メルカリが不正対策強化でトラブル遭遇率は0.4%に低下、顧客への補償率は1.9倍に
5月実施の強化策の進捗を「安心安全の取り組み方針に関する透明性レポート」で初公開
7:02 EC/ネットショップ | 調査データ
フリーマーケットアプリ「メルカリ」を展開するメルカリは、「安心安全の取り組み方針に関する透明性レポート」を初公開したと9月1日に発表した。本人確認の強化や不正アカウントの利用制限などによってトラブル遭遇率が0.4%に低下した。商品回収センターの開設以降、補償率が1.9倍となり、商品到着から補償実施までの時間を16時間短縮した。

顧客が安心して取引できる環境構築のため5月に発表した強化策で、不正利用者の「徹底的な排除」と顧客の「徹底的な救済」の取り組み状況と成果をまとめた。不正利用者の徹底的な排除では、本人確認の強化によって確認済の顧客による取引割合が76%に増加。ログイン時のFIDO・パスキー認証を推進し、登録者数が1047万人に増えた。
AI(人工知能)による不正検知範囲の拡大で利用制限率が12ポイント増加。出品時に「あんしん鑑定」を利用可能に設定した商品数が半年間で約2.4倍に増えた。93%の商品が到着後48時間以内に補償され、マーケットプレイス全体の信頼性向上のため、衛生マスクや米穀全般など一部商品の取引制限を実施した。レポートは今後も定期的に公開する。
ソーシャルもやってます!