プロダクトマネージャーが『レビュー』を語る!第1回:クチコミの重要性
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初めまして!ナビプラスのOakuです。
大・中規模ECサイト向けでは日本唯一の国産レビュー管理エンジンである「NaviPlusレビュー」のプロダクトマネージャーをしております。
今回、商品レビューの効果やNaviPlusレビューの魅力をご紹介するため、連載記事を書かせていただくことになりました。記念すべき1回目はクチコミの重要性についてです。実際のユーザがどれくらいクチコミを重要視しているのかをご紹介します。
クチコミの歴史
そもそも、クチコミとはどのようなものでしょうか?
そう考えた時にあげられるのが、太古から続くメディアのひとつということです。まだ人類が文字を使っていない時代、「あそこには綺麗な水がわいている」「あの山には危険な動物がいるから行ってはいけない」など、重要な情報は口から口へと伝えられました。これがクチコミの起源です。
ですが、そんなクチコミにはとある弱点がありました。
「記録に残らないこと」そして「広がりが限定的であること」です。口から出た途端その情報は空気に溶けて消えていき、伝わる範囲には限界がありました。
そんなクチコミですが、近年のデジタル化により転機が訪れました。インターネットの普及によって、半永久的に残り、誰でもアクセス可能なものに進化したのです。その結果、現在のわたしたちの生活にクチコミは深く浸透しました。商品レビューもその一つです。
多くの人が参考にしている商品レビュー
例えば、何か美味しいものを食べたいときや欲しいものがあるとき、インターネットで検索することってよくありますよね。そうした時、ブログやクチコミサイトなど様々なウェブサイトを通してクチコミを見ることが可能になりました。商品名で検索した時、すぐに商品レビューが見つかることも増えて来ましたよね。
それでは、実際にどれくらいの人がネット上のクチコミである商品レビューを参考にしているのでしょうか。総務省の平成28年度 情報通信白書による調査を見てみましょう。
商品レビューをどの程度参考にするかというアンケートでは、20代・30代・40代の8割近くが商品レビューを参考にしていることがわかります。そのほかの年代でも70%近くの人が商品レビューを参考にしており、大多数の人が商品レビューを認知し活用していることがわかります。
出典:平成28年度 情報通信白書(総務省)
商品レビューが参考にされる理由って?
では、なぜそんなに多くの人が商品レビューを参考にしているのでしょうか。 その理由には、「失敗したくない」という消費者心理が隠れています。
生活スタイル研究所が女性を対象に行なった調査によると、「あらかじめ商品のよくない点も納得した上で購入したい」という人が全体のうち7割以上という結果になりました。とくに、20代・30代はこの傾向が強いようです。
企業の提供する商品情報の中に、その商品の良く無い点が含まれていることはなかなか無いと思います。そんな時、商品レビューがあるとどうでしょうか。
実際に購入した第3者の意見があると、より具体的に商品のイメージを把握することができます。また、商品レビューの中にはネガティブな情報が含まれていることもあるので、そこから商品のよくない点を見つけて自分にとって妥協できるかどうかを見極めることができます。
(ネガティブレビューについては、こちらの記事もご覧ください。今後単独で記事に取り上げる予定もございます。)
また、商品レビューが1つも無いような商品は購入自体を躊躇される場合もあるようです。20代の6割以上が「商品レビューが1つも無いときに買うのをためらってしまう」と回答しています。全年代を通しても半数近くの人が同様の回答をしており、失敗をさけるためにも情報が少ない中での購入には慎重になる人が多いことがわかります。
出典:生活スタイル研究所(ベルメゾン)
次回は商品レビューの効果についてお話しします
商品レビューが老若男女問わず幅広く活用されていること、おわかりいただけましたでしょうか?
次回は、そんな商品レビューがECサイトにどのような効果をもたらすのかについてご紹介します。
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