税込み)で、初月は無料です。今月登録いただくと、今月の過去配信メルマガ(上記内容含む)も読むことができます!

 

www.mag2.com 

情報収集のお供によろしければぜひぜひ。

 

foomiiでも配信を始めました(値段は同じ)。

foomii.com

 

 

【寄稿】「D&M x UNCOVER TRUTH 共催ウェビナー」で得たもの

5 years 3ヶ月 ago

アパレル、旅行を中心にデータアナリストとして活動している花輪慶一です。

 

data-analyst.jp

 

 「D&M x UNCOVER TRUTH 共催ウェビナー」に参加してきましたので、寄稿させていただききます!

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今回のウェビナーは、第一部と第二部に分かれており、第一部が株式会社D&M

の濱田有希氏、第二部がUNCOVER TRUTH Inc.の小川卓氏という構成になっておりました。

 

今回のウェビナーでは「ダブルファネル」についてのお話がありました。

ダブルファネルとは下の2つを掛け合わせたものになります。

  • パーチェスファネル(認知、興味、比較検討、購入)
  • インフルエンスファネル(リピート、ファン化、共有・拡散)

 

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今回のウェビナーでは、第一部は1の内容で、第二部では2の内容について事例含めて紹介がありました。それでは早速紹介していきますね。 

   

第一部:ターゲット層に届いているかを数値化する成果計測方法を知り、感や経験からのプランニングからの卒業

 

 

こんなご経験はないでしょうか。

・次のメディアのプランニングだけど今までやっていたことだから、今回もやろうか

・今回の施策はターゲットの気持ちにおそらく効いているはず

・やりたいことがあったけど、社内でうまく説得ができない等

 

また、パーチェスファネルを見た時に、間接効果としてそこに至る前での効果(認知や興味など)をしっかり見なければいけないはわかるけど、難しいしよくわからないなど。

  

こちらはパーチェスファネルの指標の一例になります。

認知は、セッション数、PV。

興味は、直帰率、滞在時間。

比較検討は、FAQページにどれくらいみてくれたのか。

購入は、問合せ数など

 

数値をみて現状はわかったけど、次のアクションがわからないという悩みってあったりしますよね。私も数値はなんとなく取得出来ているけど、定義が違ったり、分断されていたりして、どう評価すればよいか迷う事があります。

 

しかし、以下のような情報があれば、次のアクションを考える上でヒントになるのではないでしょうか。

 

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このチェックポイントを今回ご紹介する方法で統合的に確認し、改善案を考えやすくなります。その方法は調査になります。D&Mは、アンケートのプラットフォームで800万人ほどの会員がおり、そこで調査することで効果を把握することが可能になります。

 

  • 何人に印象を残せていますか?

⇨ 知っている、知らないではなく、どれだけ心に残せたかというのが広告の効果では必要だったりします。もう一つ深い印象を残せたか?というのが可視化できます。

 

  • 認知、興味、購入とインフルエンスファネルにあるアクションを起こしていくのにどの施策がどれくらい寄与しているのか?

⇨ 広告に純粋に寄与したパワーを抜き出すことができます。

  広告宣伝をしなくても知っているなどもあり、調査計測の裏側でこのような効果を抜いて純粋な寄与率をファネルごとに見ることができます。また、TVCM✖️理解などがどれくらい寄与していたのかといったファネルをドリルダウンして可視化することも可能です。

 

  • 認知、興味、購入とインフルエンスファネルにあるアクションを起こしていくのに
    施策ごとに認知などをとるのにいくらかかっているか把握できていますか?

⇨ 同じく、ファネル✖️TVCMなどのドリルダウンにより、いくらぐらい費用がかかっているのかを可視化することができます。

 

  • 施策ごとのROASがみられていますか?

⇨ こちらも以下のように可視化することができます。

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D&Mのアンケート調査サービス「ポラリス」の特徴は以下の3点になります。

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サイトの方にも詳しく記載がありますので、ぜひあわせてご覧ください!

 

www.d-and-m.co.jp

 

 

第二部:ユーザーの「気持ちの高まり」を設計して分析するための手法と事例

 

まずは現状のよくある悩みについてのお話です。

 

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結構よくある話なのかなと感じました。私もデータをただ見ているという癖があるので注意しないといけないなと思っています。

 

本日は、このような課題に対してどのように解決すれば良いのか。

ユーザー行動のプロセスを可視化して解決する方法が紹介されていました。

 

 

まずは、成果までの状態を定義してゴールまでのプロセスを描くことために、よくあるカスタマージャーニーが主になるかと思いますが、ユーザーにどのような態度変容を起こしてほしいのかを描くことから始めます。

 

そこで、ユーザー単位で分析することを考えるのが大事だったりします。

 

今までの解析ツールでは訪問単位でみていたりしました。

例えば、4回同じサイトに訪問した場合、最後の4回目に問合せをしたとします。初めの3回はサイトの情報調査をしていたとすると、訪問単位で分析した場合、4回目をみると、いきなり問合せしているというデータが出ますよね。これだとユーザーが何故問い合わせをしたのかがよく理解できないと思います。

 

 ユーザー軸の分析をするためには、そのためのデータ取得が重要になってきます。ただしデータ取得から考えてはいけません。どういった分析や施策を行いたいかを考え、それにあったデータ取得が必要になってきます。

 

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それでは、ユーザー単位でみるというのは具体的にどのようにやっていったら良いのかのお話になります。オススメされていた方法が、ユーザークラスタを作成し、ユーザの状態やニーズに応じて分析していく方法です。

 

プロセスは以下の通りで、発表内ではそれぞれの具体的なステップが紹介されていました。

 

f:id:ryuka01:20200803102914p:plain

 

STEP4の例

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他にもサイト・複数データソース・オンラインとオフライン横断でデータを取得するための方法が紹介されていました。

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最後にまとめとして以下3点が挙げられていました。

・ユーザーの態度変容・行動を定義する。

・計測定義を行いクラスタリング出来るようにする

・できることから実行し、データ基盤の必要性と価値を腹落ちさせて範囲を広げていく

 

 感想

これからの分析が、ABテストといった画面にあるボタンの色変更といった内容だけではなく、ユーザー行動といった態度変容の分析に移っていくのだと感じました。

 

また、アンケート調査から色々な効果分析ができることも目から鱗でした。これからはユーザーの行動を知る上で、一つの分析ツールでは限界があるため、複数のツールを組み合わせて対応していくことが大事なのだと感じた講演でした。

「施策掲示板」をリリースしました

5 years 3ヶ月 ago

ウェブサイトの改善施策を出すには3つの方法があります。セミナー等で良くお話ししているのですが

 

1:データを元に「良い」と「悪い」を見つけ、自社サイト内で改善案を出す

2:データを元に課題を見つけ、「仮説」をもって同業他社を比較する

3:自分が良いなと思った施策のスクリーンショットを撮って施策をためる

 

この3番について、セミナーで紹介しているいくつかの事例はこんな感じです。

 

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■男女お互い選びやすいように「価格を隠す」機能を入れる

 

 

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■メールマガジンを「受け取らない」を選ぶと、メールマガジンの詳細を表示するバナーが案内される

 

こういった施策を私は貯めているのですが、それらをまとめたサイトをリリースしました。それが「施策掲示板」になります!

 

施策掲示板とは

詳細はこちらのページに譲りますが、

happyanalytics.co.jp

ざっくり言うと、私の方で貯めた施策を公開しているページです。ビジネス種別・タグ・キーワードで検索などが可能です。

 

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■施策一覧:1カード、1施策になっています。

 

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■施策詳細:スクリーンショット・何がポイントなのか・実際のURLで確認・タグなどを見ることができます

 

f:id:ryuka01:20200806161126p:plain

■タグ検索:ここでは「フォーム」で絞り込み

 

現在40施策ほど溜まっており、毎週追加をしていく予定です!

 

 

施策掲示板を利用するには

以下フォームから名前・メールアドレス等を登録いただくと、完了画面でURL・ID・PWが表示されます。一度ログインいただければ後はいつでも確認ができます!

 

施策掲示板の利用はこちらから

 

ぜひ皆さんの改善案出しにお役立てください!

2020年7月に掲載された記事

5 years 3ヶ月 ago

 こんにちは。ハピアナ広報担当の井水朋子です。

先月、小川が執筆した記事・書籍や、小川が登場した記事をまとめて紹介いたします。

~ラインナップ~

  1. 【イベント開催の詳細】「~ゆるっと法人化して4年目~ HAPPY ANALYTICSの3年半と今後に向けて」@7月30日
  2. 【改訂版を出版】「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス分析・改善のすべてがわかる本 改訂版
  3. 小川卓×清水誠の対談 これからの分析で必要な事とは
  4. 【2020年度版】ホームページ制作会社選びを成功させる54のチェックリスト

(※順不同) それではお楽しみください!

■1.【イベント開催の詳細】「~ゆるっと法人化して4年目~ HAPPY ANALYTICSの3年半と今後に向けて」@7月30日

7/30のイベント開催にあたって想いを綴ったブログです。
イベントは最終的に286名の方にお申込いただき、おかげさまで盛況となりました。
ありがとうございました。 

  • 媒体名:リアルアナリティクス
  • 公開日:7/9

 

analytics.hatenadiary.com

 

イベント当日の様子はTwitterの#ハピアナをご覧ください。 

 

 

■2.「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス分析・改善のすべてがわかる本 改訂版

改訂版がでました!

 

  • 媒体名:Amazon
  • 公開日:7/18

 

www.amazon.co.jp

https://www.amazon.co.jp/dp/B08CXZCFK2/

 

 

■3.小川卓×清水誠の対談 これからの分析で必要な事とは

コンセプトダイアグラムの提唱者・清水誠さんとの対談企画です。

 

  • 媒体名:リアルアナリティクス
  • 公開日:7/30

 

analytics.hatenadiary.com

■4.【2020年度版】ホームページ制作会社選びを成功させる54のチェックリスト

監修させていただきました!ウェブライダーさんの渾身の記事です。

 

  • 媒体名:チェックリスト
  • 公開日:7/31

 

check-list.jp

確認済み
1 時間 35 分 ago
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