ネットショップ担当者フォーラム

大手ECも参入する「メルカリShops」が伸びている理由は? ECモールの拡大をめざすメルカリの成長施策 | 通販新聞ダイジェスト

11ヶ月 ago
ECモール「メルカリShop」の急成長に成功しているメルカリ。成長をさらに拡大するための取り組みと現状の課題を、執行役員のインタビューを交えて解説する

メルカリが運営する、フリマアプリ「メルカリ」上のECプラットフォーム「メルカリShops」の流通額が急伸している。「初期費用・月額費用ゼロ」を武器に、出店するEC企業も急増。2025年12月期の流通額は3000億円をめざしているとの観測もある。新興仮想モールとして勢いを増す、メルカリShopsの「強み」と「弱み」は。

大手ECモールに迫る勢いの「メルカリShops」

大手EC事業者の参入進む

流通額ではアマゾン楽天市場が2強、離された3位がYahoo!ショッピングQoo10auPAYマーケットがこれに続く。近年、仮想モールを巡る構図は固定されていた。そこに殴り込みをかけたのが、これまでC2Cをメインとしてきたメルカリだ。流通額を大きく伸ばしており、Qoo10やau PAY マーケットに迫る勢いを見せている。

メルカリShopsは2021年のサービス開始当初、「コロナ禍で苦しむ地域の生産者のための販路」という色合いが強く、クリエイターのハンドメイド作品農家直送の野菜や果物飲食店のグルメ地方の特産品などの出品を想定していた。しかし、近年は機能的にも「仮想モール」へと近づくとともに、大手EC事業者も続々参入している。

甲羅組、アイリスプラザなどが「メルカリShopsアワード」受賞

カニなどを販売する「越前かに職人甲羅組」の伝食では、2022年10月にメルカリShopsに出店。担当する通信販売部通販運営企画課・福地志穂美課長代理は「『メルカリ』で何か売れると『売上金はどうしようか』となる。銀行口座に振り込むと手数料がかかってしまうわけで、甲羅組としてメルカリShopsに出店すれば、購入するというよりも、売上金と『交換』する需要が生まれるのではないかと考えた」と振り返る。

「越前かに職人甲羅組」の出品商品の一例
「越前かに職人甲羅組」の出品商品の一例

出店以降、売り上げは順調に推移。メルカリShopsの優秀店舗を表彰する「メルカリShopsアワード2024」において、総合3位を受賞した。福地氏は「他の仮想モールはリピーターが70%程度を占めることが多いが、メルカリShopsの場合は新規がほぼ半数を占めている」と説明。売上金を使う目的ということもあるのか、安い商品を探しているユーザーが多い傾向にあるという。

メルカリShopsアワード2024では甲羅組以外にも、アイリスプラザや「いわゆるソフトドリンクのお店」のナカヱなど、楽天市場などでおなじみのEC企業が受賞。大手家電量販店のエディオンなど、EC専業以外の大手企業も。流通額が伸びているだけに、今後は大手企業のメルカリShopsへの出店は増えるものとみられる

「メルカリShops」に出店している「アイリスプラザ」の商品
「メルカリShops」に出店している「アイリスプラザ」の商品

法人出店は2ケタ増で進捗

メルカリShopsを統括する、江川嗣政執行役員は「3月に(『メルカリ』としての買い物イベントである)『超メルカリ市』を開催したこともあり、もう一段階成長した感がある。出店者数も流通総額も順調に成長しており、EC事業者からの期待も実感できている」と近況を語る。

2025年3月ごろに開催した「超メルカリ市」(画像はメルカリのコーポレートサイトから追加)
2025年3月ごろに開催した「超メルカリ市」(画像はメルカリのコーポレートサイトから追加)

具体的な出店者数については公表していないが、法人出店に関しては2ケタ増のペースを維持しているという。「楽天市場などで活躍している上位店も増えているが、リユース大手の出店も目立つ」(江川執行役員、以下同)。直近では、漫画古書店のまんだらけが出店した。

割安感のある出店+集客力が特長

メルカリShopsの場合、初期費用と月額費用が無料で、売れた場合のみ10%を支払う仕組みのため、他社の仮想モールよりも割安感があるのが特徴。加えて「メルカリ」自体の集客力が大きな魅力となる。

営業部隊に関しては、出店者を獲得するチームと、楽天でいう「ECコンサルタント」の役割を持つチームの2つに分かれる。出店者を獲得するチームに関しては、決済サービス「メルペイ」や単発アルバイト仲介サービス「メルカリ ハロ」などと同時に営業をかけるケースも増えている。さらには、「メルカリ」への広告出稿を提案、「メルカリ」の集客力を実感してもらってから出店してもらうケースもあるという。

3ケタの店舗が検索連動型広告を利用

直近の大きなトピックスは、昨年末の検索連動型広告導入だ。江川執行役員は「広告に関しては、他の仮想モールと大きな差があった部分。競合との差を埋めていくためのスタートを切ることができた」と話す。

現在、3ケタの店舗が検索連動型広告を使っている。現状については「使っている店舗が増えれば増えるほど、クリック単価は上がっていくわけだが、まだ思ったほど高くなっていない。逆に、利用企業からみれば費用対効果は良いのではないか」。

広告商品は、検索画面の上から4番目に表示される仕組みだ。「『メルカリ』は元来C2Cマーケットなので、C2Cの商品を探しに来るユーザーが多いという仮説を立てた。そのため、上段はC2C商品にした方がユーザーにとっては良いのではないかと判断した」ためだ。

もちろん、出稿する企業にとっては、1番上に表示されると効果が高いのは間違いない。メルカリでは、ユーザーが検索した際に表示する商品のマッチング精度を高めることで対応したい考えだ。

検索画面の上から4番目に表示される検索連動型広告(画像はメルカリAdsの公式サイトから追加)
検索画面の上から4番目に表示される検索連動型広告(画像はメルカリAdsの公式サイトから追加)

また、アプリの検索画面において、メルカリShopsを利用している法人が出品する商品を、それと判別することはできない。

これについて、江川執行役員は「法人出品者を特別に目立たせることは考えていないが、信頼のおけるセラーを大切にしていきたいとは思っている。過去の取引実績や販売のボリューム、顧客とのトラブルはないかといった点を考慮し、『安心・安全』な出品者については検索アルゴリズムにある程度反映させたい」と説明する。

課題はカゴ機能、店舗内検索、無在庫転売

まとめ買いに難あり

現状、大きな宿題となっているのは「買い物カゴ機能」の導入だ。昨年9月に開催された、EC事業者向けイベント「全国ECサミット2024」でも実装することが明かされていたが、まだ同一店舗において、複数のアイテムを一度に購入することはできない

伝食の福地氏は「カート機能がないので、『同じ商品の2個セット』『3個セット』というように、わざわざセット商品のページを作らなければいけない。ユーザーから『まとめ買いがしたい』という要望があるたびに、商品ページを作っているので非常に手間がかかる」と明かす。

江川執行役員は「カート機能については、検討から開発の段階には移っている」と話す。ただ、『メルカリ』はもともと消費者同士で「1点もの」を売り買いするためのフリマアプリだ。一般的なB2CのECに特化した機能を、C2Cがメインであるアプリに装備するには、かなりの手間がかかるであろうことは想像に難くない。

店舗内検索などの機能が未実装

メルカリShopsは「『メルカリ』の集客力」をバックとして、「メルカリの売上金の使い道に困っている」ユーザーのニーズを取り込むことで急成長を遂げた。ただ、C2CとB2Cがアプリ内で同居することの難しさもあるわけだ。買い物カゴ店舗内検索といった、他の仮想モールでは当たり前の機能がいまだに装備されていない

江川執行役員は「機能が不十分なのにここまで成長できたわけで、大きなポテンシャルを感じる」と胸を張る。その一方で、B2C関連の機能を目立たせすぎると、フリマアプリである『メルカリ』の集客力や流通額にも影響が出かねない。こうした「ジレンマ」をいかに解決できるかが、今後の成長の大きな鍵になってきそうだ。

無在庫転売の取り締まり強化

もう一つの課題は出店者の「質」。ここ数年、EC業界で問題となっているのは、「自社では在庫を持たず、出店者がアマゾンなどで代理購入した商品を直接消費者に配送する」という「無在庫転売」だ。業界関係者からは、こうした転売業者がメルカリShopsで非常に目立っている、という声も出ていた。

江川執行役員は「手元に商品がない無在庫転売については、対策に力を入れている。また、出店審査に関しても、特に個人・個人事業主については審査を厳格化した」と、取り締まりを強化している点を強調。無在庫転売については禁止行為として定めるとともに、判明した場合は取引キャンセルや商品削除、利用制限を行う。

また、無在庫転売であるかどうかにかかわらず、セラーの最大出品数についても上限を設けた(出店者によっては例外あり)。数万点を出店する無在庫転売業者は多いだけに、一定の成果は出ているようだ。

C2Cも含めて「安心・安全」ではない取引が俎上に上がることが多い『メルカリ』。それだけに、メルカリShops出店者の「質」確保は、今後の大きな課題となりそうだ。

「メルカリShops」のこれまでと成長施策

メルカリShopsを統括する、江川嗣政執行役員VP of Shops/Adsに今後の戦略などを聞いた。

江川嗣政執行役員VP of Shops/Ads
江川嗣政執行役員VP of Shops/Ads

――メルカリShopsを、小規模事業者向けサービスから一般的な仮想モールへと転換した理由は。

小規模事業者が出品する商品は、一般ユーザーが出品する商品の中に埋もれてしまいがちだった。その一方で、1つの店舗がたくさん出品すると、インプレッションは増えていく。たくさんの商品を販売できる事業者となれば、必然的に大手EC企業が向いているということになる。実際に、テストとして大手EC企業に出店してもらったところ、良い結果が出たので、現在の方針へと転換した。

――ただ、大手EC企業の商品が「メルカリ」に増えると、C2Cとのバランスが崩れる恐れもある。

多面的にデータを見ながら、C2CとB2Cのバランスを考えている。とはいえ、一番大事なのは、出品者と購入者が満足すること。特に購入者にとっては、C2CやB2Cは関係なく、欲しい商品が見つかることが一番だろう。こうした観点を大切にしながらバランスを取っている。

ポイントモールの立ち上げを検討

――検索連動型広告について、店舗からの声は。

費用対効果については好評。ただ、カテゴリーによってバラつきは出ているようだ。

――それ以外の広告は導入しないのか。

オファーウォールを入れたリワード広告はテストとして導入している。また、「メルペイ」においては、外部EC事業者の商品を紹介するポイントモールの立ち上げを検討している。さらに、アフィリエイトプログラムとして「メルカリアンバサダー」という制度があるので、楽天市場の「ROOM」のようなサービスも可能ではないか。

カート機能、SKU関連の要望相次ぐ

――出店者からの機能開発の要望は出ているか。

たくさんある。一番多いのはカート機能、次はSKU関連だ。ただ、中長期的に開発しなければいけないものもあれば、すぐにできるものもある。「売るための機能」でいうと、直近のキャンペーンにおける成果も踏まえて、要望と照らし合わせながら進めている。

――メルカリShopsに限定したセール企画などは検討しているか。

検討段階ではあるが、C2CとB2Cの壁を超えて、「買い回り」のような企画ができれば、ユーザーにもっと楽しんでもらえるのではないかと思う。

AI進化によるECへの影響に注目

――楽天やアマゾンなど他の仮想モールとの競合をどう捉えているか。

そこまで強くは意識していない。それよりも「AIの進化でECがどうなるか」が大きなテーマだと思う。ECはパソコンから始まり、ガラケーによるモバイルECがあり、スマートフォンの進化でアプリを使ったECが主流となった。そして、SNSの発展は個人の情報発信力を高め、ユーザーの購買行動を変化させている。こうした「ソーシャルコマース」の隆盛は、われわれにとっても追い風だ。

次のインフラチェンジは、やはりAI。AIを使うことでどれだけユーザーに喜んでもらえるか、出店店舗がどれだけ成長できるか、という部分は議論していかなければいけない。不足している機能を強化するのはもちろん、次世代ECを見据えていきたい

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

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通販新聞

「Z-CRAFT」のロイヤル、民事再生法の適用を申請。法的手続きのもと会社再建へ

11ヶ月 ago

カジュアル衣類やシューズなどの輸入販売を手がけるロイヤルが東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請、同日に保全・監督命令を受けたという。帝国データバンク、東京商工リサーチが5月27日に報じた。

その報道によると、負債総額は2024年8月期時点で93億1827万円。法的手続きのもとで会社再建を進めることになる。

ロイヤルは「Z-CRAFT」の実店舗、ECサイトの運営を手がける。ECビジネスのスタートは2000年の老舗。トータルファッションストア「Z-CRAFT」、スポーツストア「Z-SPORTS」、雑貨中心の「Z-MALL」を、自社ECや「楽天市場」などで展開。

「楽天市場」の「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」(楽天SOY)常連店として知られ、「楽天SOY2023」では総合4位を受賞。「楽天SOY2005」から10年連続で「楽天SOY」を受賞したこともある。

カジュアル衣類やシューズなどの輸入販売を手がけるロイヤルが東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請、同日に保全・監督命令を受けたという
ECサイトは通常通り営業を続けている(画像は「Z-CRAFT」からキャプチャ)

ロイヤルは1972年に、スポーツやカジュアルブランドの並行輸入販売の草分け的存在として事業をスタート。近年はオリジナルブランドの充実、海外総代理店商品の拡大、物流加工業への参画などを進めてきた。

2022年には岡山市に新物流拠点を開設し、三重県の物流センターを加えた2拠点での配送体制を整備。EC物流を中心とした物流代行(3PL)事業を拡大させてきた。

帝国データバンク、東京商工リサーチによると、近年の円安などによる仕入れコストの増加、物流センターの不動産取得などによる借入金の負担などが経営の重しになっていたという。

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瀧川 正実

カヤックも出資、東証TOKYO PRO Marketに新規上場するインテリア家具ECのリビングハウスとは?

11ヶ月 ago

家具販売を手がけるリビングハウスは5月26日、東京証券取引所が運営するプロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」に株式を新規上場した。

1942年に家具製造・卸の個人業から創業、1954年に共栄洋家具株式会社を設立した。2000年に現社名のリビングハウスに商号変更。オリジナル商品や他社で取り扱いのない海外ブランドの家具・インテリア用品を販売している。全国32店舗の家具・インテリアの直営店に加え、ECサイト「LIVING HOUSE.」「KARE」を運営。そのほかパートナー企業によるパートナーショップを全国5店舗を構えている。

顧客の理想のライフスタイルをヒアリングし、製品を提案する「接客提案型販売」がリビングハウスの特長。接客販売スタッフを「空間時間デザイナー」と呼び、顧客との会話を重ね、ライフスタイルを理解した上で製品を提案する。

LINEを活用したオンライン接客にも力を入れている。接客提案から購入に至るまでの平均検討期間は約36日。その期間は「LINE CRM」を活用して1to1のオンライン接客を実施。オンライン接客では購入見込み顧客からのインテリア相談の受付、店頭で提供している3Dシミュレーターを用いた家具を配置した部屋の3Dイメージ図の送付といったサービスを提供している。

ホテルや学生寮、マンションや戸建てのモデルルームなどを顧客とする法人販売も展開。SNSやWeb広告、LINE CRMなどの運用業務の多くをインハウスにて実施して、ノウハウを蓄積している。

ライフスタイルに関連するメーカーやD2C企業のマーケティング支援の有償サービスも提供。2023年からはアッパー層へのターゲット層拡大を目的に、1点あたり数百万円単位の商品ラインナップを有するイタリアのラグジュアリーファニチャーブランドの取り扱いを始めるなど、事業の多角化を図っている。

リビングハウスの事業系統図(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

リビングハウスの年商は約53億円

2024年2月期におけるリビングハウスの売上高は前期比3.0%増の53億868万円、経常利益は同83.2%増の1億6456万円、当期純利益は同53.3%増の7723万円だった。

2022年9月にカヤックの資本参加を機に業務提携契約を締結。2025年2月末時点でカヤックの所有株式割合は2.1%。リビングハウスの社外取締役にカヤックの柳澤大輔社長が選任されている。

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鳥栖 剛

日本郵便が「ゆうパックスマホ割アプリ」終了→「郵便局アプリ」に統合、デジタルアドレスも追加

11ヶ月 ago

日本郵便は5月26日、「郵便局アプリ」に郵便・物流サービスを拡充すると発表した。これまで別アプリで展開していた「ゆうパックスマホ割アプリ」と「郵便局アプリ」の統合に向けた機能追加と位置付ける。

今後、「ゆうパックスマホ割アプリ」は8月下旬に提供を終了。「郵便局アプリ」に統合する。5月26日からは「ゆうパックスマホ割アプリ」で提供していた全てのサービスや割引などを、「郵便局アプリ」で利用できるようにした。

「郵便局アプリ」に「ゆうパックスマホ割サービス」の機能を追加。「カード事前決済で作成」で送り状を作成する際に、受取人に受取場所の入力を依頼する機能も実装した。差出人から受取人へ、SNSやメールなどにより、郵便局アプリが発行した受取場所の入力用URLを送付することで、相手先の住所がわからなくても荷物を送ることができる。

受取人は、自宅などのほか、郵便局、コンビニ、宅配ロッカーで荷物を受け取ることができる。この機能拡充により「ゆうパックスマホ割アプリ」で提供していた全てのサービスが「郵便局アプリ」で利用可能となった。

「ゆうパックスマホ割アプリ」終了で「郵便局アプリ」に統合、デジタルアドレスも追加
相手先の住所がわからなくても荷物を送ることができる

5月30日には、「ゆうパックスマホ割アプリ」から「郵便局アプリ」へアドレス帳(住所録)・作成履歴(送り状履歴)を移行できるようになる。なお、「ゆうパックスマホ割アプリ」側の送り状作成・編集機能などは5月30日に停止する。

5月30日から「ゆうパックスマホ割アプリ」から「郵便局アプリ」へデータ移行できるようになる

デジタルアドレスが体験版から正式版へ

また2024年11月から体験版として提供していた「デジタルアドレス」を、5月26日から正式版として本格的に展開する。「デジタルアドレス」とは、住所を7桁の英数字で伝えられる新しいサービス。住所入力の手間や各種サービスにおける住所情報の取り扱いの利便性向上をめざして開発した。

郵便局アプリでは「デジタルアドレス」について次の機能を利用できる。

  • デジタルアドレスの取得・確認
  • 送り状作成機能における、デジタルアドレスを利用した住所の自動入力
日本郵便 デジタルアドレス」は住所を7桁の英数字で伝えられる新しいサービス
デジタルアドレス」は住所を7桁の英数字で伝えられる新しいサービス
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鳥栖 剛

ZETAがECサイトの生成AI検索最適化(GEO)サービス 「ZETA GEO」の提供を開始

11ヶ月 ago

ZETAは、ECサイトの生成AI検索最適化(GEO:Generative Engine Optimization)サービス「ZETA GEO」の提供を開始した。

既存サービスと組み合わせて、Q&A一覧ページやLPを自動生成

「ZETA GEO」は、EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」、レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」、ハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」を組み合わせることで実現できる。

ZETA ZETA GEO 既存サービスと組み合わせて実現
「ZETA GEO」について

具体的には、「ZETA SEARCH」の検索クエリにおいて頻度の高い検索ワードを抽出し、それらのキーワードを「ZETA VOICE」におけるQ&A機能の「Q(質問)」候補としてリストを生成。候補に対して「A(回答)」を作成し、Q&Aとしてアップすることで、Q&A一覧ページの作成・更新と、個々のQ&Aページを自動生成する。

また、上記のような公式Q&Aだけではなく、「ZETA VOICE」のQ&A機能、すなわちユーザーがUGCとして「Q(質問)」と「A(回答)」を投稿できる内容についても、Q&A一覧ページの作成・更新、個々のQ&Aページも自動で生成する。「参考になった」というリアクションが多いQ&Aのみを対象にできるという。

生成AI検索は、信憑性の高いQ&Aを参考情報として取り込むことが予測されるため、「ZETA SEARCH」と「ZETA VOICE」を組み合わせて、生成AIにインデックスされやすいLP(ランディングページ)を自動生成することを実現した。

さらに、レビュー、Q&A、検索キーワードから関連性の高いハッシュタグを自動生成し、各Q&Aページに自動付与することで、さらに有用な情報が構造化されたLPが生成されるため、GEO効果の向上、ユーザーの回遊率アップも期待できるという。

生成AIの登場がECにも影響を与えていることを踏まえ、サービスを開始

近年、従来の検索エンジンに加えて「ChatGPT」などの生成AIを活用して知りたい情報を取得する行動が一般化しつつあり、検索という行為そのものが再定義され始めているという。

こうしたトレンドはECにも影響を与え始めており、今後、生成AI検索結果にECサイトの情報が含まれていないことは大きな機会損失になると考えられる。いかに生成AIの検索結果に取り上げられるかが、今後の顧客接点と購買行動における重要なポイントになるという。

こうした背景を踏まえ、「ZETA GEO」の提供に至った。

藤田遥

「TikTok Shop」の導入・運用支援サービス、GROOVE

11ヶ月 ago

メーカーのDX・D2CおよびEC支援を手がけるGROOVEは5月21日、日本国内でのローンチが予定されている「TikTok Shop」において、ブランド企業の事業戦略の策定、導入・運用・マーケティング支援サービスを開始すると発表した。

戦略立案から日々の運用・広告・販促支援まで、「TikTok Shop」に必要なさまざまな工程にワンストップで対応。限られた社内リソースでもスピーディかつ効率的に「TikTok Shop」での事業展開を実現できるようにするという。

GROOVEはメーカーとして創業、AmazonなどのECモールで培ってきたノウハウから、多くの企業のモール支援を手がけてきた。独自のノウハウを通じて、「TikTokShop」で「売れる商品」の企画から戦略設計、マーケティングまでを一気通貫して支援する。

「TikTok」は“見る”だけでなく、“買う”行動へとユーザーを導く動画プラットフォームへと進化。「TikTok Shop」は、ショート動画やライブ配信を通じてアプリ内で完結するシームレスな購買体験を実現し、東南アジアを中心としたグローバル市場で実績を出している。

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宮本和弥

「楽天ラクマ」、ブランド品の買取+販売ができる機能「ブランド買取フリマ」を試験運用

11ヶ月 ago

楽天グループは5月26日、フリマアプリ「楽天ラクマ」でユーザーが売りたいブランド品をプロのリユース事業者が買い取り、「楽天ラクマ」へ出品・販売できる機能「ブランド買取フリマ」の試験運用を開始したと発表した。

「ブランド買取フリマ」は、リユースECを展開するコメ兵、ささげ業務支援などを手がけるグラムスとの連携で実現。ユーザーが買取申込したブランド品を、コメ兵が検品、グラムスが買い取りし「楽天ラクマ」で販売する。「バッグ」カテゴリから試験運用を開始した。

ユーザーは買取申込をし、販売したい商品を自宅から送るとグラムスが査定を実施。提示された買取価格での買取を承諾する場合、その金額を現金で受け取ることが可能。商品はグラムスが「楽天ラクマ」へ出品し、所定の期間内に販売が成立した場合、「楽天ラクマ」で定めた基準に沿って販売額の数%分を現金での追加還元と販売額の1%分の「楽天ポイント」を受け取ることができる。

「ブランド買取フリマ」で利用可能なブランドは25ブランドで、梱包箱を希望するユーザーは申込時に梱包キットの配送を無料で依頼できる。商品を発送する際の送料、査定料、出品しない場合の返送料は無料としている。

「楽天ラクマ」、ブランド品の買取+販売ができる機能「ブランド買取フリマ」を試験運用
買取金額に加えて販売が成立した場合に追加還元もある

楽天グループによると、「楽天ラクマ」ユーザーに「家に眠る不用品」について意識調査を実施したところ、「不用になったものがある」と答えた人のなかで、「フリマにほとんど出品していない/できない」(40.5%)と「少し出品するが、あまりしない」(48.1%)と答えた回答者を合計すると約9割に上ったという。

理由は「撮影や発送の手間がかかるから」と答えた回答者が49.4%、「出品しても売れるか分からないから」が42.7%で出品意欲があっても、実際には出品に対するハードルがあることがわかった。

こうした結果を受け、「楽天ラクマ」のプラットフォームを活用して不用品の処分に悩むユーザーの需要に応えるため「ブランド買取フリマ」を開始することにしたという。検品済みの信頼できる商品が流通し、2次流通の健全な活性化に貢献することをめざすとしている。

※読者の皆さんへのお知らせ【交流会も実施します】良品計画、ヤマダデンキ、オイシックス、UA、TSI、ヤッホーブルーイング、資さんなどが登壇のリアルECセミナー(5/27+28@東京)

ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

【EC事業者限定】渋谷でリアル開催。ECマーケティング、オムニチャネル、顧客体験、OMO、D2C、ECモール攻略、成長の極意などECの未来を語る2日間
4/22 12:0047990
鳥栖 剛

ペットフード、ペットケア用品+生活用品市場は2027年に5.2%増の6660億円に拡大すると予測

11ヶ月 ago

富士経済が発表したペットフード・ペットケアと生活用品の国内市場の調査結果によると、2027年の市場規模は2024年比5.2%増の6660億円になると予測している。

富士経済が発表したペットフード・ペットケアと生活用品の国内市場の調査結果によると、2027年の市場規模は2024年比5.2%増の6660億円になると予測
2024年の市場は各カテゴリーの伸長により前年比3.7%増の6332億円に

2024年の市場規模は各カテゴリーの伸長で前年比3.7%増の6332億円だった。前年の伸び率は下回ったものの、ペットフードが市場拡大をけん引したほか、ペットケア、ペット生活用品も堅調だった。

2023年までは商品値上げをペットオーナーが許容する傾向にあったが、直近はコスト意識が高まっていることから、参入企業は買い得感のあるマルチパック商品の展開や付加価値商品の開発に注力。2025年以降もプレミアムフードやスナックを中心としたペットフードの伸び、ペットケア用品とペット生活用品の堅調な需要により、市場は小幅ながら拡大が続くと見ている。

ペットフード

ペットフードの市場は、2023年は大幅値上げがプラスに働き前年比11.9%増となった。2024年の市場は価格改定が落ち着いたことにより伸びは鈍化したものの、キャットフードの堅調な需要がけん引し前年比4.5%増の4931億円となった。ペットフードは、フードのほかスナックやサプリメント、療法食なども含む。

キャットフードは、スタンダードフードからプレミアムフードへのスイッチが続いており、単価上昇により好調だったという。2025年以降も市場をけん引すると予測されるものの、スタンダードフードが安価なPB商品に一部需要流出していることなどから、伸び率の低下が予想されるとした。

ドッグフードはドライフードではプレミアムフードが好調であるが、ウェットフードやセミモイストフードが苦戦しているため、今後横ばいが続くと富士経済はみている。スナックはキャットスナックと犬用ガムの堅調な伸びが予想される。サプリメントは海のスーパーフードともいわれているモエギイガイ抽出物を配合した商品の好調や、動物病院ルートで医薬品と併せた商品の提案などにより、今後も伸びが期待されるとした。

ペットフードの販売チャネルは、ホームセンターと通販で5割以上を占めた。ペットオーナーの節約志向により安価な商品を展開する総合ディスカウントストアでの販売も伸びている。

ペットケア用品

ペットケア用品は、猫砂とトイレ/トイレ用シーツで8割弱を占め、2024年の市場は前年比1.3%増の917億円となった。ペットオーナーの節約志向の高まりにより低価格商品やPB商品へのシフトが見られた。一方で高額商品も一定の需要を獲得しており、今後も市場はほぼ横ばいと予想した。好調なのはデンタルケア用品であり、参入メーカーによる啓発活動や製品ラインアップの充実化により、今後の伸びが期待されるとした。

ペットケア用品の販売チャネルは、ホームセンターや通販で6割以上を占めた。また、しつけ剤やイヤークリーナーなどは、使用法の説明を受けるためペットショップで購入するケースも多い。

ペット生活用品

ペット生活用品の市場は、2024年は飼育頭数の減少やペットオーナーの節約志向により耐久消費財である首輪や引紐、ブラシ/クシなどの買い控えがあったため苦戦した。暖冬の影響を受けてマットやヒーターなどの季節商材の需要が低迷。一方、外出機会の増加によりキャリーが大きく伸び、また、ペットの家族化を受け衣類が好調だった。今後も耐久消費財を中心に節約志向の影響を受けることから、市場は停滞すると富士経済はみている。

販売チャネルは、ホームセンターが主軸であるが、近年はキャリーや衣類、水槽などの品揃えが豊富な通販が伸びている。また、初めてのペット購入者によるペットショップの利用が多い。

注目市場

富士経済ではペットフード・ペットケアと生活用品における注目市場として「ペット家電」と「デンタルケア用品」を取り上げた。

ペット家電

ペット家電はペット用見守りカメラ、自動給餌器・給水器、猫用自動トイレ、ペット用脱臭機、ペット用バリカン・グルーミング機器、ペット用ドライヤールーム、ペット用ヒーターが対象。 2024年のペット家電市場は前年比13.0%増の52億円、2027年には2024年比21.2%増の63億円に伸びると予測している。

富士経済が発表したペットフード・ペットケアと生活用品の国内市場の調査結果によると、2027年の市場規模は2024年比5.2%増の6660億円になると予測
ペット家電はペット用見守りカメラ、自動給餌器・給水器などが対象

単身や共働き世帯のペット飼育率が上昇したことなどが市場拡大の要因とみている。そのほか2024年は大手家電量販店や大手家具店の参入も市場拡大に繋がったとしている。2025年以降も積極的な商品開発や、参入各社の販促活動により、堅調な拡大を予想している。

なかでも市場規模が大きいのは、ペット用見守りカメラや自動給餌器/給水器とした。ペット用見守りカメラは、海外メ ーカー品を中心に比較的安価で展開されている商品が多く、普及が進んだ。自動給餌器/給水器は、ペットの留守番が浸透したことにより需要が増えた。近年はペットに対するヘルスケア意識の高まりや、カメラや音声録音など様々な機能が付いた製品の展開も進んでいる。ペット用バリカン・グルーミング機器は、トリミング料金の上昇によりサロンでの手入れ 回数を減らすペットオーナーが増加しているため伸びたという。参入企業の積極的なプロモーション活動による認知度向上がユーザーの広がりに貢献した。 

販売チャネルは、サイズが大きい製品もあるため、自宅へ配送され品揃えも豊富な通販が6割を占める。家電量販店でペットの見守りカメラや自動給餌器などの取り扱いが増えており、新たな購入チャネルとして注目とした。

デンタルケア用品

デンタルケア用品は、ホームセンターやペットショップなどの一般小売ルートで販売されている歯磨きジェル、ペースト、歯磨きシート、歯ブラシ、口臭予防スプレー、飲水添加タイプなどを対象とした。2024年の市場は前年比5.6%増の19億円、2027年市場は2024年比で10.5%増となる21億円と予測している。
 

富士経済が発表したペットフード・ペットケアと生活用品の国内市場の調査結果によると、2027年の市場規模は2024年比5.2%増の6660億円になると予測
デンタルケア用品は歯磨きジェル、ペースト、歯磨きシート、歯ブラシなどが対象

ペットのデンタルケアへの関心度の高まりや、メーカーによる販促活動の強化、製品ラインアップの充実化が進 んだことから、市場は拡大した。ペットのデンタルケア実施率はまだ低く、市場拡大の余地は大きいとした。参入企業は実施率を高めるための啓発活動を積極的に進めており、デンタルケア訴求のスナックや玩具(ともに市場対象外)の購入増加に伴うデンタルケア意識向上が、ケア用品の購入につながる効果も期待されるため、今後も順調な市場拡大が予想されるとした。

 販売チャネルは、ペットショップとホームセンターの店頭販売が中心。また、初回購入時にペットショップで説明を受けて、以降は通販で購入するケースも多く、通販は今後有望な販売チャネルだとした。

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鳥栖 剛

アンジャッシュ渡部さんなども使うスキルEC作成サービス「PARK」、4月度のGMV(流通取引総額)が420%成長

11ヶ月 ago

クラウドソーシングサービスなどを手がけるクラウドワークスは5月26日、スキルEC作成サービス「PARK」の2025年4月度におけるGMV(流通取引総額)が前年同月比で420%成長したと発表した。

クラウドソーシングサービスなどを手がけるクラウドワークスは、スキルEC作成サービス「PARK」の2025年4月度におけるGMV(流通取引総額)が前年同月比で420%成長したと発表
「PARK」は誰でも簡単にスキルを販売できるスキルEC作成サービス

「PARK」は2022年3月にサービス開始した誰でも簡単にスキルを販売できるスキルEC作成サービス。会社員、主婦、学生、フリーランス、プログラマー、デザイナー、イラストレーター、漫画家、経営者、SNSインフルエンサー、俳優、タレントなどが自身のスキルや経験を生かしてサービスを提供している。デジタルコンテンツ、時間制のコンサル、イベントチケット、サブスクなど、あらゆる種類の商品を上限120万円まで販売できる。

コンテンツ販売にはクーポン機能、残部数機能、アフィリエイト機能などを搭載。顧客に対してさまざまな角度から商品提案・アップセルが実現できるという。出品者のコストとして、商品販売時に販売代金から6.5%と40円が差し引かれる。初期費用や固定費などはかからない。

「PARK」の出品者にはお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建さん、俳優の森山未來さんらなども活用している。渡部建さんは2023年2月からグルメコミュニティ「アンジャッシュ渡部のくいしんぼ広場」にて、月額メンバーシップの決済に「PARK」を導入している。森山未來さんは神戸の北野エリアを拠点とするアーティスト・イン・レジデンス(国内外を問わずアーティストが創作活動をしながら滞在できる施設)「Artist in Residence KOBE(AiRK)」の展開に参画。「PARK」を通じて支援者がサブスクリプション形式で「AiRK」の活動を応援できる仕組みを提供するほか、イベントチケットやグッズ販売にも「PARK」を活用している。

そのほか、インフルエンサーによるインスタアカウントの運用ノウハウの販売などに「PARK」は活用されている。

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鳥栖 剛

過熱するAI狂騒曲の「量産型・驚き屋」に注意。あおりやすい数字には騙されないで【ネッ担まとめ】 | 新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ

11ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2025年4月26日~5月23日のニュース

米国時間2025年5月20日、Googleの年次開発者向け会議「Google I/O」が開催されました。毎年この時期恒例となる本イベントが始まると、毎回SNS上には「スゴすぎる」「ヤバい」「革命」と言った感嘆の声を過剰にあげる「驚き屋」が出現します。「驚き屋」とは、最新のツールや技術を、その名の通り過剰に驚いて紹介して危機感をあおり、時には情報商材へ誘導していくような人々。今回も「ヤバい」「終了」「破壊」といった言葉が散見され、「Googleが自ら脱ググる」といった刺激的なタイトルの記事も見かけました。

20年近く前に『グーグルが日本を破壊する』という書籍が出版されたり、鳴り物入りで現れた「Googleキラー」と呼ばれたサービス・ツールも幾度となく登場しては消えていった過去を見たりしてきました。もちろん今回が「超ヤバい、ググるが終了するような革命的なこと」になるかもしれません。けれど、ひとまずは「スゴイ」と思いつつも言葉を飲み込んで浮足立たず、「百聞は一見にしかず」と玉石混交を見分けていく力を養いたいものですね。

見出しに踊らされず、記事の精査を心がけたい

アップル、ブラウザーでのAI検索を検討-アルファベット株急落 | Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-05-07/SVWD84DWLU6800

サファリでの検索数が4月に初めて減少したことに言及し、人々がAIを使うようになったためだと指摘。オープンAIやパープレキシティAI、アンソロピックなどのAI検索プロバイダーがいずれ、グーグルのような従来型の検索エンジンに取って代わるとの見解を示した。

GW明け、SEOに従事する人たちのなかで上記の記事が話題になりました。米司法省によるアルファベットを相手取った訴訟で、Appleのサービス部門責任者エディー・キュー氏が語ったとされる内容。この報道が出るとGoogle側は即反論を展開。

グーグル、「検索の利用は減っていない」と声明 | Impress Watch
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2012800.html

Googleではこの裁判に関する報道について、「検索における全体的なクエリの増加が続いている」と反論しており、Appleのデバイスやプラットフォームも同様としている。

SNS上でもGoogle、Appleの主張を引用し議論が交わされています。「Google I/O」でさらなる発表の予定を予告していたこともあり、注目度も高かったように感じます。

先述の件のポイントは「(2025年)4月に初めて減少」したこと、「Appleの人物が裁判で証言した」内容であることから、Googleの検索数が20数年伸び続けていたことを他社が証言したということだと思います。

ただ、その長い歴史のなかで「初めて減少した」ことは確かに起きており、「『ChatGPT』などAIの台頭による影響はあった」と認識して間違いないかもしれません。

変化と進化の過渡期にあることは間違いないとは思いますが、即座に従来のSEOがオワコンになるといったことは考えにくいですよね。

要チェック記事

マーケティング関連

ナイキはもうダサいのか ブランド力低下、王者が見失った原点 | 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0200V0S5A400C2000000/

英調査会社のブランド・ファイナンスがまとめた「ブランド力ランキング」によると、ナイキの順位は2017~2025年の間に26位から66位にまで下がったこと、「箱根駅伝」では2021年に95.7%のシェアがあったものの、2025年には23.3%にまで減少したことも話題になっていました。確かに2024年12月~2025年2月期の売上高が前年同期比9%減と報じられてもいます。

しかし、市場の変化、新興ブランドの台頭などが複雑に影響していそうですから、これもAI、SEO同様、強烈な見出しに踊らされないようにしたいですね。

これと同様に、少し前に「パナソニックの認知度が半減した」という記事も出ていました。「そんなことが本当にあるのか?」という考察記事が興味深いので、あわせて紹介します。

20代のパナソニック認知度、たった4年で90%→53%になぜ激減? | 日経XTREND
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00921/00028/

これらの記事を受け、「Googleトレンド」で直近5年の「ナイキ」の検索指標を見てみると、「ナイキ」は減少傾向ですが、「NIKE」ではやや上昇傾向にあります。「ナイキ」だけのグラフを用いれば簡単に「オワコンのように見せること」が可能になりそうです。

新・ニュースまとめ ナイキとNIKEの検索数の推移

一方パナソニックはナイキと異なる面白い結果になります。こちらは5年比較で変化が見にくいので20年間に設定してみました。「Panasonic」は減少傾向でも、「パナソニック」は上昇傾向にあります。こちらも「Panasonic」だけのグラフを用いれば、認知度減少と関連付けたような資料を作ることができそうです。

新・ニュースまとめ パナソニックとPanasonicの検索推移

2社を見ると、「ナイキ:カタカナは減少、英語は上昇」「パナソニック:カタカナは上昇、英語は減少」と対象的な動きになります。現在の検索エンジンは「表記ゆれ」に関しても相当強くなっていますが「こうした言い方・書き方の違い」はユーザーによっても変わりますから、SEOでもLLMOでも大切であるのは変わりありません。

「数字はウソをつかないが、ウソつきは数字を使う」と言われたりもしますが、検索エンジン、AIの利用数やシェアも、こうした印象操作がされていないか見極めていかねばなりません。

SEO関連

グーグル社員も絶賛、検索で成果を出す優れたコンテンツの書き方【SEO情報まとめ】 | Web担当者フォーラム
https://webtan.impress.co.jp/e/2025/05/09/49123

SEO界隈ではおなじみ、Googleのジョン・ミューラー氏がX上で「検索エンジンとユーザーの両方に向けてウェブコンテンツを作る方法を解説した、すばらしいまとめだ。」と称賛した記事があります。

コンテンツの考え方として、「コンテンツを作って公開することで達成する目標は、『専門知識』『独自の要素』『理解しやすい多様なマルチメディア形式』を通じて、『適切なオーディエンス』を引き付ける『価値ある体験』を創造すること。」とおすすめしています。

AIでカバーできそうなことも増えていますが、人間の知識や経験こそが評価される部分も直近のコアアップデートでも感じますね。

「ググる」→「AI検索」?若者の5人に1人が利用する“検索革命”に専門家「B to Bやお悩み系との相性がいい」 | ABEMA TIMES
https://times.abema.tv/articles/-/10176564

「検索革命」というタイトルだけ見ると、「ググる」が終わるような印象も抱かなくはないですが、最新のデータに基づいたり、本質なことを話したりしています。特に次のところ。

「AI検索やAIエージェントは、研究者にも仕組みが公開されていないのでわからない。わからないので、最適化しようがない。なので、AI最適化ができると言っている人や企業は怪しい」

SEO in an AI-powered world: What changed in just a year(AIが牽引する世界のSEO:たった1年で何が変わったのか) | Search Engine Land
https://searchengineland.com/seo-in-an-ai-powered-world-what-changed-in-just-a-year-455269

「AIツールが最後の手段ではなく、最初の手段になったとき、SEOはどのように変化するのでしょうか? 何が変わり、何が変わらないのかを見てみましょう。」

英文で非常にボリューミーな記事ですが、ブラウザの翻訳機能でも十分に内容が伝わります。AIが最初の手段や入口になる、その上でやることの本質は変わらないのかな? と思っています。

今、みなさんにお伝えしたいこと

ヤッホーブルーイング(軽井沢町)の野外イベントに1000人 群馬県のキャンプ場でビール飲み比べ | 信濃毎日新聞
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2025051700798

クラフトビール「よなよなエール」を販売するヤッホーブルーイングは、野外ファンイベント「超宴」を5月16日の前夜祭から、5月17日の本会、5月18日の閉会式まで3日間に渡り、キャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」で開催しました。

2024年に続き、私も「エア社員」として参加し、2025年6月に全国販売を控える新商品「有頂天エイリアンズ」の試飲プロモーションブースをお手伝いしました。17日は未明から大雨でしたが、悪天候にもかかわらず1000人のファンが全国から駆けつけました。

ブランディングやファンマーケの巧手として、メディアやイベントへの登場も多いヤッホーブルーイング。愛され力の強さを本イベントで改めて感じました。

ヤッホーブルーイング 代表取締役 井手直行さんのFacebookからも、その様子を垣間見えます。当日のダイジェスト動画からも、いかに同社がファンに愛されているブランドなのかをうかがい知ることができると思います。

ヤッホーブルーイング代表取締役 井手直行氏のFacebook
https://www.facebook.com/share/p/1HdiS3mAUk/

5月27日~28日に東京・渋谷で「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春 ~ eコマースコミュニケーションDay ~」が開催されます。27日にはヤッホーブルーイングの通販事業ユニットディレクターの植野浩樹さんが登壇しますので、参加する人はぜひ受講してみてください。

ネットショップ担当者フォーラム 2025 春 ~ eコマースコミュニケーションDay ~
https://netshop.impress.co.jp/event/202505tokyo

それではまた次回! 酒匂(さこっち)の「ネッ担ニュースまとめ」をよろしくお願いいたします。

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。

Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。

酒匂 雄二

ポーラの責任者が解説するECの基本、日本でのローンチ間近「TikTok shop」の活用法などが学べるリアルセミナー+交流会【5/27+28開催】

11ヶ月 ago
著名な通販・EC実施企業の担当者や有識者が、参加者の事業成長のヒントにつながる知見をお届けするオフラインイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春」を5月27日(火)+28日(水)に開催。すべてのセミナーを無料で聴講できます

5月27日(火)+28日(水)に大型オフラインECイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春 ~eコマース コミュニケーションDay~」を東京・渋谷ソラスタコンファレンスでリアル開催。「TikTok」のByteDance、POLA、ヤマダデンキ、ヤッホー、ヘラルボニー、TSI、UAなど著名企業の実践的事例や知見を学べるセミナーを多数用意しています。さまざまなテーマのセッションは、すべて無料(事前登録制、ECを実施している企業のみの限定イベントです)。まだお申し込みをしていない方のために、編集部おすすめの講演の見どころをご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2025 春

見どころ⑳ POLAのEC担当者が解説、価値を伝え、ファンを育成、持続的成長につなげるEC運営の基本

5月28日(水)14:25~15:10 B2-5 特別講演

アパレル企業のEC責任者からポーラへ転職したEC担当者が、アパレル、コスメの領域での経験を踏まえ、ブランド価値をオンライン上で伝え、ファンを育成し、持続的な成長へとなげるためのEC運営について解説します。

①ECの売り上げの作り方(基本の"き") ②多品番小ロットの事業と少品番リピートメイン商材のやり方の違いや気づきについてお話しします。企業規模、商材を問わず、すぐに実践できるポイントを整理し、これまでの成功と失敗のケーススタディ、EC運営のポイントを解説していきます。

「売り上げが伸び悩んでいる」「リピート顧客が増えない」「ブランドらしさを表現できない」など、現場でよくあるEC運営の課題解決に役立つセッションです!

株式会社ポーラ EC事業部 マネージャー 萩原 千春氏
株式会社ポーラ EC事業部 マネージャー 萩原 千春氏
2006年、株式会社シップスに入社。ファッションECモールの創世記より出店や運用、商品企画などに携わる一方、自社ECサイトの立上げやリプレイス、サイト統合などを経験。その後、自社ECや各種Webサイト、アプリ、MA、SNS、Web広告などを束ねたデジタルマーケティング部門の責任者を経て、2022年からはCRM、PRや広報などのプレス業務、店頭を含む販促企画の立案・実施、クリエイティブや資材の制作・管理などを加えた、リアル・デジタルを統合した販売促進領域の部長として従事する。2025年からは株式会社ポーラに入社し、EC事業部の集客、CRM、サイト運営とサービスの拡充を推進する。
ネッタヌネッタヌ

アパレル企業のEC責任者からポーラへ転職した萩原氏。長年ECに携わってきた自身の経験を踏まえ、「ブランド価値をオンライン上で伝え、ファンを育成し、持続的な成長へとなげるためのEC運営」のコツを解説します。伸びるECの基本をわかりやすく説明するセッションです。

見どころ㉑ 「TikTok」の最新インサイト+「TikTok Shop」で知っておくべきこと~BytedanceとEC事業者兼代理店のイングリウッドが解説~(仮)

5月28日(水)16:20~17:05 B2-7 クロージング講演

2025年の夏から秋にかけて日本でもローンチされる予定の「TikTok」のEC機能「TikTok Shop」。「ディスカバリーEコマース」と呼ばれ、既存のソーシャルコマースとは一線を画すと言われています。

「TikTok売れ」とも呼ばれる新たな消費を、流通・EC企業はどのように攻略すればいいのか? Bytedanceの責任者、EC事業者として「TikTok Shop」を活用する予定で、かつ「TikTok Shop」のショップ運営支援も手がけるイングリウッドが、「TikTok」の最新インサイトから、「TikTok Shop」活用の基礎などを解説していきます。

ByteDance株式会社 Global E-commerce JapanDirector, Multi-Category 半田 敏一氏
ByteDance株式会社 Global E-commerce Japan Director, Multi-Category 半田 敏一氏
株式会社イングリウッド DXソリューション事業部 ECコンサルティングチーム 執行役員 恒成 知明氏
株式会社イングリウッド DXソリューション事業部 ECコンサルティングチーム 執行役員 恒成 知明氏
2013年楽天株式会社入社。在籍中はECコンサルタント、ジャンル戦略、キーアカウント戦略、CBT推進の全チームを兼任。実績が認められ、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」や「EXPO賞」、「楽天賞」など複数回に渡って受賞。2018年に株式会社イングリウッドへ入社し、法人向けサービスの立ち上げからグロースまでを担当。2021年に当社執行役員に就任。
ネッタヌネッタヌ

6月以降にローンチされると言われている「TikTok Shop」。「TikTok」上で紹介・使用された商品が人気を厚め、売り上げが急増する現象は「TikTok売れ」と呼ばれており、新たな売り場として「TikTok Shop」は注目を集めています。このセッションでは、日本での「TikTok Shop」を運営するByteDanceが登壇。まだベールに包まれている「TikTok Shop」の最新インサイトから売るためのコツなどを解説します。

ネットショップ担当者フォーラム 2025 春
ネットショップ担当者フォーラム編集部

「無印良品」「TikTok Shop」「資さんうどん」など注目企業が事業成長の秘訣を語る全21講演【5/27(火)+28(水)リアルECセミナー】

11ヶ月 ago

インプレスが運営するECメディア『ネットショップ担当者フォーラム』は5月27日(火)と5月28日(水)の2日間、全21講演のEC・通販事業者向けリアルイベント『ネットショップ担当者フォーラム 2025 春 ~eコマースコミュニケーションDay~』を東京・渋谷ソラスタコンファレンスで開催します。聴講はすべて無料で、事前登録制。

▼「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春 ~eコマースコミュニケーションDay~」(5/27+5/28開催)

ネットショップ担当者フォーラム 2025 春 ~eコマースコミュニケーションDay~ インプレス ネットショップ担当者フォーラム セミナー

イベントには、良品計画、大丸松坂屋百貨店、オイシックス・ラ・大地、アテニア、資さん、TSI、ユナイテッドアローズ、ヤマダデンキ、ByteDanceなど注目企業が多数登壇。全20講演を用意しています。

商品開発とマーケティングの共創事例、体験価値アップによるファン獲得施策、脱“安売り”による利益拡大術、成長企業になるための組織論、競争優位性を生むオムニチャネル戦略など、各領域の有識者が講師となり、多数の成功事例やノウハウを語ります。視聴は全講座無料。

1日目の5月27日は、懇親会「ネッ担 Meetup」も同じ会場で開催。懇親会も参加は無料(事前登録制)。登壇企業やEC実施企業と交流できます。

主な講演内容&学べる内容

  • 良品計画の食料域のマーケ戦略
    • 開発の上流工程からマーケ視点が入ることのメリット
  • オイシックスがどのように食に関する課題を解決したのか
    • 食や農業に関する課題をどうビジネスに落とし込むのかイメージできる
  • 商品ページのアクセス数、コンバージョン率を上げる文章術
    • モールだけでなく、SNSや動画で「欲しい」と思わせるコンテンツ作りのコツ
  • "安売り"をせずに最高益を達成する取り組み
    • 消費者に商品のストーリーを伝え"価値を売る"顧客コミュニケーション
  • 「資さんうどん」のOMO戦略
    • 大手飲食チェーンのブランディング、ファン作り
  • SNS、EC、CRMを活用したブランド作り
    • DX支援とブランディング支援を両立する取り組み
  • 家電サブスクサービスの新規顧客獲得・LTV向上施策
    • リピーター増加につながるサービス設計
  • ブランド力を高めて商品を売る方法
    • ファン作りのコツ
  • スタッフ1人ひとりのスキル・働き方を生かしながら事業成長につなげる秘訣
    • 自主性を持って積極的に業務に取り組める組織作り
  • アパレルECで事業を伸ばすための事例
    • これからのファッションEC戦略
  • 持続的に成長するためのECの基本
    • 価値の伝え方
  • 実店舗+自社EC+モールのオムニチャネル戦略
    • 顧客との接点を活用した競争優位性を作る取り組み
  • 「TikTok」の最新インサイト+「TikTok Shop」で知っておくべきこと
    • 6月以降、日本でローンチされると言われている「TikTok Shop」を解説

開催概要

  • イベント名:「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春 ~eコマースコミュニケーションDay~」
  • 開催日時:2025年5月27日(火)11:00~17:35、5月28日(水)10:30~17:05
  • 懇親会:2025年5月27日(火)18:00~20:00
  • 場所:渋谷ソラスタコンファレンス(東京都渋谷区道玄坂 一丁目21番1号 渋谷ソラスタ 4階)
  • 主催:インプレス
  • 費用:無料(事前登録制)
  • 詳細と申し込みhttps://netshop.impress.co.jp/event/202505tokyo
ネットショップ担当者フォーラム編集部

「PayPay」とGoogle Pay のアカウントが連携

11ヶ月 ago

Googleは5月21日、キャッシュレス決済サービス「PayPay」のアカウントをGoogleアカウントと連携できるようになったと発表した。これにより、「Google Pay」で「PayPay」払いを利用できるようになる。

Googleアカウントと「PayPay」のアカウントを連携すると、Chrome上での支払い時、「Google Pay」に保存した「PayPayカード」「PayPay残高カード」のカード番号やセキュリティコードなどを含む支払い情報が自動で入力される。また「Google Play」と「YouTube」でも「PayPay」を支払手段として使えるようになる。

Androidユーザーは、簡単にGoogleウォレットに「PayPayカード」を登録できるようになり、「Google Pay」に対応したアプリやWebでのオンライン決済でも利用できる。

アカウント連携は一度設定するだけで、「PayPay」の支払い方法が自動的に「Google Pay」に同期され、カードの追加や削除も自動で反映される。顧客の機密情報は、Googleの決済に関するセキュリティポリシーに基づき保護され、セキュリティコードの自動入力やトークン化されたカードなどの機能により、利便性と不正防止の両面で安全に保護されるとしている。

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4/22 12:0047990
鳥栖 剛

キャリア採用で「カジュアル面談」を実施する企業は52%。約7割が採用ミスマッチの防止を意図

11ヶ月 ago

学情が企業・団体の人事担当者を対象に実施した調査によると、転職潜在層へのアプローチや、選考参加を決断していない求職者と接点を持つことを目的にした面談「カジュアル面談」をキャリア採用で実施している企業は全体の52.4%だった。2024年の調査よりも15.7ポイント増えている。調査結果によると、カジュアル面談を行うことで、「ミスマッチの防止」を期待する企業が多い。

調査対象は企業・団体338社の人事担当者で、調査期間は2025年3月24日〜4月16日。

キャリア採用でカジュアル面談を実施・検討しているかを聞いたところ、最も多かったのは「現在実施している」で52.4%、続いて「実施を検討している」が22.8%、「実施しておらず実施予定もない」が20.7%、「以前実施したことがある」が4.1%だった。

2024年に実施した調査結果と比較すると、「実施している」の回答が15.7ポイント増加。キャリア採用におけるカジュアル面談の実施が企業の間で急速に普及したことがわかる。

カジュアル面談を実施・検討しているか
カジュアル面談を実施・検討しているか
2024年調査時の回答/カジュアル面談を実施・検討しているか
2024年調査時の回答/カジュアル面談を実施・検討しているか

カジュアル面談に期待する効果は、「ミスマッチの防止」が最多で72.8%、続いて「志望意欲の醸成」が47.0%、「応募数を増やす」が41.4%だった。

カジュアル面談に期待する効果(複数回答可)
カジュアル面談に期待する効果(複数回答可)

カジュアル面談の際に意識していることは、最多が「面接のような雰囲気にならないようにする」で73.1%、続いて「なるべく緊張を和らげるようにする」が64.6%、「良いところだけでなく、課題もありのまま伝えるようにする」が51.5%だった。

カジュアル面談の際に意識していること(複数回答可)
カジュアル面談の際に意識していること(複数回答可)

調査概要

  • 調査方法:Web上でのアンケート調査
  • 調査期間:2025年3月24日~4月16日
  • 調査対象:企業・団体の人事担当者
  • 有効回答数:338社
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大嶋 喜子

ペット向けの医薬品・サプリメント販売のECサイトを開設、無料LINE相談にも対応する「ねこあざらし薬店」とは?

11ヶ月 ago

ペット専門のドラッグストアであるねこあざらし薬店は、ペット用のサプリメント、動物病院で処方する動物用医薬品の全国販売を開始した。販路はねこあざらし薬店の店舗またはECサイト。

ECと店舗でペット向けの医薬品やサプリメントを展開
ECと店舗でペット向けの医薬品やサプリメントを展開

「ペットが嫌がる」「外出が困難」「地方に住んでいて近隣に動物病院がない」といった飼い主へのアクセス向上を目的としている。

サイト内は「犬用」「猫用」「魚用」「動物病院の要指示医薬品」のほか、「胃腸薬」「ノミ駆除薬」などの分類、症状や困りごとにも対応した見出しを設け、初めて購入するユーザーにもわかりやすいように配慮している。

ECサイトのトップページ(画像はサイトから追加)
ECサイトのトップページ(画像はサイトから追加)

ECサイトは、全国の獣医師と連携した指示書による要指示医薬品販売にも対応。無料のLINE相談も受け付けており、チャット相談のリンクを設置。直接店舗に訪れることが難しい飼い主のために、薬剤師と気軽に相談できる環境を整備している。LINE登録をしたユーザーには定期的に割引クーポンを送付する。

指示書による要指示医薬品販売や無料のLINE相談に対応(画像はサイトから追加)
指示書による要指示医薬品販売や無料のLINE相談に対応(画像はサイトから追加)

矢野経済研究所の調査によると、2023年度の国内のペット関連総市場規模は1兆8629億円、前年度比で4.5%拡大している。動物病院やペット保険などは増加傾向にある一方、ペット専門のドラッグストアはまだ少ないという。

代表者の中島氏は「動物用医薬品に関連する業務は未だクローズな世界で、価格の不透明性や海外個人輸入などの不適正な流通実態が一部に見られる。ペット専門ドラッグストアは、ペットの健康や飼い主の利便性のほか、『動物用医薬品の市場適正化』も目的としている」とコメントを発表している。

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ネットショップ担当者フォーラムは「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春~ eコマースコミュニケーションDay ~」を、5/27(火)11時00分~17時35分、28(水)10時30分~17時5分にオフラインで開催します。登壇者・聴講者と交流できる懇親会も実施。すべての講演を無料で聴講できます!

「無印良品」の新たなマーケティング、ヤマダデンキさんの自社EC+実店舗+モール戦略、脱"安売り"で最高益を実現する食文化さんの施策、「資さんうどん」のファン作り+OMO+EC販路改善策、TSIさん&UAさんが語るアパレルECの未来など、さまざまなセッションをご用意しています。

良品計画、オイシックス・ラ・大地、ヤマダデンキ、資さん、サザビーリーグ、ヤッホーなど登壇【ネッ担2025春 5/27+28開催】

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4/22 12:0047990
大嶋 喜子

購買につながるSNS広告の形式は「動画広告」がトップ。閲覧はInstagramが6割超【購買行動調査】

11ヶ月 1 週間 ago

PRIZMAが実施した「2025年最新版 SNS広告の購買行動調査」によると、購買につながるSNS広告の形式は「動画広告」がトップだった。また、Z世代、Y世代、X世代の全世代で約7割が「購入予定がなかった商品をSNS広告をきっかけに購入した」と回答しており、SNS広告が新たな購買行動のきっかけになっていることがわかった。

調査対象は、SNS広告で購入経験がある全国のZ世代(15〜27歳)、Y世代(28〜42歳)、X世代(43〜58歳)の各世代約200人ずつ、計621人。調査期間は2025年5月15~16日。

よく閲覧するSNS1位はInstagram

よく閲覧するSNSを聞いたところ、全体で最も多かったのは「Instagram」で62.0%(2024年の同調査比0.04ポイント増)、続いて「YouTube」が59.6%(同2.7ポイント減)、「X(旧Twitter)」が52.0%(同横ばい)だった。

よく閲覧するSNS
よく閲覧するSNS

過半数がインフルエンサーや有名人の投稿を閲覧

普段SNSで最もよく閲覧するコンテンツを聞いたところ、最多が「インフルエンサーや有名人の投稿」で51.7%(同1.3ポイント減)、続いて「動画や音楽」が49.4%(同1.0ポイント減)とエンタメ性の高いコンテンツが選ばれている。

一方、Z世代では「ファッション・美容」が47.3%(同11.9ポイント増)となり、2024年調査時よりも大幅に増加。Z世代では「トレンド情報への感度が高まっている傾向」とPRIZMAは解説している。

「料理・レシピ」は全年代で2024年調査時よりも微増。特にX世代では39.5%(同4.7ポイント増)となっている。PRIZMAは「娯楽性の維持と並行して、SNSは実用メディアとしての役割も強めていることが見て取れる」と考察している。

普段、SNSで最もよく閲覧するコンテンツ(複数回答可)
普段、SNSで最もよく閲覧するコンテンツ(複数回答可)

つい見てしまうのは6割超が「動画広告」

つい見てしまう広告の形式について聞いたところ、全体では「動画広告」が最多で60.7%だった。

X世代では「動画広告」の回答割合が特に高く70.7%(同4.5ポイント増)。PRIZMAは「『視覚で理解できる』広告の有効性が一段と高まっている点にも注目が必要」と指摘している。

また、全世代で「ストーリー形式の広告」が39.0%(同12.9ポイント増)で2024年調査時よりも増加。「より“物語性”や“瞬時の引き込み”が求められていると考えられる」(PRIZMA)

つい見てしまう広告の形式

SNS広告からの購入ルートは約半数が動画

SNS広告経由で商品購入する場合、どの広告形式からの購入が多いかを聞いたところ、最多は「動画広告」で52.5%(同2.7ポイント減)、続いて「ストーリー形式の広告」が32.9%(同6.7ポイント増)、「直接購入リンクが付いているショッピング広告」が24.6%(同3.0ポイント減)だった。

PRIZMAは「『動画広告』は安定した効果を示しており、見てすぐ理解できる訴求力が購買に直結する形式として定着している。『ストーリー形式の広告』は前年から6ポイント以上上昇しており、物語性や“続きが気になる”構造の広告が購買導線として機能し始めている」と分析しつつ、「今後は、動画を基軸にしながらも、ストーリー的要素を掛け合わせたハイブリッド型広告への移行が進む」と予測している。

Z世代では「ストーリー形式」は32.7%(同2.6ポイント増)が2024年調査時よりもやや増加した一方、「漫画広告」は22.4%(同9.2ポイント減)は減少。「年齢層によって“信頼できる伝え方”の形式が異なるため、広告のバリエーションは一層戦略的に設計する必要がある」(PRIZMA)

「関心はあるが検討段階」の層を広告が後押し

購入した商品はSNS広告で見る前から買う予定があったかを聞いたところ、全体では最多が「商品に興味はあるが買う予定はなかった」で46.9%、続いて「買う予定があった」が28.0%、「買う予定はなかった」が25.1%だった。「商品に関心はあるが検討段階だった層を、広告が後押ししている様子がうかがえる」(PRIZMA)

X世代では「買う予定はなかった」が29.8%(同3.5ポイント減)が減少、代わりに「商品に興味はあるが買う予定はなかった」が43.9%(同7.8ポイント減)となり減少している。PRIZMA「購入の決め手として広告がより強く作用していると推測される」と見ている。

購入した商品はSNS広告で見る前から買う予定があったか
購入した商品はSNS広告で見る前から買う予定があったか

印象に残る広告はPR商品の「魅力」と「関心」

最近“いいな”と思ったSNS広告で、印象に残っている点について聞いたところ、全体を通して最多は「商品・サービスそのものに魅力があった」で48.3%、続いて「自分の趣味・関心に合っていた」が27.7%、「広告のデザインや世界観が良かった」が26.4%だった。

一方、「インフルエンサーの登場に好感をもった」が15.0%、「広告のストーリー性に共感した」は12.6%だった。「広告の“演出面”は限定的で、商品+伝え方のバランスが問われている結果となった」(PRIZMA)

PRIZMAは「広告で伝えるべきは“感動”よりも“納得と関心”。過剰演出ではなく、商品の本質的価値を魅力的に届けることが、最も信頼されるコミュニケーションになっているといえる」と考察している。

最近“いいな”と思ったSNS広告で、印象に残っている点(複数回答可)
最近“いいな”と思ったSNS広告で、印象に残っている点(複数回答可)

調査概要

  • 調査期間:2025年5月15日~16日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:SNS広告で購入経験がある全国のZ世代(15〜27歳)、Y世代(28〜42歳)、X世代(43〜58歳)の方621人(各世代約200人ずつ)
  • モニター提供元:PRIZMAリサーチ
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大嶋 喜子

メビウス製薬、「Shopify」で構築・運用するECサイト「SIMIUS公式通販」に「サブスク×後払い」を導入

11ヶ月 1 週間 ago

化粧品の単品リピート通販などを手がけるメビウス製薬はこのほど、「Shopify」で構築したECサイト「SIMIUS公式通販」に、「サブスク×後払い」の仕組みを実装した。EC支援企業のハックルベリーが支援して実現。ハックルベリーによると「Shopify」で「サブスク×後払い」を実装したのは「日本初」という。

ハックルベリーによると、「Shopify」は日本市場で「後払い・定期購入(サブスク)」への対応が発展途上であり、多くの国内企業は導入に慎重な判断が求められる状況が続いていたとしている。他のECプラットフォームを利用している企業にとって、「サブスク×後払い」決済機能の有無が「Shopify」移行を検討する際の重要なポイントの1つになっていたという。

メビウスは「Shopify」を軸にEC構築支援を手がけるハックルベリーとタッグを組み、「ないなら、つくればいい」という発想でShopify Japanと連携。Shopifyのグローバル本社にも正式に提案し、「サブスク×後払い」を実現する共同開発プロジェクトを発足した。

このプロジェクトには、ハックルベリー、メビウス製薬、Shopify Japan、Shopifyグローバル本社に加え、後払い決済の仕組みを開発するキャッチボールも参画。5社による共同開発体制で、日本国内で「Shopify」初となる「サブスク×後払い」機能が誕生したという。

「サブスク×後払い」機能は「Shopify」エコシステムに組み込まれ、導入も簡単という。支払い方法として追加するだけで、管理画面のUI/UXはこれまで通り変わらず利用できるようになった。

メビウス製薬における「サブスク×後払い」機能実現の成果としては次の通り。

  • Shopifyでも日本初となる「サブスク×後払い」機能の実装を実現
  • 旧ECサイトからの後払い契約情報の正常な移行に成功
  • Shopifyのエコシステムに統合されたUI/UX

今後期待できる効果について以下のようにあげている。

  • 後払いニーズのある顧客の獲得によるサブスク売上の増加
  • 後払い利用顧客の離脱率の低下
  • Shopifyの標準機能を活かし、オペレーションも変えずにスムーズな運用が可能
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鳥栖 剛

VISAが語る決済承認率の重要性、CVR向上につながるレビュー活用術、LTVを最大化するAI活用事例を公開! 交流会ありのリアルセミナー【5/27+28】

11ヶ月 1 週間 ago
著名EC実施企業の担当者や有識者が、参加者の事業成長のヒントにつながる知見をお届けするオフラインイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春」を5月27日(火)+28日(水)に開催。すべてのセミナーを無料で聴講できます

5月27日(火)+28日(水)に大型オフラインECイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2025 春 ~eコマース コミュニケーションDay~」を東京・渋谷ソラスタコンファレンスでリアル開催。良品計画、ヤマダデンキ、TSI、UA、食文化、オイシックス・ラ・大地など著名企業の実践的事例や知見を学べるセミナーを多数用意しています。さまざまなテーマのセッションは、すべて無料!(事前登録制、ECを実施している企業のみの限定イベントです)。まだお申し込みをしていない方のために、編集部おすすめの講演の見どころをご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2025 春

見どころ⑰ 決済承認率は、経営指標である。― 成長EC企業が注目する“決済最適化”の戦略的インパクト ―

5月28日(水)11:35~12:15 A2-2 ランチセッション

自社ECの決済承認率は把握していますか? 年商100億円を超える成長企業がいま注目する「決済承認率」について、決済業界のトップランナーVISAと、承認率最適化を専門とするYTGATEがタッグを組み、現場と経営の両視点から、成果につながる意思決定を支援します。

実際の決済承認率がECビジネスの経営にどのような影響を与えるのか、その重要性と改善策について具体的な解説を聞くことができます。

株式会社YTGATE 代表取締役 高橋 祐太郎氏
株式会社YTGATE 代表取締役 高橋 祐太郎氏
早稲田大学国際教養学部を卒業後、2014年4月にGMOペイメントゲートウェイ株式会社へ新卒入社。
最年少でグローバル営業部長に就任し、海外の大手企業向けに決済ソリューションを提供。国内EC事業者の成長と成功を支援してきました。
2023年10月には株式会社YTGATEを創業。不正利用防止および決済承認率の改善を軸とした事業を急速に立ち上げ、現在サービスを展開中です。
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 ソリューション営業本部 テクニカル・イネーブルメント部 部長 田中 俊一氏
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 ソリューション営業本部 テクニカル・イネーブルメント部 部長 田中 俊一氏
国内決済プレーヤーで、国内外で営業・インプリテーション・オペレーション等の経験を得たのち、2018年にVisaに入社。Visa Risk Managerや3Dセキュアなどのプロダクトを担当したのちに、現在はトークンやClick to Payなどの次世代決済インフラを受け持つ。

見どころ⑱ ECサイトのCVRを劇的に向上させる!事例とデータから学ぶ顧客レビューと動画活用の実践術

5月28日(水)13:30~14:10 B2-4 講演

サイト内のコンバージョン率を向上させるためには、顧客の声と視覚的な証拠が不可欠です。セッションでは、顧客レビュー(UGC含む)と商品紹介動画を効果的に活用する方法を解説します。これらのコンテンツがどのようにCVRに直結するのかを実際の事例やデータから学び、直ぐに自社のサイトにて実践できるような内容を紹介します。

コンバージョン率アップに悩むECサイト運営者にとって、すぐに取り入れられる実践的な手法が学べるセッションです。

株式会社REGALI 営業部 部長 並木 隆明氏
株式会社REGALI 営業部 部長 並木 隆明氏
新卒で大手証券会社に入社をして営業職として従事。その後、大手人材会社や動画関連のSaaS企業でセールスマネージャーや部長職を経験。現在は株式会社REGALIにてセールスの責任者として「LEEEP」の拡販に努めています。顧客折衝以外にも展示会の出展やパートナーとの関係構築など幅広い業務を行っています。

見どころ⑲ 顧客ロイヤルティ・LTVを最大化させる AI×ECのデータ活用最新事例

5月28日(水)15:25~16:05 A2-6 講演

オンライン・オフライン問わず、ビジネス拡大のために「顧客体験価値の最大化」を進める上で、手法や戦略・効率に課題を感じている事業者の方は多いのではないでしょうか。セッションでは、顧客ロイヤルティ・LTV向上させた有名企業様の事例を中心に、具体的な取り組みを解説します。

ECと連携した店舗受取予約、アプリ、AIチャットボット、動画コンテンツ、ファンコミュニティ、CDP・CRM施策など複合的な取り組みだけではなく、AIを活用したパーソナライズ化も含め、ファン化の最前線を紹介します。

顧客との長期的な関係構築に悩む企業担当者にとって、最新のAI技術を活用した具体的なアプローチを学ぶことができます。

株式会社ecbeing 上席執行役員 営業統括部 統括部長 斉藤 淳氏
株式会社ecbeing 上席執行役員 営業統括部 統括部長 斉藤 淳氏
2000年よりECサイト構築プラットフォームecbeingの製品開発、並びにEC事業者への導入・カスタマイズ開発に従事。プログラマー、SEを経てプロジェクトリーダーとして100社以上のECサイトの構築を実施。その後、開発部長に就任。現在、上席執行役員 営業統括部 統括部長として営業責任者を務める
ネットショップ担当者フォーラム 2025 春
ネットショップ担当者フォーラム編集部

職場で熱中症対策をしないと罰則が課せられるの知ってた? 改正労働安全衛生規則の施行で知っておくべきこと

11ヶ月 1 週間 ago

熱中症の早期発見、重篤化防止を図る観点から、6月1日に労働安全衛生規則が改正される。報告体制の整備や関係労働者への周知などを罰則付きで義務化する労働安全衛生規則の改正省令が公布された。

今回の改正で、事業者に義務付けられる措置の主な内容は次の通り。

  1. 早期発見のための体制整備
  2. 重篤化を防止するための措置の実施手順の作成
  3. 関係作業者への周知

熱中症を生ずる恐れのある作業をする際、報告の体制や、必要な措置や実施手順は以下の通り。

報告体制

熱中症が生じる恐れのある作業を行う際に、

  • 熱中症の自覚症状がある作業者
  • 熱中症のおそれがある作業者を見つけた者

がその旨を報告するための体制(連絡先や担当者)を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知することが求められる。

必要な措置や実施手順

熱中症を生ずるおそれのある作業をする際、

  • 作業からの離脱
  • 身体の冷却
  • 必要に応じて医師の診察又は処置を受けさせること
  • 事業場における緊急連絡網、緊急搬送先の連絡先及び所在地等

など、熱中症の症状の悪化を防止するために必要な措置に関する内容や実施手順を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知することが求められる。

職場で熱中症が発生した場合の処置のフロー例1(画像は厚生労働省の公表資料から編集部がキャプチャ)
職場で熱中症が発生した場合の処置のフロー例2(画像は厚生労働省の公表資料から編集部がキャプチャ)

罰則は6月以下の懲役または50万円以下の罰金

上述の熱中症対策を適正に行わなかった場合の罰則(労働安全衛生法第119条)も措置されている。怠った場合は6月以下の懲役または50万円以下の罰金が課される。

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鳥栖 剛

限定商品がヒット、受注金額は想定の2倍以上に。「ファミマオンライン」好調のワケ

11ヶ月 1 週間 ago
ファミリーマートが約7年ぶりにECに参入し「ファミマオンライン」を開設。再参入の理由、ファミマならではの限定商品がヒットした理由などを取材した

2025年3月6日、ファミリーマート(ファミマ)は、約7年ぶりにデジタルコマース事業「ファミマオンライン」を開始した。ファミマのアプリ「ファミペイ」の会員に向けたECサイトで、ここでしか買えない限定アイテムも多数展開。指定住所への配送のほか、店舗受取も可能だ。反響は上々で、開始後2週間の受注金額は想定の2倍以上に。「EC事業に再参入した狙い」と「好調の理由」をファミリーマートに聞いた。

顧客と常につながる「カスタマーリンクプラットフォーム」を推進

国内に約1万6300店、海外に約8400店を運営するファミマは、2025年3月6日、デジタルコマース事業「ファミマオンライン」を開始した。同社にとって、約7年ぶりのEC市場再参入となる。

約7年ぶりにデジタルコマース事業「ファミマオンライン」を始動した
約7年ぶりにデジタルコマース事業「ファミマオンライン」を始動した(画像提供:ファミリーマート)

以前、伊藤忠商事やNTTデータなど7社で合弁会社を設立し、2000年に店舗と連動型のECサービス「ファミマ・ドット・コム」を開始したが、当初の計画を達成できず、2018年にサービスを終了した。

EC事業に再参入した背景には、ファミリーマートが2023年に掲げた「カスタマーリンクプラットフォーム」がある。単なるコンビニの枠を超え、顧客と常につながり、最適な情報を提供するための施策で、その中心にはファミマのアプリ「ファミペイ」がある。

EC事業への再参入は「カスタマーリンクプラットフォーム」の一貫となる
EC事業への再参入は「カスタマーリンクプラットフォーム」の一貫となる(画像提供:ファミリーマート)

2019年にローンチされた「ファミペイ」は、2025年4月時点で約2400万ダウンロードを達成しており、コアファンの育成やデータ活用強化に役立っている。2024年7月からは、メーカーと連携した広告配信サービス「デジタル・パートナーシップ・プログラム」を導入し、日本コカ・コーラやサントリーなどの広告やクーポンを配信している。

「ファミペイ」は決済機能のほか、新商品やキャンペーン情報、クーポンなどを配信
「ファミペイ」は決済機能のほか、新商品やキャンペーン情報、クーポンなどを配信(画像提供:ファミリーマート)

店舗における顧客とのつながり強化や広告収入増を目的としたデジタルサイネージ・メディア「FamilyMartVision」も導入。すでに約1万200店に設置されている。同メディアは配信数の半数が自社制作コンテンツ、残りの半数は広告枠として販売。広告のうち、約7割がファミマで取り扱っていない商材で、潜在顧客との新たなタッチポイントとして事業者の期待が高まっているようだ。

デジタルサイネージ・メディアは、約1万200店のレジ前に設置されている
デジタルサイネージ・メディアは、約1万200店のレジ前に設置されている(画像提供:ファミリーマート)

現在のクライアントは、保険会社や自動車会社などです。近年は、特に若年層へのリーチが難しいという課題が広告主にはあります。これまではYouTubeなどのSNSしか選択肢がなかったところに、新たな媒体として存在感が高まっているようです。(近藤氏)

ECを通じた「売り場の拡張」や「顧客との接点」に期待

このように、ファミマの大枠戦略として「カスタマーリンクプラットフォーム」があり、その基盤を整えていく過程で、EC事業の構想が始まったという。

ファミマでは、それ以前から、季節商品をオンライン予約して店舗で受け取れる「ファミペイWEB予約」と、ギフト商品の通販「ファミリーマートギフトネット申込サービス」を展開しており、それを統合して生まれ変わったECサイトが「ファミマオンライン」だ。

ECの構想を開始したのは2022年です。狙いはいくつかありますが、現段階での一番の狙いは、「売場の拡張」です。現在、コンビニの店舗数は飽和状態と言われており、既存店舗における売上増施策を進めているものの、飛躍的な向上は見込みにくい状況です。そこで、新たな一手としてオンライン上に売場を設け、新商品の販売や品ぞろえの拡張により売上増につなげたい意図があります。副次的な目的として、EC事業を起点に「ニュース」や「話題」を作りたい考えもあります。(近藤氏)

デジタルで売り場を拡張し、事業成長につなげる意向だと話す、近藤大輔氏(ファミリーマート デジタル事業部 部長)
デジタルで売り場を拡張し、事業成長につなげる意向だと話す、近藤大輔氏(ファミリーマート デジタル事業部 部長)

「ファミマオンライン」の一番の特徴は、「ファミペイ」の会員に対してサービスを提供していること。商品を購入するには、「ファミペイ」への登録が求められる。ファミマの実店舗で扱う商品に加え、ここでしか買えない限定商品も多く、アニメなどIPとのコラボも精力的に行う。商品は指定住所への配送のほか、店舗受取も可能だ。

コンビニは幅広い世代の方に利用されているため、「ファミマオンライン」でも特定のターゲットは設定していません。まずは、「ファミペイ」の会員数増が目標で、これまで当社とあまり接点がなかったお客さまを取り込むフックにしていきたい。一方で、すでに会員の方に対しては、リアル店舗とは異なる新たな購買体験を提供したい考えもあります。(関根氏)

バズを狙った「限定商品」は続々と完売

開始前から話題となった「ファミマオンライン」は、初日は一時アクセス集中によりつながりにくいほどの反響だった。開始後2週間で受注金額は想定の2倍以上に。前身となるECサイトと比較すると、3月度のセッション数は昨年同月比で20倍以上になった。

一番の目玉となったのは、ファミリーマートの看板商品「ファミチキ」の関連商品だ。サンリオとコラボした「サンリオキャラクターズ×ファミチキマスコットキーホルダー(全4種、2480円)」や、世界的に人気の「BE@RBRICK(ベアブリック)」とコラボした「BE@RBRICK ファミチキ 100%」(2480円)、「ファミチキ」の袋を寝袋で再現した「ファミチキ寝袋&パジャマ」(1万980円)など全5品をラインアップし、多数のメディアやSNSで紹介された。

これらの限定商品は爆発的な反響があり、オープン直後にほぼ完売しました。特に、サンリオキャラクターズや「BE@RBRICK」とのコラボ商品は、突出した売れ行きでした。(関根氏)

「ファミチキ」とサンリオがコラボした「サンリオキャラクターズ×ファミチキマスコットキーホルダー」
「ファミチキ」とサンリオがコラボした「サンリオキャラクターズ×ファミチキマスコットキーホルダー」(画像提供:ファミリーマート)※現在は販売終了
「BE@RBRICK」とコラボした「BE@RBRICK ファミチキ 100%」
「BE@RBRICK」とコラボした「BE@RBRICK ファミチキ 100%」(画像提供:ファミリーマート)※現在は販売終了

ファミマで独占販売している菓子「シャインマスカットボンボン」(1ケース・6袋入り、1608円)も、抽選販売を開始すると瞬時に当選人数を上回った。

人気がありすぎて、店舗でも入荷すると即完売する話題の商品です。今回、入荷数の一部をEC用に確保して抽選販売したところ、開始日はアクセスが集中しました。当選人数は2000名で、倍率は100倍以上にも及びました。(近藤氏)

店舗でもECでも瞬時になくなる人気菓子「シャインマスカットボンボン」
店舗でもECでも瞬時になくなる人気菓子「シャインマスカットボンボン」(画像提供:ファミリーマート)※現在は販売終了

ファミマが2021年から展開している「コンビニエンスウェア」も順調に売れている。扱うのは店舗でも販売している定番商品がメインだが、ECでは店舗に置いていない幅広いサイズを展開。すでに販売終了したが、開催中の大阪・関西万博に合わせて、大阪地区の店舗限定で販売しているウェアをECでも取り扱っていた。

実店舗でも売れ行きのいいカテゴリー「コンビニエンスウェア」も多数展開
実店舗でも売れ行きのいいカテゴリー「コンビニエンスウェア」も多数展開(画像提供:ファミリーマート)

意外な商品として、glafitと協業した「glafit社 電動サイクル」(2種類、18万7000円、29万7000円)を新たに開発した。当初は「自動車を売れないか」と検討していたが、さまざまな課題から電動サイクルに落ち着いたという。16歳以上なら免許不要・ヘルメット努力義務で運転できる新しい原付区分「特定小型原動機付自転車(特定原付)」に適合した電動サイクルで、車体に青と緑のファミマカラーがデザインされている。

glafitと協業した「glafit 電動サイクル」
glafitと協業した「glafit 電動サイクル」(画像提供:ファミリーマート)

好調のカギは、「話題作り」と「導線設計」

ロケットスタートを切った「ファミマオンライン」だが、好調の理由はどこにあるのか。

当社には、「ファミリーマートは他社よりもおもしろいコンビニだ」と消費者の方々に認識いただいている自負があります。そうした期待に応える意味でも、EC事業は「話題性」を重要視しており、この戦略が功を奏していると思います。限定商品は「いかにバズを起こすか」を狙って企画しており、そうした商品がプレスリリースやSNSを通じて反響を呼び、売り上げにつながっていますね。(関根氏)

バズを狙って開発した「ファミチキ寝袋&パジャマ」は、SNSでも話題になっていた
バズを狙って開発した「ファミチキ寝袋&パジャマ」は、SNSでも話題になっていた(画像提供:ファミリーマート)※現在は販売終了

たとえば、「ファミチキ寝袋&パジャマ」は、「看板商品の『ファミチキ』をアイテムに絡めたらファミマらしいよね」という話題が発端だった。そこから、「寝袋がファミチキ袋で、自分が『ファミチキ』になって袋から出てくる姿っておもしろくない? SNSでウケるかもしれないよね」というアイディアに発展し、商品化が実現。狙い通り、話題化を狙った商品群が多方に拡散し、売上増につながったわけだ。

そうした商品開発力に加えて、「ファミマオンライン」への導線を工夫したこともアクセス増や売り上げに直結している。訪問者の導線として最も多いのが、「ファミペイ」からの流入だ。

「ファミペイ」のタブに「お買い物」を置き、限定商品のバナーを貼るなど、スムーズに「ファミマオンライン」に遷移できるようにした
「ファミペイ」のタブに「お買い物」を置き、限定商品のバナーを貼るなど、スムーズに「ファミマオンライン」に遷移できるようにした(画像提供:ファミリーマート)

「ファミペイ」内には、最も目立つ位置に「ファミマオンライン」のバナーを配置、下部にも「お買い物」のボタンを置いた。さらに、「ファミマオンライン」で販売中の限定商品のバナーも複数貼っている。

アプリ上では「ファミペイ」のサービスの一部であるような見え方にしています。日常的に利用回数の多いアプリ内に、「ファミマオンライン」への導線をしっかり配置したことが、トラフィックに相当なインパクトを与えています。(関根氏)

初動の勢いを保ちつつ、「さらなるスケールアップ」を狙う「ファミマオンライン」。今後はどのような施策を予定しているのか。

まず、注力したいのは限定商品です。たとえば、各地のおすすめ商品を扱うシリーズ「ご当地ファミマ」を5月8日から開始していて、第1回の地域は「沖縄」です。沖縄限定のコンビニエンスウェアや沖縄県の有名メーカーとのコラボ商品を展開しています。ただ、よりスケールアップを狙うには、店頭で取り扱うNB・PB商品も絡めた別企画も必要だろうと思います。(関根氏)

「引き続き限定商品の話題化を狙っていく」と関根弘明氏(デジタル事業部 デジタルコマースグループ マネジャー)は話した
「引き続き限定商品の話題化を狙っていく」と関根弘明氏(デジタル事業部 デジタルコマースグループ マネジャー)は話した

40年以上の店舗運営の歴史と国内約1万6300店の店舗網を、より活用していきたいですね。ファミマではアルバイトスタッフも含めると20万人強の人が働いており、そうした方々からもアイディアを募るなどして、当社ならではの企画実現をめざします。(近藤氏)

4月17日には、第2弾の限定商品が発売された
4月17日には、第2弾の限定商品が発売された(画像提供:ファミリーマート)

「ファミマオンライン」では、第2弾の限定商品として「ファミペイ」公式キャラクター「ファミッペ」グッズのほか、「ナノブロック」で店舗を再現した「ナノブロック ファミリーマート」(2780円)と「ジョジョの奇妙な冒険」とコラボした「ジョジョの奇妙な冒険 あくすた~ず! 第1弾コンプリートBOX」(6600円、現在は販売終了)を4月17日に発売開始した。現段階では、継続的な話題の提供が売上拡大のカギになりそうだ。

小林 香織
確認済み
38 分 15 秒 ago
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