2024年携帯キャリア満足度ランキング、「楽天モバイル」が2年連続3度目の1位に【オリコン調べ】

キャリア格安ブランドでは「LINEMO」が3年連続の総合1位、「povo」は通信速度の評価で初の1位に。

オリコン(oricon ME)は、2024年 満足度の高い「携帯キャリア」「キャリア格安ブランド」に関する調査結果を発表した。

この調査では、以下の9項目について携帯キャリア4社、キャリア格安ブランド3社の評価を行った。

・加入手続き(契約完了までの時間など)
・キャンペーン(入会特典など)
・初期設定のしやすさ(初期設定・開通手続きの簡便さなど)
・通信速度(インターネットの繋がりやすさ・通信の安定性など)
・料金プラン(料金プランのわかりやすさなど)
・利用料金(コストパフォーマンスなど)
・サポートサービス(問い合わせ手段の豊富さなど)
・付帯サービス(ポイントサービスの充実さなど)
・端末のラインアップ(端末商品の性能や価格帯など)※携帯キャリアのみ

携帯キャリア:「楽天モバイル」が2年連続3度目の総合1位

その結果2024年の携帯キャリア満足度は「楽天モバイル」が1位となった。楽天モバイルは2年連続で3度目(2021年、2023年~2024年)の満足度総合1位となった。

評価項目別では、9項目中「加入手続き」「キャンペーン」「初期設定のしやすさ」「料金プラン」「利用料金」「サポートサービス」「付帯サービス」の7項目で1位を獲得。なかでも「料金プラン」は73.3点と、2位docomoと7.2ptの差をつけている。一方「通信速度」は4位で68.2点にとどまっている。

その他では、総合2位にランクインしたKDDI「au」が、「通信速度」において前回70.3点から1.2pt上昇し71.5点を獲得。3年連続1位だったdocomoの71.2点を上回り、2014年以来2度目の1位となっている。

なお友人・知人への「推奨意向」、利用を続ける「継続意向」については、全4キャリアの割合が前回調査を上回った。とくに楽天モバイルは「推奨意向」で前回から+4.4%、「継続意向」で前回から+1.6%と最も割合を伸ばしたとのこと。

キャリア格安ブランド:「LINEMO」が3年連続の総合1位

一方2024年のキャリア格安ブランドランキングでは、SoftBankのオンライン専用ブランドの「LINEMO」が、2022年から3年連続で満足度総合1位となった。

評価項目別では、8項目中「加入手続き」「キャンペーン」「初期設定のしやすさ」「料金プラン」「利用料金」「サポートサービス」「付帯サービス」の7項目で1位を獲得。なかでも「料金プラン」は79.3点で、全ランクイン企業で最高得点を記録している。

総合2位にランクインしたauのオンライン専用ブランド「povo」は、「通信速度」が前回73.1点から今回74.5点に上昇。2021年の調査開始以来、初の1位を獲得した。なおKDDIの通信サービスは「携帯キャリア」の「通信速度」でも1位となっている。

またLINEMOは「推奨意向」および「継続意向」について前回を上回っており、ahamo・povoが前回を下回ったのと対照的に好調を見せた。

調査概要:携帯キャリア

  • 【調査対象】携帯キャリア4社(移動体回線網を自社で保有し、直接自社ブランドで通信サービスを提供する企業)の利用者(15~84歳男女)
  • 【調査時期】2024年7月24日~8月14日
  • 【サンプル数】8,464人

調査概要:キャリア格安ブランド

  • 【調査対象】携帯キャリア会社が運営しており、オンライン専用のサービスを提供している企業3社の利用者(18~69歳)
  • 【調査時期】2024年7月24日~8月14日
  • 【サンプル数】1,903人
     
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