IT・Web業界の倒産が5年連続で増加 上半期166件で過去最多、背景に「価格競争」の限界【TSR調べ】

ソフトウェア開発やホームページ制作などを請け負う小・零細事業者の淘汰が加速。

今井扶美(Web担編集部)

6:00

東京商工リサーチは、2026年上半期(1~6月)の「情報サービス業」の倒産動向を発表した。ソフトウェア開発やホームページ制作などを手掛ける事業者の倒産を集計・分析している。

2026年上半期の情報サービス業の倒産、過去10年で最多更新


「情報サービス業」倒産件数の推移

調査によると、2026年上半期の「情報サービス業」の倒産は、前年同期比18.5%増の166件だった。上半期としては2017年以降の10年間で最多となり、5年連続で増加している。年間の倒産件数も2021年を底に増加が続いた。

負債額別では、「1億円未満」が前年同期比22.5%増の147件となり、全体の88.5%を占めた。一方、「1億円以上」は前年同期比5.0%減の19件だった。

従業員数別では、「5人未満」が同25.0%増の135件で、構成比は81.3%に達した。資本金別でも、個人企業などを含む「1,000万円未満」が同21.5%増の107件となっており、小規模・零細事業者を中心に倒産が増えている。地区別では、「関東」が同28.0%増の105件で最多となった。

同社では、生成AIやノーコード・ローコードツールによる内製化が、価格競争に頼る小規模事業者への逆風になっていると指摘。技術力や人材確保力が生き残りを左右するとしている。

調査概要

  • 【調査内容】日本標準産業分類「情報サービス業」の倒産(負債1,000万円以上)を集計、分析した。

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