スマホキャリア満足度ランキング2025発表! 格安SIMでは日本通信SIMやpovoが上位に【J.D.パワー調べ】

スマホ料金の値上げは許せる? 「100~300円程度の値上げがあっても仕方がない」は約4割。

J.D. パワー ジャパンは、「2025年携帯電話サービス顧客満足度調査」を実施した。本調査は2021年より行っており、大手キャリア、バリューキャリア、MVNO、オンライン専用ブランド/プランの4部門に分けて調査している。

※大手キャリア:大手移動体通信事業者(MNO)のメインブランドの携帯電話サービス(au、docomo、SoftBank)
バリューキャリア:大手移動体通信事業者のサブブランドまたは準大手移動体通信事業者の携帯電話サービス(楽天モバイル、UQ mobile、Y!mobile)
MVNO:仮想移動体通信事業者(MVNO)による携帯電話サービス(本調査対象はイオンモバイル、BIGLOBEモバイル、IIJmio、J:COMモバイル、mineo、日本通信SIM)
オンライン専用ブランド/プラン:大手移動体通信事業者が提供しているオンラインのみでの手続き・サポートを基本とする携帯電話サービス(ahamo、LINEMO、povo)

格安スマホでは「通信品質」の満足度が大きく低下?

「通信品質」の満足度スコア

調査によると、大手キャリア、バリューキャリア、MVNO、オンライン専用ブランド/プランの4部門を合算した業界全体の総合満足度スコアは1,000ポイント中623ポイントで、前年の625ポイントからほぼ横ばいとなった。

一方で、総合満足度への影響度が最も大きい「通信品質」について部門別に見ると、MVNO部門では-10ポイント、オンライン専用ブランド/プラン部門では、-17ポイント低下しており、改善が求められている結果となった。

料金プランの値上げに対する許容意向

また、料金プランの値上げに対する許容意向を聞いたところ、全体では「今後も今の料金を維持すべき」が52%で最多に。部門別でも、値上げに対して否定的な意見が約半数を占めた。

一方で、「100~300円程度の値上げがあっても仕方がないと思う」は各部門で30~40%程度を占めており、特にMVNO部門では44%にのぼった。

【部門別】スマホキャリア顧客満足度ランキングを発表

<大手キャリア部門>

大手キャリア部門 満足度

大手キャリア部門では、「docomo」が5年連続の総合満足度1位に。特に「通信品質」の項目において高い評価を獲得した。同率1位の「SoftBank」は「各種費用」「サービスメニュー」「提供端末」において最高評価を獲得。3位は「au」と続いた。

<バリューキャリア部門>

バリューキャリア部門 満足度

バリューキャリア部門では、「UQ mobile」と「Y!mobile」が同率で1位に。UQ mobileは「提供端末」「手続き・サポート対応」で高評価を獲得。Y!mobileは「通信品質」「サービスメニュー」でトップとなり、4年連続の総合満足度1位となった。

<MVNO部門>

MVNO部門 満足度

MVNO部門では「日本通信SIM」が2年連続の1位に。「通信品質」「各種費用」で高く評価され、部門平均を大きく上回る695ポイントとなった。2位は「mineo」、3位は「IIJmio」と続いた。

<オンライン専用ブランド/プラン部門>

オンライン専用ブランド/プラン部門 満足度

オンライン専用ブランド/プラン部門では、「povo」が2年連続の1位に。「通信品質」「各種費用」「サービスメニュー」「手続き・サポート対応」の4項目で最高評価を獲得し、こちらも部門平均を大きく引き離した。2位は「LINEMO」、3位は「ahamo」と続いている。

調査概要

  • 【調査期間】2025年7月下旬〜8月上旬
  • 【調査対象】スマートフォンを利用している18歳〜74歳
  • 【有効回答数】大手キャリア部門:9,300人、バリューキャリア部門:4,600人、MVNO部門:2,900人、オンライン専用ブランド/プラン部門:2,400人
  • 【調査方法】インターネット調査
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