企業キャッチコピー好感度ランキング2025「こころとからだに、おいしいものを。」が2年連続1位【日経BPコンサルティング調べ】
日経BPコンサルティングは、「企業メッセージ調査2025」の調査結果を発表した。国内239社の企業メッセージ318件について、好感度やパーパスの実践度、キャッチコピーの印象などをランキング形式でまとめている。本調査は今回で20回目の実施となる。
企業メッセージ好感度、1位は「こころとからだに、おいしいものを。」
まず、ブランドメッセージに対する好感度ランキングでは、ダイドードリンコの「こころとからだに、おいしいものを。」が2年連続1位を獲得。2位は昨年に引き続きコスモエネルギーホールディングスの「ココロも満タンに」、3位は前回から16ランク上昇したキユーピーの「愛は食卓にある。」となった。
企業の「パーパス実践度」では、大創産業(ダイソー)の「自由な発想で、楽しさと豊かさを提供し続ける なんだ! ダイソーにあったんだ、こんなものまであったんだ! の感動の追求」が前回2位から1つ順位を上げてトップに。2位はワークマンの「機能と価格に、新基準」、3位はタカラトミーの「アソビへ懸ける品質は、世界を健やかに、賑やかにできる。」と続いた。
親近感では「ココロも満タンに」躍動感では「だんぜん!ダイソー」がトップ
続いて、ブランドメッセージ部門とパーパス部門を合計した318件について、「信頼感」「期待感」「親近感」「躍動感」の4つの指標でメッセージの印象を評価すると、以下のようになった。
「信頼感」のトップは日立製作所のパーパス「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」。2位は日清製粉グループ本社の「健康と信頼をお届けする」だった。
「期待感」では、伊藤忠テクノソリューションズのブランドメッセージ「その未来図を、共に現実にする。」がトップに。2位はバルミューダの「自由な心で夢見た未来を、技術の力で実現して人々の役に立つ。」だった。
「親近感」では、コスモエネルギーホールディングスの「ココロも満タンに」が1位に。4つの指標の中で唯一、9割台のポイントを獲得した。
「躍動感」では、亀田製菓のブランドメッセージ「NICE! RICE!」と大創産業(ダイソー)のブランドメッセージ「だんぜん!ダイソー」が同率で1位に輝いた。

なお、この4つの指標の合計得点が最も高かったのはロッテのブランドメッセージ「お口の恋人」。2位はサントリーホールディングスの「水と生きる SUNTORY」、3位は日本航空(JAL)の「明日の空へ、日本の翼」と続いた。
調査概要
- 【調査期間】2025年7月16日〜7月31日
- 【調査対象】全国の一般生活者(インターネットユーザー)
- 【有効回答数】21,942件
- 【調査方法】インターネット調査(調査協力依頼メールを配信)
- 【備考】対象とする企業メッセージは318件(239社分)。同社にて定義に当てはまると判断した国内主要メッセージをノミネート(特定事業のメッセージを含む場合あり)。調査票・報告書では調査時点での企業名を使用。
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